壽の日記

というね

一人旅の思い出2017(初めての名古屋編)

9/5の10:30ころフェリーが名古屋港に到着。


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東北に比べるとやっぱり暑い感じがした。東北では死に絶えたセミもこちらではまだ鳴いていた。


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名古屋港周辺に広がる工場、倉庫、コンビナートなどが皆巨大でいかにも経済って感じがした。


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名古屋フェリー埠頭から野跡駅まで歩いて行った。名古屋駅まで300円。車両はレゴランドのラッピングがされていた。


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名古屋駅到着。

最初地図も見ずに適当に駅から出て駅前を散策していたら、名古屋駅を出て即シャッター商店街&住宅街だったので名古屋マジか! と思ったんだけど栄えてるのは駅の東側だということに気づき東側へ向かう。

 

まだ午前中で時間に余裕があるので歩いて名古屋城に向かった。
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歩道橋から撮った名古屋城


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この日は平日だけど結構観光客がいた。

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名古屋城の中は展示室になっていてそこも見学した。

元々城とか歴史とかいまいちよくわからないんだけど普通に楽しかったし日本史について勉強してみようと思った。


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天守閣は展望室になっていて名古屋市内を一望できた。


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名古屋城で一番印象に残ったのはこの階段で、上り優先階段と下り優先階段が二重螺旋になっている珍しい階段だった。あまり歴史と関係のない所に感動してしまうのであった。

名古屋城を出たあとは歩いて栄の方へ向かった。やっぱり知らない街は歩いて移動する方が楽しい。時間に余裕がなかったり誰かと一緒だとずっと歩いて移動するのも難しいので自由に街を徘徊できるのは一人旅の醍醐味だろう。


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栄に着いたのでヴィレッジヴァンガード名古屋中央店に立ち寄った。そこにはまだ大塚望由の軌跡が残っていた。


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名古屋は東京みたいに人がうじゃうじゃいないので居心地がいい。

宿が18:00にチェックインなので早めに晩御飯をいただくことにした。


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矢場とんです。少し値段が高いけど名物を食べたという満足感があったのでよかった。


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この日はサウナで有名なウェルビー栄に宿泊した。

ウェルビーに泊まろうと思ったのはphaさんの著書『ひきこもらない』を読んで影響を受けたからだ。

フロントでチェックインし軽く説明を受け、朝食券とドリンク1杯サービス券を受け取り、入り口近くのロッカーで館内着に着がえる。

1日歩き疲れたのでカプセル内で少し休憩してからサウナに行こうとテレビをつけたら画面にどアップのコーマンが映し出されすぐにテレビを消した。気分を変えるためすぐにサウナへと向かった。

サウナは大きなテレビのあるサウナと小さい森のサウナというサウナがあった。森のサウナは自分で自由にロウリュ(サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させること)ができる。

それに加え冷凍サウナという体を冷やす冷凍室みたいなものもあった。

大きなサウナでは人生で初めてストレッチロウリュを経験した。ストレッチロウリュは熱波と書いたTシャツを着たスタッフがストレッチをインストラクトした後、サウナストーンにアロマ水をかけて発生させた蒸気をタオルでサウナ内に攪拌させ、さらに客個人個人に熱波を浴びせるというサービスだ。

この熱波が想像以上に熱かった。ロウリュが終わると僕はだれよりも早くサウナを出て水風呂に浸かった。一度ロウリュを経験しただけでも生まれ変わったような気分の良さがあった。なるほどこれは中毒者が出るのも無理はないなと思った。

この夜は二時間以上風呂とサウナを満喫した。

食堂にてドリンク1杯サービス券でグラスビールをいただいた。少しフローズンぎみになるまでキンキンに冷えておりとてつもなく美味しかった。

その後休憩室でジュースを飲みながらマンガ読んだりしてくつろいで過ごした。

『ひきこもらない』で読んだ通りウェルビーは楽園だったな……としみじみ感じながらカプセルへと引き返した。

ここでウェルビーのサービスの充実ぶりを列挙していく。

・清潔なタオル使い放題

・麦茶飲み放題

・歯ブラシ、カミソリなどのアメニティ

・シェービングフォーム

・ジェットバスの勢いがすごい

・普通のシャンプー、ボディーソープに加え冷やしシャンプー、冷やしボディーソープがある

・フリーWi-Fi

・休憩室の個別テレビつきリクライニングソファ

・一万冊のマンガ

・インターネットブース

などなど枚挙にいとまがない。

書いているうちにまたウェルビーに行きたくなってしまった。

いつかまた名古屋に来たときは絶対ウェルビーに泊まろうと思う。

初めての名古屋はとても充実した1日となった。ありがとう名古屋。

 

一人旅の思い出2017(蒲郡・熱海編)に続く

 

 

 

一人旅の思い出2017(フェリー編)

大学4年の夏休み、ひきこもるのもアレなので一人旅に行ってきた。

まず9/4の昼に仙台港からフェリーに乗る。

フェリーだけど乗り物は積まずに身一つでの旅だった。
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今回乗ったフェリーは太平洋フェリーのきそという船だった。


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この船に乗ってほぼ丸一日かけて名古屋に行く。

なぜ名古屋行きに乗るかというと最近東海地方について知ることが多かったのと、単純にフェリーに乗りたかったからだ。

 

太平洋フェリーは以前仙台-苫小牧のきたかみを利用したことがあり今回で3回目だけどきそに乗るのは初めてだった。中身はきたかみとほぼ変わらないように見えたが、きたかみにあった展望室がなかったような気がする。


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 出航時は天気も良く、多くの乗客が甲板に出て景色を楽しんでいた。

 

やっぱり船旅はいいものだなと思った。乗ってしまえばあとは時間を気にせず自由に過ごせる気楽さがあるし、海の上を移動するという非日常を楽しむことができる。

 

フェリーでの移動中はたとえ一人でも全く退屈しない。

フェリー内には景色が見える休憩スペースがたくさんあるし、いつでも甲板に出ることができる。また、レストランや売店、ゲームコーナーや劇場など設備も充実しており1日過ごすだけには十分すぎるホスピタリティだ。

 大浴場に関していえば、海が見える展望浴場だし着港の30分前までなら何度でも入り放題でジャグジーやサウナまである。(しかし水風呂はないのでととのわない)

 

今回僕が宿泊した部屋は2等和室という雑魚寝部屋で一番安い部屋だった。まあ野郎が寝るだけならこれで十分だろうという感じだが神経質な人は多分無理なタイプの部屋だと思う。

 

フェリーの中というのは実はとてもカオスな空間でとにかくいろんな人が乗っている。今回は大浴場でめちゃくちゃいかつい和彫りの刺青を入れた方を見かけてドキッとした。基本的に公衆浴場は刺青NGだから初めてあそこまで気合の入った背中を見ると動揺してしまう。

 また、前回きたかみに乗ったとき2等和室が大量の自衛官とプロレスラーで埋め尽くされ、この上ないむさ苦しい空間が出来上がったこともある。この時はたまらず部屋を出て休憩スペースに逃げ込んだのだが、中央ロビーでレスラーたちが大宴会を初めてしまって恐くて戻れなくなった思い出がある。フェリーは他の交通機関に比べてカオスとの出会いが多いのも楽しみの一つかもしれない。

 

それと今回印象的だったのが生で福島第一原発を見たことだ。フェリーは太平洋沿岸を進んで行くので肉眼で見える距離にそれはあった。中学生の頃原発が爆発した報道を目にしたときこれまで味わったことのない絶望感を感じた記憶がある。それなのに現在までなんとなく日常っぽいものを送ることが出来ていることが時々信じられなくなる。そんな思いが実際に原発の存在を確認することでより一層深まった。

 

夜、レストランではバイキングディナーをやっていたが食べ放題で元がとれるほどお腹が空いていなかったので山菜そばを食べた。

風呂に入り休憩スペースでだらだらと過ごす。夜の甲板に出てみようかと思うが風呂入ったあとに潮風を浴びるのはやっぱり嫌だなと思いやめる。そして雑魚寝部屋で薄いマットレスに横たわり知らない男たちの気配を気にしながら眠りにつく。

 

朝、誰よりも早く雑魚寝部屋を出てレストランで朝食バイキングを食べる。さほど食欲はなかったが長く持たせるために無理やり栄養を取り込む。着港するまでコンセントのある休憩スペースでぼーっとしてたら、なんでんかんでんの社長みたいな顔のおじさんに声をかけられた。軽く雑談したけど社長の声が小さくて聞き取れなかったのでほぼ適当に相づちを打っていた。そうしている間にフェリーは名古屋港に到着していた。

 

一人旅の思い出2017(初めての名古屋編)に続く

 

 

 

 

 

 

 

 

履歴書

近々入社試験があってそろそろ履歴書を仕上げないといけないんだけど全然進まない。

チューバイチューでできた急斜面を自転車の一番重いギアで登っているかのようだ。

そもそも入社試験まで一週間もないというのにまだ履歴書すらできていないというのが今まで何してきたんだよという話なのだがこういう性分なので仕方ない。

先ほどやっとの思いで履歴書の作成に取り掛かったのだがどうも気が散って散ってしょうがない。

ツイッターをのぞいたり、鼻毛を切ったり、芋を揚げてみたりと行動がとっ散らかっている。

完璧を目指すよりまず終わらせろ、というのはわかっていても履歴書を書くということと履歴書を書こうとする自分が退け合っているような感じがして時間だけが過ぎていく。

単純にいえば気が進まないのだ。

気が進まないことでもこなせる人となかなかこなせない人がいて自分は後者なんだけどこなせちゃう人はすごいと思う。

いわゆる「真面目」っていうのは気の進まないことをこなせるかどうかって感じもする。

僕には真面目さがあまりないのかもしれない。

自活できるようになるのを目指すにしても会社に入るのが自分にとっていいことなのかまだわからない。

たかが食い扶持を得るためだけに10時間近く拘束され重い税に不満を抱えながら生きるという生活に耐えられるかどうかもわからない。

就職自体誰かに強制されているわけではないので自分がどうするか、という問題なのだけれど、会社員が耐えられるならそれはそれで生きていけばいいし無理なら速攻でやめるつもりだ。

とりあえず今は別のアクションを起こす衝動のようなものも突き上げてこないのでこれまでの惰力に乗って就職活動を続けるつもりでいる。

今度の入社試験で内定が決まったら18切符でどこか遠いところにでも行こう。

 

いながらにしていない

誰もいない森の中で木が倒れたとき、音はするだろうか?

 

それは誰にもわからない。

 

常識的な感覚で言えば音はしたと言えるがその保証はどこにもない。

 

実際音はしているだろう。

 

今もどこかの森で響いているはずだ。

 

響いていながらにして響いていない音が。

 

今僕はこうしてネット上で文章を書いているが、まだ誰にも読まれていない。

 

つまりネット上に存在していないということだ。

 

このブログは誰もいない森の中で木が倒れたときの音と同じなのだ。

 

ネット上にいながらにしていない存在。

 

それは、一人でエレベーターに乗っているときにする変顔や試着室で全裸になる行為と同じ趣がある。

 

(やって)いながらにしていない。

 

世界はきっとそんな存在で溢れている。

寝過ぎて目がバグった話

現在大学4年生なのだが、進路が決まっておらず途方に暮れている。

働きたくないなりに就活をずっとやっていたのだが、唯一興味のあった会社を最終面接で落とされてしまい次の行動が見えず停滞している状態だ。

この期に及んで進路が未確定な自分に対して罪悪感のようなものが芽生えている。

罪悪感が芽生えると眠くなる。

子どものころ、悪いことをして先生に怒られたことを親に言い出せず黙っていると、ぼぉーっとした感覚が募り眠りに落ちているという経験が何度もあった。

人を殺すと眠くなるという話も聞いたことがある。

罪悪感と眠気は密接につながっているのだろう。

進路が決まっていないだけで大げさかもしれないが、漠然とした不安が罪悪感と同じような効果を発揮して僕を深く長い眠りに誘っている日々が続いている。

このあいだは15時間ぶっ続けで眠りに耽った。

目が覚めてスマホを見ると違和感を感じた。

文字が読めなくなっていたのだ。

本や新聞なども同じように読めなくなった。

読もうと思えば読めるのだが文章全体を見渡すことができなくなっており、読んでいる文章のまわりの文章が欠けて見えるのだ。

具体的にどう見えるのかというと、文章が浮いたり欠けたりして見えている視界に残像のようなものが覆いかぶさっている感じだ。

2~3時間すると元に戻りいつものようにスラスラ文字が読めるようになった。

ネットで調べてみたが前例はでてこなかった。

長時間睡眠で脳がバグったに違いないと思った。