腕のイリザロフ法

 理想の腕の長さは?

腕を広げた長さは身長とほぼ同じとされています。

例えば、身長160cm足が70cm腕が160cmの人がイリザロフ法で足を10cm延長をしたとします。

このとき足の比率は47%となり見映え的にもかなりよくなります(47~48がモデル並み、もこみちは48%)。

このとき、身長は170cmですが、腕の長さは160cmです。

人体のバランス的に腕の長さは、身長との差が15cm以上あるとおかしく見えます。

もし腕の長さが自分の身長-5cm以下であるなら、足だけ10cmも伸ばしてしまえばバランスが悪くなってしまいます。

そこで、腕のイリザロフ法も調べてみました。

腕のイリザロフ法は感染症などのリスクから上腕のみしか行っていない病院が多く、そもそも上下腕共に行っていない病院がほとんどです。

リスクのあるイリザロフ法の中でも、それだけリスクがあると言うことをまずは理解してください。

上腕の延長を行っている病院

中国(Dr.Xia)

Index Leg Lengthening

 

ロシア(Dr.Kulesh)

 

アメリカ(Dr.Paley)

Paley Orthopedic & Spine Institute | Orthopedic & Spine Institute | at St. Mary's Medical Center

下腕も行っている病院

limb lengthnening forumで下碗の話題はありませんでした。

おそらく技術的な面でまだ難しいのでしょう。

上腕の手術を行ってる病院に下碗も行ってるかどうかを聞くのがたぶん一番手っ取り早いと思います。

 

まとめ

全体的に足のイリザロフ法は進歩してきているため、発展途上国で格安で受けることはできますが、腕に関しては先進国でしか受けられないため値段が高くなりがちです。

 

足の延長を行う際、必ず医師と腕の長さについては話し合うようにしてください。

 

受けなくてよいなら腕の延長は受けない方がいいですしね

2018年版 イリザロフ法を受けるべき国は?

久しく、記事をかいていませんでしたが、思ったよりもアクセスが増えていたので、皆さんも気になるおすすめの国について2018年版の見解を書いていきたいと思います。

 

 初めに

依然として、セルビアはおすすめですが、知り合いによると通訳が値を上げてきたらしく、余分な出費が増える可能性があります。

セルビア語が堪能な方や独学で勉強中などの方以外は無駄な出費が増えてしまうかもしれません。

 

ベトナム

 穴場としてみつかりました、ベトナムです。

 

下腿は7cm、上肢は5cmが可能延長量です。

 

Dr Dinh Van Thuyの病院では以下のような延長治療を行っています。

  1. イリザロフ法による4ヶ月間の骨延長
  2. LON法による延長終了後の治療期間4ヶ月(自国に帰ってもよし)

 

まず注目すべきはその安さ。

 

Price for Illazavor lengthening: 5000USD 

Price for L.O.N: 5500USD

For the staying: 5000 USD for 4 months with a company specialize in taking care for international patient

If you want to expand your stay with the compamy for longer than 4 months, they will charge: 650USD/month

 

延長+治療の約8ヶ月で5000+5500+5000+4×650=18100USD

つまり200万円かかりません。

安すぎます。

料金は長さによらないのでお得です。

 

これだけ安いと手術の腕が気になりますが、症例もかなりあります。

Experience: over 350 case of legs lengthening

ちなみにしっかりとした医師のなかで二番目に安い医者みたいですよ

This doctor is the second cheapest after Solomin, he is to be investigated for the sake of the poor guys of this forum (like me).

また、合併症が5%ほどあるのもわすれてはいけません(これに関してはどの医師も少なからず起きます。あまり高くない限り気にしなくてよいでしょう。)

Complication rate: 5%

Complication include:
Infection, non-union, nerves and blood vessel damage, premature consolidation.

 

以上久々の更新でしたが、お役に立ててたら嬉しい限りです。

 

わたしも以前と比べだいぶ考えがまとまってきましたがまだ、あやふやなところがあるため、疑問点があれば質問してくださると嬉しいです。

では!

20cmの延長は可能?

Limb lengthening forumで20cmの延長は可能か?というトピックが挙がっていたので紹介します。

 

I am 155 cm right now, I always wanted to be 180 at least but we never get what we wish. I was thinking if it was possible to get to at least 175 cm through LL? Is it? And if so, how many time should I expect to get out of the treatment? 8 to 12 months? Is it possible in 9 months?

私は今155cmです、ほんとのところ180cmまで伸ばしたいのですがそれは不可能なのでできるなら175cmまで伸ばしたいと考えてます。

もし20cmの延長が可能ならどのぐらいかかるでしょうか?8~12ヶ月?9ヶ月は無理でしょうか?

 

返答

・ It will take 2 years of lengthening, twice as much of consolidation, and u won't be able to run till 6-8 years POst Operation

2年伸ばすのに使い、さらに骨の癒着も倍ほどかかる。全部で6~8年ほどかかってしまうと思うよ。

・its possible but don't expect a healthy life after

可能だけどその後の健康は保証できないなぁ。

 

・The most natural looking lengthening I've seen has been 10cm all up in tibs and femurs and they didn't go more than 5 cm

一番見た目がいいのは膝下と腿合計10cmで、腿は5cm以内、だと思うけどな、それ以上は見た目的にも、健康的にも最悪な状況になると思う。

 

 

やはり、20cmの延長は厳しそうですね。

ぼくも20cm伸びれば180cmに、届きますけど足の長さにたいしてのうでの長さが短すぎたり、それこそ歩けなくなったりしてしまうのでさすがに遠慮したいです。

また、8~12cmぐらいが健康に暮らせる最大延長量だと思います。

どれだけ健康に伸ばせるかは人によるので今のうちにしっかりストレッチ等しておきましょう!!

イリザロフを国内でうける必要はない

日本でイリザロフ法をうける必要がない理由はいくつかあります。

1.費用

まずは費用

例えば以下はスカイ整形外科クリニックの費用です。

¥9,200,000(税別)

入院期間3~4ケ月+保証期間4ケ月+検査+投薬+リハビリetc含む

※スカイ整形外科クリニックのHPより参照

 

1000万ですよ?

社会人で平均年収稼げてたとしても生活費とかを込みしたら一年で200万貯めれればいい方ですよ?

 

一般所得者の方では日本は割りに合いません。

もちろんお金があるのならスカイは実績もありますし、信頼はできると思います。

 

しかし、お金がないのなら、海外を視野に入れなければなりません。

海外が信用できないというのは間違いです。 

 

もちろん中国でうけるのはやめた方がいいですが、他の所はしっかりと論文をかいていたり、医学的な権威だったりするのでむしろ日本よりうけるべき所が多々あることを忘れてはいけません。

2.身バレするリスク

違う県だとしても同じ日本と言う土地です。

知り合いとばったり会う可能性だってあります。

 

友人や家族に伝えた方なら問題はないと思いますが、僕のようにだれにもいわずに身長を伸ばしたい方にとっては身バレすることはなんとしても避けたいです。

そのためにも日本で受けるのはおすすめしません。

3.伸ばせる量が限られてしまう

日本では5cm伸ばせればいい方です。

海外では8~10cmも伸ばせます。

 

もちろん脛だけで8cmも10cmも伸ばすということはありえません。

そんな病院は行かないようにしましょう。

 

大腿も伸ばせると言うのが海外の魅力です。

大腿を伸ばすのに使うのは基本的に内部式ですが、日本で内部式は導入されていません。

 

日本でのイリザロフ法の器具はバカでかいです。


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こんなものを大腿に付けようものならただでさえ普通の生活が難しくなるのに、生活がより困難になり支障をきたします。

 

もちろんこれは美容整形の分野での可能値ですので、生まれつき足の短い方などはもっと伸ばせる余地は十分にあります。

あくまでも健常者の方の場合です。

 

終わりに

と、ここまで日本と海外の比較を書きましたが、僕も可能なら日本で受けたいです。

 

ただやはり伸ばせる長さが限られてしまう点と費用から海外にいくしかないという結論になりました。

 

将来内部式が日本でも導入されれば日本の魅力も増えていくのですが…

 

このブログで少しでも日本のイリザロフ法に対する意識が変わっていってもらえたらなと思います!笑

 

それでは最後までご覧いただきありがとうございましたm(._.)m

 

お金も時間もないが身長は伸ばしたい方へ

先々週ぐらいに、骨延長をするならどこがいいかを記事にしました。

その中でセルビアをひとつの案で提案しました。

さて、そこでお金のない方にはセルビアが一番ぴったりだという結論にたどり着きました。

この情報は、友人と話し合ったり、セルビアの医師と直接コンタクトをとったり、limb lengthing forumで聞いたりすることで情報を得ることに成功しました。

その時のことをまとめておきます。

費用

延長料金は伸ばす長さによらず、下腿、大腿どちらか一方を両足伸ばすのに9300€かかります。

また、生活費は月に500€でホテルに泊まれるそうです。

しかし、多くの人はより安いアパートを借りれるので500€よりを下回るそうです。

あとかかるのは、通訳費、visa、渡航費それぞれを見積もって大体20万円ほどでしょう。

よって、大腿、下腿両方を伸ばすのには、12ヶ月かかるとして

9300€×2+500€×12+20万

=3152000円(1ユーロ120円の場合)

で済むことになります。

このぐらいのお金だったら大学生でも2年もあれば稼げない値段ではありません。

もし無理なら脛だけを伸ばして何年後かに大腿を伸ばすなどがいいでしょう。

また、この費用は、集団でいけば生活費が浮くので、より安くすることができます。

 

延長期間

延長期間は上下合わせて1年で済みます。

(セルビア医師のMitkovicからの直々のメールを証拠として載っけておきます)

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延長器具

Mitkovic医師の外部式は従来の方法と違い、コンパクトです。

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そのため、大腿に外部式をしても従来のリング型よりも生活しやすく、ストレスも少ないわけです。

ただ、痛みはやはり外部式の方が内部式よりも強いそうです。

それでも、Mitkovic医師は太ももでも外部式の方が安全とおっしゃってました。

さらに、どこの病院でもそうですが、リハビリや、事前のストレッチを行わないと尖足やアキレス腱の張りが早めに現れてしまいます。

ストレッチは毎日するようにしましょう。

特に足首や膝回り、ふくらはぎを中心にストレッチしましょう。

 

以上がお金のない方にもセルビアがおすすめできる理由です。

実際に私は、二年後にセルビアに友人と共にいこうと思っています。

皆さんも興味を持ったのならMitkovic医師に直接問いかけてみるのもいいでしょう。

Dr Mitkovic Milorad - Home Page

Mitkovic医師のHPを貼っておきます。

 

 

エジプト(カイロ)での骨延長

今回はエジプトで骨延長を成功された方がMMTにいましたので、症例を紹介します。

なんと、この方はすでに外部式で下肢を延長しており、内部式で大腿を伸ばすことに成功したみたいです。
理想的な骨延長ですね。
外部式もここカイロで行われたようです。

医師:Dr.Yasser Elbatrawy
延長方法:内部式
延長目標:5cm
延長箇所:大腿
費用:36000euro(日本円にして約400万円)
術後の経過:痛みが収まるまで、1週間はかかった。
術後4から5日後に微熱が出てきた。医師に聞いたところ「すぐ収まる」と聞いていたが、ほんとに6日後には収まった。
筋肉の痛みは2週間ほどたつまでおさまらないほど激痛だった。
外部式と違い、内部式は足に体重をかけられない(本人によると25%)ので、日常のちょっとしたことでも人に頼るしかなかった。
2ヶ月して、自宅に戻り、車椅子生活を送った。
筋肉も弱り、無理に体重をかけられないので、普段の生活でのリハビリは辛かった。
体重をかけるのを躊躇していたせいか、延長期間が少し伸び8ヶ月で延長を終えた。
筋肉の痛みがあったが、ピンを取り外す手術を行えばなくなると医師は言っていた。

 

内部式で5cmという最大値を伸ばしているので、外部式でも7~8cmは伸ばしたと思います。
最低でも10cmの延長に成功されてると思います。
ただ、完璧な成功例だったとは言えません。
やはり、内部式でも外部式でも鬼門になってくるのは日々のストレッチやリハビリです。
この方の場合カイロでの2ヶ月入院し、その後家に戻っているので、リハビリ師や医師が離れている状態でリハビリをしなければなりませんでした。
そのため、どのくらいの負荷をかけていいかわからず結果的に延長期間が長引きました。
術後、どれだけの負荷をかけてよいかなどを医師と相談し確実にしておく必要があります。

 

骨延長は内部式と外部式どちらが有効?

骨延長を行おうとするとき、普通は下腿の延長のことを考えます。
しかし、大腿も延長しようとすると、外部式ではほぼ不可能です。
それを踏まえて、内部式と外部式、それぞれ特徴をのべてきたいと思います。

  • 外部式(イリザロフなど)-

・利点
下腿の延長に向いている。
個人差はあるが6~7cmまでは健康状態に影響なく伸ばせる。
骨が歪んでも矯正できる。
手術してすぐ全体重をかけて歩ける。
・欠点
大腿に外部式を適用しようとすると、感染症の確率も高くなり、かつ生活上ものすごく邪魔になる。
痛みが強い。

  • 内部式(iskd法など)-

・利点
大腿、下肢どちらにも使える。
大腿は通常iskdのみ。
痛みが外部式に比べて少ない
・欠点
高い。
歪んでも戻せない。
延長量が5cm程度
松葉杖が必須

 

私としてはこれらの情報から外部式が有効だと思います。
また、アルメニアでは交差延長法というものがあり、左右の大腿と下肢を交互に延長していくので、太ももへの外部式の「生活の不快感」はクリアできます。

もし、あなたがお金に余裕があり、痛みがないほうがいいというのなら、iskdなどの内部式を受けるのもいいでしょう。
しかし、大抵の人はそんな簡単にぽんっと500~1000万もする内部式には手を出せないはずです。
(国内でもiskdは認可されていませんし)

やはり、確実に身長を伸ばしたい、足を伸ばしたいと考えたとき有効なのはイリザロフ法などの外部式だと思います。