120分って嘘やん、5時間かかった
家の食料が底を尽きてきて、天気もいいので買い出しにでかけた。
小池さんがあんなに外出自粛を唱えている中、外に出るのに非常に後ろめたい気持ちでいっぱいになりながら
(すみません、でも買い出しに行かないと夜ご飯がバナナ一本になってしまうんです…)
と誰にいうわけでもなく、言い訳がましいことを考えながらそそくさと買い物へ。
さくっと食料を買い込み、太陽に名残惜しさを感じながら家へ帰る途中。
手芸屋さん?でパッと目についたこちら。
みたいなやつ。そういえば昔、伊野尾くんがチャンルーのブレスレットをつけてることを知ってファン心理的にすごく欲しかったなぁなんて思い出した。
まぁ買ったよね。
家に帰って真面目に勉強するようなテンションでもなかったし、でも暇だったし。
なにより何かしら没頭できる集中力を使うなにかを欲していたのです。
私が買ったキットには
「初〜中級者 120分」
って書いてあった。
うん、まぁ学生時代家庭科は得意だったし、サークルの衣装とかも自分で縫えるくらいには(泣きながら)できるレベルにはあるし。
と調子こいた感じで着手したのが18時半。
チッチッチッチッ
気がつけば、美食探偵終わってるやん!!!!という時間。23時半。
およそ所要時間5時間。
確かに黙々と集中できたわけだし、なんとなく欲しかったものだから達成感はあるけども。
手芸って難しいなぁと思わされる一日でした。
冷静に一日24時間中5時間費やしてたってやばくない??
愛着はあるのでどこか行くときつけていこう…。
おうち筋トレにはまる 〜20年来のでっかい尻とふっとい太ももに別れを告げたい〜
さて、自宅待機で外にも出れない、ジムにも行けない。
でもご飯は食べるし、気分転換がないとやってられない…。
苦肉の策として(っていうのも失礼だけど)youtubeの筋トレ動画をやり始めたのが2周間ほど前。
これはやばい(真顔)
私が敬愛しているのはBESTBODYLIFEのKEIKO先生。いや、KEIKO師匠。
もう誰もが羨むようなかっこいいBODY、特にお尻の持ち主。そんでスパルタ。
10分間動画とか、最後のほうもうひぃひぃ言いながらやってるんだけど、心折れそうなところで声掛けがくる。もしかして遠隔で見られてるんじゃないかと思うタイミングでくる。結果、泣きながら最後までやってる。
もうKEIKO先生の下半身動画ばかりを毎日日替わりでやってる。
小学校の時にサッカーをやっていたせいか(せいにしたいだけ)、下半身ばかりががっつりむっちりの体型で過ごして早20年近く。
太ももはその名の通りと言わんばかりに太いし、お尻はたるんできたお肉で圧倒の存在感。
ずーっと何とかならないかなーと思ってはいたけど、母も同じ体型だったために
うん、これは遺伝やな
と開き直っていた私。
でも、この自粛期間に太りまくってはいけないという気持ちで始めた筋トレ。
自重だけじゃなぁと無駄に張り切ってバンドまで買った。
とりあえずamazonのタイムセールで目についたやつ。今みたら売り切れてたので紹介はできないけど、多分なんでも大丈夫。
そんでこの動画を何気なくやってみたんですよ。
前の記事にも載せたけど、これを毎朝寝起きでやってる。
これはやばい(真顔二回目)
メニューとしてすごくシンプルなんですよ。
でも3セットがきつい。そんで死にそうなときに叱られる。たまらないですKEIKO先生…。
今までほぼほぼ意識してなかった私の中殿筋が火を吹いている。やばーい。
これは今までたるんたるんだった私の尻も上がらざるを得ない。
実際だいぶラインが変わってきたのが自分でもわかるので、モチベーションも上がる上がる。
この筋トレをしてへろへろになりながら、太もも痩せには避けては通れないらしい内転筋の動画を適当に探してこなす。
最近やってるのは
このあたりを日替わりでやってる。
なんとなくだけど内ももがガッツリ痛くなるのと、前ももをあまり使わないような気がする足パカのほうが多いかも。
前ももがすごい張っているタイプの太ももなので、筋トレでなるべく前ももを使わないものをチョイスしてます。
特にサイズを測ったりはしてなかったから、数字でどんくらい細くなった!とは言えないけど、明らかに太ももの隙間ができたのと、お尻のラインが全く違う。
他人からしたらわからない違いかもしれないけど(てか多分そうだけど)、自分の中でわかるのが大事。
自己承認欲求を満たすのに筋トレ、最高。
最終的にそこ。自分の体に関してなんて、自己満足でしかないんですよ結局。
でも自分が生きてて重要なのって自己満足しかなくない??
自分が満足できなきゃどれだけ褒められても満足しないし、逆に誰にも言われなくても自分が満足できればハッピー!!!
ちなみに体重は別に減ってません。でも筋肉量は増えてると信じてる。
根拠が欲しくて体組成計を狙ってます。どれが一番いいんだろう…。
自宅待機でむしろ物欲が上がるタイプの女子でした。
自宅待機でやりたいこと 意識低い系
このご時世、とうとう私が働いている会社もリモートワークに踏み切った。
といっても、仕事柄出社しないとできない仕事が95%を占めるため、ただただ自宅待機。これで給料がもらえると思ったら気持ちが楽だけど、生真面目な性質が邪魔をしてなにかしないと、という気持ちが拭えずしんどい。
本日一日目を終えてすでに謎の疲労感でいっぱい。
だから、とりあえず欲しいものとかやりたいことを羅列してみたい。
楽しみがいっぱいの毎日にしないとやってらんないぜ。
①オーブンレンジでなにか焼きたい
家活をはかどらせようと思って、単機能レンジをオーブンレンジに買い替えた。
すごい料理上手とか凝っているわけじゃないけど、なにかしたら焼きたい。
パウンドケーキ的なものとか。ローストビーフ的なものとか。簡単なパンとか。簡単なパンってあるの?
でも、今日はお昼ごはんを食べすぎてお腹いっぱいなので明日以降に。
②おうちメイクを決めたい
ずっと家にこもっていても、気分転換のためにメイクをしたい派だということに気づいた。ふと鏡とかに映ったすっぴんよれよれの自分をみてうへぇってなる、そんな辛いアラサー世代。
でも普段メイクに使っているちょっといい下地とかはもったいないから、そこそこ顔色をよくしてくれるBBクリームとかを探し中…。
④筋トレを極める
外出自粛になる直前くらいから、筋トレにハマり始めた。
ハマり始めて、24時間ジムでマシーンとかウエイトトレーニングとかに励み始めた矢先に自粛…。
なので、急いでamazonでゴムバンドをぽちって、youtubeでひたすら動画に合わせて筋トレをしている。
下半身太りがすごいタイプなので、ずーっと下半身の筋トレやってる。
お気に入りはBEST BODY LIFEのKEIKO先生。
超しんどい。朝起きてコンタクト入れてまずこれやってる。
コロナ開けには仕上がった下半身にしたい。
⑤これを機に欲しい物買う
自分へのご褒美じゃないけど、こもりまくって気が滅入るので「あーほしいなー」って思ったものは無理のない範囲で買おうと思う。
今取り急ぎほしいのは…
木目調のちゃぶ台・壁掛け時計・ワンプレートごはんに使えるくらいの大皿・お散歩用のちょっといいバッグ・おうちでまったりできるクッション
欲しい物と思ったけど、リストアップしてみると意外と出てこない。
うーん、そんなもんかな。
⑥勉強する
仕事はもちろんだけど、空いている時間に何かしらやることを決めたい。
油断するとすぐyoutube流しながらipadみつつスマホをいじってしまうのだ。自分の目どんだけあるんだよ、って思うけどリアルに結構ある。
でも、そういう時間が好きなのも事実。なので、メリハリをつけたいよね。
資格勉強しよう…。
⑦おいしいものを食べる
自炊嫌いじゃない、わりと好き。でも一日3食自分のご飯って結構疲れるんだなぁとこの自宅待機期間で気づいた。
ありがたいことに、家の周りのお店が続々とランチテイクアウトを始めているので、気分転換も兼ねてランチくらいは外においしいものを買いに行こうと思う。
毎日何食べようかウキウキ生きてる。楽しいー!
⑧本を読む
⑥とちょっとかぶるんだけどね。勉強までしっかりしなくてもいいから何かしらインプットしたいなと。
今まで興味がなくて手を伸ばしてなかった本にも挑戦したい。
なぜならKindle Unlimitedに入っているから!!!気軽にできる。
雑誌とかでもなんでもいいから、幅広いジャンルのインプットをする。
⑨お水いっぱい飲む
自分の体のため、なるべく水を飲むようにする。
一日2リットル?でも自分の体重的にはそこまで飲まなくても大丈夫っぽい。
ジム通いにハマりかけていたおかげで、いろはす箱で買っているので、とりあえず一日ノルマを決めてちょくちょく飲むようにする。
⑩そこまで頑張らない
ここまでリストアップしたけど、無理しない。人と会えないし、仕事もいつもと違うしできっと自分疲れちゃうから無理しない。だいじ。
生きているだけでもうけもん。
そんな感じで、思い立ったときにこうやって記録できるといいな。
一生生きててこんな事態そうそうないし、せっかくなので前向きに生活したい。
とりあえず、今日の晩ごはんは近くの焼き菓子屋さんで買ってきたスコーンとクッキー。
子供か!
ロボット掃除機 V3sPRO買ってみた できない子ほどかわいいという気持ちが芽生えた
表題のとおりです。
年明け、Amazonサイバーマンデーでロボット掃除機を購入しました。
といっても、代名詞であるルンバには手が出せず、ILIFEのV3sPRO。価格はセールで13400円也。
購入理由はいたってシンプルなもので、少しでも自分のストレスフルな状況をなくしたいというもの。
シャワー後、ドライヤーをかけるのはリビングという生活を送っている私。最近洗面所は寒いから特にね。そうすると気になってくるのは、床に落ちている髪の毛。
ふとしたときに目につく自分の髪の毛。毎日掃除機かけろっている話だけど、仕事や時間の面でかけられないときもあるじゃん?なるべく拾ったりコロコロしたりモップかけたりはしてるけど、目につくという状況自体が何となくのストレスだったわけです。
そんな時にAmazonのサイバーマンデーセールで気になってしまった、V3sPRO。
掃除っていうのはつまるところ自分が頑張ればいいだけの話ではある。けど、仕事疲れて帰ってきたときのちょっとしたストレスが…。という自分の中での天秤がゆれるゆれる。
2時間後、ぽちっていた。だって仕事疲れて帰ってきて、「あー髪の毛落ちてるー」って思うのしんどいんだもん。
早いもので数日後に届いた。そこから1か月程度使ってみてのレポが以下の通り。
【使用環境】
一般的な1K (25m2くらい)のリビングと廊下
朝、家を出るときに電源ONして出ていくスタイル。
【メリット】
①思ったより掃除してくれる。部屋の髪の毛が気にならなくなった!
②掃除機が練り歩けるよう、床にものを置かなくなった。
③ちゃんと掃除できているか、ドックに帰れているか、ちょっとした毎日の楽しみになった。
【デメリット】
①ケーブルや段差に引っかかって戻れてないことがある
②自分からドックにぶつかってずらしちゃうことがある
③思ったより大きく、細かいところは掃除できない
メリット① 思ったより掃除してくれる。
本体が届いたときに、ちょっとしたブラシと心もとない吸い込み口をみて、正直そこまで掃除できないんじゃないかと思ってた。
けど1か月使ってみて、明らかに髪の毛が目につかなくなったんですよ!意外とやるやん、あのちっちゃいブラシ!
他にも、1日動かしたあとで吸い込んだごみを見てみると、髪の毛以外にも細かい埃とかめっちゃ溜まってる。意外と部屋って埃たまるのねーとしみじみ。大満足。
メリット②床にものを置かなくなった
これ、ロボット掃除機のレポとかでだいたい書かれていて、正直信じてなかったんですよ。「床にものを置かないようにできる人は普通に掃除機かけられるようなマメな人でしょ!」とか思いながら見てたんです。
でもね、マジでした(真顔)
ロボット掃除機に対して、ペットじゃないけどすごい愛着がわきやすいっていうのもあるかも。「こいつがしっかり掃除できるように、このケーブルはちょっと整理しとこうかな」とか、思わせちゃう憎いやつ。母性、
メリット③毎日の楽しみ
このメリットは予想外でした。家の中を不器用なりに練り歩いているこの子を見ると、なんとなく応援しちゃうというかなんというか謎の愛着がわきます。そんないいやつじゃないので、家のマッピング機能とかそんなんありません。ただただひたすらいろんな方向に向かって掃除して練り歩き続けるのです。
そんな不器用さのため、どこかにひっかかったりしてドックまで帰れず力尽きていることが週に一回くらいあります。うちだと、ホットカーペットのケーブルを巻き込んで動けなくなってたり、玄関にうっかり落ちて戻れなくなってたり。
多分この点をどう感じるかは人によるところだとは思うんですが、一人でさみしく暮らしている一人暮らし社会人。変なところで母性を発揮してます。仕事中も「今日はきちんとできてるかな…」と思いを馳せることがあります、一日2回くらい。
そんで、帰宅して力尽きているこの子をみると何となくかわいい。部屋にちょっと髪の毛残ってても許しちゃう。ペット飼えない物件の人とか、ちょっとした癒しとしてぜひおすすめしたい。
デメリット①ドックに戻れないことがある
メリットの③と相反する感じ。私としてはかわいいところなんですが、まぁ機能としては不完全よねってことで。ケーブルとか、玄関とかうっかり引っかかると戻れてないときがあります。
よくドックを見つけられず、っていうのも聞きますが今のところ私の家ではそれはなさそう。ドックを置く場所はある程度の広さが求められていたような気がしますが、そんな部屋広くないのでシェルフの下の空いている床にドックを押し込んで使用してるけど案外平気そうです。
デメリット②自分からドックにぶつかってずらしちゃうことがある
これはねーちょっと困った。たまにうまくドックに戻れず、ドックにぶつかりまくってるときがあります。ドックが壁側とか変な方向むいちゃうと戻れない。なるべく壁に固定するようにはしてるんですが…。
でもこれやらかすのは3週間に1回くらいなんでそこはまぁいいかなと。
デメリット③思ったより大きく、細かいところは掃除できない
本体が思ったより大きかったというのが第一印象。コンパクトなの買えばという話なんですが、予算とかいろいろあるじゃないですか…。
当たり前ですが、本体が入れないところは掃除できないです。これはもう仕方ない。
週末にがんばります。
ざっくり一か月つかってみた感想としてはこんな感じです。わかる通り、おおむね満足!何より毎日「あー髪の毛落ちてるー…」って思うことが無くなったのは大きい!
思った以上にこれが自分の中でストレスになっていたんだなぁと感じました。家がきれいって大事。心の余裕と家のきれいさって比例するけど、そこを自動にすることで心の余裕もちょっと自動的に上がるっていう発見。私としてはこれすごい大発見。文明の利器最高です。
もし一人暮らしで掃除めんどいなぁって思っている人いたら試しに買ってみてほしいです。
ルンバは高いから…という価格でこの子を選んだけど、予想以上の満足度。もうこれでいい。ルンバみたいにアプリ連携とかはないけど、電源ONして家を出ていくか、タイマーはできるから特に困ってないし。
今日もきちんとドックに帰れているか、楽しみにおうちに帰ろうと思います。
キミアトラクションを聞いて 伊野尾さんに思いをはせる
本日はキミアトラクション発売日。例のごとくCDショップでフラゲし、一通り聞いたキミアトラクション。
キミアトラクション自体はラジオであったり、音楽番組で披露されたパフォーマンスを擦り切れるほど見た。パフォーマンスに関していろいろ語りたいこともあるけど、それはまた次の機会に。
表題曲のキミアトラクション以外に今回は
・ChikuTaku
・秋、晴れ。僕に風が吹いた。
・Shall We?
・NEW AGE
・Ignition
と5曲もの新曲が収録されている。この計6曲を通してしみじみと伊野尾さんの歌割の多さになんとも言えない感慨深さに浸っている。
思い返してみればいつの間にかメンバーのソロが減り、アルバム曲も歌割に大変な格差があったことは周知の事実だと思う。JUMP全員もちろん好きだ。チームとして応援していきたい。そうは思っているものの、やはり推しの歌声が聞きたいという欲を控えることはできない。
ファースト・セカンドアルバムまで、伊野尾さんのソロパートは本当に少なかった。ソロパートがあったら万々歳。そのソロパートを大事に大事に、それはそれは宝物のように味わっていた。そんな時代があった。
わたしはそんな格差に耐え切れなくなって一時JUMPを離れてしまうほどだった。JUMP達が格差を作っているわけでもない、だれも責められないのがなにより苦しかった。
それが、Ride with meあたりから徐々に風向きが変わってきた。そんな話をきいて、私は久しぶりにJUMPに戻ってきた。シングル曲に(2番ではあるが)ソロがある、1番で二人で歌うところがある、ラップがある、と徐々にCD,TVで伊野尾さんの声を聞く機会が増えてきた。smartでは当たり前のようにソロがあり、そして2015年。とうとうサビにソロパートが。伊野尾さんの声が、CMの短いカットでも聞こえるなんて。
そしてこのキミアトラクション。サビ前だったり、サビであったり。堂々と聞こえてくる伊野尾さんの歌声を聴いて秋の夜長を過ごしている。なんと幸せなことだろうか。
今日は細かいことを置いておいて伊野尾さんの歌声に酔いしれよう。そんな風に思えるのが嬉しい。
カラフト伯父さん メモ
カラフト伯父さんを観劇して思ったこと
ネタバレ注意。おもいっきしネタバレしています。
・悟朗の妻千鶴子と仁美との対比[第一場~」
まったく情報のない千鶴子と仁美の対比といっても難しいけどまあ、私見として。
悟朗の「千鶴子とは喧嘩ばかりだった」という思い出話に対して、千鶴子の登場シーンや、第四場での言い合い。なんとなく千鶴子さんともこんな感じで喧嘩してたのかなーと。喧嘩ばかりしていても幸せだったといった千鶴子と、「好きじゃなきゃ一緒にいない」と嬉しそうに語る仁美。仁美に関しては悟朗が語る像しか見えないから何の証拠もないけども、悟朗との関わり合い方は実は近しい部分があるんじゃないかなと。
・カラフトへ亡き妹と言葉を交わしに行った宮沢賢治とカラフト伯父さんこと悟朗と徹[第二場]
悟朗がカラフト伯父さんと呼ばれる所以となった賢治のカラフト旅行。この目的はなくなった妹と言葉を交わすことであったと悟朗は語る。しかし、この二場で浮き彫りになるのは実の息子であるはずの徹にまったく受け入れられていない悟朗。カラフト伯父さんというあだ名であるにも関わらず、現在カラフト伯父さんと唯一悟朗のことを呼ぶ存在の徹と言葉を交わせていないのは皮肉だなあと感じた。後の第四場でようやく言葉を交わすことになるところで、こことも少しだけリンクするのかな?
・カラフト伯父さんとはあまり呼ばない徹の心境
悟朗のことをカラフト伯父さんと呼べる唯一の存在である徹。しかし、劇中では軽蔑を表現するとき、または第四場の独白で呼ぶ程度で普段は「お前」呼び。これは、今の悟朗を徹にとってヒーローであったカラフト伯父さんと認めたくないという気持ちがわかりやすく表れているのではないかな。
・徹にとってのカラフト伯父さん
ちょっと考え中
・第四場からの第五場
ここが個人的に納得がいかない。徹は悟朗に関して失望、軽蔑、そんな気持ちを長年抱いてきたはずなのに、こんなに簡単にふっきれるのだろうか。悟朗も、徹からあんな話を聞いて、すぐに父親として振る舞えるのだろうか。第四場からほとんど時間が経過してないのにもかかわらず、二人の心情の落差が激しくて毎回少し腑に落ちない。
またいろいろ追記しますたぶん。
役者 伊野尾慧
行ってきましたカラフト伯父さん。初日の公演と4/28の昼公演。
初主演舞台の情報を知ったときのあの驚きから、気が付けばあっという間の本番。
舞台による露出ラッシュや同時期のドラマ撮影、新曲発売など、舞台がなくてもいつもより忙しいはずのスケジュール。初めての舞台に方言までついて。大丈夫なのかな、と思う気持ちもなくはなかった。
舞台を見るまでは。
初日の幕が上がって、舞台に現れた伊野尾さん。最初は「あ、伊野尾くんだ」と思ったファン心理。いつも見ていた姿形の伊野尾さんのように見えた。でもそんな気持ちはほんの一瞬だった。舞台上を歩く姿勢、表情。そして発された一声。
徹でしかなかった。あの鉄工所で、ずっと暮らしていた徹がそこにいた。
二人の頼もしい共演者や、演出家、その他の経験豊富なスタッフの中で確かにそこに伊野尾慧という役者が存在したのだ。演技仕事も少ない伊野尾さんがどれだけ稽古をつけられたか、どれだけ努力したかは定かではない。きっとそんな苦労した話なんて彼は出さないだろう。でも、そこには確実に今までファンに向けては出したことのない伊野尾慧がそこにいた。
舞台はまだ公演中なのでネタバレは避けるが、クライマックスのシーンでの演技。あれはきっと伊野尾さんが内に秘めていたポテンシャルの一部なのだろう。雷に打たれたかのような衝撃だった。あの慟哭が頭から離れない。なんて底の見えない人なんだ。恐ろしいぞ伊野尾慧。
今まで私たちに見せてくれていた気楽なキャラから一転、また新たな一面を解禁してくれた気がした。まるで次元が増えたかのような衝撃だった。2Dから3Dになったように、伊野尾慧という人物像が私の中で立ち上がったように感じた。大げさかもしれないが、確かにこの「カラフト伯父さん」という舞台で今までと違う一面が見れたのは確かだった。そして、その一面に確かに惹かれている自分がいる。そう、沼だった。
伊野尾慧という沼は想像していたよりもはるかに深く、底が見えない。
そんなことを思いながら、ドラマの伊野尾君、新曲の伊野尾くんを見て、今日もまたその沼に沈んでいく。