7世代レート対戦
最高レート1886(S15)
8世代ランクマッチ
S6 428位/2008
S7 179位/2009
S12 282位/2013
S21 318位/2007
S22 188位/2012
9世代ランクマッチ
S7 50位/2040
S9 189位/2025
対戦オフ
第2回杜のヨウカンベスト8
第3回LiBornOFF優勝
第4回杜のヨウカンベスト8
第1回黒馬記念ベスト8
Twitter(@respect_poke)
【構築経緯】
順位帯を問わずパオジアンが絶対零度を打ち始めたため自分が愛用していたヘイラッシャが何度も凍結させられて安定して勝ち数を伸ばせなかった。そこでパオジアンに対して最低限の行動保証があって絶対零度を喰らわない頑丈キョジオーン、上から殴れるスイーパーとしてウーラオスやカイリューごと貫けるスカーフハバタクカミを軸とした。
キョジオーンはテラスタルを絡めても連撃ウーラオスが苦しいため選出画面での圧力と対面からであればドラムアタックで処理できるゴリランダーとキョジオーンが苦手な隠密サーフゴー対策と特性の清めの塩を切ったことで産まれたゴーストの一貫を切るためにチョッキイーユイを採用した。
崩すのが難しい耐久ポケモンに強く、数的有利を取りやすい点でまもみがキョジオーンと相性がいい渦アンコカイリューを採用した。
ラストの枠にはイダイトウやガチグマといったポケモンに対してストッパーになれる襷パオジアンを採用して構築が完成した。
【個体解説】※採用順
キョジオーン(毒)@食べ残し
頑丈
腕白
207(252)-120-194(212)-×-110-61(44)
H-TOD意識で極振り
B-出来るだけ高く
S-ミラー意識
塩漬け/守る/身代わり/自己再生
このポケモンを初めてちゃんと使ったが、あまりにも性能が壊れすぎていた。有利対面で塩漬けを連打するだけで裏のカミを通しやすくなったり、相手の行動を制限できたりした。今季のキョジオーン軸は霊獣ランドロスと組み合わせたHDが主流であったと思うが、この構築ではパオジアンを一任している関係でHBに厚くしている。またミラーを意識してかなりSを伸ばした結果、全ミラー上から動けたのでミラーは相手が身代わりを貼る前に塩漬けを叩き込みまくった。コンセプトの特性頑丈は活きる場面が少なからずあったがどう考えても清めの塩の方が遥かに強い。これに関しては零度パオジアンが悪い。刺さる構築には刺していくことがてきたが、ウーラオスやサーフゴーがあまりにも厳しかったので軸にするのは難しいと感じた。テラスタイプは毒菱回収と格闘フェアリー半減が偉いので毒。
ハバタクカミ(妖)@拘りスカーフ
古代活性
控えめ
155(196)-×-98(180)-185(108)-156(4)-158(20)
HB-意地ウーラオスの水流連打を93.7%で耐える
C-出来るだけ高く
D-余り
S-最速91族抜き
耐久振り+スカーフは対面性能がとても高くスイーパーとしてだけではなく対面選出の駒としても優秀であった。技構成は一致技2つとギミックメタの滅びの歌に加えて、キョジオーンが苦手な身代わり持ちに抗うためにチャームボイスを採用した。この構築を使い始めた時はあまり投げられなかったが、投げるタイミングを理解してからはこの構築のエースとして素晴らしい活躍をしてくれた。テラスタイプは一貫を作りにいきやすいフェアリー。
ゴリランダー(毒)@オボンの実
グラスメイカー
腕白
193(140)-146(4)-154(236)-×-98(60)-114(68)
H-16n+1
A-余り
B-11n
D-ハバタクカミ意識で出来るだけ高く
S-最速50族抜き抜き
ドラムアタック/はたき落とす/宿木の種/挑発
キョジオーンの最高の相棒枠。グラスフィールドのおかげでキョジオーンが毎ターンHPが1/8回復する+地面が半減になるためこの2体で物理一辺倒な構築に対しては滅法強かった。また対面性能も非常に高く、ドラムアタックのS操作と宿木+挑発で回復しながら殴ったり耐久ポケモンを機能停止にする動きが非常に強かった。
イーユイ(水)@突撃チョッキ
災いの珠
臆病
131(4)-x-100-187(252)-140-167(252)
H-奇数調整
C-火力がないと困るため極振り
S-最速
オーバーヒート/悪の波動/噴煙/サイコキネシス
相手のサーフゴー、イーユイへの引き先。初めは耐久に振っていたが毒テラス剣舞ウーラオスを上から叩くために最速でサイコキネシスを搭載した。最終日に格闘テラスの隠密マントサーフゴーが急増したので裏のウーラオス引き読みのついでに刺さったりした。しかしステルスロックが痛かったり、簡単に上から縛られてしまったりしたのでもう少し考察すべき枠であった。
マルチスケイル
意地っ張り
191(196)-170(4)-131(124)-120-121(4)-123(180)
A-余り
D-余り
S-準速70族抜き
地震/炎の渦/アンコール/羽休め
普通の渦アンコカイリュー。耐久ポケモンやカイリューやガブリアスの鉢巻逆鱗を縛ってそのまま倒せる点を評価して採用。ウェポンはヒードラン、ジバコイルへの打点が欲しかったので地震を採用した。また意地っ張りで採用したことにより炎の渦で嵌めているポケモンの処理速度が上がったり、確定数が変わったりしたのでこちらは正解だったと思う。(身代わりを一回貼ったテツノツツミを地震×3で落とせた)
パオジアン(霊)@気合いの襷
災いの劔
陽気
155-172(252)-101(4)-×-85-205(252)
A-耐久に振る意味がないので極振り
B-余り
S-最速
氷柱落とし/噛み砕く/聖なる剣/氷の礫
普通の襷パオジアン。対面選出をする際にどうしても襷枠が必要だと感じたので採用した。しかし選出率があまりにも低かったので別のポケモンを考えるべきだった。絶対零度は使う勇気が出なかった。
【結果】
TNリスペクト
最高レート2076
最終レート2025
【所感】
今季はレート2100を目標に取り組んできましたが、最後の最後に勝ち切れず悔しいです。
しかしながら最終日は大きく溶かすことなく2020〜2080の間で戦えたこともあり強者の方々と対戦ができてとても楽しかったです。
構築の完成度としては最終日の環境の変化に対応ができず、結果的に満足いく構築ではなかったのでまだまだ構築を組む力、環境を考察する力が足りないと感じました。
来季以降はこの反省点を改善できるようにしたいですね。
【special thanks】
・最終日に通話してくれたマージュ君、おとぎんさん、フロイトさん、えいじさん
・一緒に頑張って潜った人たち
【構築経緯】
拘り眼鏡ハバタクカミをヘイラッシャの欠伸による対面操作から通す動きが使いやすくこの2体から構築を考えた。
ハバタクカミが通しにくい展開は毒or鋼テラスによる強引な一貫切りであると感じたため地面タイプのアタッカーとして鉢巻ガブリアスを採用し、ここまでを基本選出とした。
ハバタクカミを通すうえで邪魔になるテツノツツミやブーストカミ、ヘイラッシャの欠伸の一貫を切りに出てくるサーフゴーへの引き先としてチョッキジバコイルを採用。
上位で流行っていたドヒドイデ絡みのサイクルや終盤に増えるキョジオーンを破壊するために剣舞持ちのパオジアンを採用。
ラストの枠に地面の一貫切りと状態異常の一貫切り、草+イーユイ、ウルガモスに強いポケモンが望ましかったためラムカイリューを採用し構築が完成した。
【個体解説】※採用順
ハバタクカミ(妖)@拘り眼鏡
古代活性
臆病
131(4)-×-75-187(252)-155-205(252)
H-奇数調整
C-火力が欲しいので極振り
S-ミラー意識で最速
構築の軸。高いSラインから等倍でもあらゆるポケモンを破壊する最強の特殊アタッカー。
パオカミミラーで合法的に突っ込むために最速CS。
技構成は一致技2つにテツノドクガやドオーに打つサイコショックとバトンパやムラっけ勢に刺す滅びの歌とした。特に滅びの歌はヘイラッシャの守ると相性が良く、前述のメタ以外にもラス1テラスタルによる捲りに対してテラスタイプに依存せずに安全な勝ち筋を作り出すことができて強かった。その反面サイコショックは活きる機会が余りなかったので処理方法が曖昧なウルガモスに刺すパワージェムやヘイラッシャがキツい身代わり持ちに強いハイパーボイスやチャームボイスなどでも良かったかもしれない。
テラスタイプはムーンフォースのリーチを伸ばすためのフェアリー一択。マスカーニャやパオジアンの不意打ちを半減に出来る点も含めて強かった。最高のポケモン。
ヘイラッシャ(妖)@食べ残し
天然
腕白
257(252)-120-173(180)-×-95(76)-55
H-最大かつ16n+1
B-出来るだけ高く
D-サーフゴーの眼鏡10万ボルト耐え
ウェーブタックル/守る/欠伸/眠る
テラスタル込みでほぼ全ての物理アタッカーを流せる最高のクッション。本構築の拘りアイテムを持ったエースが積みの起点になりかねないため天然+欠伸で盤面を作り直すことができる。後述のジバコイルが地面タイプに弱すぎて投げられないことが多いのでこのポケモン一体でもゲームを作れるようにDにも努力値を割いている。
技構成は低耐久のポケモンを2発以内で持っていけるウェーブタックルとコンセプトの欠伸は確定で残りの2枠は欠伸と残飯を最大限活かせる守ると毒菱に強く、TODを勝ち筋に組み込める眠るとした。特に眠るは読まれることが少なく、渦アンコカイリューに対しても眠る連打で誤魔化していける。
テラスタイプは鉢巻逆鱗、ドラゴンテールや鉢巻パオジアンの悪技にも耐性がつくフェアリーとした。
ガブリアス(鋼)@拘り鉢巻
鮫肌
意地っ張り
183-200(252)-116(4)-×-105-154(252)
A-負荷をかけるために特化
B-余り
S-イーユイ、ミミッキュ意識で準速
今季のMVP。眼鏡カミのムーンフォースが受かってない構築は毒テラスや鋼テラスで受けてくるため、そこに合わせて鉢巻地震で強力な崩しを行える最高のポケモン。イダイナキバと違い、イーユイやミミッキュ、サーフゴーより速い点を評価しての採用。
調整はSラインよりも崩し性能を優先してA特化。イーユイやミミッキュは最速がほとんどいなかったうえに、Bを甘えたカバルドンやヘイラッシャを地震3発で倒せることがあったので正解だったと思う。
技構成は一致技2つにフェアリーへの打点となるアイアンヘッドと眠り対策の寝言とした。寝言は余った枠に採用したがカバルドンやヘイラッシャを寝かせながら倒したあともう一度寝言で殴れるのが本当に強く、サイクル構築においてキツい欠伸展開において寝かせる選択をローリスクで取れるため神技だった。最終日にキノガッサの胞子にあと投げして寝言逆鱗で倒した時は脳汁が出た。
テラスタイプは氷ドラゴンフェアリー半減かつ甘えるカミをアイアンヘッドで貫くために鋼テラスにしたが、パオ対面テラス鉢巻噛み砕くを押されても破壊できるフェアリーでもよかったと思う。
ジバコイル(飛行)@突撃チョッキ
アナライズ
冷静
177(252)-90-135-166(4)-142(252)-72
HD-臆病眼鏡ツツミのハイドロポンプ93.7%で2耐え
C-余り
10万ボルト/ボルトチェンジ/ラスターカノン/ヘビーボンバー
特殊クッション。テツノツツミやブーストカミ、サーフゴーへのクッションが欲しかったので採用した。ディンルーやカイリュー、イーユイに大きく隙を見せるため選出は多くないが、サーフゴーの選出抑制やハバタクカミに好きに動かれると困るため構築には欠かせない存在だった。実際最終日はサーフゴーが1度も選出されなかった。
技構成は一致技の安定打点の10万、ラスカに対面操作技のボルトチェンジとハバタクカミを破壊するヘビーボンバーで完結している。本構築はスカーフイーユイがやや重いため水テラバも考えたがこのポケモンにテラスタルを切ってしまうとフェアリーが一貫してしまうためその場しのぎしかならないことから採用は見送った。
テラスタイプは上記の理由からテラスを切らないため、ラス1でカバルドンやディンルーと対面した時に勝てる飛行にした。
パオジアン(毒)@黒い眼鏡
災いの劔
意地っ張り
159(28)-189(252)-102(12)-×-86(4)-182(212)
H-16n-1
HB-特化鉢巻カイリューのテラス神速最高乱数以外耐え
A-破壊するために特化
D-余り
S-最速110族抜き抜き
氷柱落とし/噛み砕く/不意打ち/剣の舞
超破壊ポケモン。終盤増えていたドヒドイデや毒菱マスカーニャ+キョジオーンを破壊するために採用した。
行動補償がなく、どこにでも投げていける型ではないがカミとガブがキツいアマガドオーに強く、カイリューサフゴに睨みを効かせる役割として構築に欠かせなかった。
テラスタイプは毒を無効にするための毒タイプ。副産物としてフェアリーと格闘技半減なため相性補完的にも強かった。
カイリュー(飛行)@ラムの実
マルチスケイル
意地っ張り
167(4)-204(252)-115-×-120-132(252)
H-奇数調整
A-特化
S-準速
テラバースト/地震/神速/アンコール
優秀な補完枠。ここまでで気になった地面の一貫や状態異常耐性に乏しい点に強いことから採用した。ミミガッサイーユイや低速サイクルに強い点が評価ポイント。しかし鉢巻パオジアンや眼鏡テツノツツミにはテラスしてもワンパンされるため終盤はベンチウォーマーになっていた。しかしこのポケモンの最大の強みは型の匿名性であり、選出段階で相手に無視されない必要があるためこのポケモンの代わりは存在しなかった。
技構成はテンプレだが、ゴーストテラスを切られることが多かったため先制技はアクアジェットでも良いと感じた。
構築で唯一のテラス前提ポケモンだが、補完枠としては充分すぎる性能をしているため選出を躊躇うことはなかった。
【結果】
TNみのり
68勝27敗
最終50位 レート2040
【所感】
剣盾の時から目指していた最終2桁をようやく取ることができてとても嬉しいです。今回の結果は上振れの賜物ではありますが、何度も悔しい思いをしてきてその中で諦めずにやってきて本当に良かったです。
しかしながら構築は煮詰め切れていなかったため改善すべき点が多く、プレイングも反省点が多かったので今回の結果に慢心せず引き続き頑張ろうと思いました。
また今季は途中でSwitchが壊れてしまい中盤に2桁まで上げたロムと育成環境が無くなってしまうという意味わからないことが起きましたが、そのあと作ったロムの勝率が今までの自分からは想像もつかないほど高く、総合的にプラスになっていて本当に意味がわからない。
次はとりあえずSwitchが治って育成環境が復活したらやろうと思います。
【スペシャルサンクス】
・細かい調整まで聞き入れてくれてレンタルを作ってくれたみえいくん(ガチメシア)
・構築相談に乗ってもらったり、アドバイスをくれたふとんさん、マージュくん、イカタコさん
・僕よりも最終2桁を願ってくれていたあらたまくん、えいじさん
・その他応援、通話してくれた皆さん
ルール
禁伝2体まで使用可能
ダイマあり
ムゲンダイナ@黒いヘドロ
臆病H252B196C4D4S52
プレッシャー
ダイマックス砲/毒毒/コスモパワー/自己再生
準速エースバーン抜き。
持ち物は鉢巻ウーラオスを受けるための黒いヘドロ。
技構成は身代わりホウオウで詰まないようにダイマ砲+毒毒、球ゲロゲを受けたり詰め筋となれるコスパ、回復ソースの再生。
ザシアンへの打点はないがHDザシアンなど一部のザシアンは詰ませられる。
せっかくのドイツ語の色違い個体だったので配信で意味もなく選出しようか少し悩んだ。
選出率同率5位(4/11)
ホウオウ@厚底ブーツ
慎重H252B236S12
再生力
聖なる炎/ブレイブバード/神秘の守り/自己再生
調整はパクリ。
持ち物はステロがだるいので厚底ブーツ。
技構成は一致技と回復ソースの再生と自由枠に神秘の守り。
神秘の守りの用途は
・相手の歌うラッキーにテンポを取られない
・裏のハピナスと合わせて毒毒ダイナを起点にする
などがあり、どれも身代わりでは出来ない動きである。
身代わりの方が汎用性が高いが、状態異常にする技が蔓延している環境で安心してサイクルを回すことが出来たので悪くないと思う。
選出率同率3位(5/11)
バンギラス@食べ残し
慎重H252A4D252
砂起こし
ロックブラスト/イカサマ/守る/眠る
特殊イベル、黒馬バドレックスを受けるためHD特化。
持ち物は他のポケモンと違い高速再生技がないのでHP管理ができる食べ残し。
技構成は一致技のロックブラスト、相手の物理引きに負荷をかけられるイカサマ、拘りロックや砂ターン管理などに使える守る、回復ソースの眠る。
眠るもステルスロックとの選択だが、この環境では残飯バンギラスの眠るが読まれにくく、受けミラーのラストターンに眠るを選択することで拾える試合が多かった。
選出率同率3位(5/11)
エアームド@オボンの実
腕白H244B252S12
頑丈
ボディプレス/鉄壁/吹き飛ばし/羽休め
持ち物は上2体のダイマを受け切るためのオボンの実。
技構成はメインウェポンのボディプレス、剣舞持ちに抗う鉄壁、回復ソースの羽休め、相手を流すための吹き飛ばし。
吹き飛ばしがあるとネクロズマの大体の型に対応が効く。
選出率同率5位(4/11)
ハピナス@万能傘
穏やかB252D252S4
自然回復
ハイパーボイス/瞑想/身代わり/卵産み
耐久指数が最も高くなるBD振り。
持ち物はカイオーガの技を2耐えするために万能傘。(眼鏡潮吹きまで2耐えする)
技構成は身代わりカイオーガ意識のハイパーボイス、積みアタッカー意識の瞑想、急所や絶対零度をケアできる身代わり、回復ソースの卵産みとした。
ラッキーと違い自らがアタッカーとして詰め筋になれて、瞑想カイオーガにも安定する。(球持ちは瞑想と卵産みの択になる)
ハイパーボイスを身代わり持ちのカイオーガとゼルネアスへの打点となるだけでなく、受けループに強いとされるメテビカグヤやエルフーンに勝てる点が強かった。
身代わりはホウオウの神秘の守りと合わせて毒毒ダイナを起点にできる他、運負けを極力減らすことが出来る。詰め性能も高い。
余談だが何故かノーマルルールだったのでNNがバレた。
選出率2位(6/11)
ヌオー@ゴツゴツメット
腕白H252B252D4
天然
地震/カウンター/毒毒/自己再生
ザシアンを受けるためのHB特化。
持ち物はザシアンに投げるだけで相手が削れるのでゴツゴツメット。
技構成はザシアンへの最大打点の地震、どうにもならない物理アタッカーを吹き飛ばすカウンター、暇な時に打つ毒毒、回復ソースの再生。
ザシアン以外は役割が薄いイメージが強いが残飯ジガルデや身代わりのないHBルギアにも強く、ダイアースを積めれば特殊もある程度受けられる。
またゴチルゼルにはナックル→ナックル→アースでたまに勝てる。(元々切ってるポケモンなので勝てればラッキー)
選出率1位(7/11)
構築の要点
①相手の崩しのプランへのメタ
受けループのスタンダードな崩し方であるカバルドンやラグラージのステロ欠伸展開からの禁伝ダイマックスや毒毒or毒菱ムゲンダイナに対してホウオウの神秘の守りから展開していくことで裏のポケモンへの負荷を大きく減らしつつサイクルが回すことができる。また電磁波や歌うなどの状態異常に頼った崩しをしてくる相手にも逆にホウオウの聖なる炎の火傷のリスクを押し付けることができるため、ホウオウの神秘の守りという一見ネタにしか見えない技を高い汎用性で使うことができた。
②受けミラーへの回答
本構築はステルスロックを所持したポケモンがいないため受けミラーの対戦では一見不利に見えるがホウオウの神秘の守りにより相手のホウオウの聖なる炎やラッキーの歌うから裏のポケモンを保護しつつこちらはムゲンダイナを展開してダイマックス砲+毒毒で相手の行動を制限したり、ハピナスで身代わり+瞑想し、相手の身代わりに対してもハイパーボイスで貫通してHP総量で勝つことができる。またお互い削りの手段が乏しそうでありHP総量ゲーになってしまった時にもバンギラスの眠るでこちらは満タンで終了して相手には砂ダメ分が入り、TODで勝つことができる。
③勝てないポケモンへの対抗策
受けループに限らず勝てないポケモンは構築単位で存在してしまうがムゲンダイナの毒毒+コスモパワーで強引に詰める、エアームドの頑丈を縦に型を判別or吹き飛ばしによる強引な流し、ヌオーのカウンターによる対面処理などプレイヤーの好みによって別れると言っても良いような技の選択技に対面的な動きを取り入れることで勝てる範囲を広げることができた。
キツいポケモン、並び
切ってるので勝てません。
最初の1〜2サイクルはホウオウで誤魔化せるが、地震がないとバレた後に好きに動かれてしまう。
眠るスイクン
誰も倒せないし熱湯で焼けたら負ける
スカーフ黒バドレックス+ステロ蜻蛉ランドロス
選出画面ではランドロスは型が判別しにくいためエアームドを投げざるを得ないが黒バドのあと投げを無限に許してしまう。そこからのスカーフトリックでバンギラスの残飯を奪われると相手の黒バドレックスを中々倒せなくなってしまう。
戦績
個人7-4
ポケモン使用率クイズ→むらさめくん無双
チーム優勝←神すぎ
決勝戦配信(自分の試合は1:20:23〜)
この並びは禁伝2体ルールのときに使っていたが2000チャレを2回失敗し、葉桜杯のトーナメントでは1落ちしてあまりいい思い出が無かったもののポケモン達の自覚が凄まじく、大事な試合で勝ててよかった。もうこのルールで対戦することは無いと思うので供養。
スペシャルサンクス
チームメイトのさーにゃさん、むらさめくん
運営陣の皆様
対戦相手及び配信を見て下さった皆様
勝手に名前を使わせてくれた市川くん
こんにちは。リスペクトというものです。s22お疲れ様でした。いい感じの結果が残せたので構築記事を書きました。拙い文章だとは思いますが、良ければ読んでいってください。
(以下常態)
【構築経緯】
この環境で最も使い慣れている禁伝枠のザシアンから構築をスタート。
ザシアンで相手をしていて1番窮屈な相手がHBサンダーであると感じたため、欠伸による流しを行えるトリトドンを次に採用。
ザシアンの攻撃を微妙に耐えてくるポケモンに対抗するために撒菱やステロが欲しかったため相手の地面タイプに対して安定した引き先にもなれるエアームドを採用。
流行りのCSムゲンダイナや黒バドに対して受け出し→電磁波のムーブによりザシアンで上から殴れるプランを取りにいけるポリゴン2を採用。
受けループの禁伝枠の多様化によって受けダイナ対策=受けループ対策とはならないことが多かったためザシアンでは相手が出来ず構築全体で重いホウオウに強めで2枚目の物理エースになれるガブリアスを採用。
ラストはスカーフ枠として最低限ヒヒダルマの上から動けるポケモンでやや重めなカプ・レヒレを大きく削りにいけるスカーフサンダーを採用した。
【コンセプト】
・サイクルによる削り→アタッカーで一掃
・攻めによる数的有利→受けによる詰ませ
【個体解説】
ザシアン@朽ちた剣
特性:不撓の剣
調整:意地っ張りH148A244S108
技構成:アイアンヘッド(巨獣斬) じゃれつく
炎の牙 サイコファング
禁伝枠かつアタッカー枠その1。破格の種族値と特性によるA上昇、読めない技範囲により受け出しが成立しない最強のポケモン。撒菱を絡めるとヌオーでも受からないためどんな構築にも選出していくことができた。調整は遅いザシアンを抜ける程度に振ったものの、上から動かれる事が多かったのでASも考えたが耐久が生きた試合もあったため一長一短だと感じた。技構成は一致技2つにナットレイを分からせる炎の牙、壁+ウルガモスやドヒドイデへの打点としてサイコファングの4つとした。
サンダー@拘りスカーフ
特性:静電気
調整:臆病C252S252余りD
技構成:10万ボルト ボルトチェンジ
暴風 熱風
アタッカー枠その2。特筆する事がない一般的なスカーフサンダー。この環境では耐久振りが主流であるため速くて火力のあるサンダーは考慮される事が少なく、舐めた居座りをしてくるカプ・レヒレ等に刺さる事が多かった。禁伝相手には少し火力が足りない場面が多いものの、撒菱ステロでスリップダメージを入れる事で相手から見えにくい勝ち筋を掴みやすかった。最終戦もコイツが決めてくれたため採用して正解だったと感じた。
追記:余りはBに振った方がウーラオスへの乱数が変わるのでその方がいいと思います。
ガブリアス@気合いの襷
特性:鮫肌
調整:陽気A252S252余りD
技構成:スケイルショット 地震
ストーンエッジ 剣の舞
アタッカー枠その3。こちらも特筆すべき点のない一般的な襷ガブリアス。襷枠はドラパルトやポットデスなども試したが、最終日に多かったエースバーンにまとまった打点を持てて、重めのウルガモスにも強いこのポケモンを採用した。岩技はストーンエッジじゃないと火力が足りないので仕方なく採用した。命中不安という懸念点があったものの、展開に成功した時の制圧力は凄まじかった。流石主人公。
ポリゴン2@進化の輝石
特性:アナライズ
調整:図太いH244B76D188
技構成:冷凍ビーム イカサマ
電磁波 自己再生
受けポケモンその1。黒バドレックス、日食ネクロズマ等の禁伝枠やドラパルト、ガブリアス等のドラゴンタイプまで幅広く見る事ができる万能なポケモンでありながら殴ってもそこそこ火力が出せるため非常に使いやすかった。電磁波を搭載することで相手のエースポケモンの足を奪ったあとにこちらのポケモンを通す動きが非常に強力であり、構築の潤滑油となってくれた。
調整元
https://ikatako07.hatenablog.com/entry/2021/09/01/191302
特性:頑丈
調整:腕白H252B252D4
技構成:ステルスロック 撒菱
羽休め 吹き飛ばし
受けポケモンその2。ゴツゴツメットが本体の削りに特化したポケモン。ステルスロックと撒菱を両採用することによってサイクル下で相手にとても大きな負荷をかけられる。吹き飛ばしはスリップダメージを入れるだけでなく、積みポケモンの流しを行える点がとても優秀であった。ボディプレスは打ちたい相手があまりいなかったので今回は採用を見送った。
追記:ミラー考えて端数はSに振った方が強いです。
トリトドン@食べ残し
特性:呼び水
調整:図太いH228B252D28
技構成:熱湯 欠伸
身代わり 自己再生
受けポケモンその3。カイオーガやHBサンダーへの引き先になれるポケモン。エアームドの撒菱+ステロと合わせた欠伸による展開が非常に強力であった。また身代わりは欠伸後に裏のポケモンを見たい時やドヒドイデ、ヌオー等の毒毒をシャットアウトする技として非常に有効だった。ザシアンに打つための大地の力も考えたものの、上記の技が優秀すぎたため今回は採用を見送った。これは余談だが1年ほど前に国際孵化で産んだコンペボール入りのA0菱形の個体を今回使っていた。ずっと持て余していたが、今回このポケモンと2000を達成できて嬉しかった。
【選出】
選出はサイクル構築なので相手依存になりがちなので基本選出は特になく、刺さっていそうなアタッカーを1〜2体選び残りを受けポケモンから選ぶと言った形。1度だけアタッカー3体を出したがよっぽどのことがない限りしない方が良い。ただ受けループに対してはエアームド@2という選出を固定していた。
【所感】
前季は知り合いの方の構築で2000を達成する形となったが今季は序盤から積極的に潜り、上位プレイヤーの構築を見て環境を把握しながら最終日前日に構築を完成させた。自分は構築を考える力が低いため、なかなか潜れず終盤に勝てないことが多いので今後はなるべく潜るようにしようと思う。
これでレートが2000を超えたのは5回目だが、いつも2000に乗ってそのまま終わっている。もちろん毎月最終日の最後まで潜れるわけではないが、周りのプレイヤーを見ていると自分ももっと上で戦ってみたいという気持ちになるため潜れるシーズンは頑張って潜ろうと感じた。
【レンタルチーム】
ご自由にお使いください。
【special thanks】
・孵化余り、育成用の道具をくれた皆様
・終盤に通話して励まし合った皆様
・僕がどんなにマリオカートが弱くても一緒にやってくれる皆様
ここまで閲覧ありがとうございました。
Twitter→@respect_poke