この頃

気持ちよく晴れた日、お昼寝終わったらお外行こうと思っていたのに起きたら雨だったとか、よしっ今日こそ良く晴れている!と思っていたら実際は天気雨だったとか、時間時間で天気が変わって、なかなかお外遊びができずにいます。


少し気持ちも腐ってます。月曜に、小児科に保湿剤を出してもらいに行ったんですが、ちびの言動に対する担当医師の指摘に凹んでいます。お国柄による育児方針の違いと割り切ってしまえばそれまでなんですが、どうも気持ちの切り替えが上手くいかないというか、てゆーかそこで納得できないだろやっぱり!と、割り切りや納得を拒否している内心の自分がいるんだな。まぁしかし仕方ない。そういうこともあるよね、とその内落ち着くんだろうと思ってはいます。


ずいぶん長いことちびの写真をあげていなかったので。2歳半、現在はこんな感じ。
先日の旅行の帰路、カッセルに寄ったのですが、軒並み博物館がリニューアル閉鎖中で(グリム博物館に行きたかったのに〜)、仕方なくちびの提案「おもちゃ売り場がいいんじゃない?!」にのったのでした。アウトバーン走行中ずっと、後ろの座席でパパと一緒に、買ってもらったゴミ収集車で遊び続け、寝てしまってからも離しませんでした、の写真です。
彼は本当にゴミ収集車が好きだ。確かに、日本のゴミ収集車と違って、ゴミを車に入れるのが人力でなく電動だったり(ゴミペールが四角くて、直接、収集車側の出っ張りに引っかけて、電動でガコンガコンやって収集する)、そもそも車体がでかくて、工事車両みたいなイエローオレンジカラーでかっこよかったり、おじちゃん達が頻繁に手を振ってくれたり、好きになる要素は高いと思いますが。しかし、わざわざカッセルのデパートで、ゴミ収集車か−。



えっと、腐ってる主要因はこれでもある。ひどすぎる査読原稿、しかも再査読。私はxxxxだって言ったのに、言ったのになぁ;;

再ふっかつ

えーと、生きてます。
生存確認連絡をくれたお友達の皆さん、ありがとう。


思うに、夏はアウトドアの季節なんですね、きっと私。行動も、気持ちも。PCに向かう気持ちがとても控えめになるというか、仕事も最低限しかしてませんでした。
9月初めにはすっかり夏も終わっていたドイツで、そろそろブログも再開したいなー本当になー思いつつ、そしてやっぱり1ヶ月経過。このままではいつまで経っても始められないので(昨年も同じようなこと書いた気が)、ドイツ生活記録、また始めます。今後ともよろしく。

ふっかつ

ご心配をおかけしています、ずいぶんと更新が滞ってしまいましたが、生きてます(笑)。


締め切り付きの書類かきに集中して、
そのうち父がヘルプに来てくれて、
論文(投稿前)に集中できるようになって、
ちびのアトピーが暑さと共に悪化して;あれこれ試して、、、


そんなこんなしている内に、すっかり夏になりました。



W杯ももちろん楽しんでいます。夜の試合には、解説にカーンが出てくるのですが、眼福です。カーンもそうですが、現在の私はÖzil君に心奪われています。



これからまた、ぼちぼち再開していこうと思いますので、またどうぞよろしくー。

なつかしい

久しぶりに研究所に来たら、机の上に前々職場からの封筒。外部評価報告書でした。ナナメ読みのつもりが気付いたら30分。実験地も増えたみたいだし、色々模索しているのですね。以前は制約の方が多く思えたこともありますが、ちょっと引いて眺めると、いろんな可能性を持ったフィールドであることを再認識しました。今、私だったらどんな研究をするかなぁ。


実験所に宿泊施設がなくて云々、、と書いてあるのに思わずクスリ。私はソファで毛布にくるまったりしてよく泊まっていました。夏はカジカガエルがうるさいくらい鳴いて、冬は雪に音が吸われて、川の音以外聞こえなかったなー。あーなつかしい。

後日談

件のレストランの前を通ったら、スプレーでのいたずら書きが沢山。




何か変なレストランだなぁとはずっと思っていたし(メニューも出ていないし、窓はマジックミラーだし)、当然シンパなのでしょう。でも、いたずらがきの量が半端ではなくて、おいおいと思ってしまうほど。


こういう振れ幅の大きさにドイツと日本の類似点を見る気がします。一点を突き詰める性分が高じるのか、右から左へと(その逆も然り)両極端に流れが動いてしまうあたり。もちろん、ナチズムに対しては大いに振れて良いとは思いますが、そのやり様は考える余地があるんじゃないかとも思います。こういうのとかさ、、、。

母の日

ドイツでも今日は母の日。ちびすけ、ありがとうーとお辞儀をしながら、(旦那さんが買ってきた)花束をプレゼントしてくれました。




最近、怒られたり何か気に入らないことがあると「ママ嫌い」「ママ、バイバイ」と言うようになったちびすけ。そのたびに、そんなことを言われたら悲しいと説明しているのですが、それが面白いらしく何度も何度も繰り返してくれます。


今日も、花束を渡してくれながら、満面の笑顔で「ママきらーい」と言われました。泣けました。


無邪気に「ママすきーー」と抱きついてくるちびに会いたい、、、

姉さん事件です

先週、チェコに行ってきました。その話はまた後ほど書きますが、当然ながらチェコ語は全くわからなくて、発音の見当もつかなくて(Tさんすごいよ!と感動してばかりでした)。ドイツに戻ってきて、人の言っていることが何となくでもわかるって素晴らしい!と思った。外国語が苦手な私でも、少しでも単語が拾えるとか、頼りないけど発音できるという貴重な言語は大事に成長させなくてはいかん!と決意し直し、独会話・英会話をもっと頑張ろうと思った矢先の今日の出来事です。



お昼過ぎにパトカーのサイレンが聞こえ始め、気付いたら近くの通りに、尋常でない数のパトカーと警官が配置完了。渦中の交差点には、旗をマント状に着てホイッスルを吹き続けている人たちがうろうろしていました。


何事かと思いつつも、近寄らない方がいい気がして(マント旗にはアンチファシズムと書いてあるし)家に引きこもっていましたが、夕方になるにつれ、更に警官も増えたけれど、見物の人も増えていたので、少し安心した旦那さんに「ちょっと行ってきて、何事か聞いてきたら?」と派遣されました。


WHV中の警官が集まっているんじゃないか?という位、渦中の交差点に向かう道路は軒並み封鎖中。暇そうにしている警官のお兄さんと目があったので、勇気を出して(Polizeiに話しかけるのは初めて)、通れるかか聞いてみたらOKとのこと。てくてく歩いて行って、交差点近くで写真を撮っている御婦人とその息子らしき人に何事か聞いてみましたら、「ネオナチがいるのよ」。
どうも1軒のレストランにNPD(ドイツ国家民主党)がお客として来ていて、党大会を行っているとかで、そのレストランを囲む形で反ナチズムの集会が行われているようです。確かに反ナチスと書いてありました。NPDは非合法ではないそうですが、限りなく黒に近いグレーな路線のようです。警察は衝突を防ぐためにパトカーと警官で封鎖して両者の間を空けているようでした。警察発表と、おそらく集会を行っていたグループの発表


一緒に見ていたおじさんに「(ネオナチvs反ネオナチを見るのは)初めてか?」と聞かれました。「ここに1年住んでるけど初めてです。こういうのは良くあるんですか?」「いや、ない、、、〜〜〜、〜〜〜〜、、、、あー、わしの息子は英語をしゃべれるんだがなー」とおじさんもごもご。説明したい何かがあるみたいなんだけど、ドイツ語で説明してもきっと私がわからないから、わしの息子がいれば、というのでしょう(この短い会話でも何度言い直してもらったことか)。


ニーダーザクセンやフリースラントは、ドイツ国内でも、最後までナチス勢力に抵抗し続けた土地だと何かで読みました(地理的にバイエルンやミュンヘンから遠いせいかと思っているけど、別の理由もあるのかな)。旧東や大都市ではもっとネオナチの存在が大きいのでしょうが(私も10年前にベルリンで遭遇してます)、1年前にここに来てからはほぼ全くネオナチを見たことがなかったのに、なぜいきなり。(しかし彼らはWHV在住なのではなくて、全国から集まってBad Gandersheimで大会を開く予定が、急遽移動してきたという話のようです。車のナンバーはハノーファーからハンブルグ周辺から、本当に様々でした)。


静かな日曜にいきなりの大騒ぎでしたが、現在のドイツが抱えている危うさ(ナチズムを方針とする党が合法に存在できる)と、しかし、それに対抗する良識や常識が、普通のドイツの方々の中にまだきちんと生きていることを見せつけられた日でした。




ただ本当のところ、外に行きたかった理由は、今ちょうど散りぎわの桜(家の横にある)の写真を撮りたかったからなのです。

みんなが物物しいバリケード方向にカメラを向けているのに背を向け、桜に向かい合い、「このアジア人、のんきに樹の写真なんか撮ってるよ」とか思われちゃうんだろうなーと思いつつも。チェコに行く前がちょうど満開だったのですが、帰ってくる頃には散ってると思っていたのに、気温が低かったせいか散る間際だったので。せっかくなので、撮っておきたかったのでした。