How does it feel like to shine on everyone?

長い旅から帰って来ました。

これからは本・音楽・映画などのレビュー、というより感想を書いていきたいと思います。自分のためになりそうだし。あと、ここを見て、読んだり聞いたり観たりしてくれるひとがいてくれるといいなと思います。自分がいいと思うものは多くの人と共有したいので。

so here we are.

気付いたら、狭い、暗い、生暖かい場所にいた。
外からはテレビの音だろうか、ニュースを読む男の声が聞えてくる。
「今日未明、山道で急カーブを曲がりきれなかったと見られるバイクが転落し・・・」



いったい、いつここに連れて来られたのだろうか。
頭がぼんやりとして、記憶をたどれない。
ずいぶん不便な場所だ。
ひと一人分のスペースがあるかないか、明かりがないのでどんな場所なのかも分からない。



断続的な睡眠を繰り返している。
いくら寝ても、この場所に来る以前の記憶はあいまいだ。
やっと身動きの取れる程度のスペースで、少し身体を動かしてみる。
まるで自分の身体ではないようだ。
指も腕も脚も、うまく動かせない。
記憶だけではなく、身体の制御の仕方すら忘れたのか。



不思議と食欲はわかない。
起きているときでも、寝ているときでも、意識の中ではたいして違いがないように思える。
なんて生活感のない、生活。



時折、若い男や女の声で目を覚ますことがある。
外からこちらに向かって何か話しかけているようだ。
だが、もやがかかったように、言葉が理解できない。
単語の角を丸く削り取られたようで、意味をつかむ前に、耳から滑り落ちていく。
ただ、その表面はあたたかく、耳にささやきかけるような優しい響きを持っている。
まるで愛しいものをめでるように。



これといって刺激のない生活だが、悪くもない。
日々の糧を得るための苦労もしなくていい。
日常の煩わしい数々の問題も、ここにはない。
当たり前に生きることは、とても面倒くさいのかもしれない。
まるで死んでいるようなこの生活では、日常に偏在する煩雑な悩みから解放されている。



生きる喜びとは、なんだろうか?
食事を欠かさないために、寝る場所を確保するために、着るものに困らないために、働く。
ただ、生きるためだけに、様々な悩みを抱えなければならない。
原始から現代まで、当然のように生きることは、かくも難しい。
死ねば、楽になるのだろう。
現に、この生活は、なんの苦労もないまま、永遠に続いていく気がする。
ただ、生きることの苦労を差し引いても、生きる価値のあることとは、なんだろうか?
分からない。
無論、生きていないと、その答えのきっかけすらつかめないのかもしれない。



ふと、うすぼんやりとしか認識していなかった疑問が、形をおびる。
いつ出られるのか。
陽の光も当たらない場所では、時間の感覚は狂う。
もうどれだけここにいるのか。
10分、10時間、10日、10ヶ月。
どれもほんとのようで、どれもうそのようだ。
やり場のない焦燥感を晴らすために、周りの壁を蹴る。
しかし、まるで蹴り応えがない。
なんとなく跳ね返されてしまう。



今までにない、はっきりとした輪郭の響きを持って、声がする。
それは鼓膜を通してではなく、脳の深部から直接語りかけてくるような。



『生命の輪廻から解脱するか?それとも、いま一度、生きてみたいか?』



問いが発せられたとき、全てを理解した。
結論は出ていた。



「もう一度、生きてみたいのですが。」



急に息苦しくなってきた。
柔らかいものに締め上げられるように、周りからじわじわと圧迫されていく。
頭が割れるように痛い。
体中がきしむ。
遠くに光が見える。
懐かしい光。
頭の中が満たされていく。
光に包まれる。
意識が遠のく。
また帰ってきた。
こんにちわ、世界。



「おめでとうございます。元気な男の子ですよ。」

rainy day and day

iPodがおかしかったんです。

パソコンにつなぐと、どうも接続を解除させてくれない。

それこそ、パソコンがiPodをくわえこんで離さない。

「もういいだろ。おれ、そろそろ行かなきゃだからさ。」
「ダメ、まだダメ。お願い、あと一回、あと一回でいいから・・・」
「ふん、ほんとおれなしじゃダメなからだになったみたいだな。それじゃ、これが最後だからな。」
「ありがとう・・・。今度はもっとすごいことしてあげる。あぁ・・・」
(以上、ループ)

まぁ、よくある男女間の話のもつれだと思ってたんですよ。

こーゆーのはしばらく当人同士を離して、お互いゆっくり考えさせたらいい。

で、僕が間に入って、しばらく接続できないようにしてたわけです。

こないだですね。

そろそろほとぼりも冷めただろうし、一度会って、会えない時間に考えていたことでもお互いに話あってみたらどうか、と。

ま、僕が時間を作って一席設けてあげたんですよ、二人のために。

したら、ほんとにすごいことしてくれてた。

再生回数178回とか。

まだ聴いていない曲に☆☆☆☆ついてたりとか。

iPodが大暴走。

とりあえず、再生回数はのきなみ倍かそれ以上にスケールアップ。

せっかく自分好みに育て上げたトップ30が台無し。

よくわかんない曲いっぱいランクインしてるし。

ってことで、すべての再生回数をリセット。

マイレートだってリセット。

してから、白紙の状態からiPodを育ててるのです。

今度はいいこに育つんだよ。

パソコンなんかにたぶらかされたら、三行り半ぞ。

be a honest hornet

最近買ったCD

Much Against Everyone's Advice

Much Against Everyone's Advice

Any Minute Now

Any Minute Now

Echoes

Echoes

A Certain Trigger

A Certain Trigger


洋楽を買ってみる。
ラプチャーとか期待してたのに全然。
ポイントが貯まったから買い増したマキシモパークも全然。

ソウルワックスの一枚目はちょっと好きになれた。一曲目とかいい。
二枚目はもちょっとコンピューターより。悪くない。

ラプチャーソウルワックスみたいなものを期待していた、

ソウルワックスにはアンダーワールドみたいなものを期待していた、

マキシモパークカサビアンみたいかと思ってた、

22歳、夏の終わり、秋の入り口。