ミカドヤな日常

アートディレクター/グラフィックデザイナーの夫とイラストレーターの妻の日常です。ミカドヤのHPはコチラ:design.mikadoya.jp

人と街にあかりを。

飲食グループ『株式会社COMATSU』さま企業ブランディングに伴い、CI制作を担当させていただきました。

博多、天神、東京と大人気店を続々と展開されているCOMATSUさま。福岡県岡垣町発の「FUKUOKA CRAFT BREWING」ブランドは、福岡の代表的なクラフトビールブランドのひとつとなっており、他にも2024年2月には「COMATSU gate6」「パーラーコマツ スタジアムサイド」など、みずほPayPayドーム福岡内にも新店舗を出店。

 

ブランディングカンパニーCROMAGNONさまと半年以上の歳月を経て構築された企業理念体系。そこから抽出されたコーポレートスローガン『人と街にあかりを。』

選んだのはゴシック体としての視認性を意識して設計された「 秀英角ゴシック銀 」。クラシックな印象のこの書体がもつ柔らかさ・温かさをベースに、コマツが大切にしている「人との縁や調和」など人への想いを表現。COMATSUに集まる人は輝き、お店がある街はパッと明るくなる、その決意と目標。クライアントはもちろんプロデューサーK柳氏K井氏の未来への期待と情熱をカタチにすべく試行錯誤しました。

 

コーポレートロゴはシンプルかつ視認性と耐久性を重視してデザイン。コマツを象徴する「C」をモチーフに、自身を磨き、集まる人が輝き、周囲へ明かりを灯すことを表現。

重なる3つのCには、社名「COMATSU」/パーパス「集まる人が輝くコミュニティを創造する」の「COMMUNITY」/お客様とのつながり・仲間との調和・地域の中心的な輪の「CIRCLE」、これらの意味を込めました。 このデザイン要素を『Comatsu Community Circle』と呼び、構築。

 

また飲食サービスを主に展開する企業活動を幅広く伝えるためコミュニケーションマークを策定。スローガン英文をベースにお客様や社員などコマツに関わるすべての人に想いを届けていきます。このマークは企業ツールのみならず、店舗内外やイベントでの使用を想定しています。

時流や雰囲気、季節のタイミングなどコマツの今の気持ちをより表現するためロゴと背景色の組み合わせパターンとしてコミュニケーションカラーも提案。

企業ロゴマークに対して大切にしているのは「ど真ん中かつオーソドックスで10年20年後も色褪せないもの」。常に人を、街を灯すコマツさまのさらなる飛躍のシンボルとして寄り添い、ずっと愛される存在になれば幸いです。

 

古き良き遊園地。

遊園地デビューは『だざいふ遊園地』。浅草の花やしきのような、古き良き遊園地です。

警戒心強めの息子(5歳)ですから、乗り物系はどうかな?と思っておりましたが、そんな心配をよそに次から次へと乗り継ぎます。

一回転はせずとて、回転木馬ですら目が回りそうな気配。自分たちの体力と気力を考慮して園内MAP片手に、ご主人と作戦会議です。

ゴーカートや水上コースターでどんどん楽しくなってきた息子が、トレインコースターを指名しようならば「あれは危険」「落ちたら大変」とおどし、「カヌーに乗りたい」とねだれば「同じ金額ならこっちの方が長く乗れるから」とコスパで説得。

結局ゴーカートで5回は遊び、気温27度の中を遊園しまくったのでした。

初めての遊園地「何がいちばん面白かった?」と尋ねると、「かき氷」。

 

え・・・カキゴオリ?

大量の体力と100円玉を消費した今日一日    ブルーハワイ

 

花より団子的な結果になりました。

親子共々、ディズニーランドやUSJには行けそうにもありません。。。

 

春雨と、佐賀散策。

小雨ふる、日曜日。

ご縁あって佐賀市内にある『いもあめ ごとう』さんに行ってまいりました。テイクアウトの大学いも専門店。カリッカリの飴でコーティングされたさつまいもは、他にもきな粉・黒ゴマ・抹茶と味のバリエーションも豊富。

寄らせていただいた間、小学生の姉弟、おひとりさま、妊婦さん、赤ちゃんを抱いたご家族、ご年配のご夫婦と、お客さまが絶えません。皆さまにも思わず取材。

住宅街にひっそりと佇むそのお店にわざわざでも行きたくなる、そして繰り返し食べたくなる、そんな魅力(味)は噂どおりでした。

揚げたてホヤホヤを手に場所を移動。せっかくなので近くにある佐嘉神社に行ってみようと小雨の中歩いていますと、予想だにしない出来事が起きました。

参拝前に、まんじゅうに足止めを食らうのです。

地域に根ざしたおいしいものを見かけると運命としか思えず、これも神の思し召し。

ありがたくハフハフっといただきました。

 

さて、やっと辿り着きました佐嘉神社

包み込むように鎮座する樹木。しとしとと降り注ぐ春雨。

白鷺でしょうか。白い羽を優美に広げる鳥の美しいこと。

浄化された空間は居心地がよく、日常で積もった雑念を鎮めてくれます。

傘をさしながらの散策も、たまにはいいものですね。

ゆっくりと時を感じて、おいしいものを食べて楽しんだことですし。

さてと、

カエルとしますか。

 

名前は、パレッタ。

熊本県熊本市西区にございます『ちぐさ幼稚園』さまのロゴマークのご依頼をいただきました。

1975年4月に設立。スポーツを通して子ども達の健康な身体・こころ・感性を育成するをモットーに、自然豊かな環境で営まれています。

昨年10月。現地に伺い、園舎をとりまく環境を見学。仕事として訪れたものの、ついつい5歳児の母親目線で見学しておりました。
(詳しくはコチラ→「急きょな、弾丸くまもと。」

 

約半世紀、園児たちを次のステップまで羽ばたかせ続けている『ちぐさ幼稚園』。
入口に君臨するクロガネモチの大木。目の前に広がる金峰山。園児たちのキラキラした目。歴史を感じる木造の園舎。見学して感じた温度が残っているうちにアイコンになるものを探りました。

迷った時は、創立者である千草先生のお写真を拝見。先生がどんな想いで保育に携わられていたのかを私たちなりに読み取りながら想像を膨らませます。

いろいろな色を混ぜる場所が『パレット』ならば、幼稚園っていろいろな個性が集う場所だよね、とぼーっとイラストを眺めていましたら、、、いました。

いろいろな体験や経験を通して、じぶんの『色』を見つけてほしい。

各クラスの色「もも・あお・きいろ」をベースにした、『パレッタ』の完成です。

 

そして理事長とのヒヤリングで耳にした、「私たちはスポーツを通して園児たちの体力はもちろん、集中力や精神力を引き出していきたいんです」のお言葉。

その先生たちの想いを『ちぐさ』のロゴタイプに込めました。

 

 

2024年の春より、パレッタがちぐさ幼稚園の一員になりました。今後じっくりとホームページや様々なツールに展開される予定です。

ちなみに他のデザイン案と最後まで悩まれていた理事長の背中を「トン」と押したのがこのパレッタの後ろ姿。

「いやぁ、、これはヤバいですよ。。このお尻は可愛すぎますよ。。笑」
パレッタにかけていただくお言葉がとても嬉しく、たくさん考えた甲斐がありました。これから園児たちと一緒に育ってくれることを楽しみにしております。

 

 

・・・この出会いも、私たちが「いつか小児科や幼稚園などのデザインに携わってみたい」とサイトで記していたのを検索でキャッチしてくださっていた方が、たまたま園の関係者だったというお話。本当にご縁というものは不思議なものです。言霊です。言ってみるもんです。書いてみるもんです。これからもたくさんの夢物語を綴っていきたいと思います。

 

ここは、いこいの森。

大野城いこいの森中央公園。

大自然を感じながら遊べる公園に行ってまいりました。

5歳にもなると運動量もぐんと増え、同じテンションで遊ぶと午後から使いものにならない父と母。

交代制で息子に付き添い、省エネモードで遊びます。

 

細胞が若いと、こーも元気なのか・・・。

飛んだり跳ねたりさせながら、隙あらば小休憩をはさみつつ、私たちなりに公園を楽しんでいます。

 

子どもが親とガッツリ過ごす時間なんて、あっと言う間だということを知っているから、多少ムリしてでも今をうんと感じていたい。子どもにとっては何気ない通過点でしかないこの時間も、わたしたちにとっては希少。

今をちょっとでも長くとどめておきたい想いで写真や動画を撮るも、デバイスで保存できるものってちょっとしかないような気がします。

思い出はデータではないし、そもそも人の保存容量は限られている。

 

くたくたになってフリーズしたとて、やっぱりその時その時を存分に感じたいと思っています。

 

寝床、拝見。

ここ最近、夜な夜なぬりえを楽しむ5歳児。

色鉛筆を走らせる傍で、わたしは読書。

 

 

「よし、できた。」

 

出来栄えに満足すると「もう、ねる」と消灯。

 

 

こんな感じで、勉強も頑張ってね、

なんて言っちゃぁ〜お終いよ。

 

 

 

今は、今しかありませんからね。

 

桜なき、お花見。

楽しき仲間と、花見を開催。

と言っても、桜がない公園だったのでピクニックと呼ぶほうが適切かもしれませんね。

 

誘われるように人の流れは花に向かい桜なきこの公園は通常運転。それを穴場と春の陽気を2家族で楽しみました。

「もう中学生かぁ」あの芸人さんの顔がチラつきつつ、この春から中学生になるAちゃんの未来に乾杯です。思春期になっても遊んでねと、こっそり約束しました。
 
桜がなくとも花見を楽しめる仲間。

この気楽さが心地よく、ここで一句。

 

ないのなら
咲かせてみよう
はなしの花
 
桜の花がなくとも話に花が咲き、みなが酔いしれるのであればそれで良し。

オールスターも青空を仰ぎ、ぞんぶんに春を満喫しました。