祕匿の扉を叩く者 袈裟菊


求めよ、さらば與へられん。尋ねよ、さらば見出さん。門を叩け、さらば開かれん。
すべて求むる者は得、たづぬる者は見いだし、門をたたく者は開かるるなり。
汝等のうち、誰かその子パンを求めんに石を與へ、
魚を求めんに蛇を與へんや。
さらば、汝ら惡しき者ながら、善き賜物をその子らに與ふるを知る。まして天にいます汝らの父は、求むる者に善き物を賜はざらんや。

文語訳聖書 - Wikipedia

「なんてねー、でも、神樣から與へられるものだけ欲しい訣ではないのよね、私、欲張りだから」
さう云いながら、袈裟菊は言葉の海を潜つてゆく――

とかげと正かなづかひの同人誌

表紙ができたので、これを目印で、コミケでお会いしましょう。
お会いしましょうと云っても自分は賣子してませんが……。

コミックマーケット83に落選したけど、サークル参加するよ! - 「愛」も「萌え」も定義は広い。

雨塔蝶子


「厭ンなるね、こんな片端の年寄がまだ居なきやならぬ世の中なんてサ、地獄たァこの事サね」
蝶子は下女のサファイアに、着古した軍服を着せて貰ひながら呟いた。
「蝶子」「行くの」
透が何の感情も籠らぬ言葉で單語を投げる。
「行くわよォ……腦足りんのあんたぢや話にならンでせうが。それにね」
蝶子は透を眠たい猫の樣な目で見つめる。
「あんた程馬鹿力はなくても、馬鹿どもを片手で捻ぢ伏せる位は出來るわよ」

イカ本の表紙

なんかいきなり表紙依頼されたので描きました。

夏コミはイカで決まりです! 買うてつかあさい!!