週報 2024-05-03 スーパー銭湯、淡路島、Laura day romance を聴いてくれ

04-27(土)泳ぎたい

そろそろ暖かくなってきたのでその辺のプールに泳ぎに行ってもいいかもしれない。前々から運動不足解消のために泳ぎたかったのだが、思い立ったのが冬だったのでまだ行けていなかった。たぶん冬場は温水プールになるのでそこは問題ないのだが、単に寒い中外に行きたくない*1のと水着を調達してくるのが面倒だったのだ。そろそろ行きたい。

🏊🏊🏊

土曜日は昼寝をして週報を書いてたらすぐに終わってしまう。はかなきもの、土曜日と桜。

04-28(日)嫌いじゃないけど好きじゃない、曲探し

さすがに暑すぎる。夏とかいうやつが始まったらしい。夏は嫌いではない。嫌いではないが、久石譲の『summer』を聴いて思い浮かべるような概念としての夏、つまり、コンビニまで車で30分かかるような田舎の木造の家のひんやりとした木陰でスイカを食べたり、一面のひまわり畑を見て何も言えず呆然と立ち尽くしたり、鈴虫の鳴く声を聴きながらふたりで何も言わず線香花火をぼんやり眺めて時の止まったような感覚を味わったりするのが好きなのであって、「死」のエネルギーすら感じる熱波に灼かれて外はじっとり中はカラカラになりたいわけではないのだ。きびしいね。

🌻🌻🌻

たまには能動的によい曲を探しに行くことにして Spotify を漁っていると、Laura day romance というバンドを見つけた。『sad number』という曲がよかった。どこか懐かしい感じのする曲調で、サビの後半のメロディーが耳に残ってとてもよい。さみしさを歌った曲だと思うのだが、それを消化し切ってしまったあとの爽やかさもある。

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04-29(月)スーパー銭湯

友達とスーパー銭湯に行った。初めて岩盤浴に行った。部屋の中に熱い台が並んでいて、台にタオルを敷いて寝そべる。どんどん暑くなってくるのだが、どのタイミングで引き揚げればいいのかわからないので10分しないうちに退散してしまった。温泉のほうがスッキリ暖まれるので好きかもしれない。

そのあとサウナっぽいやつにも入った。いわゆる熱波というやつを初めて浴びたんだけど、夏を凝縮したような風に襲われてくらくらした。サウナですっかり疲れてしまい、そのあとは何もせず備え付けのマンガを読み漁ってクールダウンしていた。

04-30(火)淡路島

淡路島に行った。とりあえず鰆丼がおいしいらしいので食べた。2日連続の海鮮丼だけどおいしい。

さわらどん

ホテルに着いたので温泉に入った。こっちも2日連続。うれしすぎ。

淡路島はアウトドアコンテンツしかなく、雨予報だったのでなにも予定を立てていなかったのだが、晴れてしまったので本当にやることがなかった。まぁたまにはホテルでなにもせずだらだらするのもいいと思う。

05-01(水)行列のできない店に注意、Laura day romance を聴いてくれ

讃岐うどんを求めて高松へ向かった。着いてみるとよさげなお店は大体混んでいたので空いているお店に入ったのだが、これが間違いだった。食べてみるとフツーのうどんで、讃岐うどんを食べたときの感動がない。かしわ天も固かった。だいたい高松で12時すぎに空いているうどん屋さんはなにかがおかしいのだ。またひとつ学びを得たのであった。

😔😔😔

Laura day romance の『rendez-vouz』という曲がいい。日曜日に見つけた『sad number』よりも明るくて、旅をしているような気分になれる。「バッドエンドの果ての夢を拾って 抱きしめるよランデブー」「今夜!起こる全てを 君と見ていたいから」って歌詞もいい。いいね〜 騙されたと思って聴いてみてください。

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05-02(木)今週のユーフォ

今週のユーフォを見た。最後に『愛の挨拶』をふたりで弾くところで泣いてしまった。いろいろあったけど一区切りついて、あらためて音楽で通じ合っていることを確認するというのがよかった。

05-03(金)今週のゆるキャン

今週のゆるキャンを見た。あまりにもすぐ終わったので「ヘェっ!?」って声が出た。次回のタイトルが「それじゃあまた、いつか」で、もう土岐綾乃さんが出てこないような気がしている。かなしすぎ。

*1:夏場は暑い中外に行きたくないと言い出すのが見える...

週報 2024-04-26 Yubikey を買った、パターン化されたエモ、福田平八郎展

04-20(土)Yubikey を買った

Yubikey を買った。Yubikey というのは、パスワードなしで Web サイトの認証をしたり、ワンタイムパスワードを発行したり、PGP の鍵を管理したりできるセキュリティキーだ。

ふだん Bitwarden というパスワードマネージャーを使っているのだが、Bitwarden のワンタイムパスワードの発行に Google Authenticator を使っていた。Google のパスワードも Bitwarden で管理しているので、なんらかの原因で Google から閉め出されると Bitwarden にもログインできず、インターネット・ライフが破滅してしまう。Yubikey であれば、キーさえあれば*1ワンタイムパスワードを発行できる。

今まで Google Authenticator に登録していた 2FA の設定を Yubikey に軒並み引っ越した。自発的にやる単純作業は嫌いではないのでそんなに苦ではなかった。 それよりもPGP の鍵の管理の方が大変だった。普段から鍵を頻繁に作らない(そういうものではない)ので、やり方を調べて手順書を書いてからやった。やってしまうと自明で何に苦労していたのか忘れてしまったが、とにかく大変だった。

04-21(日)ドメインのお引越し

ドメインGoogle Domains から Cloudflare に移管した。Google Domains がサービス終了してよくわからない企業が運用を代わりにやるらしいので、よくわかっている(?)企業であるところの Cloudflare に移すことにした。ぽちぽちやるとできるはずなんだけど、Cloudflare に登録しているクレカの調子が悪く、手続きが進まなかった。なぜかデビットカードにするとうまくいった。たまにこういうことがある。

ちょうど2月に Google Domains に年貢(ドメイン更新料)を払ったばかりなのに、移管するタイミングで Cloudflare にも年貢を払うことになってしまった。さっさとやっていれば...😭

04-22(月)ねこである、パターン化されたエモ

吾輩は猫である』を読んでいる。なんでもない話がねこの目線でひたすら続くだけなのにおもしろい。「人間はなぜタバコなんか吸うのか」とか「人間はわがままだ」とか言うのだが、ねこの言うことだからちっとも鬱陶しくなくていい。500ページくらいあるので暇を見つけてゆっくり読んでいく。

古本を買ったので語注があったりや線が引かれたりしている。前に図書館の本に人の書き込みがあるのは悪くないということを書いた気がするが、そのときは共有物だからよしたほうがいいということになった。ところが古本であれば書き込みがあるかどうかは事前にわかる(ネットで買った古本であっても、だいたい出品情報通りのものが届く)。これなら問題なく書き込みのある本が存在できる。

🐈🐈🐈

日記に「すべてがパターン化されたエモに飲み込まれていく感覚があり、逃げ場がない」とだけ書いてあった。文脈がよくわからないが、日々感じる「エモさ」がパターン化されているというか、パッケージングされているような窮屈さがあるという話だと思う。四六時中そう感じているわけではないが、ふとした瞬間にそういうことを考えてもにょってしまう。

📦📦📦

今週の『響け!ユーフォニアム』を見た。新しく入ってきた一年生にサリーちゃんという子がいるのだが、すごくいい。苦悩を主人公に打ち明けるシーンで耳にかけた髪がするりと落ちるシーンには神が宿っていた。

04-23(火)満員電車のパッキング

満員電車でドアの変に固まって真ん中まで入れず、スペースが有効活用できていないときがある。詰めてほしいな〜という空気を出しても伝わらなかったりするし、だからと言って詰めてくれと頼むのも悩ましい。ドアを増やすと椅子が短くなるので真ん中まで入らないことの影響が小さくなるかも?と思った。まぁホームドアとかとの兼ね合いで難しいと思うけど。

🚃🚃🚃

かわいいツイートを見た。今日はスキップで!って言われたら一日中スキップすると楽しいかなと思ったが、普通に疲れそう。まずはスクワットで足腰を鍛えよう。

04-24(水)福田平八郎展

中之島美術館の福田平八郎展を見に行った。明治生まれの日本画家で、自然をモチーフにした作品が多い。はじめは丹念な観察による写実的な絵を描いていたが、後年はより抽象的で大胆な絵に変化していく。展覧会のページにある『游鮎』みたいにかわいい絵もいくつかあったりして、西洋画はよくわかんないな〜となってふだん美術館に行かない人も楽しめる絵が多いと思う。

nakka-art.jp

気に入ったので初めて図録を買った。展示されていたすべての作品の写真と、福田平八郎の遺した言葉、学芸員さんたちの解説などが載っている。図録を買ったことがなかったのでてっきり絵しか載ってないと思っていたが、いろいろな文章も載っていておもしろそう。

図録

04-25(木)ピアノが弾けるようになるとき

最近はピアノで『戦場のメリークリスマス』を練習していて、なんとか弾けるようになってきた。ピアノでフレーズが弾けるようになるときは、弾けたという感覚がいきなりやってくるように感じる。そのフレーズを弾くために必要な要素を少しずつ習得していって、すべてそろったときにいきなり弾けるようになるのかもしれない。

04-26(金)今週のゆるキャン

今週の『ゆるキャン』を見た。土岐綾乃さんがおもしれー女すぎる。基本的にヘラヘラして飄々としているんだけど、ノリがいいしバイクに対する静かな情熱があっていい。土岐綾乃さんを人生の師として仰ごうかな。

*1:Yubico Authenticator というアプリも必要ではある

週報 2024-04-19 現代アート入門、ユーフォ工場、ボドゲであいさつ

04-13(土)現代アート入門

『常識破りの天才たちが作った 美術道』を読んだ。現代アートの歴史についてざっくり解説した本。かなり気軽に読める。代表的な作家ごとに、現代アートがどういうものでどんな目的を持っているのかをなんとなく理解できた。

現代アートを見て「あほくさ」と思ってしまうのは、現代アートの奔放さや制約のなさ*1への憧れでなのかもしれないと思った。なんとなく不自由な感じがして規範に縛られているような感覚の裏返しなのかもしれない。

www.kadokawa.co.jp

04-14(日)プロテインはヨーグルト味が美味しい

プロテインのヨーグルト味を飲んでみた。これまでに飲んだ2つよりも甘さがうっとうしくなく、飲むヨーグルトとして飲めてよかった。暫定1位。

🇮🇹🇮🇹🇮🇹

イタリア語で日記を書いてみた。なお1日坊主で終わった。まず英語で2、3文を作って、それをイタリア語に訳すとやりやすい。Duolingo だと復習を抜かりなくやるようになっているが、進みが遅い。自分で文章を作ると表現の幅を広げることができると思ってやってみた。続いてないけど。

04-15(月)

寺田寅彦の随筆『丸善三越』(寺田寅彦随筆集 第一巻 P124)に、

不思議な事に自分は毎年寒い時候が来ると哲学や心理が買った書物が読みたくなる。いったい自分の病弱な肉体には気候の変化が著しく影響する

とあった。自分も人文系の本を読み始めたのはこの冬に入ってからだ。寒いと気持ちがより内向的というか内省的になるのはよくあることなのかもしれない。

04-16(火)ユーフォ工場

ユーフォニアムの製造工程を見る動画があった。『響け!ユーフォニアム』とのタイアップらしい。

www.youtube.com

ユーフォニアムは管楽器なので管がくねくねしているのだが、くねくね部は冷やして曲げるらしい。なんとなくあっためて曲げてそうなので意外に感じた。

🏭🏭🏭

喉が痛いような痛くないような微妙な体調。いまいち調子がよくない感じがする。

04-17(水)ボドゲであいさつ

初めて会った人とはシンプルなボドゲをするといいかもしれない。初対面の人々と集まる機会があったので ito というボドゲをやった。おのおの1〜100までの数字が書かれたカードを持って、「大きい動物」などのテーマに対して自分が持つ数字がなにに相当するかを言って、それをもとに数字を順に並べられたら成功というかんじ。コミュニケーションが9割のゲームなので、とりあえず話すにはちょうどいい。

04-18(木)

花粉症のせいか鼻水出まくりでつらい。集中力が終わっていた。

04-19(金)

今週は全体的に体調が微妙だった。まぁそういう週もあるのであきらめてよく寝る事にする。

*1:これは誤解かもしれない

週報 2024-04-12 部分ツイートは詩、『Refind Self』をやった、哲学に向き合いすぎない

2024-04-06(土)あますぎプロテイン、部分ツイートは詩

プロテインのお試し版が届いたので、筋トレ後に飲んでみた。甘い。たぶんホエイプロテインをそのまま飲むのはしんどいので甘くしてあるのだと思うが、雑に甘い。想定されているよりも半分くらいの濃度に薄めると飲みやすいので、まぁ飲めなくはない。

💪💪💪

部分ツイートの権威がインタビューを受けていた。

dailyportalz.jp

どういう部分ツイートがよいとされているかという話があった。たとえば「オートクチュールの特注の部分」は全体と部分が同じ意味になっている。他にも「人生経験のイケイケの部分」はメッセージ性がある。日頃から部分ツイートを見出している人の多くはこれらの基準に同意すると思う。

これを読んで、寺田寅彦の随筆にあった、詩とは対象と対象を結びつけるもので、作者の我を出すものではないという話を思い出した*1。部分ツイートも、全体と部分の結びつきの意外性や気づきにおもしろさがある。部分ツイートを文学に仕立て上げる人が出てきてほしいが、詩に比べると制約が大きすぎるのでむずかしそう。

2024-04-07(日)『Refind Self』をやった、楽譜を見ながら弾きたい

『Refind Self』というゲームをやった。アンドロイドになってドット絵の終末世界を徘徊し、そのなかで行なった選択によって性格診断をしてくれるゲーム。ドット絵がかわいいし BGM もよかった。性格は「賢者」だった。確率で得をするよりも確実に損をしない立ち回りをするという特徴があるらしい。言われてみれば最低ラインを回るようなムーブをしがちではある。「まだこのレベルは自分には早いな」と思ってためらってしまうことがあるのだ。しかしそういうケースのうちいくつかはハードルがあるように見えているだけだったりするので、もうちょっと挑戦してみるようにしてもよさそう。

3回プレイするとより深く診断できるらしいので、時間をあけてまたやりたい。

store.steampowered.com

🎮🎮🎮

ピアノと楽譜に関するツイート。

自分も楽譜をあまりすらすら読めないのでよくわかる。読みながら弾けないので全ての運指を覚えないといけないし、運指を忘れるともう弾けなくなってしまう。運指を忘れてもなんとなく指が覚えているので少し練習すればまた弾けるようにはなるのだが、ちょっと不便ではある。そういうわけで最近は新しい曲を覚えるときは楽譜を読むようにしている。しかし見た音符に対応する音をさっと押すのはなかなか難しく、こつこつ続けるしかなさそう。

2024-04-08(月)Bluesky で部分ツイート

最近 Bluesky を始めた。部分ツイートに関するフィードがあるらしいからである。Bluesky にはフィードという機能があって、検索条件に引っかかった投稿を垂れ流すタイムラインを作って公開することができるらしい。部分ツイートのフィードにはいくつもの部分ツイート*2が流れてくる。そのフィードを見つつ、たまに部分ツイートを思いついたら投稿している。最近の Twitter のように訳のわからないツイートを目に入れなくてよいので、素朴なインターネットを楽しめていい。

2024-04-09(火)椅子の高さ

昨日の夜はベッドでクネクネしていたら寝るのが遅くなってしまったので寝不足になってしまった。やっぱり十分な睡眠がないと頭が動かないしやる気も出ない。

😴😴😴

どうやら机に向かうときとピアノを弾くときでは、いい感じの椅子の高さが違うらしい。机に向かうときは数センチ低めがいいようだ。しかし机に向かうときもピアノを弾くときも同じ椅子を使っているので切り替えがめんどくさい。ピアノ用に椅子を買えばいいんだろうけどものが増えると掃除機がかけにくくなるので悩ましい。

2024-04-10(水)労働を減らそう

『近代の労働観』を読んだ。労働の喜びとか労働による自己実現といったイメージは近代の工業化以降に生まれたもので、本質的にはそんなものは存在しない。労働を縮小して、余暇を取り戻し、よりよく生きることについて公的空間で議論できるようにならなければならない、というのが雑なまとめ。最後のほうは著者も理想論であるとはしつつも、創造的な余暇を取り戻すことが究極の目標であるというのは同意できる。

さしあたっては労働時間を短くしないとどうしようもないわけだが、AI は労働時間を短くするだろうか。ある作業にかかる時間を短くするだろうが、資本家としてはそのぶん時間を減らしてやろうとはならない気がする。労働時間を固定して生産量を上げるようにするはずだ。そう考えると労働時間はどちらかというと法的な部分に制約がありそう。

www.iwanami.co.jp

2024-04-11(木)

昨日の夜に花粉症の薬を飲み忘れたので朝起きたら鼻詰まりでつらかった。薬を飲んで散歩したらスッキリした。薬の製造と流通に関わるすべての人に感謝...

2024-04-12(金)本の書き込み、『構造と力』を読んだ、哲学に向き合いすぎない

図書館で本を見ていると、たまに書き込みがあったりする。図書館の本に線が引かれていたりメモがあったりしても気にしないし、むしろ以前に誰かがこの本を読んで何かを考えたんだという跡が見えてたのしい。しかしだからといって、自分の持ち物でない本に書き込みをするというのはよろしくない。そもそも本に書き込むのは嫌だという人はたくさんいると思うので、書き込みを正当化する方向でやっていくのは難しいだろう。だいたい、秩序がなければ便所の落書きみたいになるおそれもある。やっぱり書き込みはよくないということにしておこう。

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『構造と力』を読んだ。構造主義ポストモダンをいい感じに図式化する話。最後のほうに出てきた教室の比喩が気に入っている。2つの教室があり、いずれも子どもたちが自習している。第一の教室では先生が前から見張っており、第二の教室では先生がうしろから見ており、振り向くことは許されていないとする。一見すると第二の教室のほうが気楽そうだが、そうではない。第一の教室ではどこを見張っているかがわかるので、気を抜いたりふざけたりするタイミングを見つけることができる。休み時間もある。一方で、第二の教室では、ちょっとしたいたずらは黙認されるが、どこまで許されるのかわからない。見張られているかさえもわからない中で、子どもたちはだんだん、監督される視線を内面化していく。また、ある程度放任されているのだから休み時間もない。そうして教室はたえざる自主的相互競争の場になる。

ここで第二の教室は、現代社会の一面をモデル化している。自由ではあるのだが、何かに追われている感覚があり、なんとなく競争を強いられている。この本は1980年代に書かれた本だが、インターネットが普及したことを考慮に入れると、教室の黒板、あるいはそれぞれの机に他の人の進捗が絶えず通知されるという要素を追加してもいいかもしれない。

👁️👁️👁️

思想とか哲学の本というのは、やっぱり考えても仕方のないことが書かれているのであり、精読というよりは乱読すべきものなのだということがうすうすわかってきた。哲学で食べていくのでなければ、こういう文章を精読するよりはピクニックに行ったほうがいいだろう。

*1:どこかで読んだはずなのにどこにもその記述が見当たらない。どうして...

*2:Twitter じゃないのにツイートっていうのは変だけど、これが一番収まりがいい

週報 2024-04-05 お花見、歴史的遠近法、プロテインを飲もう

03-30(土)

紙のほうがミスに気づきやすいみたいな話がツイートあった(消えている)。定説になるほど広く研究されているわけではない*1。個人的な感覚としては、ミスに気づきやすいかは別として紙のほうが読みやすい。ディスプレイだと長い文章を読む気にならないが、紙だと文字を読むぞモードに入りやすいのだ。

03-31(日)お花見、写真を撮ろう

友達とお花見に行ったんだけど、2割くらいしか咲いていなかった。とはいえいい天気なので外でベンチに座って昼を食べることにする。

友達がトルティーヤを作ってきてくれたのでありがたくいただいた。えびとチキンの2種類あって、どっちも具沢山でよかった。普段食べないメキシカンな味がしておいしかった。天気のいい日に外でのんびりご飯を食べるのはかなり幸福度が高い。こういう感じの生活が続けられたらそれでいいんじゃないかという気持ちになった。

あんまり咲いていない桜

🌸🌸🌸

お昼ごはんの写真を撮りそびれてちょっと後悔した。楽しくても忘れるものは忘れるので写真に残したいという気持ちはいつも持っているんだけど、うっかり忘れてしまうことがある。もっと写真を撮る基準を下げて、撮り忘れないようにしたほうがいいかもしれない。

04-01(月)歴史的遠近法

氷菓』の「全ては主観性を失って、歴史的遠近法の彼方で古典になっていく」ということばをふと思い出した。いままで意味がピンときていなかったんだけど、歴史的遠近法というのは徐々に細部が捨象されてゆき、ある過去が自分や共同体の中に占める割合はどんどん小さくなっていくことだ。いきなりこの理解が降ってきたのでびっくりした*2

これは昨日の話につながる部分もあって、いまを記録することで、のちのち遠近法で消えてしまうことも残しておけるんだと思う。遠くに消えかかっているものも、写真があれば近くに引き寄せてくることができるかもしれない。

📸📸📸

『飛び立つ君の背を見上げる』を読み直した。『響け!ユーフォニアム』シリーズのスピンオフで、主人公の1つ上の先輩たちの短編がいくつか入っている。その先輩たちが卒業する話があるんだけど、卒業前のなんともいえない希望と虚しさがしっかり描かれていてよかった。スピンオフなので難しいかもしれないが、ぜひアニメ化してほしい。

04-02(火)時間は存在しない

『時間は存在しない』という本に、全宇宙で共通する「現在」は存在しないし、時間は飛び飛びのものだし、エントロピーの増大(時間の流れと関係する)は自分たちの認識が粗いせいで起きるなどのびっくりステートメントが書かれていた。日常生活でも物理においても時間というのは根源的で確実に存在しているように思えるが、一般相対性理論以降はどうやらそうとはいえないらしい。怖いね。

www.nhk-book.co.jp

04-03(水)

花粉症の薬のせいで眠い。眠いだけならいいんだけど、体がだるくなるので朝は飲まないほうがいいのかもしれない。

04-04(木)プロテインを飲もう

久々に筋トレをした。血行が良くなった感じがするし、達成感があるので気分も良くなった。パソコンをいじったり本を読み続けるためにも、筋トレをちゃんとやろうという気持ちになり、プロテインも飲もうと思う。いきなりデカい袋を買うと口に合わなかった時に大変なので、お試し用の小袋みたいなやつを注文した。5種類の味がそれぞれ10.5gずつ小分けになっている。これで味見をして気に入ったやつをデカい袋で買おうと思う。

04-05(金)健全な逆張り

飲みに行って、最近はおもしろいこととかちょっとしたことをやる余裕がなくなっているという話になった。前に書いた微妙な生きづらさみたいなものにも関係している気がする。順張りと健全な逆張りのうまい使い分けが必要なのかも。

*1:https://www.ricoh.co.jp/magazines/direct-marketing/column/t00021/

*2:もともとこういうふうに理解していたのを忘れて思い出したつもりになっているのかもしれない

週報 2024-03-29 フリーレンと贈与、春が来た、ボドゲ三昧

03-23(土)フリーレンと贈与

『世界は贈与でできている』を読んだ。贈与というとプレゼントをあげたりすることを想起するが、誰かに対して何かをしてあげることも贈与になる。本書では、純粋な贈与を、受け取った時点ではそれが贈与だと気づかないものとしている。つまり、贈与の差出人は「これは贈与です」といったふるまいや見返りの期待をせず、受取人は贈与であることに気づかずに受け取ることになる。たとえば、(理想的な)親は見返りを期待せず子を育てるが、子は大人になってみないと親のしてくれたことのありがたみを感じにくく、純粋な贈与であるといえる。一方で、見返りを期待したり価値の交換を含むようなやり取りを交換と呼んでいる。純粋な贈与というのはなかなか発生しないので、モノや行為のやり取りの多くは純粋な贈与と交換の間にあると思う。

本書では過去に誰かがくれた贈与に気づくことについて述べられているが、見返りを期待せずに贈与することについては書かれていない。このあたりは利他的な行動として倫理学のいろいろな本で述べられていると思うので、そのうち読みたい。

publishing.newspicks.com

🎁🎁🎁

そう考えると、ヒンメルとフリーレンの関係は純粋な贈与の関係にある。ヒンメルは、フリーレンが寂しくならないように思い出や銅像を各地で作った。その当時フリーレンはヒンメルの贈与にまったく気づいていないが、80年が経ち、その旅路をフェルンたちとたどり直す過程でヒンメルがくれたものに少しずつ気づいていく。純粋な贈与というのはこのように受け取りを自覚するまでに時間差があるのだ。

フリーレンは人間を知るために旅をしているが、この観点から見てもフリーレンは成長しているんだなぁと思った。

03-24(土)

引き続き Duolingo でイタリア語を覚えている。Duolingo ではひたすら英語とイタリア語の変換(Duolingo はイタリア語コースに日本語版がない)をしたり、文を読んだりする。文法などの説明がないが、文法書のどこを見ればいいかもわからないことがある。そういうときは ChatGPT や Claude に質問している。だいたい知りたいことがわかるし、ちょっと怪しくても調べるきっかけは掴めるのでよい。

03-25(月)

バーガーキングハンバーガーを食べた。バーガーキングの肉は焼いてる味がしておいしい。

03-26(火)

ちょっと暖かくなってきたのでアイスを食べた。春が近づいている。

03-27(水)

散歩に行った。いいニュースと悪いニュースがある。いいニュースは、コンビニで買った日向夏ミックスがおいしかったこと。悪いニュースはねこに逃げられたこと。かなしい。

😭😭😭

メールの整理をしていた。勝手に購読していたメルマガの配信を停止したり、いらないメールを削除したりした。消すというのは気持ちよくて、前に書いたけど不要になったコードを消したり、部屋の片付けをしていらないものを捨てたりするのは割と好きだ。

03-29(金)春が来た、ボドゲ三昧

ここ最近で一番暖かい。桜も咲き始めているし、もう春ってことでいいと思う。

🌸🌸🌸

友達の家で一日中ボドゲをしていた。スタータップスというやつがおもしろかった。同じ種類のカードをより多く集めるといいんだけど、どれをどんなふうに集めるかに駆け引きがある。とりあえずおもしろいのでおすすめ。

一日中床に座ってボドゲをしていたのでさすがに腰が破滅してしまった。

oinkgames.com

週報 2024-03-22 いい加減な読書、訂正可能性の哲学とコードレビュー、古本まつり

03-16(土)お墓そうじ

今週のフリーレンを見た。フェルンさん完全に食いしん坊キャラになっててよかった。

😋😋😋

お墓参りに行った。しばらく行っていなかったので汚れが積もっていた。激落ちくんでゴシゴシ擦るとちょっとずつ汚れが落ちていく。掃除はやった分だけ成果が見えるので、やり始めてしまえばわりとたのしい。やり始めるまで腰が重いけど。

03-17(日)同窓会

高校の同窓会があった。レンタルスペースを借りてやることになっていたので、食材やら飲み物の調達から始まった。みんなでわちゃわちゃ相談しながら買い物をするのは楽しい。

それから本編が始まった。卒業してから会っていなかった人も多かったが、みんな元気そうでよかった。久しぶりに飲んだのでちょっと飲みすぎてしまった。反省。

03-18(月)二日酔い、『ルリドラゴン』を読んだ

二日酔いでベッドに突き刺さっていたら昼が終わっていた。お酒は飲みすぎないほうがいいらしい。

😴😴😴

『ルリドラゴン』を読んだ。主人公の女子高生がいきなりドラゴンになっちゃう話。ツノが生えててかわいいのだが当然本人は気にするし、火を吹いちゃったりもして、学校に行きづらくなってしまう。それでもがんばって行ってみると意外とクラスメイトには受け入れられる。そんなにすんなり受け入れられるだろうかと思ったが、友達にいきなりツノが生えてても「なんでツノ生えてんの?おもしろ」としかならないかもしれない。

長期休載していたらしく、最近連載を再開したらしい。単行本がまだ1巻しかないので、早く続きを読みたい。

www.shonenjump.com

03-19(火)いい加減な読書

『本は眺めたり触ったりが楽しい』にこんな一節があった。

本を読むというのは、本の中身を、読んだ自分の感想に合わせて、デフォルメすることなのかもしれない。中身を忘れても、あるいは間違って記憶しても、それはそれで立派な読書なのかもしれない。

似たような一節がもう一つある。

読書という、極めて個人的でひそやかで秘密めいた作業は、あらゆる記憶違い、思い違い、読み違い、を許容する。

人間の頭は記憶違いをするようにできているようなので、読んだ内容を思い違えたりするのは仕方がない。忘れることもよくある。読書そのものを目的とせず、読書をきっかけとして色々考えたり人と話すことを目的とするのなら、これらの問題は問題でなくなる。むしろ変なアイデアが生まれたりおもしろい話題になったりする。

この本を読んでいると、だんだん読書がまじめなものであるという考えがほぐれてきた。読書はいい加減なものでいい。

03-20(水)訂正可能性の哲学とコードレビュー

『訂正可能性の哲学』を読んだ。2部構成になっていて、ここでは前半について書く。雑に内容をまとめると、共同体においては「訂正」、つまり共同体における規則や意味を書き換える行為が重要で、これからの共同体は訂正可能性の場として構想されるべきだという話。そのためには一見保守的に見えるやり方で過去の不条理さを許容しつつ、しかしそれをすこしずつ訂正していくというのが現実的なやり方であるというのが主張だ。

ソフトウェア開発も訂正の連続だ。使う言語や仕様、コード、メンバーなどが絶えず変化する。それでも同じプロダクトを作っているという一貫性をメンバーはみな持っている。少なくともソフトウェアエンジニアに関しては、この帰属意識の形成にコードレビューが役立っていると思う。新しく入ってきたメンバーは、コードレビューという訂正の応酬を通してチームの慣習やルールを覚える。一方で新入りの指摘でルールの方を訂正することもある。既存のメンバーに関しても、訂正されたコードを日々のレビューを通じて受け入れる。そういう押し合いへし合いの中でメンバーがチームに馴染んでいき、ルールの定性によってチームの輪郭も少しずつ変わっていくのだと思う。

webgenron.com

03-21(木)沖縄そばを食べたい

この動画を見て、沖縄そばを食べたくなった。 www.youtube.com 沖縄そばはだいぶ前に沖縄で食べたきりだ。ラーメンともうどんとも違っていて、無言で一気に食べられる。調べてみると行動範囲に沖縄料理のお店があるので、今度行ってみたい。

03-22(金)古本まつり、ボンディ

所用で東京に行った。用事が済んでから神保町の古本まつりに行った。通り一面に古本でいっぱいのワゴンが並んでおり、いろんな人がそれを物色していた。特にお目当ての本があったわけではないのだが、随筆などを4冊ほど買った。そのうちのひとつが日本近代随筆選という本で文豪の随筆がいくつも載っている。帰りの新幹線で読んでみたのだが、古文でよく感じていた話題のぬるっとした変化がある。どれを読んでも面白いので、ときどきパラパラめくって読んでいく。

🍛🍛🍛

神保町に来たらボンディに行きたいと思っていたので行った。ビーフカレーを食べた。ここのカレーはじゃがいもが入っておらず、代わりに蒸した?じゃがいもがバターとともにそのまま出てくる。このじゃがいもがとても甘くてよかった。じゃがいもは蒸してバターをつけて食べるのが一番いいのかもしれない。カレーもおいしくて、大きな牛肉が5切れも入っていた。満足だった。

ボンディのビーフカレー
ボンディのビーフカレー