貯金か学資保険か投資信託か
3つの選択肢にまで絞ったこども手当の行方・・・
(所得制限なしです~ 年収960万円以上のご家庭は月額5000円になる)
まず「貯金」
メリットはまず無くならないということ。元本保証。
貯金はできるタイプなので通帳に毎月貯めていき、銀行が倒産しないかぎりはそのまま。
生まれてから3歳までは月額15000円×36か月=54万円
3歳から小学校終了前月額10000円×108か月=108万円
中学生 月額10000×36か月=36万円
合計198万円なり~。
金利はこのご時世0.001%
100万円預けていても一年間で1000円の金利がつく程度。
次に「学資保険」
ネットで調べてこれかなーと思った候補は二つ。
かんぽORソニー生命
これは保険だけど貯金型なので貯金できない人には向いているようです。
しかも銀行に預けるよりは増える。
保険会社によりけりだし、どんな契約にするか、契約者(夫か妻)の年齢にもよるけれどたとえば105%から108%なんていう数字が参考までに出てきています。
つまり、子供手当198万円を満額学資保険にかけると、
105%で約208万円に、
108%なら214万円になりますよ。
(これを返礼率というそうです)
ポイントは次の2点
指定した日(子供の18歳の誕生日とか19歳の誕生日とか)まで引き出せない。そしてそれ以前に解約してしまうと元本割れしてしまう。
保険の機能がついている(夫が死んだらもう払い込みしなくていい・・・とか)小学生になった時に一時金が出るとか。
いいじゃーんって思って資料請求したんですね、ソニー生命に。とくに私は保険の機能を求めていなくて、どちらかといえば「お金が増える」ことの方が重要だったのでそういうプランを打ち出しているのがソニー生命でした。
そこで「ライフプランナー」なる人と出会って、いろいろ話した結果やっぱり投資信託だよねってなったんですが。
これはまた別の回で書こうかと。
とにかく「学資保険」と「投資信託」を比較してみたかったんです。
学資保険、返礼率105%だったとして、10歳で払い込み終えて、18歳まで引き出せないとしたら・・・その間8年間、別の事で投資できるよね?それって割わるくない?って思ったんです。
そうすると、残る選択肢は「投資信託」
投資信託っていうのは株とか債権(国債とか社債)とか不動産株とかをプロが選択していろいろ盛り込んだものを、少額から買えるよ。というシステムです。
カレーを作る時に
人参とジャガイモと玉ねぎを別々に買うんじゃなくて、
「カレーセット」みたいな人参とジャガイモと玉ねぎが1個ずつ入っているセットを買う感じです。
これをインデックス型とよばれる手数料の安い投資信託、リターンが4%(だいたい3~4%くらいのリターンの投資信託が初心者向け)のものに投資したとしましょう。
楽天証券の積み立て簡単シュミレーションで計算すると、
月々1万円を15年間4%の投資信託に積み立てると
支払った元本は180万円、運用収益は246万円。
いちばん増えてる!!!!
なにこれ、なにこの仕組み。
そこでこの投資信託をさらに勉強することにしたのです。
投資の種類
世間は仮想通貨への投資でザワついているようです。
読モ風のおねえちゃんが
「寝てたら次の日にはお金が20倍になってたんだよぉ」とか言うから・・・。
みんな心が泡だっちゃうじゃない!
よく分からないこの仮想通貨というのも投資できる対象ではあるのですが、なにしろ石橋を叩いてもなかなか渡らないタイプの人間にはとても手が出せません。
こういった仮想通貨のような投資できる対象を「金融商品」と言うのだそうです。
・株
・債券
・投資信託
・保険
・FX
・先物・オプション
・金・プラチナ
・仮想通貨などなど
金融商品以外だと
・不動産
という投資も。あと、たまに聞く、「エビ」とか。東南アジアでエビの養殖の投資とか芸能人がやったりしているとか聞きません?
それはさておき。
投資ってなんとなく聞いたことはあるけれど、「それって儲かるの?安全なの?」「私にもできるの?」
こども手当月額15000円の行方をどうしようと考え、「私にもできそう」と思った選択肢は
・学資保険
・投資信託
・貯金
のどれか。
結果的にはこの投資の中から私が選んだのは「投資信託」です。
石橋を叩いて叩いて叩いて・・・リスクが比較的少なく、でも確実に資産を増やしていけるであろう金融商品、それが投資信託なのだという結論に達しました。
NISAっていうのが気になる
右も左もわからないまま、株式投資やら投資信託やらNISAの本を読んでみて、さいしょに興味を持ったのはNISAでした。
NISA・・・ってなに!?ってかんじですが日本語にすると
小額投資非課税制度
デス。
株式やらで投資をして儲けると税金がかかるんですね。
利益に対して約20ぱー。
(ちなみに銀行にお金預けて、利息がつくじゃないですか。あれも儲けなので約20ぱーの税金とられてます。定期預金などしてると年に何回か届くはがきにその差し引きが書かれています)
やっぱり惹かれたのは非課税の文字。
投資ビギナー向けに少ない金額なら非課税にしてあげるよ!
ハードル下げたから、NISAで投資やってみればいーじゃん!
・・・という。
NISAのスタートは2014年1月。そのころ、NISAのCMがちょくちょくやっていたけれど、自分もやろうと思えばやれるものだとは思っておらず、これまたスルー。
そして2016年にはジュニアNISAなるものがはじまり、テレビで「ジュニアNISAがいーさ!」とかのフレーズをよく聞いていました。
・・・が、これまたスルー。
そんなこんなしているうちに年を取り、あわてて婚活してめでたく子供の生まれたのが2017年。
そしたらね、子供が生まれたらね、月1万5千円、お金がもらえることになったんです。
何となーく知ってはいたけど、本当にもらえるんですよ。
これが噂の「子供手当」。
やったー!
このお金は将来のためにしっかり貯金しておきますからね✨
・・・ところが人によってはこのお金、「学資保険」とやらに掛ける人が多いという情報をキャッチ!むしろ、妊娠中にしっかり調べておくべきことだったようなのです!
しまった~、出遅れた~。
すると、例のときどき口をはさみたくなる実母が、
「来年からつみたてNISAっていうのが始まるらしいよ。それでもいいんじゃない?」
と言ってきたのです。
「つみたてNISA?なにそれ」
「よくわかんない。勉強して、むしろこの年老いた母に教えてよ」
はい、出た。
またちょこっと口出して丸投げ。
それにしても・・・
つみたてNISAとは?
そもそも2014年NISA開始
2016年ジュニアNISA開始
2018年つみたてNISA開始
この3連ちゃん。
なーんか日本政府、我々一般市民に投資させようと本気出してきてません?
これはいったい何のメッセージなんだろう?
それを考えるきっかけをくれたのが、NISAでした。
本を買ってみた
ダイヤモンドZAIという雑誌のバックナンバーを前に再び途方に暮れていましたが、
「とにかく、分かるところだけ読んでみよう!」
と開いてみました。
ZAIはおもに株式投資をする人の情報雑誌のようで、今後の日本の株式市場の予測やら、株主優待券のことやら、ふるさと納税、NISA、FX、などなどいかにも「経済やってます」的な文言がならび、
もー、くじけそう。
ところが素人向けのページをちゃんと用意してくれてるんですね。
子供のころから漫画が好きで、歴史はほとんど漫画で学んだわたくし向けに、「漫画でわかる株式投資」的な連載があったのです。
しかもバックナンバーぜんぶ揃ってるし。
というわけで、その漫画のページだけ読んでみたら、割とすんなり内容が頭に入ってきました。株式のしくみとか、日経平均株価とか、いろいろな指数とか
ざっっっっっくり
非常にざっっっっっくり・・・と
用語を理解できました。
そして思ったのです。
漫画だったら、分かるのかもしれない。
そして「漫画でわかる資産運用」とか「漫画でわかるNISA」とか検索し、わたし向けの書籍をAmazonでぽち。
買った本は以下の通り。
マンガでわかる株式投資! 女子高生株塾―一番売れている株の雑誌ZAiのNo.1人気連載が待望の単行本化!
- 作者: ホイチョイ・プロダクションズ
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/03/27
- メディア: 単行本
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NISAの学校はとくに分かりやすくて買ってよかった!NISAのシステムでわからないことがあったら、今でも読み返しているくらいに。
ただこの頃はジュニアNISAやつみたてNISAの展開がないころなので、ただのNISAの説明だけ。
でもこのNISAを調べていくうちに、
あれ?わたし、投資しなくていいのかなー
と思うようになったのでした。
経済ニュースを見てみた
テレビって人によって本当に見るものが違う。
その頃の私が見ていたのは、
アメトーク
ロンハー
クドカンのドラマは見たいなー
あとドリーミーなものも好きでイイ大人だけどジブリとかハリーポッターとかやってると見ちゃうよねー
というチャンネル編成でした。
ところが母が見るのは経済ニュース。
あと株価が見られる番組。
よくこんなつまらんもの見るな〜〜って思いつつも、私が見たい番組とは時間がかぶらないから一緒にぼーっと見ることにしてみました。
(ちなみに番組名はテレ東のWBS ワールドビジネスサテライトです)
ボーッと見てても、だんだん経済の事に詳しくなっちゃうかもー、、、なんて期待して。
経済のスピードラーニング的なものを狙ったんですね。
これが良かった!
経済のことを考える人の雰囲気とか、空気に慣れた。毎日見てると、今日のスーツ素敵だなぁとか、なんか元気ないけど二日酔いかい?とか余計なことを思いつつ、大人の世界に親しみを感じ始めました。
さらに、その時勤めていた会社が良かった。
「資産は運用すべき」発言の上司は、厳しいし気難しいけど、私をきちんと大人として扱ってくれる人でした。
それまで、セクハラされたりパワハラされたり、女ということで差別されたり。
若い女をまともに扱ってくれる就職先に巡り会えない20代を過ごしたんですよ。
ところがやっと大人として仕事を評価してくれる人に出会えましてね、真面目に働いて、失敗したら謝って、成功したら褒められる、という当たり前の人生を手に入れたところだったのです。
ジブリやらハリーポッターの世界に逃げていたアダルトチルドレンは思ったのです。
現実って悪くないかも。
ズルをしないで真っ正直に努力して、それが評価される世界があるなら、経済もそうやってできているのなら、面白いかもしれない。
それで再び、ようやく、雑誌のバックナンバーを開いてみることにしました。
人生初、「資産運用」なるものを考えてみた。
前の会社の上司と話をしていて、
「だって、資産は運用すべきでしょう?」
って何気なく言われたことがありました。
資産は運用すべき・・・
「へえ(資産のある人はいいな)」
って思ったのが最初でした。
その頃は独身で貯金も少ないけど何となくしていて、これって資産って言えるのかなあと思ったのです。
まあ、資産ですよね。多かれ、少なかれ。
そしてそれを運用すると資産が増えたり減ったりするってことだよなー
でも減るのが怖いから手出しできないなー
私、石橋を叩いて大丈夫だと思っても渡らないタイプだしなー
と、そのとき資産運用についてスルーしてしまいました。
ただ、初めて意識した。
その後、身近で資産運用している人がいたのでそーいえばと思って話を聞いてみました。
誰かって、実の母。
昔はそんなことしてなかったはずなのに、子供の(つまり私と姉)が社会人として独立してから、ぼちぼちと株に手を出し始めた母。
すごーく儲けたりはしていないみたいだけど、すごーく損もしていないみたい。
もともと経験と直感で勝負することがすきなタイプの人なので、趣味と実益を兼ねているのでしょう。
でもこんなに身近に投資している人がいるなんて、ラッキー。根掘り葉掘り聞けるもの。
さっそく聞いてみました。
「ねー、株ってもかるの?資産運用ってどうやるの?」
「・・・やっと興味をもったか。前から投資やってみろってすすめてたじゃん」
「え?知らない。そんなこと言った?」
「言ったよ。まずは国債買ってみたらって言ったじゃん」
・・・・・記憶なし
たぶん、まっっっっっっったく興味がなかったので、完全に単語自体が右耳から左耳に通り抜けたのでしょう。
なによ、国債って。
すると、ちょっと思い出しました。
そーいえば、そんなことがあった気がする。
でもそのとき勤めていた会社で壮絶なセクハラにあっていて、「会社つぶれろ、日本の男はアホばっか、てゆーか日本死ね」って人生を呪っていた時期だったので、国債を買えと言われても、
「はー?こんな国に将来あると思ってるのー?こんな国のためにどうして借金させてやらなきゃならんのじゃー」
と完全にやさぐれていたんでした。
でも、【国債=国にお金を貸す】みたいな図式は知っていたみたです。
それはおいといて。
「やっと資産運用とか投資とか興味でてきたからさー、教えてよ」
と母に言ったところ、心優しきうちの母はこう言いました。
「やだ。」
「え?なんで?」
「投資なんて自己責任だもん。実の子だからって簡単にあれやれこれやれ言えないもん」
「だって昔は国債すすめてきたじゃん」
「そのときはそのとき」
「はー?」
そのときどきで言うことが180度変わるのがうちの母(および多くの年配女性)の特徴です。
「やりたいなら自分で勉強すれば。そこに本ならいっぱいあるから」
母の指さした方を振り返ると、本棚に「Zai」という雑誌のバックナンバーがたくさんと四季報なる分厚い本が。
「そもそも私、人にもの教えるの嫌いだし苦手。やりたいなら勝手にやって」
「・・・・・」
それで仕方なく、その雑誌をペラペラ見てみたら…
ちょーつまんない。意味も分からない。何にも頭に入らない。
それですぐにポイっとして、再び、
「将来?まー、何とかなるっしょ〜〜」と思ったのでした。
お金の勉強はじめました
お金のことが苦手です。
貯金とか年金とか利率とか税金とか保険とか・・・
お金の話って、難しいし、堅苦しいし、不安をあおられているようで考えたくなかったし…
つまりよく分からないから遠ざけていました。
「将来?どうにかなるっしょ、だってみんなどうにかなってるじゃーん。」
今まではそれで済んでいたんです。
なぜなら若かったから。
でもアラフォー(37歳)になり子供ができ、現実をもうちょっと考えなくちゃと思いました。
だってかわいい子供のためだもん!教育費とかちゃんと用意してあげたい!
それで始めたお金についての勉強のアレコレを自分の記録としてもブログにまとめていくことにします。