心に刺さらないblog

このブログでは、すんごく狭い範囲の知識の中で、懸命且つのんびりと生きていく人間が垣間見れます。

望まれない命があってはならないという話し

今日はちょっとまじめな話を書かせてもらいます。

 

最近NewsPicks経由でニュースに触れたり、コメントしたりするのがマイブーム化しつつあるんですが、このニュースが気になり、Pickしてコメントもしましたがさらに追記したくなりこちらに持って来ました。

 

多い「望まない妊娠で実母が…」 虐待死、10年間に546人 厚労省 - MSN産経ニュース

https://newspicks.com/#!/news/626473/

 

見出しも何か意図的に、無計画な性交等へ警鐘を促したいのか、Pickされてた方たちのコメントも避妊とか性教育などに言及する方が目立ちます。

 

もちろん原因論でいえば、性教育の徹底や命の成り立ちなどの学習も当然必要な事です。けど、もっと重要なことがあるんじゃないかと思います。

 

『望まれない妊娠』で産まれた子だとしても、その子の存在そのものは決して『望まれない命』であってはならない。

 

私はそう強く感じます。

虐待まで至る過程の中で、最悪の事態を回避できる術は多くあるはずで、その実現の為にみんなが意見を出し合い、道筋を作っていかなければいけないんじゃないかと思うわけです。

 

そもそも、この境遇となった女性の立場を想像すると、とても精神的につらい状況を強いられているんじゃないかと想像します。

もちろんこの境遇からも立派に子供を育てあげ、母として女として社会でご活躍されている方のエピソードも聞きますが、みんなが逞しくなれる訳ではないでしょうし、むしろその頑張りが褒め称えられるほどの涙ぐましいものだと感じます。

 

ただでさえ、『無計画な性行為』という行動からこの状況を生んでしまってる為に、自己嫌悪から世間の目が厳しく感じてしまう人だって居るはずでしょう。

 

ひとり親として子育てをする場合、親からフォローがあればまだいいですが、全くの一人の状態では現状の行政サービスをフル活用しても、心にゆとりを持つのはそう容易い話しではないでしょう。

 

この状況が苦しいと吐露したくても、自己の責任問題として心から人を頼ることもできないかもしれません。ネットの書き込みを見ればそう感じてしまうのが自然でしょう。

 

上記はあくまで私の想像する内容ですが、これを読んでも、「当然のことではないか?」と捉える方もいるかもしれません。弱者を甘やかしすぎるな。と仰る方もいるかもしれません。『親になる』という事がどれだけ厳しい事なのかをご存じの方なら子育て論として一理あるのでしょう。

 

けれど、そこに『生まれてきた子』への配慮はありますか?

ただ単に、そんな親の元に生まれて可哀そうと思ってませんか?

 

多くの大人に『どんな境遇であれ生まれてきた命を迎え入れる心』が欠けてしまっているんじゃないかと感じます。

 

親の起こした行動の原因にばかり口撃を飛ばしてる暇があれば、生まれてきた命をもっともっと喜び尊む心を持ち、いかにシングル家庭でも負のスパイラルに陥ることなく健全な社会生活を送れるようになるか。

 

そういった視点での議論がネット上でもっと増えていくことを願います。

 

感情の趣くままに書きなぐってしまったので、冷静な見地で語れていませんが、気になる発言があればどうぞご指摘ください。