#17 久々のオチ系映画『グッドナイト・マミー』
『グッドナイト・マミー』 2015年作品
恐怖レベル・・・★★★
インパクト・・・★★★★
おすすめ度・・・★★★
ブログ更新が1か月ほど空いてしまいました・・・💦
最近ドラクエⅪに夢中になり映画をほとんど観てなかったというのが原因です。
それはさておきまして今回は、顔に包帯を巻いたママと双子の兄弟エリアスとルーカスの不気味な生活を描いた映画『グッドナイト・マミー』をレビューします。
映画の大まかなあらすじは
外で仲良く遊んでいた双子の兄弟エリアスとルーカス。遊び疲れて家に帰ると顔を包帯で覆ったママがいた。
しかしどこか様子がおかしい。兄弟に対し別人のように冷たくあたるママに疑念を抱いた兄弟は本当に本物のママなのかどうか試しはじめるが・・。
この映画、僕の地元のゲオでサスペンスランキングの1位になっている映画のようで結構人気のある映画のようです。
実際僕が借りようとしたときも最後の1本だけでした(笑)
まあ、そんなに人気があるのなら1度観ておきたいと思いまして観てみたのですが、実際レビューするとなると非常に難しいです・・・💦
勿論今回もネタバレはするつもりはありません。まだこの映画を観たことない方にいかにネタバレさせずにこの映画を紹介できるかに注力したいと思います。
まず急に顔に包帯を巻いて帰宅したママ。それは何故なのか、そして兄弟に対し冷たく豹変した理由とは?
そしてママに対し疑念を抱き色々と試し始める兄弟たち。
前半は不気味に淡々とストーリーは進んでいくのですが、後半はバイオレンス調に内容が変化していきます。
そしてラストにすべての伏線が繋がるといったオチの映画です。
僕がこの映画を観て感じたのは一度目は普通に先入観なく視聴してみて、ラストに謎はしっかりと解けますので、オチがわかったところで再度もう一度観なおしてみて、その謎だった部分と照らし合わせていく感じの俗にいう
「2回目観なおす系の映画」なのかなと思います。
これを言ってしまうと感のいい方なら気づいてしまうかもしれませんが、
『シックスセンス』に似た衝撃を受ける映画だと思いました。
でもまあこういった謎に包まれたままストーリーが進行していくといった映画ってたまに観たくなってしまいますよね・・・(笑)
最後に‟この映画の最後のワンカットはとても悲しい気持ちになってしまいました・・”
気になった方は一度観られてみてはいかがでしょうか・・?
最後までお読みいただきありがとうございました。
#16 ある昆虫がいなくなってしまうと世界は破滅へと向かう 『ハプニング』
『ハプニング』 2008年作品
恐怖レベル・・・★★★★
インパクト・・・★★★
おすすめ度・・・★★★★
今回はシャマラン監督作品では2作目になる『ハプニング』をレビューしたいと思います。
さてこのお話、ある昆虫がいなくなってしまったことで世界がとんでもない事になってしまうという恐ろしい内容の映画です。
その昆虫とは映画の冒頭でも少しヒントがでてくるあの昆虫・・・。
『○ツ○チ』なんですよね。
最近テレビでもよく見かけるようになりました、都会やビル街でも屋上でその昆虫を養殖、または育てるという画期的な取り組みもおこなわれ始めたあの昆虫ですよね。
そしてその昆虫がもしいなくなってしまったらどういったことになるのかという映画です。
映画の大まかなあらすじは
アメリカの一部地区で起こりはじめた多数による謎の集団自殺。
自殺した人たちのおかしな兆候から専門家たちはテロリストによるある特殊なガスが原因だと疑う。
その主な特徴として
第1段階 支離滅裂な言動
第2段階 肉体の動きに異変が見られ方向感覚がおかしくなる
第3段階 自ら命を絶つ行動をとるようになる。
といったもの。
しかし大学教授でもあるエリオットは非難しながらも別のなにかが原因であると気付き始めていく・・・。
この映画の面白いところは、当初はアメリカの一部の地区を狙ったテロリストの攻撃として話が進行していき、避難の際にエリオット達が乗った電車移動中に同じ電車に乗った人たちから様々な情報が入ってきて、じわじわと恐怖へ導いてくれるところだと思います。
その現場に居合わせた人から送られてくる動画、ライオンの檻に飛び込みライオンに自分を食べさせる飼育員の自殺のシーンなど・・・。
いやはや、これは怖いですよ・・・w
そしてそれを本当にテロリストの仕業なのかと疑う人たち。
更にテレビからはテロリストによるテロ攻撃の可能性は低いと伝えられる・・・。
映画の中盤までは「では一体何の仕業なの・・?」といった感じでまったく原因がわかりません・・・w
その後、途中車で移動して避難し始めるのですが、道に転がっている自殺体を目安に行く当てもなく非難していく感じになります。
まさにどこに逃げていいのかもわからない状態になっていくわけですね。
そして同じ非難している集団に加わりグループで避難しようとした最中、とうとう別のグループにも犠牲者が出始めます。
そしてそのパターンからエリオットは分析を始めるも原因はわからずにボンヤリした感じになります・・w
果たして本当の原因とは一体何なのか・・・?
それは映画で確認してほしいと思います。
生態系が崩れるって本当に恐ろしいことなんですね。
この映画は環境汚染や地球温暖化など様々なことにも警鐘を鳴らした映画だとおもいます・・・。
勿論そういった事も重要な内容ひとつなのですが、何よりもじわじわと精神的にくる恐怖に持っていくシャマラン監督の演出の手腕もこの映画の醍醐味だと思います。
最後にお世話になった老婆が自殺するシーンは結構トラウマになりました・・・w
最後までお読みいただきありがとうございました。
#15 オバタリアンの元ネタにもなった映画 『バタリアン』
『バタリアン』 1985年作品
恐怖レベル・・・★★★
インパクト・・・★★★★
おすすめ度・・・★★★★★
さて今回も1980年代を代表する名作ホラー映画『バタリアン』をレビューしたいと思います。
本当1980年代の映画は‟神作品”が非常に多くて僕はとても大好きです・・・。
この作品も人気があったためシリーズ化され現在では5作品リリースされている。
しかもこの映画、一時期流行語にもなった『オバタリアン』の語源の元ネタにもなった映画なのです(笑)
映画の大まかなあらすじは
医療会社で働く新人のフレディとその先輩のフランクは軍の怠慢により移送できなかった地下に保管されていたゾンビの入ったタンクを興味本位で見にいった。
その際フランクはタンクが劣化していたことに気付かず、タンクを叩いたためそこからガスが漏れだした。
そのタンクの中に入っていたガスは死体を蘇らせることができる恐ろしいガスだったため、医療会社に保管されていた別の死体が蘇ってしまった。
二人は社長に連絡し秘密裏に死体を処理しようとバラバラに解体し、火葬場で働く古くからの友人アーニーの元へ頼み込み隠滅を図る。
しかし死体を焼却したことによりガスを含んだ煙が発生し、それが雨雲を作り豪雨になり町中に降り注いだ。
その雨は墓場の死体という死体を蘇らせ被害が拡大する。
そんな中医療会社の3人とフレディの彼女とその仲間たちにも被害が及んでいく・・。
この映画の見どころはホラー映画ではありますが、コメディ要素も含んでいて両方の観点から映画を楽しめるというところですよね。
怖いところはしっかり怖くて、面白いところはしっかり面白い!
そしてなぜか人間の「脳みそ」だけを求めて襲ってくる大量のゾンビたち・・・。
なぜゾンビたちは人間の脳みそだけを狙ってくるのかも映画を観ていくことで明らかになっていきます。
あと個性的なゾンビたちもこの映画の代名詞になっています。
左が最初にタンクに入っていたゾンビ、タールマン。
右が人間に捕獲されてしまったゾンビ、オバンバですw
他にも救急隊員を食べていた小人のゾンビがいたり、犠牲になった仲間がゾンビ化したものが出てきたり多数のゾンビがあの手この手を使って人間の脳みそを狙ってきます。
そして何よりも遠くから聞こえる大量のゾンビたちの雄たけびもこの映画の恐怖をうまく演出しているといえます。
大量のゾンビの襲来に警官隊が襲われるシーンなども絶望感を感じさせます・・・。
そして生き残りを賭けて懸命に戦った勇敢な社長とその仲間たちに
『容赦ない絶望的ともいえる残酷なラスト・・・』w
またこういったブラックコメディ的な要素もこの映画の人気が出た秘訣と言えるかもしれません・・・。
最後に自業自得とはいえ最初にタンクを開けてしまったフレディとフランクは散々な目に遭ってとてもかわいそうだと思いました。。
最後までお読みいただきありがとうございました。
#14 この少女凶暴につき 『エスター』
『エスター』 2009年作品
恐怖レベル・・・★★★
インパクト・・・★★★★
おすすめ度・・・★★★★
さて今回は2009年公開の映画『エスター』についてレビューしたいと思います。
見出しには「この娘、どこかが変だ。」と書いてありますが、、うん・・変なのは確かに変なんです・・・w
しかしその一言では到底片づけられない知略性と凶暴性を兼ね備えた少女なんです。
最初はこんなに笑顔が素敵な少女だったのに・・・。
おそらく見出しを考えた人も何てうまく表現していいかわからなかったのではないでしょうか・・・(笑)
それくらい結構レビューも難しいですこの映画・・・。
映画の大まかなあらすじは
夫のジョン、妻のケイト、長男ダニエル、長女マックスの4人の家族がいた。
しかし本来であれば次女が生まれる予定であったが死産してしまったため、ケイトは次女に注げなかった愛情を養子に注ごうと養護施設を訪れ、そこでエスターを養子に引き取ることにする。
最初は平穏に生活できるかと思われたが、エスターが養子になってからというもの身の回りで不慮の事故が相次いだり、とうとう殺人事件まで起き始める。
そしてその魔の手は家族にまで及び始める・・・。
この映画のみどころはやはり、エスターを養子にしたことで家中ひっかきまわされるというか、数々の不幸にみまわれていくところですよね。
最初は長男ダニエルがペイントボールで鳩を撃ち、瀕死になった鳩にエスターが石でとどめを刺してあげたあたりから残虐性が垣間見えはじめる。
次に学校に編入した際、同級生にからかわれたことを理由にその同級生を公園のすべり台の上から突き落とし重症を負わせ、そしてついには自分に疑念を抱き警告にやってきた施設のシスターまでも犠牲になってしまう・・・。
更にその後もエスターはダニエル、マックスを脅迫し子分のように従わせたり、夫婦仲を裂こうと夫に妻の悪口を吹聴したり、遂には誘惑まで。
とにかく家の中を引っ掻き回しめちゃくちゃにします・・・w
とくに男性陣(夫、長男)は散々な目にあわされます。
しかしながらこのエスターの狡猾さ(悪賢さという意味)と猟奇性は少女ながら脅威を感じてしまいますね。
とくに終盤、メイクのせいなのかエスターの顔がとにかく怖い・・・w
そして終盤ついにエスターの過去と秘密が明らかにされたとき、最悪の出来事が起こります。
と、同時にエスターに対して抱いていた疑問の点と線が結びつくというか・・・。
勿論、ここではそれは書きません。映画を観て確認していただけたらと思います。
この映画がレンタルされ始めた当初から、僕の地元のレンタルショップではこの『エスター』はいつもレンタル中で長いこと待ったあげくにようやくレンタルできたという苦い思い出のある映画です(笑)
それだけ人気度が非常に高い映画であったといえる作品だと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
#13 B級ホラー?いやいやこの面白さはA級です! 『チャイルド・プレイ』
『チャイルド・プレイ』 1988年作品
恐怖レベル・・・★★★★
インパクト・・・★★★★★
おすすめ度・・・★★★★★
今回は1980年代のホラー映画でもかなりの名作(と、僕が勝手に思っている)『チャイルド・プレイ』をレビューしたいと思います。
この映画も前回レビューした『トレマーズ』同様に今だ現役で新作がリリースされている息の長い映画になっております。
今現在リリースされている作品は6作品となっており、一番新しい作品は2013年にリリースされた『チャイルド・プレイ 誕生の秘密』となっていますが、なんと今年2017年に新作がリリースされるという噂が入ってきており、何とも楽しみであります!
今回はその1作目の『チャイルド・プレイ』をレビューしたいと思います
映画の大まかなあらすじは
ある夜の街、一人の逃亡犯とそれを追う刑事から物語は始まります。
逃亡犯は悪名高い‟湖畔の絞殺魔”と呼ばれているチャールズ・リー・レイ
(以下:チャールズ・レイ)という凶悪犯で、仲間に裏切られ置き去りにされた彼はおもちゃ屋に逃げ込むも刑事に撃たれ致命傷を負ってしまう。
チャールズ・レイは絶命する前に自分を撃った刑事と裏切った仲間への復讐を宣言し、ブードゥーの呪文を唱え絶命する。
しかし彼は絶命する前にブードゥーの呪文で人気キャラクターの
「グッドガイ人形」に魂を移していたのである。
そんな中息子アンディがクリスマスプレゼントにグッドガイ人形を欲しがっていたことを知っていた母親のカレンは怪しい露天商からグッドガイ人形を購入する。
その後アンディとカレン親子の周りで不可解な殺人が多発していく・・・。
【グッドガイ人形】
この映画のみどころは‟見た目は人形、中身は人間”といった某アニメのセリフではないですが、残虐な凶悪犯が人形に乗り移り、自分の邪魔をする人間を次々に始末していくところですよね。
しかも非常に執念深く、残虐性を兼ね備えた根っからの凶悪犯ですから殺しに関しては一切妥協しません。
裏切った仲間に必ず復讐するシーンなどは生きていた頃のチャールズ・レイの執念をそのまま投影しているかのよう。
しかも相手は人形であるがゆえにみな警戒心がなく簡単に始末されていってしまいます・・・w
しかも泣けてくることに、それらの連続殺人事件の犯人がすべて息子アンディの仕業にされてしまう・・・という何とも悲惨な不幸っぷりについつい同情してしまいます。
そしてグッドガイ人形に乗り移ったチャールズ・レイには本当の目的がありそれを実行しようと画策します。
それは映画を観て確認していただきたいと思います・・・。
あるシーンで
‟母親がグッドガイ人形の背中を開け電池を確認した際、電池が・・”のシーンは
結構トリハダものでした・・・(笑)
ちなみにこのチャッキーのモデルとなった「グッドガイ人形」は実際に楽天などで普通に販売されているようです。(値段は15000円前後でした)
気になった方はおひとつ購入されてみてはいかがでしょうか?かわいいですよw
このように豹変しないといいですね・・・(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。
#12 地中版ジョーズって感じかな? 『トレマーズ』
『トレマーズ』 1990年作品
恐怖レベル・・・★★★★
インパクト・・・★★★★
おすすめ度・・・★★★★
今回はモンスターパニック系の映画『トレマーズ』をレビューしたいと思います。
この映画現在5作品あり、今だにまだ新作がリリースされ続けていて、
ほぼシリーズ化されているといってもいいほど息の長い映画であります。
やはり長く続くということはそれだけ人気が高いという表れだと思います。
一番新しい作品は2015年にリリースされた『トレマーズ5 ブラッドライン』です。
今回はそのシリーズ1作目の『トレマーズ』を記事にしたいと思います。
映画の大まかなあらすじは
舞台はネバダ州の砂漠の田舎町。この町で便利屋をやっていたバルとアールはある日鉄塔に登ったまま脱水で死んでいる老人を発見する。
その後二人は羊飼いの顔見知りの老人の家の前を通りかかった際に異様な光景を目にする。
それは何者かにズタズタにされた羊たちと地中に体は埋まったまま顔だけ出した老人の死体だった・・・。
二人は頭のイカレタ殺人鬼の仕業と思い町中にそのことを伝えてまわるが、
のちにその犯人は以外な生命体の仕業であることを知る・・・。
この映画のみどころは、地中を素早く動きまわることができる生命体
『グラボイス』。
土の中に住んでいるため視覚は退化しているが、地中から地上の振動を感じ取りものすごいスピードで獲物を襲いにやってくる。
地上に顔を出しているときは口から蛇のような触手を出し触覚で敵を感知する。
それが人であろうと車であろうと手当たり次第に捕食にかかる。まさに地中版の「ジョーズ」といった感じである。
そのため町の住人であった羊飼い、工事現場の従業員、キャンプをしていた
夫婦、店の店主など数多くの人が犠牲になっていく。
そのため町の住人は一致団結しその生物を駆逐することにするが、いかんせん砂漠の田舎町。建物はほとんどが木造。身を守るすべも少なく、かなりの苦戦を強いられることになる。
そしてこの映画のもうひとつ見どころは1作目にだけ出演している
「ケヴィン・ベーコン」もそうですが、全作品キャラを変え、役を変え出演している「バート・ガンマー」(俳優さんはマイケル・グロス)の存在である。
バートはこの作品ではサバイバリストであり重度の武器マニアで、彼とグラボイスの戦いもこの映画の面白さであり醍醐味となっている。
何よりも彼がグラボイスをどんどん駆逐していく様は観ていてとても快感であり爽快。
そして何よりチーム内でもかなり頼りになる存在になっていきます・・・。
のちに彼とグラボイスの戦いはお互いの全てを奪い合うほどの深い因縁と長い歴史となっていき、シリーズ5作目現在もこの戦いは続いているのである・・・(笑)
この映画なんといってもモンスターのでかさ、迫力、脅威どれをとっても
ピカイチで後半はほとんど映画に釘付けになるほど魅力的な作品だと思います。
最後にプレーリードッグの穴に足が埋まり絶叫するアールには笑ってしまいましたw
最後までお読みいただきありがとうございました。
#11 ラストは忘れられない後味の悪さかも 『ミスト』
『ミスト』 2007年作品
恐怖レベル・・・★★★
インパクト・・・★★★★★
おすすめ度・・・★★★
今回はスティーヴン・キング監督作品の『ミスト』についてレビューしたいと思います。
この映画はスティーヴン・キングならではの突拍子もない急な展開が・・
あるかと思えばそんなこともなく、しかし‟得体のしれない何か”はしっかり
登場するキング作品の醍醐味はちゃんと生かされている映画だと思います。
映画の大まかなあらすじは
前日の夜大嵐が起こった早朝に主人公のデヴィッドは息子と仲の悪い隣人で弁護士でもあるブレントとスーパーに買い物に行く。
スーパーには地元の顔見知りの人たちも来ており、何気ない日常の会話がなされていたが、スーパーに軍の兵隊がやってきたり何やら外が慌ただしい。
そんな中、街の住人でもある一人の老人が血を流しながら「霧の中に何かいる!」と言いながらスーパーに逃げ込んでくる。
その後霧が外を覆いはじめスーパーの中の人たちはそこに留まらざるを得なくなる・・。
この映画のみどころはまず‟謎の霧”です。
その霧の中に何かがいるのですが霧で姿は見えない・・・。
しかしその霧の中に入った者は悲鳴をあげ姿を消す。何かが起こったことだけはわかるという感じですが、少しずつ犠牲者が出ていくことでその霧の中にいる何かは1体だけではないという事実が判明されていく。
最初はスーパーの若い従業員が発電機の調子が悪くなったことで、シャッターを開け霧の外に出ようとしたため主人公に制止されるが、若さゆえの勢いなのか主人公を腰抜け呼ばわりし無謀にも外に出てその霧の中の何かに捕まる。
そのとき従業員が掴まれた触手だけが姿を現し、その凶暴性や破壊力そして何よりもその何かはとてつもなく巨大であるということがよくわかる。
その後も様々な危険な生物がスーパーを襲撃してきて、スーパーの中にいた人たちが次々と犠牲になっていきます・・・。
そんな犠牲者が相次ぐ中、スーパーに取り残された人たちはこの霧の原因について話し合いを始めるが、一人だけ「最後の審判だ」と言って疑わない狂信者の女性ミセス・カーモディが集団心理を巧みに利用しスーパーの残された人たちを洗脳していく・・・。
この狂信者のミセス・カーモディがとにかくヤバイ・・・w
この女性の存在が霧の中にいる何かとの戦いに加え、スーパーの中の人たちにも派閥を作り、人同士の争いにも発展していくのである・・・。
ミセス・カーモディは自分が教祖になったと勘違いしスーパーの中に人たちを統率し自分の命令に背く者、反抗する者を信者となった街の住民をけしかけ攻撃させ、霧の中の何かに生贄に捧げさせたりしていきます。
そんなスーパーの中も外も危険な状況下、主人公と息子を含む結束の固くなった数名で命からがらスーパーから脱出することはできたのだが、その後も絶望的な現実が主人公を待ち受ける・・・。
この映画のラストは勿論ここには書きませんが、僕はこの映画のラストは
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』と並ぶ後味の悪さだと思いました・・・。
なのでこの映画に関しては‟ラストは綺麗な終わり方”にこだわる人向けではありません。
そのためこのブログのおすすめ度も少し低めにつけました・・・(笑)
ちなみにウィキペディアには完全なネタバレとなって表記されているのでまだこの「ミスト」を見てない方は読まない方がいいと思います。
でもこの映画、僕は何度でも見れます。それは得体の知れない恐怖もあり
人間の狂気、団結力これらがうまくミックスされているからです。
それくらい映画自体のクオリティはすごく高いことが伺えます。
なのでラストを気にしない方であればすごくおススメできる映画だと思います・・・。
しかしあなたの中に忘れられない影を落とす映画になってしまうかもしれません・・。
最後にひとつだけ疑問が・・・
仲の悪かった隣人の弁護士どうなっちゃったのかあ・・・(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。