ビタミンM

アイドルとわたし

事務所については詳しくないのでマリウスくんについてだけ

https://t.co/9iU7j4Stun

こちらを拝読して

わたしがマリウス葉さんを推している理由の一つに彼はその気になれば自己責任論の中でもすっと立って一人で生きていくことができるけどそれをしない人だからというのがあってですね。
若者、不満があるなら選挙に行けよみたいなやり玉にあげられやすいじゃないですか。でも、このままじゃ日本とんでもないことになるぞ!もこんな世の中なんだから自分のことは自分でやれよ!人になんとかしてもらおうと思うなよ!も言われるじゃん。若者は政治参加をしろ!と国に頼るな!の板挟みっていうか。べつにこれは若い世代に限ったことじゃないですけど。きついじゃんでも10~20代にはとりわけ。興味がないって言われてそんなことないもっとこうすべきだって言うとうるさい自分達でなんとかしろって言われるみたいな理不尽があるじゃないですかなんか。あまつさえ歌手は政治のことなんてわかんねえくせにみたいの言われたりさーあれほんとにくだんなかったよね。
そんで彼は政治的な発信しようとするとじゃあ日本から出ていけば?とか自分で好きなことを仕事にしておいて公に補償してもらおうなんて甘いんじゃない?とか言われる側の人じゃないですか。
マリウスくんは「いまの政権が嫌なら日本から出ていけ」も「自分で選んだ人生なんだから自分でぜんぶ責任とれよ」もできるじゃん。でもそうしないじゃんあの人は。すごいがんばって踏んばってくれてるんじゃないですかね若者として。すごい推せると思っててそういうとこ。
そんでこういうのを「まだ若いのにえらい!」みたいに評価するのいい加減ちがうじゃんって思ってるけどわたしはまだまだマリウスが立派なことを言うと「あ~~まだこどもなのにこんな…人としてできてる……」とかもっと悪いときには「あんなにちっちゃくてかわいかった子がこんな立派なこと言うように…」みたいなことをやってしまうんですよなんかほんとだめ。20歳の大人の人なのに。今の彼の発言を受け止めないで今ではこんなに立派に…なんて子供の頃のことを持ち出すなんて自分がされたら嫌なことをね…推しにしてはいけないよね…。わたしはもともとマリウス葉の幼さとかつたなさとかそういうものを推してるわけではないんだよ~~マリウスくんが好きって言うとなんかいまだにショタコン扱いしてくる人いるのなんなんだよ~~~
ちゃんと学ぼうとする姿勢とか世界に発信する能力とかメディアにのるたび「あのちっちゃかったマリウスくんが」とか「ジャニーズなのにすごい」みたいのやめて~~~!!!ってなる。それをしないこともできるんだよ~彼は。わたしはマリウスくんに政治の話をしてほしいしそれを事務所とかアイドルであることが阻むのはめちゃめちゃいやだよ~~!そしてもうほんとに捨てるべきで捨てたいけどまだわたしの中にある「マリウスちゃんはまだまだ未熟でかわいいでちゅね❤️」みたいなファン精神もそれに加担してるのほんとにどうにかしたいよ~!!!やだ~~~~!!!!!あ~~~~!!!!!!わたし自身が「自立して強く生きてほしい」と「お兄ちゃんたちに甘やかされてかわいいかわいいされてほしいしわたしもかわいいかわいいしたい」みたいなガチガチの鉄板を両手に持ってマリウスを見ているのがほんとうに嫌だ…
ファンになって日が浅い方だと思うけどそもそもわたしがいちばんさいしょに好きになった17歳のマリウス葉だってそんなにこどもこどもしてなかったじゃんね…
彼はたぶんちゃんとイデオロギーを持ってて、対話の意思があって、若者で、日本でアイドルをやってくれていて、自分の考えをちゃんと発信できてるのかわかんなくて、発信してもちゃんとまわりの大人とか自分のファンにすらちゃんと受け止められる保証がなくて…て考えると気が狂いそうになるね。幸せに生きてほしい。きみがわたしたちの生きている世界を善くしようとしてくれるようにわたしもきみの生活や意思や愛やきみの生きる世界を守りたいぞ…大人がこどもを守るようにではなくちゃんと大人と大人で対話をして善くしていけるようにしたいね…
などと思いました。

マリウス葉くんは人生に効くぞという話

突然ですが、猫を飼っています。


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(アイドルブログですのに急に猫画像失礼します)
彼女と暮らしはじめたのはマリウスくんに出会う少し前のことでした。


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猫を飼うと自己肯定感が上がる、という話をご存じでしょうか。
データの裏づけ等なく、ただ感覚の話でしかないのですが、日々猫に「ごはん全部食べて偉いねー」「かわいいねー」等褒めまくっているとなんだかふしぎと自分も許されたようなきもちになるのです。
人間の脳は主語を認識する力が弱いらしく、どうも飼い猫を「かわいいねえ」「えらいねえ」と褒めることで脳が自分が褒められてるものと錯覚して自己肯定感が上がる、みたいな作用があるとかないとか。
そしてわたしはこの効果をマリウスくんを通しても多大に受け取っているのではないかと感じるのです。


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マリウスくんに出会った日から何回言ったかわかりません。
「かわいい」
「うつくしい」
「すごい」

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「語学が堪能なのすごい。ドイツで育ったのに10代でもう英語と日本語もめちゃめちゃ喋るのすごい」


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「ピュアに生きててえらい」


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「いろんなものを学ぼうとしていて本当にえらい。すごい」

 

ふつうに過ごしていたら毎日これだけだれかを褒めることなんてありません。

マリウスくんのおかげでわたしの脳は錯覚しまくりの自己肯定感あがりまくりというわけです。

マリウスくんの効能はこれにとどまりません。


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マリウスくんが番組で褒められれば

「すごい!よくできました!とってもえらい!」


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失敗すれば

「まだ14歳なんだもん辛いときは泣いちゃったっていいよな!」

「そうだ!わたしだってまだ24歳(視聴当時)なんだから足りなくて悔しくってもしかたないんだ!辛いときは泣いちゃっていいんだ!」


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「人を幸せにしたい。なんてえらいんだ」

「人を幸せにしたい、わたしも」

 

そう、マリウスくん徳が高すぎて彼を褒めていると自分までまるで身の丈に合わないようなのぞみを口にするようになるんです。
「人を幸せにしたい」
「みんなを愛したい」
「世界を変えたい」
「ぜんぶ、もっとよくしたい」


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今日もかわいくいてくれてありがとう。夢を持ってくれてありがとう。君のおかげでわたしはわたしを肯定できるし、夢を持つことができる。

 

さて、そんなマリウスくんはまだまだ日々新しく、進化しています。すごすぎない?
その大きなきっかけ、階段になったのが昨年の24時間テレビの前番組「Sexy Zoneのたった3日間で人生は変わるのか」だったと思っています。
この番組の中でいろんなことに挑戦した彼の、めくるめく進化といったらとてつもないものがありました。
とりわけ、勝利くんと一緒に漫才修行をした回のめざましさをわたしは忘れることができません。
それまでグループの最年少として、かわいくかわいく振る舞っていたマリウスくんがきれいな顔を崩してゴリラのものまね(めっちゃうまいしおもしろくてまじですごいほんと見てほしい)をしたり、にわとりの鳴き真似(これもなんかわからんけど初めからめちゃめちゃできててすごいおもろかった)をマスターしたり、勝利くんと並んで漫才をして舞台でがつんがつん笑いをとっていました。
ほんとうにすごい。
ここにきてめちゃめちゃ面白い人になるなんて想像しないじゃないですか。
めちゃめちゃおもしろいんですよ3日間で人生は変わるのかのマリウスくん。

だから今夜の放送でもきっと、絶対、また大きく彼は成長するんだと確信しています。
どうかみなさんに見届けてほしい。
そして、わたしはこれを頻繁に見たい。今朝も朝からマリウスがかわいくておもしろくて最高だった。
もっとテレビ出てほしい。もっと彼の進化を見たい。わたしののぞみもそれによってどんどん大きくなるでしょう。そうなりたい。
マリウスと一緒に世界を変えたい。

 

本日5月21日(火)23:59から放送です。
Sexy Zone冠番組第4弾「Sexy Zoneのたった3日間で人生は変わるのか〜極限合宿を監視中~」
ぜひみなさんご覧になってください。
番宣ブログでした。

 

※放送後追記

本当に本当にすばらしい番組でした。

マリウスくんはまた、外の世界に大きく一歩踏み出すものと思っていたら、今回は自身のこれまでの歩みやメンバーへの思い、感謝を確かめるような内側の世界を見つめ直す素敵な時間をくれました。すごいなあ。

 

※番組放送後、内容を編集追記、タイトルを変更しました。

 

ジャニヲタの集まりに行った話

わたしはわりと初動から友人に恵まれたオタクだったと思います。
Sexy Zoneのことをおしえてくれた友人Sちゃんはすぐさまコンサートに連れていってくれましたし遠征先のおいしいごはんも、チケット応募するときのルールもぜんぶ教えてくれました。なにより、前記事の例のふざけたプレゼント交換会をご参照いただけると察しがつくと思いますが彼女とはオタクとしての温度みたいのがすごく合うんですよね。元々仲良しだったのもあると思いますが、踏み込んだ提案に躊躇いがないというか。他にも「推しが女の子だったら」というテーマで私服コスプレして集まったりとか、「中島健人の結婚式に呼ばれたときのためにスピーチ考えよう」つってパーティードレス着て集まってケンティのお式の予行練習したりとか後日振り返るとなんでそんなことしたのかまるでわからないような遊びに毎度つきあってくれて…本当にいい友人を持ったなと思います。

そんなわけでというか、わたしはいわゆる推し活とかオタ活とかいわれるものを非常にせまいコミュニティの中で行ってきました。
そんな環境に変化があったのがたぶん2年くらい前です。
ざっくり言うと嫁いだ先にジャニヲタの方がいらして、彼女(以下U子さんとします)と仲よくさせていただくようになったんですね。
U子さんの仲よしの方々は担当のグループも比較的ばらばらで、事務所ごと好き!なお姉さんたちが多いようでした。わたしが「マリウス担なんです」とご挨拶した際も、おー!セクゾなんだ!とさっとこちらに合わせてくださる優しい方です。
なので、U子さんから
「いつものメンバーと、友だちの友だちくらいまで集めてちょっと大規模なジャニヲタ会みたいなのやるんだけどよかったらいにまちゃんもおいでよ!」
と誘われたとき二つ返事で行く行く!と答えたんですね。Sちゃんは都合がつかず行けないとのことでしたが、そこはわたしももういい大人ですし、社会人ですし、転職もして複数の会社でうまいことやってこれてるわけですから、ちょっとさみしいけどU子さんもいるし一人でも大丈夫っしょ!つってね。行く行く!行きます!と二つ返事で参加表明ですよ。
「大体20人くらい集まる予定なんだけど、みんな好きなグループバラバラだから各グループのプレゼン時間設けたいと思ってて…Sexy Zoneのプレゼン担当してくれる?」
ってU子さんが言ってくださってますますはりきっちゃいまして、わたしパワポ20枚作ってがっつりプレゼンの用意してったんですよね。賢いみなさんには余計な心配かと思うのですが、初めましての人たちの集まりで急にオタクの熱に任せてパワポ付プレゼンを用意するの本当におすすめしません。するとしたら会場の雰囲気等を十分聞き取ったうえで実行に移すべきです。
せまいコミュニティでやばいオタクとばかり遊んできたわたしにはそこんとこ考慮する力がなく、結果から言うとわたしが担当したSexy Zoneのプレゼンは全体からやや浮きました。みなさんコンサートのDVDからおすすめシーンを選り抜いて発表~みたいなかんじだったので、なんか、パワポとか使ったのわたしだけでした。セクゾ担のみなさんすみませんでした。
あとパワポ、めちゃ緻密に原稿を用意しても推しの参考画像が目の前に大写しになると「アッ…カワイイ……スゴイカワイイコレェ…」みたいな一定の語彙しか発することができなくなる時間がどうしてもできてしまいダメでした。
会自体はとても楽しかったです!みなさんとても優しかったですし、各グループの良さも堪能してきました。
向かいのケンティ担の女子大生にのっけから「昨年のクリスマスに
相手の推しから預かってきたていでプレゼントを交換する会っていうのをやって…」と述べたらややひかれるなどしましたが、ほんとにこれはわたしのオタクの温度計が壊れてるために起こったアレなので…ほんとごめんね……でも推しからプレゼントもらうの、我々のなかでもまあまああかるめのイベントだったからさ…
皆さまにおかれましては女子大生に急におかしなオタクの集まりの話をするのもやめておいた方がいいです。
重ねて申し上げますが集まりはとても楽しかったです!また行きたい!
帰り道でU子さんに「ジャニヲタってみんなオタクじゃないんですね。勉強になりました」などと話していたら会場の最寄りの駅になぜかキン肉マンのビッグ・ザ・武道の実寸大オブジェ(段ボール製で手作り感がすごかった)があり、興奮したわたしは一緒に帰っていたキンプリ担のお姉さんに写真を撮ってもらいました。懲りないオタクすぎてため息が出ますね。

ジャニーズのオタクってなんか表記ゆれがあるじゃないですか?
ジャニヲタとジャニオタと。
なんか意味があるのかなあと思っていたのですが、なんとなくわたしはどちらかに分けるとしたらオタクに分類されると思います。ジャニオタ。
(もともとのいわゆる秋葉系のオタクと区別するためにできた言葉らしいですね、ヲタク)
ジャニヲタはみんなオタクなわけじゃない。肝に命じて日陰を全力疾走して行きたいです。いつか推しの光を全身に浴びてぶっ倒れる日まで。

ハマリウスした日のこと

ところでぶろぐのタイトルにしたビタミンMって葉酸のことらしいんですけどめっちゃマリウス葉さんじゃないですか?おわかりか?わかってほしいわたしがどれくらいマリウスのこと好きか。
すごくない?この開始二行でめちゃくちゃきもちわるくなるかんじ。どう?

担降りブログがヲタクの数だけあるように、沼にはまった日のこともわたしはヲタクごとに読みたいんだ…
自分が変わればまわりも変わっていくはずってマリウスくんも言ってたのでまずわたしがいかにしてマリウス葉におっこちたかお話ししたいんですきいてください…

社会人になって3年めの冬でした。
大学のときの友だちが「いにまちゃんちでクリスマスパーティーやろうよ」って言ってくれたんです。
わたしは当時仕事の関係で地方に住んでいて、さすがに3年めともなれば仕事自体には慣れてくるものの、周りに友だちもいない、遊ぶ場所もない、仕事量はどんどん増えてそもそも遊ぶ時間もない、じんわり息苦しいような日々でした。
ふだん娯楽がないもんだからわたしはりきっちゃって。プレゼント交換ふつうにしてもおもしろくないよな~ってTwitter見てたらおもしろそうなの見つけたんです。
その名も【相手の推しから預かってきたていでプレゼントを交換する会】
ルールは簡単。
①参加者それぞれがプレゼントをもらいたい推しを指定する
②それぞれ相手の推しの性格などを考慮しプレゼントを選定する
③当日は「◯◯くんから預かってきたよ」と言ってプレゼントを渡す
参加者はわたしもいれて3人。ご紹介しましょう。

わたし…基本二次オタ。地方勤務で孤独死寸前。お笑いさんも好き。
Kちゃん…二次オタを通過し俳優さんと当時舞台にはまりかけていたヲタク。ジャニーズはV6岡田担。
Sちゃん…生粋のジャニヲタ。お笑いも好きでいずれの劇場にも足を運びまくるアクティブなヲタク。

わたしも含めみんなクリスマスに予定のない娯楽に飢えたヲタク。
絶対楽しい。
当時、アニメ「ユーリオンアイス」にどはまりしていたわたしは、ヴィクトルコーチからシャネルとまでは言わないがなにかいいものを雑にもらいたい!とリクエストしました。雑にというのがポイントです。
Kちゃんからはドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の平匡さんからみくりちゃんへの初めてのクリスマスプレゼントがほしい!と自らがヒロインになりかわることに一切のためらいがない乙ゲープロのまっすぐな願いを託されました。
そして、Sちゃんがリクエストしたプレゼントをもらいたい相手というのが、わたしの運命を大きく変えるその人だったのです。

「ヒモの中島健人からわたしの金で買ったプレゼントをもらいたい」

彼女はとても聡明で、いつだって冷静さを欠くことがない自立した女性です。そんな彼女もその時ばかりはなんだかへんに高揚しているようでした。

「健人くんはわたしのヒモなの。クリスマスプレゼント買いに行くからお金ちょうだいって言われたからお金渡すじゃん。5000円渡したのにあとから彼のコートから2000円のプレゼントのレシートが出てくるの。たぶんお腹減ってたんだよね、ランチしたらわたしへのプレゼント代が足りなくなっちゃったんだと思う」

えらく具体的な依頼だったので、本当にわたしは中島健人くんをアニメかなにかのキャラクターだと思いました。
参考資料として画像が送られてきておったまげました。
「実在の……?」と言ったと思います。
この人はどういう人なんだろう?
アイドル?俳優さん?ヒモキャラなのかな?
(今思うととんでもない勘違いです)(ヒモキャラとは)
ジャニーズはよくわからないから、ということでSちゃんのプレゼントはKちゃんが担当することになったのですが、それぞれの推しがどんな性格でどんなふうにそのプレゼントを選ぶに至ったのかきちんと理解できないとこの遊びを完璧に楽しむことはできません。
発案者がそんなざまでは格好がつきませんから、わたしはSexy Zoneとやらを調べてみることにしたんです。

お恥ずかしいことに、結局わたしはこういうとき、まずWikipediaを頼ってしまうような人間です。
しかしこれが失敗でした。2016年時点でなんかグループとして紆余曲折ありすぎてややこしいですし、画像と照らし合わせて何回か読んでもろくに5人の名前も覚えられませんでした。
ただ、なんかおかしな名前の子がおるなあとか、日本人離れした顔の子がいるからきっとこの子の名前であろうかというようなことは考えたように覚えています。
思えば中島健人くんの嗜好を調べなければいけない場面ではじめからわたしはマリウス葉くんに目が止まっていたんですね。

結局Sexy Zoneについて、あまり知識が得られないままわたしはクリスマス当日を迎えてしまいました。
わたしはヴィクトル・ニキフォロフコーチからシャネル(!)のあぶらとり紙をいただきました。
Kちゃんには、平匡さんから預かってきた(新垣結衣ちゃんとKちゃんどちらにもぼんやり似合うかんじの)ピアスを渡しました。
Sちゃんは中島健人くんから、完全にフランフランアフタヌーンティーで買ったであろうバスセット(申し訳程度に薔薇の香り)を貰っていました。
このセレクト今思うとかなりいいですよね。うすっぺらい「これでいっつもきれいにしててね」みたいなメッセージがついてたのもめちゃめちゃヒモの中島健人というかんじがしてよかったです。
さて、その日のディナーのメインはSちゃんのリクエストでスペアリブを濃いめに味つけて焼いたものでした。つけあわせのサラダとホットワインもおいしくできて、お酒がすすんで、たしかその時点でかなり飲んでいたように思います。
「Sちゃんごめん~調べたんだけどSexy Zoneのことあんまよくわからんくて~」
わたしがそう言うとSちゃんはぱっと顔を上げてスペアリブをつまみました。
「調べたの?すごい。ありがとう」
「うん。けどなんかおもしろい名前のえらい小ちゃい子がいることしかわかんなかった」
Sちゃんはなぜか怪訝な顔をしました。
「えっ?マリウスだよね?小さくないよその子」
Googleが、なぜかわたしにはデビュー当時の薔薇を持って目を潤ませるマリウスくんしか伝えてくれなかったため、彼がもうメンバーの背をどんどん追い越して立派な青年の体躯を手に入れていることをわたしはその時に初めてSちゃんから知らされました。
「あーでもメンバーでいちばんでかいのに写真に写るときとかめちゃめちゃ自分がちっちゃく写るように偽装すんだよね。それ見たのかな?かわいいよね」
まず、小さなマリウスくんしか目にしていない混乱する友人に対してこのたたみかけです。あとから考えたらこんなの半ば誘導尋問だ。まんまと誘導されて【マリウス葉】【かわいい】【実はでかい】がちかちかと脳内にひらめきました。

「パパがドイツの方で、ドイツの実家は城。朝は教会の鐘の音で目覚める」
「3.11があっていてもたってもいられなくなって日本での活動を決めた。その際税関でこどもが今から被災地にいくなんて!とストップがかかったが、僕は日本のみんなを笑顔にするんだと尊い意志を胸に来日」
「ジャニーズに入ってからしばらく日本語が覚束なく、キャンディを配り歩いて友だちを作ろうと試みた」
「わたしは11歳のマリウスから投げちゅーをもらったことがある」

ここぞとばかりたたみかけてくるSちゃんのやり手ジャニヲタ感と言ったらありませんでした。
わたしはまんまと各情報に
(城?鐘??城??????)
(この女はアニメかマンガの話をしているのか?)
(妖精さんの処世術じゃん)
(この犯罪者め)
などと踊らされ、ついには脳が溢れる情報に容量が間に合わなくなったのか、いつの間になぜか涙ぐんでいました。
(まじで泣きました。Sちゃんはなんかひいてました)(中島健人を自らのヒモにしたてあげた挙げ句しんどいプレゼントをもらうところまでしっかり妄想するヲタクにどんびきされるいわれはないだろ)
わたしは「そんな人間が現実にいるわけがない。なんでそんなおかしな嘘をつくんだ」というようなことを言いました。Sちゃんは、ほんとなんだってと困ったように笑いました。

わたしがマリウス葉の沼にまんまと落っこちた日です。だからわたしとマリウスくんの記念日(語弊)はクリスマスです。幸あれ。
ちなみにこの日の2週間後にはベストアルバムを購入しますし3か月後にはライブに参戦します。怖いですね。
つい長々と書いてしまいます。
いつかたっぷりマリウスの身長分スクロールバーを伸ばしてしみじみしてみたいもんですね。うそです。おしまい。

Sexy Zoneが新潟に来て泣いた話

いにまといいます。
2年ほど前からSexy Zoneのオタクをやっています。
タイトルはコンサートのレポのように見えるかもしれませんが、以下に書くことはコンサートの内容にほとんど触れていません。
わたしの話と、わたしが地元新潟に推しが来てどう感じたのかの記録です。

はじめてSexy Zoneのコンサートにお邪魔したのは2017年のSTAGEツアーでした。どんどん魅力を増してゆく彼らを応援したくて2018年のRepaintingツアーにも、そして今年のツアーPAGESにも、自然と足が向きました。
今年のツアーで今までのものと大きく異なること、聡ちゃんがお休みして残る四人でツアーをまわること、そして地元新潟がツアー地に入っていることでした。
わたしは生まれてから高校を卒業するまでの17年間を新潟で過ごしたのですが実を言うと地元新潟のことがあまり好きではありません。チケットを申し込むときも
「新潟は一応申込むけどどっちでもいいなー。福岡昨年行ったけどすっごく楽しかったな。もっかい福岡行けたらいいな!」
というかんじで、新潟はあくまで保険で申し込んだくらい。そのくらいなもんでした。
蓋を開けてみたら新潟だけ当選してたんですけどね。当落メールが着たときでさえ、えー新潟かあって少し思ってしまったくらい、それくらい地元が苦手。

年明けにアイドル絡みでショッキングなこともありましたね。
NGTに所属してる女の子がファンの男性に襲われた事件。そしてそのあと周りのだれも彼女を助けようと正しい対応をしなかったことが大きな話題になりました。
ひどいなって思いますよね。わたしも思いました。それから、新潟では起こりかねんよなって思いました。
なぜならわたしもそこにいたとき同じようなめにあいつづけたから。
とても短絡的ですし、そこそう繋げるの乱暴じゃない?って思いましたよね。でもあくまでわたしの思ったこと、わたしの話なので見逃してほしいです。

被害内容(と書くと大それたふうですが、殴られたり力づくで押さえつけられたりということは一件もありません。けど当時のわたしはいやな思いはしましたし、嫌なら抵抗しろ的アドバイスはまじのまじでクソだなって思います。多くのそういった行為は抵抗できない状況が作られてからなされるものです)は特にドラマチックなわけでもないですしおもしろくもないので詳しくお話はしませんが、密室で衣服を奪われてからだをさわられたり、言葉で脅されていわゆる奉仕の真似事をさせられたり、小学生くらいまでは男性が多かったですがからだが大きくなってからは女性からもそういったことを強いられたりしました。(あの「同性同士なんだから理解しあおうよ」みたいなのを恋愛とか性欲に繋げてくる価値観てなんなんでしょうね)(もちろん同性愛者すべてがそんなふうではないといまは理解しています)
幼女のいにまにもさすがにそれらがふつうのことではないとわかったので母に訴えましたよ。小さな子どもの言葉ですがはっきりとなにかをされた、させられた、部位の名称も伝えました。結果どうなったか。
被害自体はどうにもなりませんでした。上にも書いたのでおわかりになったかと思いますが、わたしが中学生になってもそういったことは続きました。
かわりにわたし自身の服装や振る舞いに制限ができました。いわゆる女の子らしい衣服を着て歩くことはなくなりました。べつにスカートはいてるから痴漢にあうわけじゃないのにね。そんな当然のこともわたしの周りには指摘してくれる人がいませんでした。
わたしが異常なことをされているのに、母がなにも言ってくれないのは、そして女の子らしい衣服を着せてもらえなくなったのは、わたしが本当は女の子じゃないからなのかな?と考えるようになりました。不思議なことに周りの女の子たちはスカートはいてても髪を伸ばしても大人に守ってもらえてかわいくいられるようだったので。
女性性を搾取されながら女性性を否定されるのって控えめに言って地獄でしたね。
もちろん、こういった被害が新潟ばかりで起こるわけではありません。もしかしたら他の土地で育っても同じようなことが起こったかもしれない。
でも多くの人がそんなふうなめにあった場所に長く留まろうと思わないようにわたしもそこから離れたくなった。もう二度と戻らないつもりで新潟を出たら、びっくりしましたよ。みんなやさしくて。
地元で手に入れられなかったミニスカートとハイヒールを買いました。かわいい下着も。
もう二度と戻らないと決意はしたけれど、ふつうに大学進学しただけなので長期休暇にはしばらく実家に帰省したりしました。就職はこっちにしたけど。
べつに24時間365日人生に絶望しているわけではないので、新潟でもふつうに学校通ってたし地元に友だちもいるし結婚するタイミングでは家族に挨拶にもいくんですよ。
そうそう、どんなにひどいめにあっても、人間って知らん顔してふつうの人生送ったりできるんですよ。絶望ですよね。

思ったより長くなってしまいました。
以上がわたしが地元新潟が苦手な理由です。

それで、決意した通りいまも新潟での暮らしにはもどっていなくて、別の土地で好きなことが増えて、Sexy Zoneのオタクをやって、新潟公演がこの度当選したんです。

朱鷺メッセに入るの、成人式ぶりでした。
今年のツアー、仙台ですでに一回入ったあとでした。だれがどういうふうにどこから出てくるのかも覚えてた。
なのに四人がステージに並んだときに、すごくびっくりしたんですけどうれしくてぶわって涙ぐんじゃったんですよ。

「うそ~!Sexy Zoneが新潟にいる~~!!」

ってなったんです。
びっくりしました。完全に予想外。まさかの展開。
コンサートが進行してっても、たまに間欠泉みたいに涙がびゃってなった。

え~~???なんでなんでなんで???????ほっ誇らし~~~!!!!

極めつけは風磨くんのソロ曲でした。あれ、もともとずるいじゃないですか。
非常にださいんですけど、わたしは新潟にいた頃のことをどこかわたしの人生から切り離して切り離して生きようとしていて、でも風磨くんのcocoaをね、朱鷺メッセできいたら
「あーわたしが見ないようにしてただけであの頃のわたしってここにずっといるんだ」
って思って。
あと、風磨くんから
「べつに、ふつうにおっきくなったって言っていいんだよ」
ってゆるしてもらったようなきもちになったんです。なに言ってんのかわかんないよね。わたしもわかんない。
でも、だれかをゆるせないままでも人生は続くしなにかを受け入れても受け入れなくてもべつにわたしが大きく変わってしまうわけではないんですよ。

なんだかふつうに楽しい遠征になりました。
楽しかった。

Sexy Zone、新潟に来てくれてありがとう。
またきてね。


なんかすげー暗い話しちゃったけどふだんは明るくヲタクをやっているので、ないと思うけどもしこの先これを読んでるあなたと現場で会うことがあったらふつうにヲタクとして接してくださいね。楽しむためにジャニヲタやってるので。
あと、せっかくぶろぐとったので今度気が向いたら楽しい話でも書きにこようかなと思います。

長々おつきあいくださりSexy Thank You!