jibun09の日記

長々とした日記を書いています

最近のこと(2020年10月〜11月)

しばらく更新していなかったんですが最近のことを書きます。

 ・退職した

4年半務めた職場を辞めた。退職するというと理由をよく聞かれるのだが、一言ではなかなか説明がしづらい。仕事の内容自体は好きだったし、裁量が与えられていたのでわりと自分のペースで仕事ができたし、同僚との関係性も良好だった。けれど正規雇用ではなくもともと有期の仕事で、契約期間満了(5年)を迎えた時に雇用延長の制度で定年まではいられることになったけれど給料は一切上がらないという形態で、ずっとそれではきついなと思って他の仕事を探していた。夏頃に同業界の異業種の仕事の内定が出て、後ろ髪を引かれる思いもあったけれどそちらに移ることにした。

・有給消化で一ヶ月休んだ

有給が30日以上溜まっていたので、前の職場の退職日と次の職場の勤務開始日をそれぞれ交渉・調整して1ヶ月休みを取れるようにした。この時期、銭湯経営にも興味があったので「1ヶ月あれば修行とかできるのでは…」と思っていくつかの銭湯に探りを入れたりしていたのだが、結局、時間的にも体力的にも追いつかなくて1回だけボランティアで掃除を手伝うに留まった。この後書くけれど引っ越しをしたことがけっこう大きく、環境の変化に気持ちも身体もついていかず、前半2週間はずっと落ち着かなかった。後半になると少し落ち着いてきて、GoToの恩恵にあやかって奄美大島に旅行に行ったり、キッチン用の棚をDIYしてみたり、さっき書いたように銭湯の掃除を手伝ってみたりしていたが、過ぎ去ってみれば一瞬だったように感じる。

・引っ越した

転職先が少し離れたところになるので、比較的通いやすいところに引っ越した。いつか猫と暮らしたい…という願望があったのでペット可物件で立地も重視すると選択肢があまりなく、はじめて北向きの部屋に住むことになった。引っ越し当日、ダンボールに囲まれた部屋で急に不安に襲われ「この部屋でよかったんだろうか…」みたいな気持ちになった。さすがに住んで1ヶ月以上経ったのでもう慣れたけど、近所に安いスーパーがないというのが致命的なのとやっぱり直射日光が部屋に入ってほしいなと思う。

・新しい仕事が始まった

以前の職場は自転車で20〜30分の距離にあったのだが、次の職場は電車とバスを乗り継いで1時間くらいかかる。と思っていたら、実際に通い始めたら1時間半くらいみておかないといけないことがわかった。これが案外辛い。睡眠時間を8時間は確保したいので、定時に職場を出ても就寝時間まで3時間くらいしかない。冬の時期は繁忙期らしいのでこれからもっと帰宅時間は遅くなるだろうし、どうなるだろうかという感じだ。仕事自体は職種が変わり、以前は対人援助的な側面があったが完全な事務に移行したのでExcelと格闘している。業務中に自分のパーソナリティが問われないという点である意味では楽だとは思う。もう少しやってみて、自分がどんな風に感じるか確かめていきたい。

体調を崩した

最近体調を崩していた。数ヶ月前から頭の働きが悪く、日中もぼーっとした感じが続いていた。この2ヶ月くらいは本当に頭痛がひどくて、同時に肩こりや首の痛みも強くなってきた。気持ちが塞ぎ込むことも多く、仕事から帰っても何もできず横になるみたいな状態が続いたのでさすがにまずいと思い、しかるべき医者に見てもらった。

鬱とか、そういう精神的な病ではないということだった。ただ、症状を見るにおそらくストレスからきているのだろうということで、薬を処方してもらった。医者にかかる前、とりあえず話聞いてもらうと思って心療内科併設のカウンセリングルームに行ってみたのだが、いちおうそっちを中心にしながらゆっくりやっていきましょうということになった。

おそらく、仕事の環境が前と変化したこと、将来への不安、転職活動を始めたこと、以前親しかった友人と疎遠になってしまたこと、パートナーとの関係のことなど、諸々が重なって無理がきていたのだろうと思う。あとコロナ禍でライブや銭湯などにアクセスできなくなり、それまでのストレス解消法が失われてしまった。シェアハウス暮らしというのもたぶん自分には合っていなくて、どうしても人の顔色を伺ったりするモードがデフォルトな自分にとっては、もう少しパーソナルスペースが確実に確保できる場所のほうが合っているのだろう。

仕事のことにしても恋愛のことにしても、世の中の「こうあるべし」という方向に合わせていかなきゃならない、という思いが強くなりすぎるとこういう風に不調が出るということがわかった。前からそういう性質は持っていたが、ここまで調子を崩すというのは初めてのことだったので、よい教訓になったといえばそうなのかもしれない。

できるだけ、自分が楽をできるように、無理をしないように、それでいつつ社会性をうまく保ちつつ生きていけるといいと思うのだが、やっていけるのだろうか。最近はそんなことを考えている。

別ブログで日記を書き始めました

別ブログで日記を書き始めました。

r-ps22.hatenablog.com

1ヶ月前からずっと誰に見せるでもなくメモを残していて、それをちょっと公開してみようと思い至りました。Twitter上の知人経由で知った、DPZの古賀さんの記事にも触発されています。

blog.hatenablog.com

もともとこっちのブログは、「ある程度匿名性のある場所で何か書きたい」という動機で始めました。一方で、書いたものをリアルな知人にも読んでもらえたら嬉しいなーという欲求もずっとあって、このあたりをどう落ち着けるか前から考えてました。

あっちのブログはTwitterにも紐付いておりリアルな知人の目にも触れます。なので、向こうからこっちのリンクは貼っていません(わざわざはてなサブアカウントを取った)。

気づいたら最初の記事から4年も経っているんですが、こんなとりとめもないブログをたまに覗いてくれた方、ありがとうございます。こっちのブログの「ある程度の匿名性」も貴重だと思っているので、たまに更新するかもしれません。もし、こっちも向こうも両方読んでみようという奇特な方がおられましたら、引き続きよろしくお願いします。

年末年始日記:12月31日(火)

今年は週に1回くらいは日記を書いて更新したいなと思い始めた。毎日でなくてもいいし、逆に毎日書かなきゃいけないと思うとしんどくなるし、行動をすべてネットに晒す必要も無いと思うので、そのくらいがちょうどよいのではないかと思う。


案外、慌ただしい年末年始だった。正月休みは合わせて10日近くあったが、何も予定無く過ごしたのはそのうち2日ほどで、たいてい誰かに会ったりイベントに出かけたりしていた。中でも、昔の友人に何人も会えたのは良かった。大学時代の後輩や友人、高校時代の部活の同期など。すべてサシ呑みで、このうち何人かは呑む前にサウナに誘っていずれも楽しんでくれて嬉しかった。サウナはもっぱら一人で行くタイプだが、何かこういう特別なタイミングで会うときに「酒を飲む」以外の方法が選択肢に入るというのはいいなと思う。あと単純に趣味を共有できたのが嬉しい。何回かに分けて日記を上げようと思う。

* * *

12月31日(火):モラトリアム
かれこれ今のシェアハウスに住み始めて気づけばもう半年ほどが経つのだが、ようやく慣れてきたなと思う。しかし自分にとってはどこまで行っても仮住まいで、今日サウナの後外気浴をしていたとき、不意に「引っ越したい・・・」と(ツイートではなく、リアルに)つぶやいていた。もともと、次の職場がどこになるかが不確定だったので選んだシェアハウス生活だったので、働く場所の目処がつけば住む場所も自ずと決まってくるのだが、とりあえず今年も当面は現状維持という形になりそうだ。

いろいろとあって今の職場には引き続き居ることになり、けれどベストな選択だと思えていないので他も探しつつ過ごす予定だ。年末に会った友人とこういう話をしていて「モラトリアムやなあ~」と言われた。けっこう名の通った東京の企業で働く彼は今仕事が忙しいらしく、毎日遅くまで働いているらしい。聞けば、最近新しい音楽も聴かなくなったし、これでいいのかなみたいな気持ちもあるという。彼からすれば、ほぼ定時で仕事を終えて過ごしている自分がうらやましく映ったらしいが、こういうのはどこまで言っても「隣の芝は青い」的なことなのかもしれない、と思う。今ほしいと思うものをとりあえず追いかけて過ごすという感じで進んでいるが、これでどこにたどり着くのかはわからない。

11月17日

ゆnovationの新譜『朗らかに』が良い。

前から名前は知っていて、しかしあまり本格的に聴いたことはなく、どうやらアルバムの収録曲『ある程度ある』がやばいらしいという噂だけ聞きつけていた。実際何度か聞いてみて、最初のうちはなんとなく流していたのだけど今はなんども繰り返し聴いている。

今ならまだ許される無邪気を使い倒す

隣り合うリアルと、いずれ背筋伸ばし襟正し

向き合うべき時が来るまでは

                   (constant T)

昨日CDを買ったので歌詞カードを見ながら聴いていたのだけど、これを読んでいろいろ思うことがあって、けれどうまく書けなくて下書きを書いては消してを繰り返している。自分はもう30代で、ああ自分にもこういうモラトリアムど真ん中な時期があったなあとか、いやじゃあ今の自分は「向き合うべき時」に「背筋伸ばし襟正」せたのかというと微妙で、むしろ今になっても「向き合」えていないんじゃないかとか、そういうことを考えてしまう。30代独身男性のアイデンティティについて思うことがいろいろとああり、語り合える友人が近くにほしいな…と思う。 

10月

ずいぶん間が空いてしまった。この3ヶ月くらいの間に引っ越した。引っ越し先はシェアハウスで、入居直後は落ち着かなかったけれどずいぶん慣れてきた。やっぱり生活環境が変わって慣れるのには3ヶ月くらいかかるなといつも思う。思えば年に1回に近いペースで引っ越しをしており、さすがに頻度が高すぎる。

最近季節の変わり目のせいか全く調子がよくない。生活リズムはいつもと変わらないのに目覚めが悪くなり、日中も眠気がずーっと続いている。おとといは眠気はなかったものの気分が沈みがちで頭がぼーっとして何も手につかず、夕方頃になってようやく頭が働きだしたぞ…!と思ったら終業時間になっていた。

同僚から「去年の今頃も同じようなこと言ってましたよ」と言われたのだけど、ピンと来なかった。「季節の変わり目に中途半端な風邪をひきやすい」程度の自覚はあったのだが、具体的な症状の記憶がない。今年になって耳鼻科に通うようになって、自分が「中途半端な風邪」と認識していたものは副鼻腔炎からくる「鼻水」「喉の炎症」という2つの症状だということがわかった。専門の医者に見てもらうと情報が増えて、自分の体調を見る際の解像度が上がるという学びを得た。メンタル的な症状も専門家に見てもらうともう少し扱いやすくなったりするんだろうか。

同僚との会話で「季節性の鬱」というのがあると知ったのだが、自分がそれにあてはまるかどうかがよくわからない。単純に「今出ている症状」だけ見れば当てはまる気がするのだが、それが季節性のものかどうかを判断するには数年スパンで自分の体調をモニタリングしなければならない。そんなことできる気がしないな。以前も「これは鬱では…」と思ってネットのセルフチェックをやってみたことがあるけど、結局「でもこの程度の症状だと当てはまると言えるのだろうか…」とか「2週間ずっと続くわけじゃないし、たいしたことないのかもしれんな…」と思って結局病院には行かなかった。

早く春になってほしい(早い)

7月13日

7月某日

今いる職場の無期雇用転換の面接を受ける。今の雇用形態はいわゆる非正規で雇用期間に定めがあるため何もしなければ今年度いっぱいで退職ということになる。非正規といいつつここ2年はなんとか交渉で月給を上げてきたし賞与も出るので一人で生活する分には大きな不自由はないのだが、数年経ったら次の仕事の心配をしないといけないというのは精神衛生上良くない。国から提示された「非正規雇用の労働者が無期雇用の転換を求めたら応じなくてはならない」というルールへの言い訳として整備されたのだろう、ということは誰が見てもわかるようなこの制度にうさんくささを感じながらも、ぶら下げられた人参に年齢的にどうしても目が向いてしまう物悲しさのようなものを感じながら、面接官と20分程度対話した。

面接官から投げかけられたいくつかの質問への回答が支離滅裂になっており、自分は面接もろくにできない人間だ、社会人として失格なのでは、もうどこの採用試験にも受からないのではと思い落ち込んだ。半ばヤケになって祇園ルーマプラザに行く道すがら、知人にLINEをしたら励まされて少し落ち着いた。ルーマプラザに来るのは3回目で、これからも来るだろうと思い会員証を作った。普段は店員と積極的に話したりしないのだが、ポイントの還元率などを質問した。湯船と水風呂とサウナを往復して屋上の外気浴スペースのベンチに寝転がると、こめかみあたりの血流が激しくなっているのを感じる。トリップ。湯上りに入会特典の無料券を駆使して生ビールを注文、生姜焼き定食を流し込む。最近はルーマプラザに来ると『進撃の巨人』を読み進めている。しかし時間が空くと前の展開を忘れてしまうので、少し遡りつつ読む。人生は虚しい。そして人生の目標とか人が行動する理由とか、そういうものは人との関係性の中でいかようにもゆらぐものだ、みたいなことを考える。少し泣いた。

7月某日

今住んでいる家の退去手続きを進める。立会いの日程について不動産屋に問い合わせたところ、立会いは不要、鍵は部屋に置いて戸を開けておいてくれという。なんやそれはと思ったが、思い起こせば入居時から色々と難のある不動産屋だった。部屋の清掃が終わっているはずが未完だったり、アンテナ工事を依頼しても音沙汰がなく忘れた頃に業者がやってきたり、他にも挙げればきりがない。サイトや外見は良さそうな不動産屋だったのだがサービスの質とは必ずしも比例しないことを学んだ。

退去日と次の入居先は決めたものの、根本的な問題が解決しておらず、宙ぶらりんの日々が続いている。周囲に話すとさすがにはっきりさせるべきだと意見をもらうし自分もその通りだと思うが、なかなか事態が打開できないでいる。