SENNHEISER IE 80S BT 【ワイヤレスイヤホン】

名器には違いない音質

f:id:iksk_e:20210214223721j:image

 

前々回ご紹介した、同SENNHEISER社の MOMENTIUM HD1の次に購入して聴いてみたのがこの機種。

IE8~シリーズは、ゼンハイザーの中でも最高音質を謳い、どちらかというとモニタリング用のプロユーズ。なので、このbluetooth接続のワイヤレスイヤホンも、その系統の音だろうと思っていた。

購入して届いたので早速聴いてみると、やはりモニタリングイヤホンである。

MOMENTIUMシリーズのような、聴いていて気持ちの良い音、あたたかいクリアな音ではなく、言うなれば高解像度のキレキレの音を聴かせてくれる、クールな機種。

この機種の構造はカナル型。正直、着け心地はあまり良くない。

何というか、ワイヤレスで超高解像度の音を聴く用途・シーン、スマホタブレットから飛ばして聴くには、ギャップが凄くある。違和感を凄く感じる。

 

ワイヤレス機器としての性能

連続再生時間はわずか6時間。他社の分離型でないワイヤレスイヤホンだと、10時間オーバーがほとんどの中、これはあまりにも短い。

屋外に持っていって〜、通勤・通学中に〜、という感じのものでは無い。

では、DTMでこの機種を使うシーンを想定してみるけれど、滅多に無い。マスタリングなど大体終わって、機種別チェックの時に使うことぐらいしか思い浮かばない。或いは、シーンを変えて聴いてみたい時。

 

【続く】

 

SOUNDPEATS sonic 【ワイヤレスイヤホン】

f:id:iksk_e:20210114210155j:image

2020年は、ワイヤレス・イヤホン沼に陥るも

2020年、1年間に10本のワイヤレスイヤホンを買い換えました。
下は3,000円〜、上は30,000円オーバーまで。良いと言われるものは全部試しました。(Apple, BOSE, SONY, SENNHEISER, Beats, etc)
ノイズキャンセル機能が付いてたり、aptx、Bluetooth 5.1に対応していたり、IPX7の防水規格に対応していたり……各社様々にアピール合戦をしておりました。

 

ナンバーワン・オブ・ワイヤレスイヤホン2020

2020年、今手元に残っているのはこの一台だけです。
つまり、それだけ試して、これが秀逸なのです。良いところを挙げると、

・15時間再生(他製品の約2倍、会話中にバッテリー切れして、あたふたしない幸せ)
Bluetooth 5.2、aptXコーデックに対応 (音質 ⭐️⭐️⭐️⭐️)
・IPX5の防水規格 (汗や雨ぐらいへっちゃら)
・マルチペアリング (色んな機器とペアリングできます)
・ボタンの操作性と、感触と音声反応の良さ
・充電ケースの小ささ (ズボンのポケットに入る程のサイズ)

 

f:id:iksk_e:20210114205853j:image f:id:iksk_e:20210114205908j:image

 

 

1つだけ…

残念な点は、このブランドロゴの「S」の文字が、電源オン時には常に光ります。。
そういうのが気にならないのであれば、大丈夫です。
私はMacBookの林檎マークすら光らせなくしたいたちなので… 

(ふと思ったのは、どうせ同じアルファベットを光らせるなら、L・R にしてほしかったなと。)

f:id:iksk_e:20210114205922j:image

いずれにせよ、

どのイヤホンを買えば良いか迷っている方は、コスパも良いですし、是非この機種をお勧めします。

 

ちなみに、現在 Amazon.comでは、4,000円弱の値段になっています。

 

 

 

ゼンハイザー 「MOMENTUM In-Ear Wireless」

f:id:iksk_e:20201205182226j:image

 

ゼンハイザーは、ドイツの老舗オーディオメーカー

ヘッドホン HD25-1 II (※1)が大ヒットして、価格に対してのその音の秀逸さに、ファンも多く、

最近では、同MOMENTIUMシリーズのワイヤレスイヤホン(※2)も好評のよう。

 

さて、ワイヤレスイヤホンはApple社のイヤーボッドを買って、「便利だけど、音質的にはこんなものか」と確かめてすぐに中古に売りに出してから、

全く手を出しておりませんでした。

気持ちの良い音じゃないんですよね。「気持ちの良い音にしておきましたよ!」という音なんですけど、ね笑

 

それにもかかわらず、どうしてこの製品のレビューに至ったかというと、数年前に修理に出していた製品(電話があるまで完全に失念していました)が修理不能という事が分かったと、丁寧にご連絡をいただき、「その代わりと言っては何なのですが、同ワイヤレスの少し高価なヘッドホンの製品と交換というわけにはいかないでしょうか」とのご提案をいただいた次第で、返金もできないということで、了承せざるを得ないというか、その電話口の係員の方がどう話していても下請けの方で困っている様子で、「それでしたら、この型番のイヤホンのものは有りますか?」と尋ねたところ、「ちょっと探してみます。もし無ければ提案しているヘッドホンでおゆるしください」という経緯で、送られてきたのを開封したところ、何とか見つけてくださったようで(もしかしたら交渉してくださったのかもしれない)このMOMENTIUMブランドのワイヤレスイヤホンを手に入れる事になったのでした。

 

気持ちの良い音は、ナチュラルな音。ゼンハイザーならではの音づくり。

 

先にレビューを言います。 その後に今まで聴いたどんなワイヤレスイヤホンよりも、音が好きです。優れています。

星⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️5つです。

これはもう聴き比べていただくしかないのですが、''さすがゼンハイザー''と一聴して思いました。

音が明瞭で、深みもあり、聴き疲れしない、そんな音です。 低音域もしっかり鳴っています。

ナチュラルなんだけど、よくもまぁこんなにナチュラルに鳴らせますねー!! とゼンハイザーの製品にはいつも思うものです。

なので、イージーリスナーにとっても、ヘビーリスナーにとっても、最高の音になる可能性大です。

 

買って損は絶対に無いと断言します。

 

f:id:iksk_e:20201205194011j:image

Amazon.co.jp: ゼンハイザー MOMENTUM In-Ear Wireless カナル型ワイヤレスイヤホン NFC・Bluetooth対応/aptX/ネックバンド式 ブラック M2 IEBT BLACK【国内正規品】 507353: 家電・カメラ

 

(※1)https://amzn.to/2L9JIGa

(※2)https://amzn.to/3qFJTJE

EMPIRE EARS「LEGEND X」(2)

f:id:iksk_e:20180921050229j:image

まさか、エージングでこんなに化けるとは。

20~30時間エージングすると、音がかなり変わってきた。

L字型の低域がいたずらに強調されていたサウンドから、中域が膨らみ、高域は荒っぽさがとれ、

とてもバランスの良い音に変化した。

これは評判通りの音だ。

そうか、店にある試聴機などはかなりエージングされてるから、その上でのレビューだったのか。 

前の投稿で、「全てにおいてRoxanneに軍配が上がる」と書いたけど、否、LEGEND Xも負けず劣らず、Roxanneより秀でているところを見つけてしまった。

それは音の繋がりのナチュラルさだ。

RoxanneはBAドライバを低中高にそれぞれ4個ずつ、計12個積んだモデル。

一方、LEGEND Xは2つのDDと、中域から超高域まで5つのBAドライバを積んでいる。

一般にハイブリッド機は、音の繋がりに難があると言われるが、このLEGEND Xは10wayのSyncテクノロジーの恩恵からか、音の繋がりがとてもスムーズで、聴いていてとても心地良い。

これはRoxanneに優る。

中域の出力が出てきたことで、ボンボン鳴る低域だけ強調されたサウンドを脱した。

やはり第一印象も大事だが、イヤホンはエージングを済ませてからきちんと評価すべきだと改めて痛感した。

まだまだ伸び代がありそうだ。

EMPIRE EARS 「LEGEND X」

f:id:iksk_e:20180914172429j:image

手持ちの、JH AUDIO Roxanneとの比較。音づくりの傾向が同一なので。

まず、Roxanneのソリッドで煌びやかな音に比べると、LEGEND Xはフラットで地味な音の印象を受ける。また、Roxanneの豪快な音の鳴らし方に対して、LEGEND Xの方は控え目な鳴らし方をする。

これはLEGEND Xの特性が凡庸というよりは、Roxanneの個性、音の濃密さの方が特異的なのだと思う。

Roxanneのアクセントの強いメリハリのある音に慣れていると、LEGEND Xの音は平べったい音に感じてしまう。音場の広さも同等か、むしろRoxanneの方が若干広く感じる。

音の感じ方は人それぞれだと思うが、僕の結論は全ての面においてRoxanneに軍配が上がるという結果。

LEGEND Xを聴いて、Roxanneの良さをつくづく思い知ってしまった。逆に言うと、LEGEND Xで物足りないものを、Roxanneは全て兼ね備えている。

ちょうどRoxanneをリフィットに出そうと考えていたところなので、そのつなぎの期間は重宝しそうだ。

Roxanneが戻ってきてもLEGEND Xを併用するかは、今のところ分からない。

JH AUDIO Roxanne カスタムイヤホン

f:id:iksk_e:20180614004649j:image

Angieに続き、JH AUDIOの機種はこのRoxanneで2本目になります。

そこでAngieと聴き比べてみると、Roxanneには明らかな違いがあることが分かります。まずは何といっても、低音域の重厚さ。奥に沈み込むような、深い音です。

Angieと比べて、リズム隊などの低音域がかなり主張する音作りになっているのですが、かといって高〜中音域が埋もれることはなく、むしろ低音域がしっかりしているので、上の音がきらびやかに聴こえます。

AngieとRoxanne、同じメーカーでありながら、全く別物として使い分けられる機種だと思います。ハイファイな抜けの良い、単純に気持ち良い音を求めるならAngieをオススメします。低音域のリッチさ、全体としての重厚さ、濃密で立体的な音を求めるならRoxanneをオススメします。

良し悪しは無く、どちらも似て非なる個性を持つ機種です。Roxanneは、ロックやメタルに合うと思いきや、ジャズやクラシックととても相性が良いです。一音一音のアクセントが明瞭な為、響きがとても立体的です。ロックやメタルと相性が良いのはむしろAngieの方だと思います。爽快に鳴らしてくれるのはAngieだからです。

いずれにせよ、どちらの機種からも値段相応かそれ以上のリッチなリスニング体験を享受できます。

JH AUDIO Angie カスタムイヤホン

f:id:iksk_e:20180614004439j:image

 


納期が4ヶ月となっていたところ、1ヶ月で届きました。

LayraやLolaと悩みましたが、店員さんの話から、自分に合ったモデルはAngieだと直感。結果的にAngieにして正解でした。

Angieの前は、Shure SE846を使っていたのですが、その音で満足していた事に今では恥ずかしさすらあります。それ程、Angieの音は格別。

先ず驚いたのは、音の濃密さでした。SE846がスカスカに聴こえてしまうほど、音の情報量が圧倒的に多い。そして音のパワフルさ。SE846は何でも鳴らしてしまうところが欠点だったのですが、このAngieはちゃんとディストーションの音を識別して、激しいロックでもハイファイな音を聴かせてくれます。

届いてから様々なジャンルを聴きましたが、オールマイティに鳴らしてくれます。意外だったのが、低域の量と質。他のレビューなどで高域の良さをよく見かけていたので期待していなかったのですが、素晴らしい低域の音質です。

付け心地ですが、これはもう史上最高。ぴったり耳に収まり、付けている感覚すら忘れてしまうほど、装着感は良いです。(カスタムにして良かった)

ハイレゾの音源も聴いていますが、滞ったり濁ることなく良い音を聴かせてくれます。

本当に心から満足しています。あとは4pinのLightningケーブルが出てくれると嬉しいのですが。

ユニバーサルとは次元が違います。朝から晩まで音楽漬けです。もうSE846には戻れません。他の機種も、5年くらいは気にならないでしょう。カスタム初挑戦で嬉しい結果でした。