2024-05-07

用途変更の話　Part3

建築基準法建築

こんばんわ

用途変更の話の続き。今回は実例の紹介です。

こちらはもともと倉庫だったものをトランポリン練習場に用途変更したものです。

新築時の書類がほとんど残っておらずけっこう苦労した物件でしたが、市役所の方も協力的に動いてくださりちゃんと用途変更の手続きを経る事ができました。

gimbalworks.com

天井が高いのでトランポリン施設にぴったりです。

地域によっては使われていない倉庫って沢山あるので、いろいんな転用方法をイメージしてみるのも面白いかもしれません。

用途変更の申請手続きは意外とややこしい、面倒くさいのでぜひご相談くださいね。

状況によってはまず今の建物を採寸して”現況図”を作図するところから始まる物件もあります。

たのしそう。

ではでは。

〜おしまい〜

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合同会社GIMBAL WORKS / ジンバルワークス
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* 2017.12.1 法人化に伴い井村建築設計から社名をgimbal worksに変更

2024-05-06

用途変更の話　Part2

不動産建築基準法建築

こんばんわ

昨日に引き続き「用途変更」のお話です。

imumasa.hatenablog.com

（前回↑）

こちらは数年前に用途変更の手伝いをした物件です。

変更前の用途：倉庫

変更後の用途：トランポリン施設（特殊建築物に該当）

特殊建築物というのは別表１にまとめられていて、

と、あります。

が上記一覧にはもちろん「トランポリン施設」なんてマニアックな事例は書いてありません。が、（三）項に「体育館」とありますので何か怪しいですね。

で、法文のいやらしい所ですが小出しでいろいろな所にいろんな定義が定められていて、

”（三）項の用途に類するもの”

として”博物館、美術館、図書館、ボーリング場、スキー場、スケート場、水泳場又はスポーツの練習場”なんて定義されています。

この「スポーツ練習場」に該当する、というわけです。

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第百十五条の三（耐火建築物等としなければならない特殊建築物）

「法別表第一（い）欄の（二）項から（四）項まで及び（六）項（法第八十七条第三項において法第二十七条の規定を準用する場合を含む。）に掲げる用途に類するもので政令で定めるものは、それぞれ次の各号に掲げるものとする。」

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しかも耐火建築物絡みのタイトルになっている。。。このあたりは慎重にいかねばなりません。

2019年に面積緩和（申請上での）

ですが面積に関しては緩和事項もありました。用途変更申請が必要とされるのは対象面積が100平米超えでしたが2019年の改正により200平米超えに緩和されました。

（ちなみにトランポリン施設の用途変更に関わったのはその改正前でした。。）

用途変更申請義務と建築基準法遵守は別だよ。

また、もう１点気をつけるポイントとして

『用途変更申請の必要が無いからといって、基準法を守らなくて良い』というわけではありません！！

『規模小さいから申請作業はしなくても良い事にするけえど、もちろん建築基準法を守ってね』

という意味ですのでお間違えの無い様。

また長くなったので事例紹介はまた次回

ではでは。

〜おしまい〜

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2024-05-05

「用途変更」とは

不動産建築基準法

こんばんわ

今日は用途変更のお話＆実例です。

用途変更・・・「使用する対象物を当初の用途から他の用途へと変更することである。」

ja.wikipedia.org

と、いうわけである建物の用途を別の用途に変更する際に必要な申請の事です。と、いってもなんでもかんでも申請が必要というわけでは無く、簡単に言うと

・特殊建築物に変える場合。（宿泊施設、福祉施設、病院、劇場、学校、、とかとか）

・２００平米を超える場合。

に必要になってきます。

不特定多数の人が使う建物はまあまあの確率で「特殊建築物」に該当するのでチェックが必要です。やはり、安全面、避難面の事を考えると「不特定」で「多数」の利用者が集まる建物というのは危険性が増しますからね。

でもオフィスは意外にも特殊建築物ではありません。従業員なので不特定では無いからでしょう、そんなパターンもあります。が、大事なのは実際の利用状況がどうなのか？なのでどんなパターンでもちゃんと気にする必要があります

ご紹介するのはだいぶ前に用途変更したプロジェクトです。

倉庫をトランポリン施設に用途変更ました。「トランポリン」という固有名詞は建築基準法に定義されていませんが「スポーツ練習場」に該当するため申請が必要という判断でした。

そして、

スムーズに用途変更するための大事な条件があって、

・もともとの建物の確認申請書がちゃんと保存されている事。

・今の状態が違法じゃない事（違法な増築を過去にしていない、とか）

が大事だったりします。

が、そういう資料が揃わない時もやはりありまして。。

そうなると確認済証ではなく確認を受け付けた台帳を探してもらったりして、あれやこれやと別の手を探る事になります。（大変になりますが用途変更できない、というわけではありません。）

そんな用途変更のお話でした。

長くなってしまったのでプロジェクトの詳細はまた次回。

ではでは。

〜おしまい〜

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2024-05-04

花と緑のフェスティバル

アート高蔵寺ニュータウン

こんばんわ

KOZOJI ICONIC MARKET in 少年自然の家！

（５月だけど暑い！）

今日は高蔵寺で開催されていた「花と緑のフェスティバル」へ。そこで同時開催されているKOZOJI ICONIC MARKETにダンチテクツとしてワークショップ出店してきました。なんか最近ワークショップ絡みが多いです。

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今回の出し物もこれまでと同じく「おうちづくりワークショップ」

またか！、と思われてしまうかもしれませんが過去何度も開催してきていますが結構人気のコンテンツなんです。

沢山の材料を自由に使って、自由なアイデアで！

つくった作品はもちろん持ち帰ってもらいます。持ち帰り用の袋の中に我々ダンチテクツの紹介チラシもひっそり折り込ませてもらう、という作戦？なわけです。

高蔵寺ニュータウンの事、我々ダンチクテツの活動を一人でも多くの人に知ってもらうためのワークショップでもあります。

会場には野点の茶室も。

竹とゴザで設えられた茶室。名は「花籠」、しぶいですねえ。

すごくカラフルな抹茶茶碗。

この中から使いたいお茶碗を一つ選んでお茶を飲む事ができます。

ほかにもいろんなクラフト物販、食べ物キッチンカーなどが出店されています。明日もやってます。

ぜひ！

ではでは。

chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.spofure-kasugai.or.jp/greenpia/wp-content/uploads/2020/02/76463935daf587c61bacd6c2d9eeff48.pdf

〜おしまい〜

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2024-05-03

久しぶりのロングライド80km

雑感自転車

こんばんわ

良い天気ですね。GW中あんまり休みありませんが午前中だけ瀬戸の方までサイクリング。といっても距離80km、獲得標高1000ｍ超えの自分にとってはヘロヘロライドでした。

でも久しぶりに長い距離乗れた＆つらかったー＆たのしかった。

家を朝５時半に出て１時間ほど走ってまずは瀬戸の雲光寺へ。

とてもきれいなお寺です。

朝日に新緑が映えますね。ここでちょっと休憩して戸越峠という坂道に臨みます。

登りきった。瀬戸市と豊田市の市境。初級のヒルクライムコースと言われています。登り切ると気持ち良いですね。

その後峠を降りたら北上して353を通って白川町方面に走ります、その後も363号でぐいぐい北上してい、また延々とゆるいけど登坂が続きます。なんならさっきの戸越峠より厳しい感触。

田んぼにも水が入りました。

途中、菓子パンで栄養補給

笠原のモザイクタイルミュージアム横の図書館。

まだオープン前だったけど（知り合いなので）無理言っておにぎりつくってもらいました。

帰りは定光寺方面へ。

城嶺橋より庄内川をのぞむ。きれいですな。

グルっと回って80km、漕いでいた時間は実質約４時間、消費カロリー2000超え！ほんとかな。なによりも獲得標高が1km超え。

つかれたつかれたー

でも満足なライドでした。まだこの時期はギリ暑く無いので走りやすいですね。

ではでは。

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2024-05-02

グラフィックデザインのお仕事

アート店舗設計建築

こんばんわ

ちょっと副業的なお話です。

（もちろん）本業は建築設計ですが関連事業としてグラフィックデザインもさせてもらっています。店舗設計をさせてもらっているとお店のブランディング、そのためのグラフィックデザイン、コンセプトメイキング的な事も自然と付随してきますので空間を考えると同時に2次元のグラフィックを練り込む、という事もしばしばあります。

まず分かりやすく目に飛び込んでくるのは3次元よりもシンプルな２次元だったりしますし。アイキャッチとしてとても重要です。

さて、現在工事中のコーヒー屋さん（カフェというより焙煎しつづけて３代目、的な）ではシンボリックにミルマシーンのグラフィックを作りました。

もともとはこの写真

先々代が使っていたマシーンとの事。超渋いですね。

かなり珍しい形、色のコントラストも面白いのでそれが伝えたい。赤く塗られているのは鋳物の鉄なのかな、金属はいわゆるブリキですかね、想像ですが。

歴史感がぷんぷんと伝わってくる魅力的な佇まい。

色々と線を書いたり、消したり、図形を簡略化したりとしていって最終的にはこのようなデザインになりました！

良いとおもいませんかー。

ちょっとオリエンタル？チックな形状。赤と金属質は敢えて単色カラーに置き換えて。

一見簡単な作業に見えるかもしれませんが、、それがそうでも無いんです。

情報を整理して、でも造形的なエッセンスを残すってのは結構難しいんですよ。

途中経過はいろいろありました。↓↓↓↓

なんか、これはこれでアリなのかもしれませんが。なんというか色気がなくなってしまっています。

赤い部分を強調したバージョン。うーん、でも赤が生っぽい。ボツ！

なんか、いろいろと迷走してるバージョン。。

というわけでシンプルな造形ほどいろいろと経緯があったりするものです。

デザインをあれこれ考える過程にも興味をもってもらえるとうれしいな。

ではでは。

〜おしまい〜

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2024-05-01

CAACにて１コマ授業をしてきました。

まちづくり高蔵寺ニュータウン

こんばんわ

昨日、中部大学のCAACというコースにて１コマ授業を担当させてもらい講義をしてきました。

CAACというのは中部大学に約10年前につくられた社会人コースです。

www3.chubu.ac.jp

もちろん学生さんは私より年配の方ばかり。

普段、大学や専門学校で20代の生徒にあーだこーだ言うのは慣れていますが、、どんなテンションで伝えていけば良いかあまり想像はできないまま、でも沢山の資料を準備して行ってきました。

大学側に設定していただいたテーマは「春日井商工会議所が行うまちづくりのとりくみ」という物。

ってなんか勝手に青年部代表で話すような感じになってしまいましたが、過去の諸先輩の取り組み事例も挙げつつ、主に自分が関わった「朝宮あかりナイト」や昨年の「LIFE with CYCLING Fes in 春日井」の話、そもそもなんでこういった事をやっているのかという原点の話から、予算や許可関係といったイベント実施のスキーム、高蔵寺絡みという事でダンチテクツの活動など90分話してきました。