研究員のつぶやき

某私立大学,29歳博士研究員の雑記ブログです.研究やポスドク関係,カメラについて発信しています.

PCの基礎授業をやったほうがいいと思う出来事

大学院生のときに,実験のTAをやっていて,
いまや非常勤講師をやっている.
研究室には毎年学部4年生がやってきて,卒業研究をする.
こんな感じで,学部生と絡むことが多かった.


そして,毎年,思うのだが,
PCに関する知識がなさすぎ!
その出来事を以下にまとめてみた.

  • 外付けHDDをなぜか振り回す.(未だに謎)
  • PCの電源をつけようとし,モニターの裏や横を見て,「電源どこですか?」と質問される
  • モニターをタッチしはじめる
  • 外部プリンタのIPアドレスを入力して,接続してと伝えるが,大学院生4人がかりでも誰もできない.


学部生は許そう.ただ,大学院生はそれでやっていけるのかなと心配になってしまう.
今の教授陣は50代くらいなので,ちょうど卒論や修論をPCで書き始めた代らしい.
彼らからしたら,PCのことを知ってて当たり前なのだろう.


学部生の現状を考慮して,学部でPCを使った授業をしてもらいたい.

オススメ書籍:「大学生のためのアカデミック英文ライティング」(1)

イントロ
2つの出来事から英語の勉強をしなければならないと思った.


1つ目の出来事は「お前の論文の英語はくそだ」と毎回いわれたことだ.


論文を投稿すると,そのまま受理されることはほとんどなく,
イントロ薄いとか,参考文献少ないとか,コメントされて返ってくる.
それに答えながら,修正すれば受理されるのである.


これまでに英語の論文を2本受理され,2019年12月に3本目を投稿した.
3月に3本目の論文に対して,コメントが返っていた.
1本目から3本目までのコメントで共通していたことが,
「英語がくそ」ということだった.
英語がだめなことはわかっている.だから,英文校正に出した後に投稿したのだが…
英文校正で,ニュアンスがおかしい単語や文法のミスは直されているはずである.
つまり,英文校正では直せない文章の流れとかがだめなのかなと思っていた.


2つ目の出来事は「英文校正によって修正された英語を教授が元に戻すことがある」ということだ.


なにを言っているんだがわからないと思うが,そういうことなのだ.
英文校正に出すタイミングは,90%完成したタイミングである.
教授に何度も何度もダメ出しをもらって,ようやくその段階までいく.
ひゃっほーこれで論文投稿できるぜくらいのレベルに達したら英文校正を出す.
ちなみに,英文校正は10万くらいします.高すぎ.
そして返ってきたやつを再度修正して,論文のテンプレートに落とし込んで,最終版を確認のために教授に送るのだが,
まさかの「英文校正によって修正された単語や文章を校正前の状態に戻す」ときがあるのである.
お金や手間の無駄じゃん!と思いながらまた元の状態に戻し,振り回されている自分がいる.
この出来事から,自分でしっかり勉強して,校正側と教授側のどちらが正しいか判断できるレベルになる必要があると思った.



というわけで,適当にググって出てきた
中谷安男著「大学生のためのアカデミック英文ライティング」大修館書店出版を
読んでいたわけである.


長くなったからとりあえずここまで. 次回,使えそうなところをまとめる.

なんで女性だけ…と思う助成金制度

某市立大学で研究員をしてるのだが,非常に悩むのは研究費.
うちの大学では,研究員として雇用されると多少研究費や出張費が支給される.
とてもありがたいが,足りない.
ヨーロッパで開催される国際学会へは到底行けない分しかもらえないのである.


あれやこれや,他の制度を探していると,
うちの大学では論文の英文校正の代金を免除してくれる制度があることを知った.


しかし,利用できるのは大学院生と女性研究員だけ.
文句を言いたい.
というか,女性性研究員の方からも「私達は男性より英語ができないからってことですか?」と文句を言ってほしい.
けど,実際言わないよね.お金もらえるわけだし.


結局,自分が言うしかないのかなと思っているが,
研究員という大学で最下層の職員からすると言いにくい.


誰か,言う勇気をください.