- ブラインドテイスティングWEEK42に臨んで
- ブラインドテイスティングWEEK42/1杯目
- ブラインドテイスティングWEEK42/2杯目
- ブラインドテイスティングWEEK42/3杯目
- ブラインドテイスティングWEEK42予想を終えて
- 【追記】さて今週もワインマーケット・パーティ公式SNSで正解が発表された。以下、結果を見ていこう。
- ブラインドテイスティングWEEK / 正解発表:1杯目
- ブラインドテイスティングWEEK / 正解発表:2杯目
- ブラインドテイスティングWEEK / 正解発表:3杯目
ブラインドテイスティングWEEK42に臨んで
先週お休みを挟んで今週も恵比寿のワインマーケット・パーティでブラインドテイスティングに挑んできた。今週は白2、赤1の構成。
通常同じ色のワインは薄い・濃いといったようにニュアンスが異なることが多いが、今週の白は色味的には薄い・薄いの組み合わせ。いきなり高難度が予想されるが張り切って行ってみよう。
ブラインドテイスティングWEEK42/1杯目
さて1杯目だ。外観は薄めのイエローで、ゴールドっていうかややシルバー寄り。特徴的な華やかな蜂蜜的な香りがして、この時点でヴィオニエ、ゲヴュルツトラミネール、トロンテスあたりのアロマティック勢が脳裏をよぎる。白桃が強ければヴィオニエ、ライチがいればゲヴュルツ、決め手がなければトロンテスで行くか…みたいな戦略で行きそうな気配。
しかし、飲んでみるとかなり酸のトーンが高く、かつかなりドライに感じる。ライチがいない(ような気がする)のでゲヴュルツではないような気がするし白桃っぽくもないし飲んでみると香りほどにはバラみもない。
むしろイタリアのガヴィとかソアヴェとかあのへんな気がする。ワンチャンアルバリーニョ……もあるかもしれない。新潟のアルバリーニョとか薄くワンチャンありそう。印象としてはかなりレモンだ。となるとガヴィかソアヴェでいきたくなる。
というわけで、
イタリア(ピエモンテ)/コルテーゼ/2022/12.5%
と予想した。ガヴィ、全然当たらないんだよな……予想しておいてなんだが早くも暗雲が立ち込めております。
ブラインドテイスティングWEEK42/2杯目
2杯目も外観はかなり薄めのイエローで、1杯目より強いて言えばやや濃いめかなくらい。とはいえ1杯目と2杯目がシャッフルされたらまったくわからなくなっちゃうくらい外観は似ている。
ただ、香りは全く異なっており、樽を思わせるバニラっぽい香りと蜜っぽい香りがする。ブルゴーニュとか、ロワールとか、いずれにしてもフランスワインっぽい香り。
飲んでみても印象は大きく変わらず、クラシックな造りの白ワインという印象だ。ロワールのシュナンブラン、あるいはサンセール、それかブルゴーニュのアリゴテの3つに決め打ちしていきたい。え、どれだろう。全然わかんない。
アリゴテがレモンで、ソーヴィニヨン・ブランがグレフルで、シュナン・ブランがその中間とするならば、ほんのわずかにグレフルが勝ってる気がする。
フランス(ロワール)/ソーヴィニヨン・ブラン/2022/13%
と予想した。
ブラインドテイスティングWEEK42/3杯目
3杯目はここまで薄めだったのから一転、かなり濃いめのガーネット色をした赤ワインだ。味わいは渋みがメインで、続いて酸。果実は一番後ろっていうか卒業写真撮影当日にインフルエンザと診断されて泣く泣く丸囲みにされてしまった生徒、くらいのニュアンスでしか存在していない。そして、おお、これは品種を思わせるたしかな香り、イチゴキャンディっぽい香りがする。
この香りが出たならば選択肢は無限の広がりを持つこの宇宙にふたつ。マスカット・ベーリーAかガメイかだ。香り的にはベーリーAとも答えられる。しかし、ここまで色が濃く、骨格があってアルコール感もしっかりあるベーリーAってあるのかなともなる。暑い年のベーリーAをがっつり樽熟成させたらこうなる可能性ワンチャンあるだろうか。
いやでも、ここまでどっしりしたベーリーAは飲んだことがない。飲んだことのないものを予想するわけにはいかぬ。というわけで、
ブルゴーニュ/ガメイ/2020/13.5%
と予想した。今回はこれが当たってないと相当ヤバい。
ブラインドテイスティングWEEK42予想を終えて
というわけで今週も予想が出揃った。果たして私の予想は合っているのだろうか? 解答発表後に追記したいと思うので、お楽しみに。
【追記】
さて今週もワインマーケット・パーティ公式SNSで正解が発表された。以下、結果を見ていこう。
ブラインドテイスティングWEEK / 正解発表:1杯目
予想:イタリア(ピエモンテ)/コルテーゼ/2022/12.5%
正解:ドイツ(フランケン)/シルヴァーナー/2021/13%
ししし、シルヴァーナー!?!?!???!!? いやこれはまったくわからなかった。実はドイツは一瞬脳裏をよぎったのだがよぎったのはヴァイス・ブルグンダー(ピノブラン)で、これは黒ネコとハクビシンくらい違う。まったくもって考えもしなかった。
アロマティックっぽいけどアロマティックじゃない、すっきりした白ワインっていう、東か西かで言えば西、くらいの粒度での方向性は合っていたが、要するにかすりもしない不正解だった。無念。
ブラインドテイスティングWEEK / 正解発表:2杯目
予想:フランス(ロワール)/ソーヴィニヨン・ブラン/2022/13%
正解:フランス(ブルゴーニュ)/ソーヴィニヨン・ブラン/2018/13%
というわけでこれは割と当たった。ロワールのソーヴィニヨン・ブラントブルゴーニュのアリゴテとで迷って正解はブルゴーニュのソーヴィニヨン・ブランだったので不正解だったのになんか嬉しい、という奇妙な結果となった。一方で、酸化熟成っぽいニュアンスは感じていたのに言語化できず、結果的にヴィンテージを4年も間違えたのは 反省材料。
ブラインドテイスティングWEEK / 正解発表:3杯目
予想:ブルゴーニュ/ガメイ/2020/13.5%
正解:日本(山形)/マスカット・ベーリーA/2021/13%
こちらが今週の千葉県立やっちまった工業高等学校案件。ガメイとマスカットベーリーAという2択を外したのもそうだが、正解ワインの山形・朝日町ワインの「マイスターセレクション 遅摘み マスカット・ベーリーA」を私は飲んだことがあるのだ。しかもここワインマーケット・パーティで。そのときと全然違う印象だったんだよなあ。無念である。ノーマルリーチで外してもなんとも思わないけど激アツリーチで外すと本気で辛いのと似ている気持ちだ唐突にパチンコにたとえさせていただくと。
このワインを飲んだときの詳細はこちら↓
numero.jpというわけで、全体的に予想の方向性は間違っていなかった感があって手応えもないわけではないのだが、結果的には的中項目はわずか3つと寂しい結果となったのだった。しょぼん。
この赤セット良さそうなので買いました↓ お得感ある。