DREAM 序章
俺の名前は富井 高志。どこにでもいるヲタク高校生だ。今日から高校2年、高校生活で1番楽しい時期に突入しようとしている。
俺が教室に入ると、クラス中がざわついていた。俺は自分の席に着くと、一人の男が声を掛けてきた。
「よぉ高志!また一緒のクラスだな!」
彼の名は北上 剛、1年の時からの付き合いだ。
校庭でキャッチボールをしていて音楽室の窓ガラスを割ったことは今となってはいい思い出だ。
「高志、あの噂聞いたか?」
「あの噂って何だよ?」
「お前知らないのかよ〜このクラスに新学期早々転校生が来るってさ!」
(なるほど.......だからクラスが騒がしかった訳か)
「しかもイギリスからの帰国子女らしいぜー」
「えっ!?帰国子女だって!男か?女か?」
「それが超可愛い女の子だってよぉ!楽しみだぜぇ!」
「そもそも日本語話せるのかよ.......」
ガラガラガラガラ
教室のドアを開ける音が鳴る
「おーい、お前らー席に着けー」
新担任がドアを開けてクラスに入ってきた。
生徒が一斉に自分の席に戻り着席する。
「おはよう諸君!今日から2ーAクラスの担任となった氷川だ。宜しく。それと君たちにはもう1つ重大なお知らせがある。知っているかもしれないがこのクラスに1人海外からの転校生が来る。一条、入って来い」
ガラガラガラガラ
入ってきたのは金髪碧眼の女の子であった。
「おっ、めっちゃ可愛くね?」
「お人形さんみたーい」
「しゅごぉい.......」
「帰国子女のカップリングも有りね.......」
「んんwww金髪碧眼はありえないwww」
教室中がざわめく。
「お前ら、静かにしろ。一条、自己紹介を頼む」
「みなさん初めまして。一条 楓です。イギリスの学校から転入してきました。日本のことまだ分からないことばかりですから、色々教えて下さると嬉しいです」
「んーと、一条の席はーっと、おっ!富井の隣が空いてるな。そこに座れ」
俺の席は1番後ろの窓側だ。いわゆるラブコメの主人公席。そして何故か空いている隣の席に転入生が座る。
「一条 楓です。宜しくね」
「ああ、俺は富井高志。宜しくな」
「ところで一条はイギリスからの帰国子女ということでまだ日本の学校の制度に慣れていない。誰か教育担当をやってくれないかー?」
(帰国子女の教育担当か.......)
○選択肢
A 手を挙げる
B 手を挙げない
【Aを選んだ場合】
(帰国子女の教育担当か、面白そうだな。向こうのことも知りたいし、何事も経験だ。この機会にやってみるか!)
「先生、俺が引き受けます!」
俺は即行で手を挙げた。同時にクラス中がざわめき始める。
「あの富井が!?ホントにできんのかよ?」
「富井くん、一条さん狙いなんじゃない?
きもーい!」
「でも富井なら成績優秀だし英語も得意そうだから大丈夫だろ」
「男と女なんて有り得ないわ!世の真理はBLと百合!!」
「んんwww異教徒は導かれるしかありませんぞwww」
(やっぱり俺じゃ無理なのか.......)
「おーい、みんな静かにしろー。じゃあ富井、宜しくな」
「はい!」
「富井君、よろしく」
一条さんが微笑む
この時の彼女の笑顔は今まで見たことないほど綺麗で、俺は危うく恋に落ちそうになった。
⇒第2章へ
【Bを選んだ場合】
(帰国子女の面倒か.......いくら隣の席とはいえだるいな.......)
「はい!先生、私がやります!」
手を挙げたのは1年の時にクラス委員長をやっていた越谷 綾乃であった。
彼女なら成績優秀で人望も厚いので適任だろう。
「越谷なら大丈夫だろー」
「おお!クラスの美女が2人揃った!」
「ツンデレ×帰国子女の薄い本が出来そうだわー」ブシュー(鼻血)
「おくびょうはありえないwww」
「じゃあ越谷、宜しくな」
「越谷さん、よろしくね」
「か、勘違いしないでよね!別にあんたの為じゃないんだから!」
⇒残念ながら高志の物語はここで終わりです。
ジャハル先生の次回作に期待!
自作小説「DREAM」 あらすじ、登場人物
DREAM 〜胎動の神翼〜
○あらすじ
富井 高志はどこにでもいるオタク趣味を持つ高校生。ある日彼のクラスに帰国子女の一条 楓が転校してきた。
「青春とは、何だろう.......?」
この物語は高志と彼を取り巻く青春の物語
○登場人物
富井 高志 17 ♂
物語の主人公。極度のアニメ、声優ヲタク。
最近はアイドル声優「ゆかたん♪」にハマっている。
一条 楓 17 ♀
物語のメインヒロイン。
高志のクラスに転校してきた帰国子女で才色兼備。幼い頃から海外住まいの為、日本語が少し変なところがある。
五十嵐 ミケ 17 ♀
高志の幼馴染。名前と立ち振る舞いから小動物と間違えられるが、決して猫ではない。
越谷 綾乃 17 ♀
高志のクラスメイトでクラス委員長。
真面目で成績優秀だが、何か秘密があるらしい。胸が大きい。
花園 ましろ 17 ♀
高志のクラスメイト。生徒会副会長。
東雲 明日奈 17 ♀
高志のクラスメイト。保健委員。
氷川 環 26 ♀
高志のクラスの担任。
通称「冷酷女王」。
富井 乃亜 14♀
高志の妹。中学生。
北上 剛 17 ♂
高志の親友。
レペゼン地球、ジャスミンゆまによる炎上プロモーションから見るSNSおよびYouTubeの多様性の低下について
最近ブログを更新する気が失せてたのですが、流石に憤りを感じた世間の出来事があったので久々に筆を進めようと思います。
それは
京都アニメーションの放火事件でもなく、吉本芸人による闇営業でもなく、
レペゼン地球、ジャスミンゆまによる炎上プロモーションについてです。
私は初めこのプロモーションを見て、
「これは斬新なやり方だ!」
「流石、DJ社長さん頭がいい!」
と率直に思いました。
ただ、いざネット上の記事及びSNSを見ているとこのプロモーションが批判され、
更に炎上していて、ネット(SNS、YouTube等)における多様性の低下の危機を感じました。
近年は以前よりもYouTubeの視聴者層が圧倒的に増加し、それに伴って世間の目が厳しいものになってきました。度重なるYouTubeの規約変更により「YouTubeのテレビ化」が進行し、所謂炎上系、物申す系のYouTuberの方々が活動しづらくなる環境となりました。
しかし、以前からYouTubeは「テレビ番組では出来ないこともできる」というメリットから様々なエンターテインメントが生まれました。今回取り上げる炎上商法もそれのひとつです。
話が脱線しましたが、今回のレペゼン地球の一件について私は大変憤りを感じたのは彼らの企画、行動ではなく、世間の批判です。
マホトさんの暴力事件が炎上→わかる
DJ社長さんのジャスミンゆまさんに対するパワハラ問題(DJ社長さんによるネタばらし前)が炎上→まあわかる
DJ社長さんがパワハラ問題の一件を炎上プロモーションだと動画で告知した事が炎上→?????
更にこの炎上の火の粉はDJ社長さん率いるレペゼン地球だけではなく、関連したジャスミンゆまさん、例の動画で共演したマキシマムザホルモンさんにも飛び交っています。
まず私がこのプロモーションを批判している人達に言いたいのは「貴方達のしている行動がネット上におけるエンターテインメントの質の低下に繋がっていることが理解出来ないのか」という事です。
https://wezz-y.com/archives/67882/amp
参考に↑の記事に寄ると、パワハラを取り上げた事自体が問題と書いてありますが、「近年のパワハラ問題に警鐘を鳴らすレペゼン地球およびジャスミンゆまさんの行動」との発想は出来ないのでしょうか?
今回被害者役を演じたジャスミンゆまさんにも批判、攻撃が行ってますが彼女の本当のファンであればまず「本当にゆまさんにパワハラが無くてよかった」と考えるのが普通では無いのでしょうか?近年であれば電通の事件等パワハラ、セクハラ問題については世間でかなり注目の的を浴びています。しかし今回の件はパワハラを題材にしたプロモーションのみであり、実際にパワハラが行われてはいません。しかし、ゲーム部プロジェクト(Vtuber)の声優交代事件のように実際の被害者がいないにも関わらず、批判及び攻撃をするのはあまりにも軽率な行動とも感じます。被害妄想でしょうか?逆にこういった人達は普段から(意識してなくとも)パワハラをしているのではないでしょうか?
こちらの記事の最後にも「レペゼン地球およびジャスミンゆまさんの行為は罪深い」と書かれていますがこのライターさんの記事の方がネット社会における多様性の低下及びパワハラ、セクハラ問題への軽視が感じられ、よっぽど罪深いですよ(笑)
他にも、この炎上プロモーションに賛成するような人がいなくならない限りネット上のモラルは良くならないみたいな書いてる人は何を考えているのだろう?という記事もありました。
これらの記事に関しては炎上プロモーションの炎上に乗っかる更なる炎上商法が狙いなのであれば納得がいきますがそうでない場合、レペゼン地球をよく知らない(または最近知った)方、またはレペゼン地球、ジャスミンゆまさん(更にはマキシマムザホルモンさん)のアンチなのかなと思いました。
レペゼン地球のこれまでの行動および理念を知った上でアンチでもないなら地球外生命体が書いたのだと思います(笑)
実際私はレペゼン地球の曲についてはあまり詳しくないですが、彼らが炎上商法メインで活動されていることは知っています。
(今回の炎上プロモーションが更に大炎上した件については彼らにとっては美味しいと捉える視点もありますが)
このような社会におけるYouTube及びSNSの立ち位置をよく理解していない方々による軽率な行動によりネット活動における幅、可能性が狭まっている事を私はとても寂しく感じます。
数年前には日本トップYouTuber はじめしゃちょーさんがゴルフクラブを折った動画により本人が一時的に活動休止に追い込まれたり、昨月のYouTube規約変更により物申す系YouTuber、シバターさんが引退に近いものを宣言する等、本当にネット上のエンターテインメントを破壊しているのは彼ら発信者ではなく、それを批判する視聴者及び今日の世間によるものではないでしょうか?
もしくはそういった人達は商品紹介やゲーム実況のみのYouTuberだけが存在する世界を望んでいるのでしょうか?(もちろんその手の才能がある人もいるが、全員がそうだとつまらないものになる)
今回はタイトルにもある通り、ネット上における多様性の低下について警鐘を鳴らして終わろうと思います。
稚拙な文章となりましたが、最後までご精読頂き有難う御座いました。
今回の出典
WEZZY 「レペゼン地球とジャスミンゆまの炎上プロモーションは゛SNS上の告発゛信憑性を激しく貶めた」