別々の世界
「なんだか私達別々の世界に住んでるみたいだね」
ふと浮かんだフレーズ。聞いたことある気もする。これは就職した友達にLINEしなきゃと思った時に浮かんだ。
今日私は新しいバイトで沢山のことを教わった。今日しんどかったんだけどね、こーゆーことあったんだよ!って言おうと思った。でも本当は自分は薬剤師として病院で働くはずだった。友達と同じ病院薬剤師として。うちの病院ではねとか話すはずだった。そう思うとまた悲しくなった。
あ、思い出した。最初のフレーズは新海誠の「ほしのこえ」からだ。互いに恋心を抱いているのに少女は地球を守るため宇宙へ、小縄は地球に残る話で、少女はどんどん遠くに行ってメールが届くのは8年とかかかってどんどん歳も気持ちも離れていく話だったはず。
なんかこの2人の関係や環境に少し似てる。だから不安になる。映画のように離れてしまうんじゃないかって。
連絡をあまり取らなくなるのも不安になるが、連絡を頻繁に取るのは申し訳ないと思う。どうしたらいいんだろう。面倒だから悩んだら連絡しないだろうな。
自分が悪いってのはわかってる。合格するまでずっとこんな惨めな気持ちなんだろうな。
二人
発表後初めて男友達とドライブに行った。桜が有名な公園であまり咲いてない桜を見て、お茶して、また夜景を見に行った。
その間ずっとくだらないから将来の話まで色々話した。
その日は二回観覧車を見た。そのたびに彼の好きなaikoの「二人」が流れた。帰りにそのことを言うと、彼も同じだった。でも「二人」で描かれる観覧車はさみしい。『一緒に撮った写真の中に夢見る二人は写っていたのね 後ろに立ってる観覧車に本当は乗りたかった…』
aikoの「二人」が頭に流れるのは観覧車だけじゃない。車に乗っている時、時々私は彼の方を向いて話す。運転しているのに彼も時々私のほうを見て話を聞いてくれる。もちのろん目が合う。その時大体流れる。
お茶したりぶらぶらしてる時も目を見て話すがその時はなんとも思わない。助手席に座ってふと目が合った時だけ。
これは2つ理由がある。
一つは歌詞。『目を反らしたら気づかれそうだから』という歌詞が今の状況と被る。
あと『夢中になる前にわかってよかった』夢中になる前にわかったつもりだった。でも、今は夢中になってる気がする。
もう一つは車という環境。本来目があってはいけないのに、目があうとか、距離が近いとか。そういうものが関与してると思う。
また彼との思い出にaikoの曲が加わった。きっと聞くたびに公園から見た観覧車と車内で目が合った時の彼の瞳を思い出す。
思いついたことを書いたからまとまりのない文章になったよ
やっぱり国試落ちてた。
母は割と強めに私を批判し、父は次がんばれと言ってくれた。
教師陣は「しっかり休んで次に向けてがんばれ」と言ってくれた。
いや、頑張ったんだけどなー。最後の伸びが足りなかったんだよなー。模試の点数にしちゃわ頑張ったと思う。
でもそんなことほとんどの人が知らない訳で、私にはこれから「落ちてた人」というレッテルがまた追加される。もうレッテルはいらないんだけどな。
予備校が始まるまで時間はある。家にいるのが辛い。あんなにぐちぐち言っていた母がいつも通り声をかけてくれるのが怖い。どうしたらいいのか分からなくなる。
まぁ要するに不安と恐怖に殺されそうなわけさ!
つら。
ワニくんは死んだのになんで私は生きてるんだろう
明後日結果が出る。書いてたら明日になるだろうな。
多分受かってない。地獄の一年が始まるかと思うとぞっとする。夢見ることが終わり、現実を見なければならない。
今日現実を見たと思うことが3つあった。
1つ目は予備校の申し込みの資料。期限があるから嫌だけどみた。明日提出資料を出そうと思う。嫌だけど。振込用紙ってどうやって手続きするんだろう。窓口じゃないといけないのかな。
2つ目は毎日ラインする友達が家を見に行っていたため返信が遅かったこと。彼は自己採点で合格点を取っている。あぁ彼は私と違って社会人になるために行動しているんだと思うと心が苦しかった。
3つ目は祖母からのメール。「私の孫娘だから合格してると思って先に合格祝い渡しときました」祖母は優秀な人で自分に自信のある、私と真逆の人だ。落ちてるなんて言えない。
そうそう、合格発表の日は母は旅行に、父は仕事にいっている。これは受かって当然だと思っているからだろうか。真面目に勉強してたから大丈夫と思っているのだろうか。
私は勝手に感じてるプレッシャー、自分の周りのイメージにも苦しめられている。これがなければ落ちててもまだましなのかな。落ちた時を思うとぞっとする。死んだ方がマシだと思う。でも一人で死ぬ勇気はない。
私もワニ君と一緒に死にたかった。そうすれば、あらゆるものから解放されたのに。
麻薬
してはいけないと分かっていてもしてしまうことって世の中に沢山ある。
1番代表的なのは麻薬。精神依存も身体依存もある。他にも飲酒とかタバコとか二度寝とか。
私の場合の麻薬はとある男性にほぼ毎日LINEすることだ。LINEをしていると寂しさ不安を紛らわせ、くだらない文面でも幸せを感じさせてくれる。彼と付き合ってもないし、付き合う気もない。多分彼もそう思っているはず。暇だからという理由で彼は付き合ってくれる。
本当はこんなことよくない。こんなの思わせぶりだ。
そんな彼とは最近よく遊ぶ。私は彼に会うたびに、どんどん甘えていき、どんどん離れたくないと思ってしまう。側から見れば、恋してるように見える。でもこれが恋なのかどうなのか分からなくて不安になる。
私は恋と依存の違いがわからない。前の恋人は恋ではなく共依存だったと思う。互いに都合のいい恋人だった。彼は身体と優しさを求め、私は人の温もりと慰めを求めていた。私は彼の求める恋人を演じるのに疲れて、演じていることに気づかなかったことに呆れて、別れた。
LINEの彼は私の話を聞いてくれる、私を肯定してくれる、私と一緒にいてくれる。こうなると、私にとって都合のいい人のような気がする。なら、これは恋ではない。じゃあ恋はなんなのか。堂々巡りしてしまう。
この気持ちがなんなのか、彼とどうなりたいか、はわからないけど、これだけは言える。私は彼を手放したくない、離したくない。やっぱり彼は私にとって麻薬だ。
知らないことにするということ
男女の友情はあるのだろうか?
ありあまる時間
この6年間勉強ばかりしてきた。
身になったかどうかは置いといて、キャンパスライフとはかけ離れた生活をしてきた。
国試も終わり内定ももらっている今、本当にすることがない。暇なのだ。コロナのせいで長期旅行もなくなり、本当に暇なのだ。
そしてこの暇を解消したい1番の理由は暇だと国試落ちてるかもしれないかも…どうしようという不安がよぎってしまうからだ。
暇になりたくなくて、不安になりたくなくて、5日連続で友人と遊んだ。今遊べる友達は大学の同級生の3人で、友人A,B,CとしたらA→A→A→B→ACの順番で遊んだ。
5日目には喉が枯れていた。Aちゃんばかりの最初の3日間は泊まりだったので不安な気持ちはなかった。
そう、4日目である。昼からドライブに連れて行ってもらった。車内は狭く、人といることを強く感じられ心地よかった。だからこそ、別れるのが怖かった。
その日の夜、思った通り布団の中は辛かった。誰かに添い寝してもらいたいぐらい心が苦しかった。疲れもあってか。明日のことを考えて気持ちを紛らわしていると、知らない間に眠ることができた。
5日目に至っては覚えてない。5日間も遊んだら疲れも蓄積されすぐ寝れたことにしようと思う。
本当は少しずつ現実に向き合った方がいいに決まってる。暇をもっと有意義に使うことができるはずだ。でも結果が出てない今は夢見させて欲しい。
その日の夢はもしかしたらワンチャン受かってるかもというものだった。今だけはいいよねと思い、きっと今日も夢見て寝る。