ReBORN▶︎▶︎イチカワママの心ポキえもん3.0

悲願の柴又100km完走後は怪我と持病に悩まされ、まともな練習が出来ない日々。無力感。距離を積む練習で自信をつけてきたのに練習量が減って、ココロの支えを失いかけた2017年の夏、補完医療で運命的に出逢った得体の知れないYOGAに助けられ、錆びた歯車が再び動き出す。男子ヨガ部長と呼ばれたことが人生の金字塔。目指せ☆Rising Sun

【青梅マラソン】また来年お会いしましょう

初老の仲間入りに差し掛かったポンコツですが、循環器科の先生から指導を受けている最大心拍数の上限目安を守りながら「青梅マラソン」も制限時間を一杯に使い切って完走することができました。

不健康なのにノコノコ走るな!とネット上でお叱りを受けることもありますが、その原因は軽度の血液逆流と判明しており、2カ月に1度の定期診断を遵守しています。

ウォームアップのウォーキング、エイドだけに頼らない水分携帯、体温調整や天候変化に対応するのための小物類を詰めたバックパックを背負うことを習慣づけて、常にアンダーコントロールを心掛けています。

また私にとって「青梅マラソン」は、降雪や感染症対策で開催中止の年もありましたが、高校陸上部に所属していた時から参加を続ける思い出いっぱいのロードレースでもあります。

当時は顧問の先生が朝のミーティングで「今日は◯◯と◯◯が風邪で休みだから、応援の短距離班は余ってる好きな番号のゼッケンで走っていいぞ!」とか、今となっては考えられない阿部サダヲさんの「不適切にもほどがある!」と同等レベルの牧歌的なものでした。

昭和の香り漂う青梅の街並み、冷んやりした空気、晴れ渡った冬の空、谷底から聴こえる川のせせらぎ、温かい応援の声、次々と懐かしい想い出が浮かびます。

f:id:ichikawa-papa:20240219230906j:image

自己ベストのために走る、他人に負けたくないから走る、仲間と目標を分かち合うために走る、これは走る目的として立派な理由だし、とても崇高なことだと思います。

だけど「青梅マラソン」には競技性とは遠くかけ離れたところに独特の雰囲気と魅力があって、新しい発見を与えてくれるものがファンランなのかも知れません。

f:id:ichikawa-papa:20240219204201j:image

そして私が何より一番心配しているのは伝説の坂に住むおじさんです。久しぶりにホームグラウンドの二俣尾でお会いすることが出来て、少し立ち止まってお話したのですが、とにかくお身体が心配です。どうか無理をなさらずお元気で!と固い握手を交わして別れました。

f:id:ichikawa-papa:20240219191524j:image
f:id:ichikawa-papa:20240219191531j:image
f:id:ichikawa-papa:20240219234533j:image

これは私の信条ですが歳を重ねていくことで生じるカラダの変化に抗う必要なんてないんです。すべての事象を受け容れて、今出来ることを楽しめばいいだけのこと。

今月の日経朝刊の連載コラム「私の履歴書」にて医師で登山家の今井道子さんが冒頭のプロローグでこう書かれていました。

「私はいつも山が自分に微笑んでくれるときに登ることにしている。ただし山の微笑みは個人の力量によって違う..(中略)、都会に閉じこもらず山に行こう。自分の力に合わせ、山が微笑んでくれたと思えるときに。」

私の次回は夏の信州小布施。市民ランナーさんはもちろん、沿道応援の方、ボランティアさん、スタッフさんの全員が微笑んでくれる大会です。

腕時計が刻むラップタイムを睨みっぱなしのランナーさんが少ない穏やかなランニングお祭りイベントが私のスタイルに合っているのでしょう。

f:id:ichikawa-papa:20240219083706j:image

おまえはアホか!と言われても私はニコニコ笑って走ります。痛みがあればやめるけど苦しいだけなら笑って走る。その理由は苦しさより楽しさが勝るから。私はこれからもファンランの王道を歩みたいと思います。いつまでも長く走り続けるために。

最後になりましたがスタート直前までご一緒して頂いた皆さま、本当に有難うございました。お声掛けいただいて嬉しかったです。また来年お会いしましょう!

おわり

ひとり旅、ひとりマラソン、ひとり登山

先週末は私の年間ルーティン「館山若潮ラソン」と、房総のマッターホルン「伊予ヶ岳登山」のニ泊三日の一人旅に行って来ました。

私はバリバリのファンランナーの為、フルマラソン後のダメージは限りなくゼロ。エイドが完璧に用意された42kmのLSDとなんら変わらないので、大会翌日は登山とセットが基本です。

f:id:ichikawa-papa:20240130131814j:image

ひとり旅が好きです...というと「カッコいい!」と言ってくれる人もいれば、「仲間や家族がいなくて寂しくないの?」と言われたりもします。当の本人にしてみれば「愉しみを独り占め」しているだけなのです。

f:id:ichikawa-papa:20240130132015j:image

世の中にはいつでも誰かと繋がっていなきゃダメな人と、ひとりぼっちでもぜんぜん平気な人の2種類のタイプがいて、私は間違いなく後者だと思います。

親の介護も子育ても終わってしまった現在、年齢相応の持病を引きずりながらも、恵まれた健常者だからこそ出来ることなのだ!と承知しています。

f:id:ichikawa-papa:20240130132501j:image

ひとり旅は宿主からも嫌がられることが多いですが、その一方でお一人様を歓迎してくれる宿もあります。私の「館山若潮ラソン」の常宿は、学生時代の体育会合宿から40年以上もお世話になっている漁師さんが営む民宿の母屋の離れです。

f:id:ichikawa-papa:20240130205454j:image

Wi-Fi無し、部屋の鍵なし、アウトバス、トイレは半水洗式という昭和の臨海学校レベルですが、居心地の良さは人それぞれ。お一人様OKの常宿が増えていくことは私の人生の財産です。

f:id:ichikawa-papa:20240130132256j:image

40km付近のエイドで大好きな温かい砂糖入り麦茶に手を伸ばした瞬間、ランナーさんと軽く接触。私はすぐに謝ると軽く会釈をされて、美しい腰高フォームで淡々とフィニッシュに向けてキロ8ペースを刻み続けるクールビューティーな女性ランナーさんにパスされました。ゼッケンから推測するかぎり70歳代の方かと思います。

f:id:ichikawa-papa:20240130231257j:image

私もあの女性ランナーさんのような品格のある大人のジョガーになりたい。まだ私は成熟に程遠い若造なのかも知れません。人間としての深みを高めたいと誓った週末なのでした。

f:id:ichikawa-papa:20240130133421j:image

あと何回フルに挑戦できるか判りませんが、来年も再びスタートラインに立てるよう淡々と準備したいと思います。

END

冷たい雨のつくば応援

今年の「つくば応援」は処方される持病のクスリが変更になった直後で、降雨と低温が重なって自身の体調が悪く、登山用レインウェアにレインハットを被って完璧な準備で臨みましたが、サブフォーペーサーが通過したところで私がギブアップとなりました。

f:id:ichikawa-papa:20231219074215j:image

じつは私のマラソン応援はフィニッシュタイムが3時間とか4時間をカットしてくる人たちには基本的にあまり本気で応援していません。私が応援する必要もなく結果を出せる人たちだと思います。

私が全力で応援するのは人並みに努力しているのになかなかゴールまで届かない人、もう少しで完走できるのに最終関門で引っかかってしまう人たちです。理由はそれが私だから..

もうヘロヘロで止まって座り込んでしまいそうな姿が自分と重なって映ってしまい、感情移入から全力応援してしまうのかも知れません。

f:id:ichikawa-papa:20231219074115j:image

「人と違う道を恐れない」人に流されず自己を貫くことの大切さをプロトレイルランナーが言っていましたが、私はこれからも制限時間内の完走を目指す人たちの支えになるため、全力応援を続けたいと思います。

おまえも頑張れよと自分を鼓舞するために。。

END

超スロージョガーの2023→2024年シーズン計画

2023年9月、市民マラソン大会のWebサイトも賑やかさを取り戻し、ついにコロナ明けのランニングシーズン到来。私は今シーズンも昨年エントリーした大会だけをリピートする「サントリー山崎方式」を採用。「何も足さない何も引かないスタイル」を貫き通したいと思います。

私がエントリーする大会の選択基準もこれまで通り「フィギュアスケート採点方式」を踏襲し、同じジャンプ(同じ距離種目)を二度繰り返さない「一期一会」を信条として故障も怪我もせず、笑顔で制限時間内にゴールへ辿り着くことが目標です。

f:id:ichikawa-papa:20230918105155j:image

【2023-2024シーズン 基本計画】

第1戦 つくば(全力応援📣)

第2戦 市川元旦(10km🏃)

第3戦 箱根駅伝(京橋三丁目地区自治会警備🚧)

第4戦 館山若潮(フル🏃)

第5戦 青梅(30km🏃)

第6戦 東京(日本橋二丁目地区自治会警備🚧)

第7戦 柴又(全力応援📣)

終戦 小布施(ハーフ🏃)

常にスタートは最終ブロック・最後尾が私の定位置。いつも失格と制限時間ギリギリ完走のボーダーラインを彷徨う私ですが、今シーズンも自分を鼓舞して最後まであきらめずにゴールを目指したいと思います。

ついに私も人生一回目のラストスパートまであと2周を切りました。持病は避けられないけど怪我は自己管理で回避できる。余暇のランニングで故障して他のことが出来なくなるのは悲しすぎるので、私はセーフティファーストを守ります。

ついつい健康を当たり前と錯覚して有り難さを忘れがちになりますが、親から与えてもらったカラダを大切に..

f:id:ichikawa-papa:20230918105213j:image

アシックスLOVE

END

 

小布施に愛を込めて..

災害級の猛暑の中、久しぶりの参戦となったファンラン夏の祭典・小布施見にマラソン。早朝4時長野発、小布施行き長野電鉄臨時列車の車内は狂気の世界。仮装したオトナで溢れかえるワンダーランドです。

f:id:ichikawa-papa:20230717074156j:image

食べラン大会の最高峰でもある小布施はエイドで提供されるメニューもファンランナー心理を知り尽くしているため異次元のクオリティの高さ。

濃厚なオブセ牛乳&キャラメル、優しい甘さの一口あんず、採れたてのネクタリン&ブルーベリー、冷たいフルーツクレープにプラムリーアップルジェラートは小布施スイーツの絶品です。

f:id:ichikawa-papa:20230717074247j:image

しかし気象予報通り、朝から気温は急上昇し、8時過ぎには熱中症警報アラートの指標WBGT基準の「運動中止」の領域に達して、大会本部からランニングからウォーキングへの切り替え指示がありました。真夏のマラソン大会として英断だったと思います。

f:id:ichikawa-papa:20230717074337j:image

冷静に考えると人口1万人弱で3,800世帯しかない長野県で一番小さな小布施町に、日本中から8,000人の市民ランナーが訪れるという真夏の異常なイベントです。地域への経済効果は絶大ですが、酷暑の中で街ぐるみの準備はきっと大変だったことでしょう。

f:id:ichikawa-papa:20230717074452j:image

自己ベストやサブなんちゃらに全く興味がない典型的ファンランナーの私ですが、暑さでヘロヘロになりながらも、炎天下のエイドで汗だくになって働いていた少年が何気なく呟いた一言は聞き逃しませんでした。

 

「ねむいよ、あっちぃよ、オレもアイス食べたいよぉ..」

 

私は一般参加ランナーとして提供された氷菓を一度受け取って、その少年に「ハイどーぞ、あなたが食べなさい」と与え返してあげる一瞬の機転が利きませんでした。

そんな振る舞いを反射的にサラッとさり気なく出来るオヤジの領域になるまでは、まだまだ人間性が足りないなぁ〜。

f:id:ichikawa-papa:20230717105944j:image

小布施町は風光明媚な小さな町ですが、地域社会の努力により観光地としても知名度が上がり、年間を通じてスポーツやカルチャーイベントが絶えません。

その一方でこれは既にメディア報道されていますが、この数年で何人もの小布施町役場の職員さんが自ら命を絶つ悲しい出来事が起きています。職員不足による長時間労働に原因があるとか。

f:id:ichikawa-papa:20230717080205j:image

市民ランナーなら誰もが知るように小布施は競技志向ではなく、幅広い世代の方が全国から参加する余暇的なイベント性が高い大会です。

今回は背負籠と片手にトングを持ってゴミを拾いながら走っている一般市民ランナーさんを見かけました。次回は私も出来ることをしよう。来年の夏も小布施に来よう。

学生時代から体育会の合宿でお世話になった長野県北信エリア。これからもう少し違ったカタチで恩返しが出来たらいいなと思います。

f:id:ichikawa-papa:20230717080720j:image

猛暑の中でボランティアを頑張った小布施の少年少女たちの未来に幸多き事を心から祈ります。

おわり

帰ってきた青梅マラソン

3年ぶりに青梅マラソンが戻ってきました。昭和から何も変わらない風景がゆっくりと流れ、独特の雰囲気を持つ青梅ワールドすべてが懐かしく夢のような時間でした。

f:id:ichikawa-papa:20230222184401j:image

f:id:ichikawa-papa:20230222183809j:image

長くお世話になるクリーニング屋さんのおばちゃんには会えなかったのは残念だけど、今年は事情もあって臨時休業とのこと。またいつか再会の日を楽しみにしたいと思います。

f:id:ichikawa-papa:20230222183904j:image

朝は快晴でもスタートの号砲と共に雨を降らすのは私の所業。必殺仕事人の雨男っぷりは健在です。

f:id:ichikawa-papa:20230222180621j:image

今回はボディ改造に失敗したカラダを考慮して、プーマ製の黒シャツは人生初のXLサイズを事前選択。自宅に帰って試着した結果、肩幅ジャスト・着丈超長すぎ・ウェストゆるゆる、チェストと袖パツパツ。

鏡に映る容姿はまるで走る黒い大型冷蔵庫!ランナー体型ではなく新日本プロレス体型でメチャクチャ笑えました。

f:id:ichikawa-papa:20230222180430j:image

これで私の2023年ウィンターシーズンは終了です。次回は初夏のfan to RUN・信州小布施の街を楽しく走りたいと思います。

f:id:ichikawa-papa:20230222182231j:image

青梅フォーエバー👍開催してくれてありがとう..

f:id:ichikawa-papa:20230222183736j:image
END

おばあちゃんヨガ先生

私が通うヨガスタジオで、もうお孫さんがいらっしゃる人生の大先輩ヨガ先生のお話が胸にドーンと響き、自分への備忘録として書き残したいと思います。

🧘🧘‍♂️🧘🧘‍♂️🧘🧘‍♂️🧘

「学び直しの春」

ヨガを伝える立場の人がヨガを続ける事で身体を傷めて病院や整体に行くのは間違っている

そのヨガを伝えては痛みが生徒にも広がっていく、ヨガは続ければ続けるほど健康に快適な日々になるはず

考えてみれば当たり前のそんな言葉が心に響いた

深い呼吸、無理をしないポーズという問題ではない

学び直している今は怠けた身体に筋肉痛の嵐、でもこれは身体を傷めているのではなく、怠けていた証拠、悩んでいた腰痛はすでに半減、学びはまだまだこれから..

✴︎先生のお話からの引用

f:id:ichikawa-papa:20230215235058j:image

その時ノースリーブだったのも手伝って全身に鳥肌が立ってしまいました。カッコ良すぎる。私が近い将来、還暦を迎えても同じことが言えるだろうかと自問した寒い夜でした。

END