たけのこのこのこ

気が向いたときに好きなことについて書きます

Marine Border Parasolという曲について自分が考えたいくつかのこと。

 

 

・はじめに

 

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 Marine Border Parasol、5thでライブ初披露となった劇場版前売券付きCDの2年生楽曲です。楽しそうでありながらどこか切なさも感じるとっても良い曲ですよね。大好きです。

 

この記事を書こうと思ったきっかけは、サケ茶さん(@llsake)の

「太陽に照らされてるのになんでパラソルなんだろう?」

というツイートでした。

 

つまり

「太陽に照らされてるのに何故パラソルでその太陽を遮ってしまうのか」

という疑問です。

 

確かに… となってめちゃくちゃ考えました。そして自分の中で割とまとまったのですが、文字にするとちょっと長くなりそうだったのでブログという形で残そうかなと思いました。

こじつけやら妄想やらが多いですが…

 

ではいきます。

 

・Parasolとは

 

parasolは「日傘」で、umbrellaは「雨傘」と説明されることがありますが、parasolとumbrellaはどちらも「日傘・雨傘」の意味を含め「傘」として用いることが可能です。

 

ということは、元々彼女達の手にしていたそれは「雨傘」としてのparasolだったのでは?と自分は考えます。

 ではなぜ彼女たちに「雨傘」が必要だったのか。それは「雨」が降っていたから。

 

・雨

「雨」は心理描写の1つで、キャラが悲しいと感じている時や悩んでいる時、後悔しているまたは迷っているというような感情の表現に使われます。

2年生の3人はアニメ本編にてそれぞれ悩み、葛藤を抱えていました。

 

千歌→東京での獲得票数0、地区予選(MIRAI TICKET)での敗退

梨子→ピアノが思うように弾けないこと、音ノ木坂学院のこと

曜→3人の関係性(これはひと言では表しにくいのですが、友情ヨーソローあたりの件です)

 

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 それは歌詞にも表れています。

 

・歌詞

 

悩みなき人はいない  水の中揺れる太陽

捕まえたつもりでも  キラキラこぼれてしまう

 

一度は輝きを手にしたはずなのに、それは零れ落ちてしまいます。

 

ですがその輝きは、仲間の助けによって再び手にすることができました。

 

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 マリンカラーの絵になって
 自由ってこういうことさ

 

“自由ってこういうことさ”  この部分で1期12話の帰り道での千歌のセリフを思い出しました。

 

「自由に、真っ直ぐに…。だから飛べたんだ!」

μ’sみたいに輝くってことは、μ’sの背中を追いかけることじゃない。自由に走るってことなんじゃないかな!」

 

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その後語られる穂乃果宛ての手紙

「だから私は、私の景色を見つけます。」

=マリンカラーの絵=海色の景色=WATER BLUE NEW WORLD

 

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1期12話での“決意”は、2期12話のあの光の海を見ることで成し遂げられました。


悩み、葛藤が解決し「雨」は止み、青空には太陽。

ここで「雨傘」はその役目を終え、「日傘」へと変化します。

 

パラソル 海辺の道は いつも変わらないけれど
僕らの夢の色は 変わってくと気がついた
パラソル 楽しく遊んで じゃあねって 次の季節へと
どこでまた会えるかは 潮風が知ってる

 

“じゃあね”“じゃあまたね”が変化したものです。

仲間に対してかけた言葉としても捉えられますが、パラソルに対してかけた言葉でも意味が通ります。

生きていれば必ず悩み、葛藤する時が何度も来ます。

その時が来ても、また仲間と共に乗り越え、「雨傘」を「日傘」に変えることができると信じているからこそ、こういう風に歌えるのでしょう。

 “楽しく遊んで”とあるように実際にライブでも楽しそうにクルクル回して遊んでましたね。 差すことに重きを置いてないのです。

 

パラレル いまの僕らでよかった 他の選択肢だったら
ここで一緒に 笑い合えなかったかも

パラレル もしも の答えは 波がさらっていっちゃったよ

いつかまた会えること 潮風が知ってる

 

かなり飛びましたが…

ここにパラレルと歌詞を付けられる畑亜貴さん、天才超えてます。

曜が最初の部員じゃなかったら、梨子が2人と一緒に海に潜らなかったら、千歌があそこでμ’sと出逢っていなかったら…

 

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彼女たちが自分のコンプレックスを乗り越えることは出来なかったかもしれません。

 

“波がさらっていっちゃったよ” は、勇君のAqoursの文字がさらわれるところを思い出しますね。

 

あの水平線を また見たいよね
暑い夏を 熱く駆け抜けた

 

水平線ということは≒海ってことなんですが、ここでの“海をまた見たい”には2つの意味があると感じました。

1つは沼津、内浦の海。1期6話や2期1話、劇場版でのシーンなどで色々なことに気付いた場所ですね。

もう1つは光の海、つまりまだまだスクールアイドルとして輝きたいということです。3年生の想いを胸に、6人でも活動を続けていくAqoursに繋がります。

 

すごい!2人とも!海の音が聴こえた!

千歌ちゃん梨子ちゃん!早くしないと行っちゃうよ!全速前進ヨーソロー!

 

ここのセリフが最初に説明した悩み、葛藤とリンクしてますね。

さらにライブでの振り。梨子ちゃん、パラソル投げてましたね。海の音が聴こえて余程嬉しかったんでしょう。千歌ちゃんも曜ちゃんもこの時パラソルは差してなかったと思います。

なぜなら差す必要がないから。

太陽の輝きに照らされた彼女たちの笑顔は本当に眩しく、素晴らしいものでした。

 

パラソルYeah!

パラソルYeah!

もういっかいもういっかい!

パラソルYeah!

 

僕は楽しく遊んでる2年生を見るだけでとっても幸せです…

 

私、曜ちゃんと梨子ちゃんのことだーい好き!2人と出会えたことが、奇跡だよ!

 

あぁ…

2期13話のあのシーンを思い出しますね。千歌ちゃんはこの時のセリフを全く知らないのに全く同じことを告白していますね。2年生の心はここまで通じあっているんだなぁ…と心が温かくなります。

 

最後の波音

 

劇場版を見るまでは勇君の最後のシーンが思い浮かんでぶっ刺さってましたが(勇君大好きオタク)、今となっては劇場版最後のあの波の音を思い出しますね。ぶっ刺さります。

ライブでもあの音を聴きたかった…

 

 

・まとめ

 

Marine Border Parasolという曲は、

彼女たちの今までの積み重ねから生まれた想いや気付きを、僕達にも伝えようとしている曲だと感じました。

辛い雨が降り続いているとしてもいつかは止み、太陽に照らされていることに気付けると。

そしてそこには虹がかかります。

 

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虹のもとで、またいつの日か彼女たちと一緒に楽しく遊びましょう。

 

 

以上がMarine Border Parasolという曲について自分が考えたいくつかのことでした。

初のブログでまとまりがなく読みづらかったかもしれませんが、ここまで読んでくださりありがとうございました。