バケツ

言葉を吐きます

【SVシーズンシングル最終396位レート2003】ユキノオーパオジアン



 

レート2000戦略
・シーズン終盤は中盤に増えたポケモンが対策されまず勝てなくなる(その対策のイタチごっこになる)ので流行りのテンプレ型しかいないタイミングでレートを稼ぐ
・シーズン中盤はセグレイブがおらずウルガモスがやたら通りやすかったのでその間にレート稼ぎ

 

・構築コンセプト
ユキノオーで雪を降らせたり壁を貼ることでパオジアンの対面性能を上げてごり押す
またはウルガモスで積む

 

ユキノオー おくびょう 気合いの襷
こおりテラス
ふぶき オーロラベール ギガドレイン じならし
Cs252b4

オーロラベールする暇なくて微妙でした

初手にテツノドクガやイーユイを誘ってくれるのでそこはよかった

 

・パオジアン ようき 命のたま
でんきテラス
つららおとし ふいうち テラバースト じこさいせい
H179になるように調整
A252
S最速テツノドクガ抜き
残りbd

でんきテラスが受けパーティに対して強かった

 

ウルガモス ずぶとい 厚ぞこブーツ
水テラス
ほのおのまい おにび ちょうのまい 光合成
Sを1舞でツツミ抜きまで振ったテンプレ型

中盤に無双してた

 

・ハバタクカミ おくびょう ブーストエナジー
フェアリーテラス
ムーンフォース シャドーボール あまえる 痛み分け
H151になるように
B101になるように
Sテツノドクガ抜き
残りC
最終日はディンルーにベビーボンバーがかなりの確率で搭載されており、対面で勝てなくなっていた

 

カイリュー ようき こだわりハチマキ
ノーマルテラス
しんそく げきりん じしん アイアンヘッド
Sを準速セグレイブ抜きにしてA252残りh
シーズン中盤でハチマキげきりんが通りやすいタイミンありそのときに活躍

 

・サーフゴー おくびょう こだわりスカーフ
かくとうテラス
ゴールドラッシュ シャドーボール きあいだま トリック

Sを準速セグレイブ抜きでhに100残りC
パオジアンのふいうちで縛られる関係上中盤までゴツメサーフゴーしかいなかったので、スカーフトリックが一切警戒されてなかった

 

ちなみに最終日にマスターに上げただけのサブロムで対戦してみたけど、ウルガモス対策されまくってて(セグレイブが増えすぎてて)全然勝てず4桁半ばくらいでした

【SVシーズン4 シングル最終181位 レート2079】あくテラスアラブルタケ軸

努力値などの詳しい数値は忘れたので書いていません。

まず構築の前に、ソロでレート2000越えを目指すにあたって意識したこと
・最終日の夜はびっくりテラスと通話勢だらけになり、カモられるだけなので潜らない。
・構築は5体を固定とし、残り1枠を増えているポケモンの対策枠として用いる

 

•構築コンセプト
アラブルタケで運ゲー択ゲーのクソゲー仕掛けて全抜き

 

 

・テツノワダチ@ふうせん じめんテラス
ようき
ASベースでSをガブ抜き


じしん アイアンヘッド アイススピナー こうそくスピン
メモ
どくびしマスカーニャ対策枠
フェアリーテラスとはがねテラスが増えてると掲示板やツイッターで見たので、どちらにもタイプ上強そうなテツノワダチを採用
この枠は補完枠なので他にカラミンゴやイダイナキバなども使用

 

 

・ハバタクカミ@ブーストエナジー フェアリーテラス
おくびょう
H151になるように調整
B101になるように調整(確かセグレイブのつららか礫を意識)
Sは素の状態で最速テツノドクガ抜き
残りC


ムーンフォース シャドーボール あまえる ほろびのうた
メモ
りゅうまいアタッカーを後だしから機能停止させてアラブルタケの起点にしたり
ビルドコノヨザル・クエスパトラなどの展開系を潰すとても大事な役

 

 

・アラブルタケ@たべのこし あくテラス
いじっぱり
H193になるように調整
S95になるように調整(S1下降のいじセグレイブ抜き)
D臆病ハバカミのムーンフォース耐え
あとはAとB(たしかAに204くらい?


かみくだく ふいうち きのこのほうし みがわり

メモ
S3の最初からずっと同じ型で使っていた構築の軸
あくテラスを切ることでアーマーガァやヘイラッシャもかみくだく3発くらいで倒せるので運も絡むが後だしを許さないし、大体のポケモンかみくだく→ふいうちで倒せる
ハバカミの甘えるでドラゴンを起点にしたり、サーフゴーのトリックでじめんやゴースト技を拘らせてキノコのほうしを当てられる状況を作り全抜き体勢を作る
フェアリーテラスのゴツメ再生持ちは無理

 

 

ウルガモス@あつぞこブーツ ノーマルテラス
ずぶとい
H191になるように
S1舞でマスカーニャ抜き
残りB


ほのおのまい ちょうのまい あさのひざし おにび

メモ
セグレイブを選出誘導したり、サーフゴーやアーマーガァの選出を抑える役
一貫が出来てそうな構築に出してもドラゴンにほのおテラスされたりブーストツツミ後出しの見えない択に縛られたりふいにパワージェム飛んできたりで使いづらかったが、最後の最後では活躍してた

 

 

・サーフゴー@こだわりスカーフ ノーマルテラス
おくびょう
H175になるように調整(8n-1セグレイブのテラス無しじしんなど耐える)
Dおくびょうハバタクカミのシャドーボールの耐える確率上げ
S準速セグレイブ抜き
残りC


シャドーボール ゴールドラッシュ きあいだま トリック

メモ
キノコのほうしの一貫が出来ていればこいつが倒れる前提でトリックする(セグレイブなど)
初手に出てくるコノヨザルなどにトリックしてあくテラスアラブルタケのかみくだく→ふいうちで多分倒せるなど

テラスはカミやコノヨ、サーフゴーに切る

 

 

カイリュー@こだわりハチマキ ひこうテラス
ようき
S準速セグレイブ抜き
A振り切り
残りH


テラバースト げきりん じしん しんそく

メモ
色々カイリュー使ったけどこれが一番自分に合ってたので採用

 

 

 



ソロでやると複数人で同じ構築を使い回し練度を高めるいったことが出来ない分、ずっと同じ構築を使い続けたことで初めてレート2000超えることができた

運も全体的に良かった。
読んでいただいた方ありがとうございました

飼い猫が猫エイズキャリアだと判明した。

 

昨日猫が魚の釣り餌を袋ごと食べた疑いがあり、病院へ連れて行った。そちらはなんともなかったのだが、ついでに以前から気になっていた猫エイズのキャリアかどうかの検査をしてもらった。(猫エイズは一度キャリアになると個体差によって1年〜寿命までの間に再発し、免疫力が落ちて死ぬ病気)

 

結果は陽性。

正直うちに来た時の状態(噛み傷など)からかかってもおかしくないと予想はしていたので、あまり驚かなかった。

猫をくれた多頭飼いおばさんがなんとなく早めにうちに猫を寄越そうとしてきてたりしたこととも合点がいった。

あらかじめ猫エイズについても調べていたので、無症状のまま一生を終える猫がいたり発症するタイミングにはかなりの個体差があるということで、すぐ死ぬ確率はそう高くないことも知っていた。

 

それでも、ぼんやりとこのまま続いていくと思っていた今の生活に、そう遠くない未来にハッキリと終わりが来るのだという事実を突きつけられることがこんなに苦しいとは思わなかった。

エイズが発症するのが1年先か10年先かは分からないけど、猫との時間をもっと大切に過ごそうと思った。

 

20代後半に差し掛かって、色々な部分での変化が出てきた。

肌が少しガサガサするようになったし、AGAの兆候も出てきた。

段々と歳を取っていることをひしひしと感じる。

自分の中の子供心を大切にするように生きているけど、子どもみたいにキラキラできることは最近無い。

人生はいつまでも青春だと思っているけど、これから自分の元を去っていくものが増えて、そうは思えなくなるのかもしれない。

ゆっくりと進んでいくようで、あっという間に過ぎる時間を、もっと大切に生きたいと思う。

 

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水滴の様相

人っていうのは循環器だからさ、自分が何か相手に与えたときに、それを返そうという気持ちがない人とは関わっちゃダメだよ。

大雨の中信号待ちで停車する車内、過去誰かにそう言われたことを思いだした。いつの話だったか。

 

フロントガラスにペンキをぶちまけたみたいに沢山付いた水滴を、車のワイパーがたった一回の挙動でサッと消し去っていく。

クリアになった視界にボタボタ水滴が落ちてモザイクがかかり始めると、少ししてまたワイパーがそれを取り去る。

学校の先生が、黒板に書いた字をサッと消すみたいだと思った。先まで何か意味のある言葉だったものが、一瞬で薄ら白い跡になる。

何もなかったところにまた言葉を足して、また消す。でも、本当にその言葉は完全に消えてしまうのだろうか。

そしてもしかすると、ワイパーに消された水滴にもことばがあったのだろうか。

 

ワイパーの動きを何度か見るうちに、目の前の信号が青に変わった。

 

アクセルを踏むと、車が動き出す。タイヤが水を跳ねる千切れるような音が聞こえる。反対車線のマフラーをいじった車であろう、雄牛のように怒り狂ったような騒がしいエンジン音がそれをかき消す。

いつもなら顔をしかめてうるさいなと言っていただろう、でもなぜか、不思議と怒りは湧いてこない。

 

さっき、いつか言われた言葉を思い出してから体の様子が変だ。今ここに初めて生まれ落ちたみたいな。

卵から産まれたプランクトンが、海原に放り出されるみたいな、だけど、初めから泳ぎ方は本能で知っている。そんな感覚。

一体今までの僕はどこへいったのだろう。

 

後部座席には飼い犬が乗っている。お座りをして運転席と助手席の間から前をじーっと見ている。僕はそれをバックミラーでちらりと見た。

ぼーっとはしていられない。彼を動物病院に連れて行かなければならないのだ。

 

飼い犬の何かがおかしい。そのことに気づいたのは一昨日の晩のことだった。

いつも家に帰ると玄関を開けた途端尻尾を振りながら飛びかかってくるのに、来ない。少し澄ました顔で、待っていましたよ。という顔をしているだけだ。

また、いつも喜んで催促してくるおやつをあまり催促して来なくなった。遊ぶ頻度が少し減った。それは次の日も同じだった。

急に何があったのだろう。見た目や食事、トイレなどには大きな変化がないから大丈夫だろうけど、もしかしたら何かの兆候かもしれない。

迷った末、動物病院に連れていくことにした。車の中でもいつもに比べ彼はおとなしく、それがまた僕を少し心配させた。

 

しばらく運転して、左手に動物病院が見えたので左折し、駐車場に前から入る。

病院の前の5台ほどしか車が止まらない小さな駐車場に車を停めると、犬はなにかを察したのか車の座席の下の方にゴソゴソ隠れようとしていた。

運転席のドアを開けて外に出て、後部座席のドアを開き頭をいれておいでと話しかける。

僕が彼を強引に抱き抱えようとすると、低い声でウーという唸り声をあげた。こういうのは勢いが肝心だ。はいはいと言いながら一気に両脇から持ち上げる。噛んではこない。

ぼくは背中から下半身がびしょ濡れだったが、そのまま小走りで動物病院に駆け込んだ。

 

ドアの上側についている鈴がチリンと鳴る。ドアが閉まるのと同時に、雨音が遠ざかる

 

動物病院の待合室にはクラシックオルガンで演奏されたBGMが流れていた。どこかで聞き覚えのある曲だが、思い出せない。白い壁と白い床、壁際に設置された椅子。

また、自分以外にもペットの診察を受けにきている人が一人いた。リュックサックくらいの大きさの籠を持っている。きっと中には猫か何かがいるのだろう。

 

入り口のすぐ近くにある受付台の前に立って、書類仕事をしている受付の女性に話しかける。

「予約していた沖野ですけど。」

こういうときに第1声を出すのはなぜか緊張してしまう。声が裏返ったりしないか。昔、学校の教室で何かを発表するときに失敗した経験があるからかもしれない。

「こんにちは。沖野さんですね。診察券をお出しください」

ゆっくりと落ち着いた、聞いていると眠くなってきそうな心地よい話し方。僕は犬を片手で抱えたままポケットから診察券を出して受付に渡した。

受け取ると受付は変わらずの落ち着いた声で、ありがとうございます、お掛けになってお待ちください。と言った。

もう少しこの声を聞いていたいと思った。ありがとうございます。ありがとうございます。その声を頭の中で何度か反復した。不安な気持ちが和らいだ気がする。

 

緊張して縮こまった犬を抱きかかえたまま座ってしばらく待つと、奥から獣医の先生が出てきて「沖野さんどうぞ」と言った。先に診察を待っていた女性がちらりとこちらを見た。

 

診察室に入り、診察台に犬を置いて座らせると、先生は僕の目を覗き込んで

「今日はどうされました?」と言った。僕は少し考えてできるだけ少ない言葉で伝えようとする

「一昨日から少し様子が変で。食事やトイレは問題ないんですけど、元気がないというか。」

なるほど、と頷いて、先生は犬の方に向き直る。

「ちょっと見て見ますね。」

そういって犬の体をゴソゴソと触り始める。

お腹のあたりから下半身、目を開いて瞼の裏を見る。そして口元。

犬は不安そうに横目で僕の顔を見ている。

 

「んー。特に見た感じは異常ありませんね。レントゲンも撮って見ましょうか」

「お願いします」

脇を抱えられて、別室へ連れていかれる犬。

しばらくすると、また同じように抱えられて診察室に戻ってきた。

壁に吊るされたモニターにレントゲンが映し出される。

「これまた異常ないですね。」

 

少し間をあけて、率直な疑問をぶつける。

「じゃあ、どうして急に大人しくなったんでしょうか。」

「うーん、ただの気分の問題だと思います。」

「はあ、気分」

「犬だって人間と一緒で、変わりますからね。ずっと同じなんてことはないんです。少しずつ変わっていって、ある日突然一気に変わったように見える。それは、異常ではない。犬にとって飽きてしまったり、何かが必要なくなったということです。沖野さんもそういうこと、何か心当たりありませんか?」 

 

少しぼくは考えた。

 

「どうだろう。あるかと言われればあるような気がします。」

「犬は歴史的に人間とものすごく近いところで生きてきました。だから、沖野さんに起きる内情の変化が、犬に起きることだってありますよ。」

「そうですか」

それもそうだと思った。

何を勘違いしていたのだろう。普遍性などどんなものにもないのだ。

 

少し気を楽にして犬の方を見た。

犬は僕とは打って変わって、まだ不安そうに僕の目をじっと見つめている。

その犬の目は子犬を受け取りに保健所に行った時のままの目。

瞳の中に宇宙を宿すような、いつも何かを教えてくれているような。そんな目。

そして、その中に僕は映っている。

 

犬を抱きかかえて待合室に戻ると、診察待ちの女性がまたちらりとこちらを見た。

犬も終わったことを察したのか緊張がほぐれたようで、体の強張りがなくなっている。

 

受付からの呼び出しを待つ間、大きなガラスの窓越しに外を眺めることにする。

 

窓の外は相変わらず大雨が降っていて、風も出てきたみたいだ。

街路樹が大きく揺れている。ひゅうひゅうと少し音がする。

歩道を1人の男の人が、傘を両手でしっかり持って前傾させながら歩いている。

傘は風の影響で、潰れるように変形している。

 

停めてあるぼくの車は、目を覚ますことのない動物のように雨に打たれても何も言わずそこに佇んでいる。

 

病院の窓ガラスに貼りついた雨の大粒の水滴がそのガラス面を、絶えず形を変えながらクラシックオルガンのBGMに合わせて踊るように、くねくねと下へ下へ流れてゆく。

 

「沖野さん、お待たせしました。」

受付の女性のゆったりした声が待合室に響く。

ぼくはその声を頭の中で少し反芻して、受付の前に立つ。

 

支払いをカードで簡単に済ませると、病院のドアを開け犬を濡らさないように前屈みになった。

そしてそのまま、小走りで車の運転席のドア目掛けて雨の中を進む。

頭や背中には雨の感触、そして腹部に犬の温もりを感じながら。