いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【土の御礼】

先月の沖縄出張から帰って以降、続々と、各地から土が届いています。


先日FB 上で広報した、「土染めして、それぞれの土地を表現できるか試したいから土送ってください」案件ですが、各地の皆さまから順次送って頂きました。
(※元の記事→)https://x.gd/GC6U7
ありがとうございます。
その前に採集してあった原土もあるため、まだ皆様の土に手をつけられてはいませんが、順次染色テストさせていただきます。

第一弾として30ヶ所の土を試そうと思っており、まだ余裕あるので、引き続き提供して頂ける方を募集中です。

詳細は↑の元記事をご覧頂ければと思います。

阪神園芸さんの甲子園の土とか、小笠原の土とか、旧石器時代縄文時代の土とか、夕張の石炭層の土とか、代々焼き畑していた地域の土とか、湿原の土とか、最北端の稚内や猿払村の土とか、石見銀山佐渡金山の土とか、カルスト台地の土とか、染めてみたいです*1 ワクワク。

#染色 #土染め #顔料 #地質 #土壌 #ジオ #アースカラー #地域性 #多様性 #アート #地域を色で表現する #色の物語

*1:o(*゚ω゚*)o

【新鮮な紅芋ってどんな味? @沖縄】

沖縄土産でそこら中に売っている紅芋タルト。
そこら中で売るくらい紅芋があるのに、焼き芋では売っていない!
本土でも紅芋の生芋も焼き芋も売っていない!

加工されていない、紅芋そのものの味はどんな味?、本来の色はどんな色?
とまぁ、そんなあんまり他の人が気にしないようなナナメ視点で色々買って食べ比べたり、調べました。


【沖縄ローカルフード オンラインレポート チケット販売中 5/12夜】

今回のイベントは広報ぜんぜん打っていないので定員になってないけど、開催しまーす。

主に食材・料理・加工品+(野草&薬草) 

調査エリア:沖縄北部と中部(南部は観光地化が進んでいるのであまり関心が湧かず・・・)。
日時 5/12(日曜) 20時~22時

●想定している対象者
・観光地としての沖縄の産物情報が欲しいのではなく、今の沖縄の田舎の暮らしの一端(主に食)が知りたい方
・ローカルフードが知りたい方
・道の駅巡りや直売所巡りが好きな方
・ちょっとした文化の違いを楽しめる方

●参加費 1100円

・申込方法
https://ticket.tsuku2.jp/events-detail/10300400525202

#郷土料理 #郷土菓子 #伝統料理 #伝統菓子 #沖縄 #ローカルフード #ローカルドリンク

※写真は、普通に直売所で売られている紅芋の生芋。紅芋なのに白いんですねぇ。

『和の薬草サロン ~薬草ライフのきっかけづくり~ 』オーダーメードイベント販売開始

【薬草研究の10年間の集大成として、一部イベントを販売開始】

 

本格的に和の薬草の体験コンテンツにとりくみます。

 

『和の薬草サロン  

~薬草ライフのきっかけづくり~』オーダーメードイベント

 

以下の様々な薬草体験プログラムの中から興味のあるものをお選びください(複数受講可)。

 

使用する薬草の多くが和歌山県内で私が自家採集した天然モノです。

メディア情報に流されないための自分で自分の身を守る知識やセルフメディケーションを取り入れるための知識を増やしたり、純粋に食利用も含めた植物の多様性・面白さ・可能性をお伝えして皆さまの人生をより豊かにして頂ければ幸いです。

 

特徴 1    実際に使われていた、『和』の薬草について学べます                                                                    

身の回りのニュースでは西洋ハーブが取り上げられることが多いですが、日本にも在来の野生&天然ハーブ(メディカルハーブやスパイスハーブ)がたくさんあり、昔から生活の中で体に取り入れられていました。現在はそれらの一部が漢方薬というカタチで活用されていますが、まだまだ身近ではなく、日常のセルフメディケーションする上では非常にもったいない資源なのではないかと思い、学びの機会を提供したいと思いました。       

                                                                                                                                                      

特徴 2    使用する薬草の多くが和歌山県内で自家採集した天然モノ       

和歌山県内の、海辺・中流域の河原・平野部・里山・奥山など各所から主宰者自ら集めた和の薬草を50種類以上準備。

日本一の品質を謳われた当地の非常に貴重で珍しい「大深当帰(オブカトウキ)」や聖地・高野山に由来する薬草も扱っています。     

                                                                                                                                                      

特徴 3    食べられる野草についても学べます                                                 

野草(薬草含む)は、栽培野菜とはまた異なる生命力のある食べ物です。

「良薬口に苦し」と言われていますが、野草由来の渋味やえぐみ・苦味は実は健康に有用なポリフェノールであることもあり、野草には深い味があります。

また、「薬食同源・薬食一如(やくしょくいちじょ)」と言われている通り、植物に限らず全ての自然界の動植物は食事と同時に薬であると云う考え方があり、様々な生物資源をカラダに取り入れて、「職歴」ならぬ「食歴」の多様性を大切にしていく生き方を提案します。                                                                                                                                                                               

 

▼講座一覧(複数受講可)

 

〇薬草リベラル・アーツ。科学と宗教のはざまを学ぶ

→薬草医療の基本を学ぶ。

主に民間薬について概要や、生薬や漢方薬との違いを今も販売されている医薬品の各種実物を見て頂きながら紹介、家伝薬/伝承薬/伝統薬/配置薬/和漢薬の違いも解説。

また、古代の治療法であった祈祷、シャーマニズム、魔よけ、護符についても今も使われている実物を見て頂きながら紹介。

 

〇丸薬づくり体験 

江戸時代が舞台の医療ドラマなどで出てくるような薬研を実際に使い、当時使われていた製丸器も使って、丸薬づくりを体験していただきます。

 

〇薬草茶20~30種類程度から自由に選んで飲み比べ、薬草茶会。

主宰者自ら集めた和の薬草の中からお好きなものを選んで、飲み比べたり、MIXして味わって頂きます。また、日本各地から集めたご当地薬草茶もご紹介。

 

〇食べる薬草・野草ワークショップ入門編。『とって、たべる』

その時々の季節の薬草や野草を会場近隣でフィールドワークし、摘んで、みんなで簡易調理して頂きます。

※希望者は季節により昆虫食も提供可能。

 

〇薬草シロップ(ハーブコーディアル)作り

その時々の季節の薬草や乾燥薬草、果実を使い、シロップ(ハーブコーディアル)を作ります。

※すぐ飲めません

 

〇薬草クラフトドリンクづくり

その時々の季節の薬草や乾燥薬草、果実を使い、複数を組み合わせてクラフトドリンクを作ります。

※すぐ飲めます

 

〇季節の薬用酒づくり 

その時々の季節の薬草や乾燥薬草、果実を使い、薬用酒を仕込みます。

※すぐ飲めません

 

〇和の薬草でオリジナルお屠蘇づくり

和の薬草を組み合わせて、あなただけのオリジナルお屠蘇を仕込みます。

※季節の薬用酒づくりと使う素材が異なります

※すぐ飲めません

 

〇ゲームやアニメで言うところの「MPを回復してくれるやつ」作り

心のエネルギーを回復してくれるポーションを作ります。

 

高野山の薬草や山岳宗教に基づく伝統薬「陀羅尼助」を学ぶ、感じる

現場は世界遺産 高野山の一帯であり、高野山の薬草や山岳宗教に基づく伝統薬について学びます。

 

〇オリジナル七味づくり

江戸時代が舞台の医療ドラマなどで出てくるような薬研を実際に使い、和の薬草を使ったオリジナル七味を作ります。

 

鎌倉時代、戦国時代、江戸時代の兵糧丸や忍薬作り

当時のサムライや忍者が使っていた兵糧丸や忍薬作り。

北条軍ver.、上杉軍ver.、豊臣軍ver.、徳川軍ver.、幕末ver.、作れます。

※一回で全種類は作りません。

 

〇虫薬(昔は昆虫も薬)、ザザムシ捕り(冬~春限定)

冬から春にかけては、川の貴重な昆虫食「ザザムシ」獲り及び、調理、実食の体験をしていただけます。

また、それに合わせて、日本人が使ってきた薬用昆虫についてもご紹介。

 

〇和の薬草や1000年クスノキで天然の防虫薬・お香づくり体験

和の薬草や樹齢1000年以上のご神木のクスノキ(※)を使った防虫薬、オリジナルお香づくり

※神社に活用許可済み

 

〇日本の植物から中世ヨーロッパ風天然インク作り

薬草を活用して、中世ヨーロッパで長年使われ続けていた天然インクを再現します。

 

〇大深当帰の生産現場を見学体験、大深当帰について学ぶ(農家さんの都合により開催できない場合もございます)

日本一の品質と謳われる大深当帰はもうほとんど生産者がいません。その貴重な生産現場を見学し、生産者から話を聞ける機会を創ります。また、季節によっては生の新鮮なトウキ葉を味見して頂いたり、生薬原料として出荷するための「修治」と呼ばれる特殊な加工調整作業を見学して頂けます。

 

 

★オプション(1時間程度で終わるもの)

〇ニッキの根掘り体験

「シナモン」とは違います! 日本の伝統ある医薬品・香辛料のニッキ(肉桂)を実際に掘って、市販品では味わえないそのフレッシュな香りを楽しんで頂けます。

 

〇江戸時代のお化粧「お歯黒」体験

江戸時代の既婚女性のたしなみ「お歯黒」、それを実際に試して頂きます。

※一回で真っ黒にはなりませんが、しばらく歯が黒いままになります。

 

平安時代~江戸時代の灯り(明かり)を体験

平安時代~江戸時代の灯り(明かり)を完全再現。当時の灯火器(復元)と当時の油(鯨油。市場には出回りません)を使って、明るさや匂いを感じて頂きます。

 

▼集合場所

指定が無いモノは、和歌山県橋本市(駅からも歩いて来れます)

 

▼服装・持ち物

体験内容によって変わるので、事前にご相談させていただきます。

 

▼備考

※指定がないものは通年開催

※8:00~17:00の間でご希望の時間をお知らせください

※所要時間は体験内容により変わります。1コマだいたい1時間半~最大2時間半程度(例外もあります)。

※体験により最大人数が変わる場合があります。(要事前相談)

※全講座、大深当帰葉茶のウェルカムドリンク付き

 

▼参加費

  お一人 1コマ 1人7700円

  2~3人 1コマ 1人5500円

  4~5人 1コマ 1人4400円

※午前1コマ+午後1コマ、午後2コマ、等の同日中に複数コマ受講された場合は、合計金額を2割引き致します。

※複数コマ受講の方は、1コマ分×人数分のチケットを事前にご購入頂き、不足分は当日現金払いでお支払いお願い致します。

※当日「この講座もやりたい」とリクエスト頂いても準備の都合上対応できません。事前お申込み講座のみになります。

※複数人でのお申込みの場合は、専用販売ページを作るので事前にご連絡ください。

 

▼お申込み・お問合せ

お一人様、一つの講座だけお申込みの方はコチラ↓。

『和の薬草サロン ~薬草ライフのきっかけづくり~』イベント - 『いなか伝承社』(地域活性化支援)

申し込みたい講座と、体験希望日時(複数提示)をまずはご連絡ください。

 

別途ご相談の方はこちら↓までお問い合わせください

inakadss@gmail.com (いなか伝承社 田中)

※ご希望日時は2週間後以降をご提示ください

※6月1日分より受付いたします。

 

▼キャンセルポリシー

 7日前~          20%

 2日前~ 30%

 前日キャンセル             50%

 当日キャンセル             100%

 無断キャンセル             100%

 

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【沖縄ローカルフード オンラインレポート チケット販売開始 5/12夜】

チケット販売開始しました~。

 

私はこれまでに日本全国800カ所以上の直売所を巡ってきており、その培った地域産品を観る目で、今回沖縄滞在中に仕事の合間ですが直売所やスーパー、共同売店を巡って、基本的に本土では売ってないもの(通販はあるかもしれないけれど)を調べていました。

買い集めて、できるだけ実食して、調べた沖縄食材・加工品・ご当地料理は70種類以上。

そのレポートをオンラインで行います。

 

主に食材・料理・加工品+(野草&薬草) 

調査エリア:沖縄北部と中部(南部は観光地化が進んでいるのであまり関心が湧かず・・・)。

日時 5/12(日曜) 20時~22時

 

  • 想定している対象者

・観光地としての沖縄の産物情報が欲しいのではなく、今の沖縄の田舎の暮らしの一端(主に食)が知りたい方

・ローカルフードが知りたい方

・道の駅巡りや直売所巡りが好きな方

・ちょっとした文化の違いを楽しめる方

 

  • 参加費 1100円

 

・申込方法

https://ticket.tsuku2.jp/events-detail/10300400525202

 

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【コツコツやってることの一部を紹介】

5年前から、自分の薬草の師匠に言われて、今まで誰にも言わずにそこそこレアな薬草「トチバニンジン」(生薬名:チクセツニンジン)の群落をゆるやかに守っています。


狭いエリアに数多くのトチバニンジンが生育していて、師匠いわく、紀伊半島の中でも「非常に貴重な場所」と言われました。
※貴重なエリアということで、過去に行政に相談したけれど、なしのつぶて。

 

薬草イベントする上で実際に生えている姿を見てもらいたいと思うものの、この植物だけに限らないのですが各地で植物の窃盗・盗掘が相次いでおり、泥棒が発生しないとも言えないし、他人の土地なので柵をするわけにいかず、ずっと見守れる場所でもありません。

 

さらに、この植物は根が生薬材料になるのですが1年でわずか1センチしか成長しない非常に生育の遅い植物なので、盗掘されると本当に全滅してしまいます。
人に知らせず守ってきて体験プログラムにも使っていないので全くお金にもならず、どうしようかなぁと悩み中(゜_゜)。

エコツーリズムと保護の境界が難しい。

 

※写真はトチバニンジンの今年の若葉

#薬草 #生薬 #生態系 #生態保全 #エコツーリズム #和歌山

【自然農イベント終了】

「自然農法ワークショップ 無農薬 オーガニック夏野菜編」イベントを行いました。

地域の実践者の方に先生になって頂いて、実際に自然農法で夏野菜を植付け。


当日は天気が悪く雨も降ってきたため、畑は早めに切り上げて、室内でみんなでヨモギおはぎを作りつつ、地域のお母さん方の作った抹茶羊羮とイチゴ大福の差し入れもあり、後半は甘いものづくしの会になりました。
(参加者全員甘党で良かった💦)


講師のおばあちゃんは自分用もお教室生徒用も花を自給自足されているお花の先生でもあるので、畑や庭の春の色とりどりのお花を楽しんで頂いたり、自然農法の無農薬植物を株ごとお土産に持って帰って頂いたりと、メイン以外でも楽しんで頂けたようでした。

あ、実際に講師のおばあちゃんに会われた方には、「スーパーおばあちゃん」と私が呼んでいる意味を分かってもらえた気がします。

そんな自然農法50年のスーパーおばあちゃんですが、おばあちゃんにはもう当たり前のいつもの作業なのと、私自身が自然農法で知りたいこと・気になってること・困っていることのニーズが把握しきれていないので、皆様が知りたいことがあったら是非教えて下さい。
おばあちゃんが出動します( ロ_ロ)ゞ

#自然農 #自然農法 #無農薬 #オーガニック  #夏野菜 #コンパニオンプランツ #和歌山 #橋本市 #美味しいおはぎ食べたい


小さな町の役場のインスタ運用がうまい

近所の下市町役場のインスタ運用が非常に旨いと思ったので、担当エリアではないものの、自エリアの組織の人に見習ってほしくてヤフーニュースで取り上げてみました

 


https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/381fc5819b414b53c64a7c63d27b02bb3d3100f5

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