1冊目『ウラナリ』
1冊目はかなり思い入れのある本です。
『ウラナリ』、初めて読んだのは中学生の時でした。全5巻のシリーズものの第1巻なのですが、当時の私は続巻があることを知らず、『ウラナリ』を読み終わってから半年くらい経ってから続巻の存在を知り慌てて全巻買い揃えたのを覚えています。
最終巻まで読んで、『ウラナリ』シリーズは良くも悪くも忘れる事の出来ない作品となりました。
『176センチの52キロ。「アンガールズ」みたいなハヤブサが、中三になってから、ハンドボール部に入るという。実にマイナーでキモい奴だ。そんなハヤブサを、「ウラナリ!」といってガンを飛ばす女が現れた。彼女が、サクラだった。』
(「BOOK」データベースより)
物語は主人公である中三男子のハヤブサが、見ず知らずの美少女サクラに「あんたみたいなのを、ウラナリっていうのよ」といきなり殴られる場面から始まります。
ハヤブサはその怒りをぶつけるようにハンドボールを始めるのですが、意外な才能を発揮するハヤブサは次第にハンドボールに熱中していきます。
そんな中、再びサクラがハヤブサの前に現れ、二人の夏が始まっていくのです。
序盤のサクラは本当に横暴で、ハヤブサでなくても若干イライラする性格でした。
しかし、次第にサクラの本心やハヤブサに会いに来た理由が明らかになり、最終的に私の中では愛すべきツンデレちゃんとなっていました。
また、見た目はガリガリのノッポで成績もパッとしなかったハヤブサがハンドボールやサクラとの出会いを通して成長していく様子は読んでいて微笑ましいです。
そんな2人のやりとりは、読んでいるとついついにやけてしまうほど青春全開で、読んだ当時中学生という思春期真っ只中だった私は強い憧れを抱いていました。
青春・・・。この言葉に少しでもひっかかりを感じる人には絶対に読んでもらいたい作品です。できれば最終巻まで。
最後に、サクラが東京から地元の長野に帰る直前、駅のホームでハヤブサに不意打ちキスをした時のセリフ。
「一回キスしたくらいで、いい気になるなよ。ウラナリ」
.....ツンデレだなぁ。
はじめまして。
はじめまして。
現在、東京で大学生をしている堀と申します。
趣味はサッカー観戦や旅行、アニメ鑑賞などいろいろあるのですが、
小さいころから何よりも本を読むことが大好きで、
私の好きな本を多くの方に紹介したいと思ってこのブログを開設しました。
更新ペースはあまり早くないと思いますが、
皆さんの読書ライフの支えの1つとなれるように頑張っていきます。
よろしくお願いいたします。