#2 再び、迫る出願日

#1 迫る出願日

3ヶ月後、デッドラインまで本当に残り一週間もない状態のことです。

人間って、性格は本当にそれぞれですね。

仕事効率の観点から話すと、両親は2人とも「今日できることを明日に延ばさない」という性格なのに、私は小さい頃から学校の宿題などに対しては、ついつい先送りして期限が迫らないと何もやらない性分でした。例えば夏休み宿題も休み最終日に泣きながらお父さんにお願いして一緒に終わらせていました。 

たぶんこの性格は一生変わらないでしょうが、その正確に則って残り一週間もないのに出願書は一切手をつけていませんでした。更に、学校もまだ決めておらず、電話でどの学校に出願した方が良いかと、その時点で先輩に相談していました。

そうなんです。3ヶ月前から全く状況は変わっていません。

3ヶ月は、仕事が忙しすぎて余裕が全然ない、では私は一体何をしてたのか。
実は、こう見えて私は毎日色々考えていました。
考えていることが多かったので毎日日記を書けるのです。 

2ヶ月前に、「ランキングSクラスの大学院だけ応募して大丈夫かな?お金と時間の無駄になるかもよ?」「心理学にそんなに興味がないから別の学科はどう?」「専門学校とかも良さそうだし友達もいるから遊べるけど、学費が高すぎる」と、頭の中でエンドレスに考えていました。

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#1 迫る出願日

願書はまだ書いていないのに、デッドラインは近づいていました。
6年前のある日、仕事帰りのバスの中で、私は真剣に「なんで大学院に?」という志望大学院からの質問を考えていました。

面接官を説得する前に、おそらく自分を説得しておかないといけないのであるのだが、いくらその理由を考えたとしても、私は心理学者になれそうとは思えませんでした。

確かに小さい頃から自分以外の人に対して、大して興味があるわけでもないし、むしろ一人遊びは得意な方だと思っていました。
台湾の大学に入ってからもチームでの作業をしなくてもよい会計を選んだし、やっと大学を卒業して一生会計の仕事をするかと思いきや、心理学を大学院で学ぼうとし、友達は全員、驚愕して、もしかして私の頭がぶっ壊れたかとても思っていたようです。

確かに志望の大学院は「なんで心理学を研究したいの?志望動機はなに?」と私に問うのですが、その答えをいくら考えても賢い回答は思いつきません。
もし強いて言うのであれば、それはたぶん、以下の理由です。
小学校三年生の頃に、私は起業しとことです。
ちなみに顧客は一人だけでした。

その唯一の顧客は、私の従兄弟です。従兄弟は毎日10円のお小遣いがもらえるが、子供だから使い道がわからず、全部貯金箱に入れていました。
当時の私は毎日学校の売店におもちゃやおやつを買いに行きます。お金が欲しいので、従兄弟の行動を見た私は、この誰にも着手されていない、いわゆるブルー・オーシャンを狙って、着手しようとします。
そして、従兄弟と私の部屋のドアに、折り紙の郵便ポストを作って貼りました。

「ほら聞いて、私は通販会社を作ったんだ!このメニューブックの中に何か欲しい物があれば、お金を私の部屋のドアのポストに入れたら、欲しいものはすぐに届くよ」
と、従兄弟にプロモーションして、従兄弟はすぐに欲しそうな顔してくれました。

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