やまだくま子のブログ

座右の銘は、人間万事塞翁が馬。そろそろひとり遊びにも飽きました。

【 夫の浮気が止まらないから離婚した⑩】探偵になれるかもしれないと思った日

こんにちは、やまだくま子です。

 

今日は久々の晴れ。

洗濯物がすぐ乾くというのは、それだけで幸せを感じます。

これだけ暑いとプールにでも入りたい気分。

一昨年までは普通にできていた、海外のビーチやホテルのプールサイドでトロピカルなカクテルを飲みながらのんびりするとか、今思うとすっごい贅沢な時間だったんだなと思う。

今年は無理そうだから、来年はできたらいいなぁ〜。

 

前回までのあらすじ

夫との関係が修復できず落ち込んでいた時に始まってしまった職場の人とのW不倫

毎日一緒にいるうちにどんどんのめり込んでいき、夫とのことに向き合えずにいたくま子ですが…。

 

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自分自身を滅ぼすほど夫の不倫相手を憎んでいるのに、私はその女と同じ事をしている。

 

アルバイト先の彼と出会う前は、それはもうその女に対する恨みだけで生きていたような状態で。

実家からこちらに戻ってきて早々、どうにか本人と会って話したいと思い、メールや電話をかけまくり、女の勤め先(=夫の勤め先)の外で待ち伏せをしたりして、夫からやめてくれと本気で懇願された。

 

それでも私の奇行は続き、ある日ダンサーでありダンスの講師もしているらしい彼女のレッスンスケジュールをネットで調べ、そのスタジオに足を運んだ。

受付の人にいるか尋ねたところ、まだ来ていないと言われたので外で待つことに。

もしかしたら近くのカフェにいるかもしれないと思い、入って探したりもした。

そして、似た人がいたので、もしかして○○さんですか、と声をかけたところ全くの別人だった。

当然ながら、ものすごく怪しい人を見る目で見られた。

 

その後もスタジオの外で数時間で待ち続け、ついにスタジオから出て来た女を見つけた。

写真で見た通りの顔だ。

生徒さんと話している。

その後一人になった女の後を追う。

甘ったるい香水と汗のにおいが混じったなんとも言えない匂いがしてきた。

ちなみにその時に女が持っていたのがコーチのバッグだったことから、私は未だにコーチが好きではない。

 

話しかけようか、どうしようか、と迷っているうちに地下街に続く階段に差し掛かった。

私は本気で、このままここから突き落としたらどうなるかなと考えた。

もちろん実行する勇気なんてない。

ただ、頭の中では何度もバイオレンスな想像はしていた。

 

地下に入っても後ろをずっとつけ、向こうがたこ焼き屋さんに入って一人で食事をしだしたので、私は急いで隣にあるカフェに入って見張った。

いったい私は何をしているのか。

そんなことを思いながらも目が離せない。

この場所だったら今から夫と待ち合わせをしてもおかしくない。

そうだ、夫が来るかもしれないから確認しないと。

 

しばらくして、食事が終わった女を追って私も店を出た。

夫は来なかった。

でもまだわからない。

女が電車に乗り込み、私もそのまま数メートル離れた場所に乗り込んだ。

電車を降りたら必ず話しかけよう、そう思って女が降りた駅で一緒に下車した。

付かず離れずの距離を保ちつつ、コンビニに入った女と一緒にコンビニに入る。

途中、一瞬目があった気がした。

まずいと思って店を出た。

 

その後買い物を終えた女も店を出て来た。

このまま後を付ければ自宅まで行ってしまう。

どうしよう、なんて話しかければいいのだろうか、話しかけたら最後、自制が効かない私は暴力とかふるってしまわないだろうか。

色んなんことを思いながら、私は結局話しかけることができなかった。

 

私は何がしたかったんだろう。

夫が来なかったことはよかった。

でも、なんとも言えない気持ちが残った。

後ろめたさや、不完全燃焼な感じとか、とにかく複雑な気持ちが残った。

 

結局、後にも先にもこの時だけが女と話せるチャンスだった。

話しておけばよかったとも、話さなくてよかったとも思う。

それにしても、今考えると狂気の沙汰である。

 

最初に戻るが、これほど、上記の文字数くらい熱い思いをもって(熱量多すぎw)女を憎んでいたのに、私は同じことをしていたのだ。

そんなのはイヤだ、でも彼と過ごす時間がないと私はまたダメになる。

 

そんな勝手な気持ちを抱いたまま、彼との関係は続いていった。

 

つづく

 

 

【マッチングアプリ 】ブラジリアンワックスに余念のない男②

こんにちは、やまだくま子です。

 

昨日は1ヶ月に一度の美容院の日でした。

美容院は一度ここと決めたら数年単位で通うことが多い。

私が一番重きをおくことは、美容師さんと髪型の好みが近いこと。

洋服もそうだけど、髪型における自分の好みもかなりはっきりしているほうだと思うので、私の「なりたい」をわかってもらえる人が良い。

その点、今の美容師さんはそこらへんもわかってもらえるし、それに対してちゃんとアドバイスもくれるので(おまけにグッドルッキングガイだし)信頼している。

 

その美容師さんが昨日私に言ってきた。

「今ここにいる自分のお客さんの中でくま子さんと話してるのが一番楽しいから、他のお客さんは少し放置してますw

もちろん放置というのは本当の放置ではなくてアシスタントさんに任せてるということ。

 

美容師さんてこういうのホントすごいと思う。

ホストばりにお客さんを喜ばすのがうまいというか。

下手すると好きになるレベルだよ

(それは私の恋愛偏差値が低いだけ)

 

こうして私は来月もせっせと美容師さんのもとに通うのでしょう。

 

さて、本題です。

マッチングアプリで知り合った人と公園を散歩中に鳥のフンを落とされるという悲劇に見舞われたくま子。

 

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彼となんか話が合わずに帰りたくなっていたところへ、鳥のフンへの彼の神対応

良い印象に転じたところで、その日はサヨナラした。

 

私としては、もう連絡がくることもないかもなと思っていた。

しかし、彼はそれからもちょこちょこ連絡してきては、うちに来たいと言ってきた。

なかなか根性のある男である。

それでも部屋には入れたくなかった私は断り続けた。

 

そこで彼がある提案してきた。

ホテルで一緒に仕事して、その後飲もうよ、と。

私は頭が少しおかしいところがあるので(笑)、楽しそうだな、と思ってしまった。

ばかばか。

 

その後はトントンと日程や場所も決まり、あっという間にその日を迎えた。

当日、彼はチェックインできる時間から入っているとのこと。

聞いてもないのに教えてくれたところによると、彼はセルフでブラジリアンワックスをしているらしく、早めに行ってそのケアをしたいと。

なぜそんなにデリケートゾーンのケアに余念がないのか。

一体何に備えているのか。

いや、愚問なんですけどね、ええ。

 

夕方頃にホテルに着いた。

ロビーまで迎えに来てくれた彼。

不思議なもので、1回会っていることで親近感がわき、会えたことが嬉しくも思えた。

 

ここに来た目的をちゃんと果たさなければと思い、PCを開いて少し仕事した。

彼は職場の人とのリモート飲みの予定が入っているとのことで、30分ほどそちらに参加していた。

すごいな、マッチングアプリで知り合った女とホテルにいるときに職場の人とオンライン飲み会できるとか。

 

オンライン飲み会も終わり、そこからは一緒にテレビを観ながら他愛のない話をしたり、彼はブラジリアンワックスをしたところを保湿すると言って股間にオイルを吹きかけていたり、一言で言えば、まあ楽しかった。

 

そして夜も更けてきたので寝ることになった。

ベッドも違うし、このまま何もなく寝られるかもしれない!

男女と言っても、案外こんな展開もあるのかー。

と思っていたら。

なんてことない、結局いつもの展開になりました。

 

翌朝、朝一で病院の予約をしていた私は、一足先に部屋を出ることに。

彼はまだ寝ていたので、ちょっとだけ声をかけて部屋を出た。

 

楽しかった余韻を残したまま、彼にメッセージを送った。

彼からも返事が返ってきた。

今後も適度な距離で会えたらいいなと思っていた。

 

なのに。

その後、彼からメッセージがくることはなく、私からメッセージしたら返信はくるものの段々と遅くなっていった。

そう言えば、いつだったか、もう連絡とりたくない相手にはどうするかと聞いた時に彼は言っていた。

 

「すぐには音信不通にはせずに、だんだんフェードアウトしてくかな」

 

マンマミーア。

こういうことですね。

 

今回の教訓。

ブラジリアンワックスしてる男には気をつけろ。

 

 おわり

【マッチングアプリ 】ブラジリアンワックスに余念のない男①

こんにちは、やまだくま子です。

 

わたくし、沖縄に行きたい病をもうずいぶん長いこと患っている。

基本的には年に2回は行っていたのに、コロナが流行りだしてからは一度も行けていない。

そして感染者数が下がってきたからそろそろ沖縄旅行の計画を立てよう!と思っていたら、沖縄だけ緊急事態宣言続行だって

泣けるぅ~。

 

次に行ける時は海の近くのエアビー借りて、カヤックとかSUPとかしまくろうと思ったけど、そもそも海は見るの専門で常にサメ出没の恐怖と戦っている私にそんな海遊びができるのだろうか。

 

なぜだろう、私は異様なまでにサメに怯えている。

今までの人生で特にサメに怖い目にあわされたこともない。

強いて言えば小さい時にジョーズを指の間から見てとんでもなく怖かったくらい。

あ、これか?

 

初見の男とは恐れることなく密室に入るくせにね。

こっちをどうにかしなさいよ、という話。

自虐。

 

さて、今回はマッチングアプリで出会った5人目の男性の話です。

 

この人は、メッセージのやりとりを始めてすぐに私のことをちゃん付けで呼び始め、40過ぎの女にちゃん付けとか笑止千万と思っていたんだけど、なんかおもしろくなってやりとりを続けていた。

 

そして自分は料理が得意だから、私の部屋で一緒に料理しながら飲みたいな、と。

めちゃくちゃ慣れてそうな感じだなおい。

これまで何人とそういうことしてきたんですか。

 

さすがにそれはないと思い断っていたら、それならうちの近くに来るからカフェでお茶しよう、と言われた。

たぶんそのあとうちに来る気だよね、その手には乗りません。

ということでそれも断った。

 

その後、なかなか挫けない彼から提案されたのは、散歩しようというものだった。

私の最寄駅じゃなければいいかと思い、ちょっと会うことに。

 

当日、待ち合わせ場所でスムーズに落ち合えた我々は近くの公園に行った。

彼の見た目はスラッとしていて、私より年上だったけどずいぶん若く見える人だった。

 

ぎこちないながらもお互いなんとか話を繋いでいった。

20分くらい話した頃だろうか、なんとなく会話が尽きた感があるときに(尽きるの早すぎるw)、マッチングアプリの話になった。

 

色んな人とやり取りしているのかということを聞いたら、

「何人かはしてるけど、あまり興味ない話とかしてくるから適当にあしらってる」

的なことを答える彼。

興味ない話ってどんなことか聞くと。

「例えば、映画の話してた時にキャメロン・ディアスの代表作とかじゃなくてマイナーな映画の方をいいって言われてさ。そういうのあまり興味ないんだよね。」

 

ちょっと待った。

私あなたとキャメロンのマイナーめの映画の話をメッセージで話したことありますよね?

それ、私のことだよね!?笑

 

これがあってから完全に上の空になってしまった。

彼はおそらく大勢とやりとりをしすぎて、誰となんの話をしたか覚えていないのだろう。

早くも帰りたいモード発動である。

 

そんな中、途中にあるベンチに座っていた時に私に不幸が訪れた。

鳥のフンが私の肩に直撃したのだ。

ジーザス。

 

もうこういうのいらないんだけど。

仲良しと一緒にいる時だったら笑えるけど、ぎこちない人といる時にこれやられてもさらに気まずくなるだけでしょうが。

鳥のやつ、空気読みやがれ。

 

と、鳥を横目で睨んでいたら、彼がリュックからサッとティッシュとウェットティッシュを取り出して私に差し出してくれた。

 

あんたいいヤツじゃん!

 

こういうギャップってよくないよね。

すぐに心の壁を取っ払ってしまう。

キャメロンのこともあってこいつはないなって思っていたのに、この行動で印象が良い方に上書きされてしまった。

 

こうして、またもやおかしな方向へと流されていくくま子なのであった。

 

つづく

 

 

【 夫の浮気が止まらないから離婚した⑨】心の拠り所現る

こんにちは、やまだくま子です。

 

日曜日はちびまる子ちゃんサザエさんを見るのが習慣になっている。

ずっと見てて気づいたことがある。

私はカツオが好きだ。

ちゃっかりしてるけどすごいいい奴。

たまにカツオのしたことに感動して涙したりしている。

ヤバい40歳過ぎだと我ながら思っています。

 

前回までのあらすじ

夫と不倫相手の交換日記を見つけてしまったくま子は荒れに荒れ、母親に実家に連れ戻される。しばらくの療養ののち夫の元に戻るが、夫の気持ちをすぐには取り戻すことはできず

 

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夫から、私との未来は描けないと言われてからも、その数ヶ月後に聞けば変わっているかもと思って聞いてみても何も変わらなかった。

何をすれば夫の気持ちが自分に戻ってくるのかわからず、とりあえず好きなことに没頭して輝けばいいのかなと思い、アロマテラピーの資格をとってみたり、新しい仕事を始めてみたり、手当たり次第新しいことを始めてみた。

 

思えば、それも夫へのアピールでしかなく、しかも生活費の心配をする必要のない私が無責任に好きなことをしてるだけで、見当違いもいいところだったと思う。

 

私に必要だったことは自立だ。

自分の稼ぎだけで生活できる、ということが重要だったんだと思う。

今気づいても後の祭りだけど。

 

夫の気持ちが戻ってこないまま一年とちょっとが経った頃、私は新しくフルタイムのアルバイトを始めた。

派遣で仕事をしていた時に、派遣先で複数の男性と関係を持ってしまったことを反省し、もう2度とそういうことはするまいと誓っていたのに。

バカな私はまた同じ事を繰り返してしまった。

 

その人のことは初めて見た時からカッコいい人だなと思っていた。

話すと楽しいけど、だからといってそれ以上の何かを望むということはもちろんなかった。

だけど、その人が私の事をかわいいと言っていると聞いた時から変に意識するようになってしまった。

毎日のように何かと話しかけてくれて、少し仲良くなった頃に私が違う部署に行くことになり席が離れることに。

そこで飲みに誘われ、お互い既婚者だし変なことにはならないだろうと思って行ってみたら、その日のうちにそういうことになった。

 

もうホントに最低な話である。

私の貞操観念はどこに行ってしまったのだろうか。

これじゃ夫の不倫相手と同じじゃん!と思い、1回きりでやめようとした。

が、その人と話すのはとても楽しくて、毎日のように仕事終わりに待ち合わせしてカフェでお茶しながら話すのが日課のようになってしまった。

非難されても仕方ない行動だったけど、その頃の私にはその人の存在が救いだった。

家庭で感じていた孤独が、その人によって埋められている感じだった。

 

私が夫に執着しなくなると、夫から少し歩み寄りがあったりもした。

夫は平日は毎日のように飲み会や残業ばかりで、私と一緒に夜ご飯を食べることがほとんどなかった。

そんな夫が、少し早く仕事が終わった時には一緒にごはん食べないかと誘ってくれたりした。

でも私はアルバイト先の彼と一緒にいたかったから、夫からの誘いを断った。

 

こうしてどんどん私と夫の距離は遠くなっていったのかもしれない。

前より喧嘩することもなく、一見すごく穏やかにやっているように見えるのに、関係性は薄っぺらいものになっていた。

 

つづく

 

 

【セレステ∞ジェシー】気づいた時には遅かった!を避けるために観てほしい映画

こんにちは、やまだくま子です。

 

私は映画を観るのがかなり好き。

その中でも圧倒的に好きな映画の一つ、「セレステジェシー」。

 

あらすじをざっくり言うと、夫の不甲斐なさから離婚することを決めているカップルがいて、でも二人は唯一無二の親友のような関係でもあり、離婚前だというのに周りから呆れられるほど仲良し。妻(セレステ)の方は離婚は二人とも納得しているから大丈夫と話し、でも夫(ジェシー)はまだ未練たっぷり。そんな中、ジェシーは一夜限りの関係を持った相手を妊娠させてしまい、ジェシーが出した結論はその彼女と生きていくこと。それを聞いたセレステジェシーがどんな存在だったか気づくが…という話。

 

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こういうことは誰にでも起こり得ることだと思う。

”時すでに遅し”な事というのは、そうなるまで気づけなかったりする。

失って初めて気づくなんて悲しすぎる。

だからそうなる前にこういう映画を観て考えてほしい。

あなたの大切な人やことが失われてしまう前に。

 

この映画を初めて観た時には、私と夫の関係はもうどうにもならない状況の時で、もっと早くこの映画に出会っていたかったと思ったものである。

 

好きな映画は何回か観るタイプで、その時の自分の心の状態によって感じ方が違うから面白い。

今回この映画を観て心に刺さったセリフが2つあった。

一字一句同じわけではないので悪しからず。

 

一つは、セレステが望んでいた離婚のはずなのに、いざ現実に離婚することになって落ち込んでいるセレステに友人が言った一言。

 

「状況が変わらないなら自分が変わるしかない」

 

これはもう本当にここ数年はいつも思っている。

この”状況”というのは”相手”にも置き換えられると思っていて、私の生き方における基本のきくらいに思っている。

若い時の自分は割と自分の思い通りにいかないと気が済まなくて、常に相手を変えようとしていた。

でもそんなことはできないことに気がついた。

自分が変わるしかない時が必ずある。

それにそのように思っていたほうが楽に生きられる。

 

もう一つのセリフ。

離婚に揺れている時に出会った男性と良い感じになっているセレステが男性に言った一言。

 

「(離婚の辛さは)一人で乗り越えないと」

 

離婚の辛さを別の男性といることで緩和させることもできたのに、あえて一人で乗り越えようとしているのに心を打たれた。

これは現に私が、離婚問題でワーワーしていたのを支えてくれた男性とお別れしそうになっていることもあって、なんだか余計に沁みた。

あの時、私も一人で乗り越えていたら何か違っていたかなとか、今からでも一人の時間を作って、ちゃんと乗り越えるべきなのかもしれないとか、色々考えさせられた。

それでも、支えてくれる人がいたから離婚できたということもあるだろうし、正解なんてものはないのかもしれない。

 

そう思うと、離婚したことによって人間としては軌道修正できたというか、自分のダメなところを炙り出せたというか、悪いことばかりではなかったのかなと思う。

こう思えるまでには何年もかかったけど。

今がすごく苦しい人も、もがいている途中ではそれに気づけないけど、ふと楽になっていることに気づける日がくると思う。

だから頑張れなんていう無責任なことは言えないけど。

でも、明けない夜はない、と信じてます。

 

まだ観ていない方はぜひ〜ʕ•ᴥ•ʔ

 

 

【マッチングアプリ 】妖怪舌つかみ男②

こんにちは、やまだくま子です。

 

ちょっとタイトルと関係ないんだけど、昨日あった悲しい出来事を書いてもいいですか…。

私の好きなカフェの一つにセガフレードがある。

なぜならそこのメッツォメッツォが好きだから。

このメッツォメッツォはエスプレッソとチョコレートドリンクを混ぜたもので、上にココアパウダーがかかっている。

昨日もこれを飲んだ。

そして家に帰って鏡を見て愕然とした。

口の横、ちょうど口裂け女ライン(他に例え方がわからなかった)に焦げ茶色の線が入っている

ココアパウダーだ。

家までの道のりはマスクしてたからいいけど、カフェの店内ではマスク取ってたからこれを皆さんに見せていたわけである。

美容院帰りだったこともあり、いつもより綺麗にしててもらっていい気になっていたからちょっとカッコつけて茶しばいてたくま子。

なんたる恥。

実はこれは数年前にも経験している。

当時勤めていた会社の後輩とランチタイムにセガフレードに入りメッツォメッツォを飲んだときのこと。

オフィスに戻ってからトイレで鏡を見ると、鼻筋にべったりとココアパウダーが付いていた。

え、店内でけっこう長いこと話してたけど、なんで後輩教えてくれなかったんだ、という疑問やら、自分にそれすらも言わせない何か威圧感があったんだろうかという反省まで様々なことを考えさせられた出来事でしたね、ええ。

 

全く関係ない話が長くなってしまいました。

今回も妖怪舌つかみについて書きます。

 

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品川に行こうと言われ、とくに何も考えずについていった。

断片的に覚えているのは、電車の中で肩に手を回されなんなら頬にキスもされてた気がする。

いい歳のおじさんおばさんがなんとまあ見苦しい。

世の中の方に申し訳ない、ごめんなさい。

 

彼は、明日も一緒に出かけようと言ってくる。

こんなに情熱的に付き合おうと言ってくるし、貯蓄額まで見せてきたし、もしかしたら私は本当にこの人と付き合うのかもしれない。

 

そんな事を思っているうちに品川に着いた。

どこに行くのと問う私に彼は答えた。

「◯◯ホテルだよ」

 

私もどこかでそんな気がしていたのかもしれない。

そう言われても、へーそうなんだ、くらいにしか思わなかった。

酔ってるって怖い。

 

駅からそんなに遠くないはずだけど、彼にタクシーに乗せられてほんの数分の距離を車移動する。

目的地のホテルに到着。

ホテル事情にはそんなに詳しくないけど、おそらくそこが良いホテルであることは私にもわかった。

 

彼がチェックインを済ませ、二人で部屋に向かう。

ホテルなのに旅館のような部屋でとても素敵な部屋だった。

 

ここからの展開は詳しくは書けないのでちょっと早送りするとして(笑)

 

夜遅くになってお腹が空いたので外にラーメンを食べに行くことに。

途中寄ったコンビニでもラーメン屋さんでも、とにかく彼は私にお金を出すなと言ってくる。

あなたは財布なんて持たなくて良い、全部僕に任せといてと。

正直に言おう、私はその部分にはたしかにときめいてしまった。

あまりそういう価値観というか、お金は男が払うものと考えるタイプではないと思っているけど、悪い気はしなかった。

 

彼は基本的に体力があるのか、とにかく一晩中喋り倒した。

朝の6時まで。

仕事の話から家族の話まで、一人でずっと話している。

寝かせてくれよと思いながら私はそれを隣でひたすら聞いていた。

 

その後数時間だけ仮眠をとった。

目が覚めたら彼はすでに身支度を始めている。

今日も一緒に出かけようって言ってたもんね、どこ行くんだろ、と少しだけワクワクしていた私に彼が言った。

 

「実はさ、家の鍵かけてきたか心配になっちゃって帰ろうかと思うんだよね、だから今日はデートできない」

 

家の鍵?

そんなことある?

と思いながらもまあ仕方ないと思って了承した。

なんかイヤな予感がしながらも私も身支度を整えて部屋を出た。

ホテル代は私も払うと言ったけど、ノーと言われて結局全部出してくれた。

 

そして駅までの道中。

昨日と距離感が全然違った。

昨日は繋いでいた手も繋ぐことはなく、むしろよそよそしい空気感すらあった。

なんなら途中からはグイグイと前に行ってしまって、前後で1mは空いていた。

そのまま駅であっさりとバイバイ。

なんだかすごく面食らったまま帰宅した。

 

その後、こちらから連絡してみても数日返事がない。

これはもしかして?例のヤリ逃げというやつ?

私にとっては初めてのパターンで、この状況がすぐには飲み込めず。

数回連絡してみてもやはりかろうじて返信はくるけどすごい遅い。

 

私は悟った。

これはそういうことなんだと。

でもすごくないですか、とにかくそういうことをしたいというだけであんな高いホテル泊まるなんて。

後で調べたら1泊数万円はする部屋だったよ?

そんなもんなのか。

誰か教えてくれ。

 

あんな自分の舌つかみながら話す男、早いとこ忘れよ。

と思っても、なんとなくスッキリしないまま日々を過ごしていた。

 

私の特技の一つに誕生日一回聞いたら(ほぼ)忘れないというのがある。

ちょうど会って数週間後くらいにヤツの誕生日だったので連絡してみた。

私も往生際が悪い。

 

彼から返ってきたメッセージは、

 

「覚えててくれたの、ありがとう。あなたはいつだっけ。でも聞いてもきっと忘れてしまうから今のうちに言っておくよ。おめでとう。」

 

…まじでなめんなよこのクソ男が!

 

ということで、最終的になんの未練もなく吹っ切れました。

めでたしめでたし。

 

 

おわり

 

 

【マッチングアプリ 】妖怪舌つかみ男①

こんにちは、やまだくま子です。

 

最近、テレビに飽きて映画ばかり観ている。

先日観た「幸せのレシピ」はなんて言うか、子役以外の配役が私にとっては魅力が感じられず、最後までキャサリン・ゼタ=ジョーンズの相手役の俳優のアゴが気になって仕方なかった。

この俳優さん、「エンドオブホワイトハウス」と「エンドオブキングダム」ではよかったんだけどな。

まあこの2本は私のお気に入り俳優の一人、ジェラルド・バトラーメインで見てたので何も思わなかったんだろう。

とにかくアゴアゴの主張が強すぎる。

 

さて、今回はマッチングアプリで会った男性その4について書こうと思う。

この男性はかなり強烈だった。

いまだに狐につままれたのかなと思っている。

 

ある金曜日、ティンダーをしていたらその彼とマッチした。

マッチ後すぐにメッセージがきた。

彼から送られてくるメッセージはすごい文字量+スピードで、こちらが返信しようとしても間髪入れずに次のメッセージがくる。

どうやらPCで操作しているらしく、一つのメッセージのふきだしの高さが毎度5㎝くらいある。

こちらが一言返せば5㎝が送られてくる。

しかもかなり断定的な話し方をする人で、とても偉そう。

グイグイとアプローチしてきて、最終的には結婚の話にまで及んでいた。

こんな怪しげな男、通常の女性は静かにフェードアウトするだろう。

が、何せ私は変人が好きという困ったところがあり、これを面白いと思ってしまったのだ。

これがそもそも運の尽きだったのかもしれない。

 

彼から、明日空いてたらちょっと会おうと誘いがきた。

普段なら知り合った翌日に会うなんてことはまずしないが、この変人に興味津々な私は二つ返事で会うことにした。

 

土曜日のお昼過ぎ、私たちは都内のワインバーで会った。

ちょうどコロナが世の中に出始めていた頃だった。

マスク姿で現れた彼は身なりはこぎれいでほぼ写真通り。

 

席についてワインと軽食を頼んだ。

軽い会話を始めて間もなく、私がしている少し変わったデザインの指輪に目をつけた彼は、

「おもしろデザインの指輪しているね」

と言いながら、私の手に触れてきた。

何をするか。

会って10分で触ってくるとは無礼だぞ。

なんだ、そういう感じか?目的はそこか?

私はすぐに手を引っ込めて少し警戒した。

 

その後、二人ともグイグイとワインを飲み進めた。

おそらく5杯くらい飲んだだろうか、彼がだんだんと口説きモードに入ってきた。

「俺と付き合おう」

「あなたは俺と付き合わないとダメだ、俺と付き合おう」

「お金はあるし、十分稼げるし、いずれは海外に行く予定だ、とにかく付き合おう」

付き合おう攻撃がすごい。

 

そんな中、私は奇妙なことに気づいた。

彼が話している途中に自分の舌をつかむのだ。

意味がわからないと思う。私も意味がわからなかった。

30秒に1回はつかむ。

「とにかく俺と付き合えばいいから(つかむ) 」

「あなたはお金の心配はしなくていいから(つかむ)」

といった調子でつかむ。

指を口に突っ込んで舌を横からつかみにいく。

え、一体何をしているのか。

舌そこにあるか不安になっちゃうの?あるよ?

もうそこにしか目がいかなくなって、話が入ってこなかった。

 

彼の舌に集中している間にもグラスは進み、こちらもかなり酔っ払っていた。

最終的に、スマホのアプリで彼の貯蓄額を見せられたことは覚えている。

確か2,500万円くらいはあった。

同年代にしてはそこそこ持っているほうではなかろうか。

 

彼もかなり酔ったのかトイレが頻繁になった。

10分くらい戻ってこない。

吐いてるのかしら。

 

戻ってきた彼は言った。

「品川に行こう」

 

え、水族館でも行くの?

酔っていい気分な私は異議を唱えることもなくついて行くことに。

 

 

 

こうして品川へと誘われたくま子。

行き着く先は水族館ではなく

 

つづく