Nikon S2とNIKKOR-S 5cm f/1.4
今年の上半期も色々買ってしまったけど、今月買ったのがNikon S2とNIKKOR-S 5cm f/1.4。楽しみにしていた試写1本目が上がってきた。
最初に詰めたのはACROSS。個人的にレンジファインダーのカメラではレンズ交換式もフォーカルプレーンシャッターも初めてなので、ピントと高速シャッターの具合が分かるように、絞りは開け気味で。という理由もあるのだけれど、出た当時は世界最速レンズということだったのだし、せっかくなので絞りは開けて使いたい。上の1枚目も開放。これは滲みが美しくて好きなやつだ。
開放のf1.4と、1段絞ったf2で比べてみた。シャッターは問題ないみたい。
開放での滲みも周辺光量落ちも1段絞っただけでかなり無くなるし、コントラストも上がるようだ。比べてしまうと開放の方が好きだな、この絵だと。
滲むハイライトが綺麗だと、水を撮るのが楽しい。
後ボケはかため、前ボケはやわらかめ。
なので玉ボケもくっきりしたのがよく出る。レンジファインダーなので寄れないけれど、花を撮るのにも良いと思う。
猫も撮る。
科博の恐竜博で、ティラノサウルス。ISO100だけど、f1.4で1/8くらいで切れば展示室の中でもこれくらいに撮れる。
こちらはスピノサウルス。なんだか最近はスピノサウルスが推されてる?のかしら。
夜中でかなり暗かったけど、いちかばちか1/4で切ったら案外写った。というか思いの外良かった。元世界最速なだけある。
楽しみにしていたこのカメラとレンズ、モノクロが良かったので今度はカラーを詰めてみている。レンジファインダーだと引いてしか撮れないしデジカメでもこのレンズは使ってみたいけど、カラーだとどうなんだろう…。実はACROSSでもかなり滲みが出ていて、スキャン画像をLightroomで少し調整している。デジカメで使ったらフレアがもっと大変な気もするし、フィルムで使ってこそなんだろうな。当然か。でも良い買い物をした。レンジファインダーにはまだ慣れないけれど、写りはかなり好きなので、もっと使ってみよう。
67の日なので67で撮った写真を
6/7はロクナナの日、ということで毎年できるだけ67判の写真を撮るようにしている。うちのカメラで67というと、PENTAX 67IIのこと。
せっかくなので67の写真を上げてみようかと思ったけど、最近撮ったものは4月の頭だった。もう2ヶ月前。まあいいか。
まず1本がACROSSでひたすら桜。67の形で、フィルムならモノクロで撮りたかった。この1枚だけ90mmで、あとは全て165mmで撮った。
2本目はPRO400H。PRO400は好きだったんだけど、PRO400Hは色の出方がどうも好みでなくてあまり使っていない。でもたまにはカラーで撮りたいし、手頃な価格で使える中判のカラーネガはこれくらいしかないので、もっと使ってみようかしら(箱買いしたのがいくつか冷蔵庫に残ってるし…)。
カラーで撮ると桜らしくなるけど、この撮り方ならやっぱりモノクロの方が良かったかなあ。
ボケの中の収差の出方は、(当然かもしれないけど)フィルムの方が落ち着いていて良い。被写界深度は薄くてもピントが来た所はきっちりして余裕がある写りだし、中判フィルムはまだまだ使い出がある。
165mmに接写リングを噛ませて。けっこう暗かったけど、感度が400あったおかげでブレずに済んだ。これが最後の椿だったか。
今日は67の日だったので、この時以来久々に67IIを持ち出してみたら、「PErr」が出てシャッターが切れない。今までも出たことはあって、そのときはファインダーを外してつけ直したり電池を抜き差しして直ったんだけれど、今日はどうにもならない。ファインダーの接点をパーマセルテープで絶縁したら一応使えた(露出計は使えない、マニュアル露出)ので、それでどうにか撮ってきた。
そろそろ修理が必要なのだろうか。他にもカメラを買ってしまったので、いつ修理できることやら…。
根津美術館へ燕子花を見に
ちょっと前になってしまうのだけれど、根津美術館に燕子花を見に行ってきた。
毎年、庭園の燕子花が咲く時期に合わせて光琳の燕子花図屏風を公開しているので、今年も行ってきた。2月の梅や4月の桜のように、5月の燕子花は季節のお楽しみになっている。季節に合わせた茶道具の展示も合わせて、一緒に楽しんできた。
館内で作品を鑑賞した後、庭園の散策に。平日の夕方だったので、空いていてゆっくりできた。
小さな滝があるので、手持ちでスローシャッター切ってみる。1/3秒。さすがに手振れ補正がないと完全には止まらない。
水面の反射が綺麗で、そればかり撮ってしまう。
なんか動いたなーと思うと、鯉だった。これも絵になる。
仏像や灯籠なども、そこら中に。展示室の中で見るのもいいけれど、庭園で見る方が好きだな。
なんだかチュイチュイ聞こえるなあと思ったら、巣立ったばかりのシジュウカラ?の雛たちが飛び回ってた。人に対する警戒心が薄くて、割りと近くまで来る。58mm一本しか持ってなかったのを若干後悔もしたけれど、少し鳥見んぐ、もといトリミングしてこれくらいなら充分かな。
で、肝心の燕子花はというと、とっくに見頃は過ぎてこんな具合。来年こそはもっといい時期に、というのがここ数年続いてしまっているが、今年も遅くなってしまった。来年こそは…!
プリモプランはいいぞ1
プリモプランで桜。
プリモプランと58G、ドミプランの3本を持ち歩ってみている。いい。
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一輪の花を捉えるのに300mmはあまりに暴力的だけど、それくらい距離を取らないと美を見ることができない。