発想力で小さな仕組みを組み合わせ、大きな成果を生む

毎回参加している読書会。

そこで集まる人が何かと面白いので、毎回有給休暇やフレックスを駆使して刈谷まで行っています。

今回の課題図書はこの本。

で、なんと著者の木村さんにもご参加いただきました。

デモまで見せてもらいましたよ(^^

システム屋さんなので、どんな仕組みなのか?というところが興味津々で読みました。

すごいなー、と思ったことや、「こんなことしよう!」と思ったことを、書きます。

また、すごいなーと思ったキーワードをいくつかピックアップしますので、詳細はぜひ本をお読みください。

  • 人は測らない
  • できる目標ではなく必要な目標
  • (社員から)「あぁ、また上げますよ」
  • 改善には波風が立って当たり前
  • 4年間で「誰でもできる」から「誰にも真似できない」へ

思ったこと

発想力を鍛える

この本の中では、製品が1個できるごとにパルスを出し、デジタル・タイムスタンプを捺すことにより、生産個数・サイクルタイム・稼働状況を取っていました。

「1サイクルで1回だけ発生することは何か?」を考えた時に、

「機械の扉の開閉が発生する」や、「ある地点の照度が高くなる」に気付けるかどうか。

そこでは観察力および、発想力が試されます。

やりたいこと(アウトプット)があって、手元には材料(インプット)がある。 それをどう繋げるかが発想力だと思います。

ここで思い浮かんだのはこれでした。ピタゴラ装置

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ピタゴラ装置

身の回りにあるものでどう作ればうまくいくか? 冷蔵庫にあるもので料理を作ってみよう、というのと似たようなものかもしれません。

一つ一つの仕組みは小さくても、その組み合わせ次第で、大きな成果や改善を生みます。

  • どう繋げればうまくいくか?
  • 別のやり方で同じ結果を生めないか?
  • 何が足りないか。
  • もっとその場にあったやり方は無いか?

といったことを考える訓練をしたいところです。

敷居を高く感じない

システムは「作るのにガチな技術力が必要」と思ってしまわれがちなところが敷居を高く感じさせてしまう要因です。

でも、システムづくりを以下の手順とした場合、

ガチな技術力が必要なのはこの中で「仕組みを作ってみる」の部分だけだと思いますし、

ここの敷居もずいぶん下がりました。また誰かにお願いしてみてもいいかもしれませんね!

  1. やりたいことを明確にする
  2. 現状を観察する
  3. イデアを出す
  4. 仕組みを作ってみる
  5. 運用してみる
  6. 評価する

まとめ

例えば、「外で雨が降っているかどうか?」を知りたいとしましょう。

人間には脳と五感があるということを考えると、知る方法は一つだけではないでしょう。

  • 窓に水滴が当たる音がしたから(聴覚)
  • 傘をさしている人が見えたから(視覚)
  • 手を差し出したら、上から水滴が落ちてきたから(触覚)

一つのことを判断・実行するのにやり方は多々あります。

多く考えられる方が選択肢も増えます。

選択肢が増えると、より安い、やり速い、よりかっこいい、といったような判断軸が増えて、作っていて楽しい!と思えてきます。

「ものづくりは楽しい!」という原点を思い出させてもらった。そんな読書会でした。

参考

システムって、「大がかりで高い」と思って敷居が高く感じられがちです。

本に最初に登場していたのは「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」です。

本体自体は5,000円ほどで、付随するキットを入れても10,000円あれば購入できます。

Raspberry Pi 3 MODEL B

Raspberry Pi 3 MODEL B

その他、「IchigoJam」とか ichigojam.net

micro:bit」とか https://microbit.org/ja/

試してみよう!というお値段のものはいくつかあります。

↓ちょっと前の情報ですが、比較がされているサイト。 qiita.com

人間の会話とコンピュータ通信を比較してみる:3ウェイハンドシェイク

アメブロで書いてたものをこっちに移転するにあたって、リメイク。 元記事は↓でした。 ameblo.jp

はじめに

コンピュータ同士で渡したいデータを抜け漏れなく渡すことを担保する仕組みの1つとして、

「3ウェイハンドシェイク」があります。

これと人間の会話を比較してみると?という内容です。

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相手とやり取りをする時…

「ちゃんと聞いてもらえない!」って感じてしまうことがありませんか?

でも、相手は聞ける状態になっていたのでしょうか?

相手は自分に話しかけれたと思ってないかもしれません。

コンピュータ同志が通信する時、いきなりデータを相手に送り付けているのでしょうか?

そんなことはありません。

「相手との接続確立」のための通信が先に行われます。

自分は相手に送っても大丈夫な状態、相手は送られても大丈夫な状態にする。

それからの通信です。

人間の会話だと?

相手との接続確立

話しかけるにしても、いきなり「これお願い!」とは言いませんよね。

話しかけても相手が何かに集中していて、自分がそこいることをわかってないことだってあるでしょう。

相手の「あなたとやりとりできますよ」を確認の上で話し始めないと、残念なことになりがちです。

相手との接続を確立する手段はいろいろあります。

  • 「xxさん、ちょっといいですか?」と話しかけて反応を確認する
  • アイコンタクトして、目が合ったのを確認する
  • Slackとかチャットツールで「今からそちらに行きます!」「了解!」となってから話しかける

接続を確立してから話し始めるだけでもコミュニケーションってずいぶんよくなるような気がします( ̄▽ ̄)

コンピュータ通信の場合

相手との接続確立

「第4層:トランスポート層(ネットワークの端から端までの通信管理)」で、TCPというプロトコルを使います。 TCPはコネクション型なので、通信相手の応答を確認してはじめて通信を開始します。

通信相手の応答を確認するための手順として「3ウェイハンドシェイク」が使われます。 その手順は以下の3ステップです。

  1. 通信元(From)が「あなたと通信したいです」の情報を通信先(To)に送信する(SYNパケットの送信)
  2. 通信先(To)が「いいですよ!」の情報を通信元(From)に送信する(SYN+ACKパケットの送信)
  3. 通信元(From)が「了解です!」と送信先(To)に送信し、コネクションが確立(ACKパケットの送信)

※SYN=Synchronize、ACK=Acknowledge

3が正常に終了すると、通信元(From)も通信先(To)も状態が「ESTABLISHED」となり、 接続が確立状態になります。その後、データを送信していきます。

自分のやりたいことは、自分では意外と見えていない

「自分レシピセミナー」 を受けてきた時のこと。

講師は、りんどうまきさんです。

maki-rindoh.blog.jp

表紙の絵。かわいい(^^ f:id:jinka1997:20180826204836p:plain

ワーク

最初のワークで、5年後、10年後にやっていたいなぁ、って思ってたことを書く。

「結構自分は考えてるのだよ。はっはっは( ̄▽ ̄)」と思いつつ、さらさらと書いた。

が。

がつがつ「具体的でない」と突っ込まれる。

  • 誰に対してやるのか?
  • それができた結果、何につながるのか?

などなど。。。

あれれ。。。( ̄▽ ̄;;)

その後のワークでも、思ったほど自分のことって書けないな…と思ったし、 「自分ができると思っていること」への理解はかなりあいまいであるとも実感。

セミナーの中で思ったことをつらつらと書いてみます。

やりたいことを表現してみる

自分がやりたいことって何だろう。頭の中を紙に書いてみたものの、漠然としていた。

いや、そもそも突っ込みを入れられるまで漠然としているとも思っていなかった?!

何ができる?

目の前に見えてる課題を解決したり、目の前のことを改良しようとするのは割と得意。

でも、ゼロからイチを考えるのは苦手。

自分の得意パターンはあるんだから、そこへの持ち込み方を持っておこう!

何かとやってみようと思ったらできると思ってるのは器用貧乏なのかもしれないな(^^;

ずれてない?

今やろうとしていることは、進みたい方向に向かっているのか。

ずれているにしても、後で何か役に立ちそうか。

ただ単に、ちょっと刺激を与えて、見えてる世界を変えようとしているだけなのか。

で、結局やりたいことには向かえているのか。迂回した方がうまくいくことだってあるし。

どう感じる?

それをやることによって、自分のリアルな感情はどう動くの?

自分はそれで嬉しく思うかな?かっこいいなー、って思えるかな?

感情を表現するのって今一つ苦手かもしれない。

自分のやりたいことって、自分の出来る範囲のことで考えてるなー。うーん。。。

最後に、何をする?

自分のやりたいことって何だ?もっと深掘り。

やりたいことを実現するために。今、何をしないといけないだろう?

今、できることは何だろう?何に時間を使っていこうか?

具体的にしないと、先は見えてこない。

動きつつ、考えよう(^^

暮らしの中の冗長化

冗長化って?

ざっくり言うと、

1つの手段がダメになっても、もう1つの手段で何とかなるようにしておくこと

です。

冗長化 - Wikipediaさんによると…

冗長化(じょうちょうか)とは、システムの一部に何らかの障害が発生した場合に備えて、障害発生後でもシステム全体の機能を維持し続けられるように、予備装置を平常時からバックアップとして配置し運用しておくこと。

とのことです。

何があった?

仕事の後に用事がありました。時間と場所の指定がメールで届きました。

前日に、念のための準備もしておいて万全にしていた。

はずでした。

冗長化の内容

  • 待ち合わせの時間と場所(住所も含めて)手帳にメモ
  • Googleカレンダーにもメールの内容をコピペ
  • 念のため、メールもプリントアウト

なので、同じ情報を以下の3か所に置いていました。3重の冗長化です。

  1. 手帳
  2. インターネット上(GoogleカレンダーGmail)
  3. 紙(プリントアウトしたもの)

メイン系統とサブ系統

私はアナログ人間なので、スケジュールは手帳にて管理しています。 で、確定したものはGoogleカレンダーに登録して、リマインドもするという形を取っています。 手帳がメイン系統で、Googleカレンダーがサブ系統です。

どれが正かと言われると、手帳になります。

メイン系統が落ちた

手帳を忘れて家を出てしまった。。。(泣

メイン系統無しとなりました。

メイン系統無しでの外出は丸腰のようなもの。 サブ系統があるぜ!とはわかっているものの、不安たっぷりです。

目的地へ

プリントアウトしてた紙に書いている住所を元に目的地へ。 地図と住居表示を見つつ目的地のビルへ向かいます。(GoogleMapとか使ってません)

恙なく、到着しました。

まだ時間があるので、近くのカフェでコーヒー飲みつつ時間が来るのを待つ。 で、時間が来たのでビルの前に。

※ここまでは余裕かましてます。

アクシデント!

表の自動ドアがが開かない。

ま、まぁ、もう夕方だからそんなこともあるよね。 電話して開けてもらえばいいや、ってことで、緊急連絡先に書いてる番号に電話。

あれ、出ない。。。

090はじまりだから、携帯電話だよね。 出ないこともあるか、ってことで何度か電話。

出ない。。。

アクシデントその2

出ない電話を緊急連絡先とするのはいかがなものか?と思いつつ、 「仕方ないなー、代表電話に電話するか」ってことで、スマートフォンで代表電話番号を調べる。

が、回線不調のせいか検索結果が表示されない。

月末だからもうパケット使い切ったのか?そうしているうちに時間も迫る。

うおおおおお

と焦るも、検索結果はなかなか表示されない。 1分ほどして、ようやく表示。この1分はすごく長く感じた。。。

電話をかけて、開けてもらって、無事に中に入れました。

振り返り

冗長化しててよかった、というところもありましたが、まだ隙があったわけで。 携帯電話に出ない、というリスクは考えてなかった。

よかったこと

  • 手帳を忘れてもなんとかなった。サブ系統バンザイ。
  • 見ながら歩くならやっぱ紙の方がいい

改善点

  • 緊急連絡先が携帯電話の時は、出ない可能性もある。代表電話もメモっておくべし。
  • 回線不調も見越す必要あり…?(ポケットWi-Fi持った方がいいのかな)

まとめ

スマートフォンも水没させるとか落とすとかあり得るし、バッテリー切れってのもあるし。 いろんなリスクが転がっているところをどこまで拾っておくかは考えどころです。 拾えば拾うほど、お金もかかるし、普段の運用コストもかかります。

内容に応じて、どのレベルまで冗長化するかは都度考えておきましょう。

着実に理解したことは定着度合いが高い!

学習しても頭に入らない

プログラミング言語や、新たな知識を学ぶとき、なかなか頭に入ってこないことがあります。 私の場合、頭が入ってこない理由の一つに、「例示の通りにやっているはずなのにつながりがわからず、混乱してしまう」があります。

「書いてある通りにやっているはずなのに、途中で論理の飛躍を感じる」と言った方がいいかもしれません。

そんな時、多くの場合「間が飛んでるから」がその原因に当たります。

例えば、↓の因数分解をするとします。

{ \displaystyle x^{2}+7x+12 }

解答を見ると、

{ \displaystyle x^{2}+7x+12=(x+3)(x+4) }

とだけしか書かれていない。

慣れてくればこの記載で納得はするのだけれど、このイコールの中にはいくつもの工程が含まれています。 その工程が飛んでいるので、慣れないうちは論理の飛躍を感じてしまう訳です。

工程に分解

イコールで表されているものを工程に分解してみます。

  1. 省略している係数、指数を表示。{ \displaystyle x^{2}+7x+12 = 1 \times x^{2}+7 \times x^{1}+12  \times x^{0} }
  2. { \displaystyle x}について指数が2,1であり、指数の最大が2であるので、{ \displaystyle x}についての2次式である
  3. { \displaystyle x^{2}}の係数は1だから、0でなく、負の数でもない
  4. { \displaystyle x^{1}}の係数は7だから0ではない。
  5. { \displaystyle x^{0}}の係数は12だから0ではない。
  6. { \displaystyle x^{2}}の係数1、{ \displaystyle x^{1}}の係数7、{ \displaystyle x^{0}}の係数12の最大公約数は1であり、互いに素
  7. { \displaystyle x^{2}}の係数1、{ \displaystyle x^{1}}の係数7、{ \displaystyle x^{0}}の係数12はすべて正の整数であることから、{ \displaystyle (x+\alpha)(x+\beta) }となると仮定(★)
  8. { \displaystyle (x+\alpha)(x+\beta)=x^{2}+(\alpha+\beta)x+\alpha\beta }なので、{ \displaystyle \alpha+\beta=7,\alpha\beta=12}となる正の整数の組み合わせを探す(◎)
  9. 12の約数は{ \displaystyle {1,2,3,4,6,12}}
  10. 12の約数同志を掛け合わせて12になる組み合わせは以下の3通り
    • { \displaystyle \alpha=1,\beta=12}
    • { \displaystyle \alpha=2,\beta=6}
    • { \displaystyle \alpha=3,\beta=4}
  11. 3通りの組み合わせをそれぞれ足してみる
    • { \displaystyle \alpha+\beta=1+ 12 =13}
    • { \displaystyle \alpha+\beta=2+6=8}
    • { \displaystyle \alpha+\beta=3+4=7} ⇒これが◎を満たす
  12. { \displaystyle \alpha=3,\beta=4}{ \displaystyle \alpha+\beta=7,\alpha\beta=12}となる組み合わせと決定

よって、★の仮定に{ \displaystyle \alpha=3,\beta=4}を適用して{ \displaystyle x^{2}+7x+12=(x+\alpha)(x+\beta)=(x+3)(x+4) }

正解が導けました。

理解がおいつかない時?

理解が追いつかないことが目の前に現れた時、「自分は理解できていない!」と嘆く前に、自分の理解できる最小単位で一歩を踏んでみるといいでしょう。

上述の例では、イコール一文字で表されていることは、12の工程に分解できました。各工程は自分の理解できる最小単位です。 一歩ずつ、最小単位でしか理解できないことを嘆く必要もありません。そんな泥臭さが理解を深める助けになります。

分解して工程を辿った結果、理解できたならそれに越したことはありませんし、それでも理解できなかった場合は、そこが「わからない」ことになります。純粋に知らないこともありますし、まだ分解する余地があるのかもしれません。 純粋に知らないことは「ここがわからない!」と助けを求めてクリアできれば先に進めるようになります。

泥臭く、粘り強く理解する

自分の理解できる最小単位で、一歩ずつ泥臭く、粘り強く理解したことは理解度合いが深くなります。 それだけ定着度合いが高くなり、なかなか忘れないし、応用も効くと思います。

わからないことが目の前に現れた時。 それは「深く理解するチャンス」なのかもしれません。 「投げ出す」と「チャンスをつかみにいく」どちらの選択肢を選びますか?

自分軸を知ろう&自分の取扱説明書をつくろうセミナー

セミナー概要

キャリアコンサルタントの柴田朋子さんが講師で、 理想と現実のギャップが埋まり、等身大の自分・自分の原点が見える。そんなセミナーです。

柴田朋子さんのブログはこちら→リンク

こんな方に。

理想と現実のギャップ

  • 他人がまぶしく見える
  • 自分のありたい姿を考えて目標としたものの、なかなか近づけない。

自分は何ができるのか。そんな悩みは多かれ少なかれ持ってしまう悩みです。

でも、意外と自分のことはわからない。そうして「知りたいけどわからない」の堂々巡りになってしまいます。

答えはどこにある?

これまでの自分の中に答えがあります。

その答えを探りながら、良いところも、「?」と思うところもあわせて、

「これが自分!」というのを再発見して取扱説明書としていきます。(いわば、自分OSのマニュアル)

自分はどんな動きをするのか

自分はこんな時にはイライラする。怒る。嬉しい。

感情をコントロールすることまでは難しいですが、どんな動きをするかがわかっていれば納得もできるし、理解もできます。

自分の取扱説明書を作る

作った取扱説明書で、自分の動きは変わります。(経験者談)

  • 自分が自分の一番の理解者になれる
  • 自分が自分のコントロールをできる管理者にもなれる。

自分がどんな仕様なのかをわかっていれば、

「あぁ、やらかした…」と思っても、「こういう時はそんなものか」と理解はできるし、

「これはこの後気分が沈む傾向だ!」と思ったら、気持ちが沈んでも納得はできます。

そんな日々の何気ない変化で、自分に対しての寛容さも持て、心もちが楽になります。 何気ない変化も積み重なっていくと大きな変化になります。

取扱説明書の再更新

ここ1年や2年の間にいろいろあった!と思う方、 自分OSのマニュアルを更新して、さらに変化を加速させるのもよいです。

大きな変化は自分でも意外とわからないので、そんな変化を再確認する場としても適切です。

私は1年半で再更新して、「あぁ、こんなこともあったなぁ」と振り返るきっかけにもできました。

自分のことがわからない。もっと自分がわかりたい。 そんな方におススメです。

申し込みはりんどうまきさんのブログから。→リンク

7/15(日)に新横浜にて!

自分の資産は目減りする?②

前回の続き

前回はこちら。

資産は定期的にたな卸し

固定資産を持っていた場合、除却していない限りは固定資産台帳を作る必要があります。 固定資産としては、建物だったり、使っているPCだったり、会計用のソフトだったり。

「自分のできること」の場合

価値が生めるかもしれないと思ったものは、台帳に載せましょう。 とはいえ、価値が生めるかもしれない、の基準は結構難しいように思います。 自分が当たり前にできることであっても、他人にとっては「お金を出してでもやってもらいたい」ことかもしれません。 自分一人で価値を判断しない方がいいかもしれませんね!

台帳づくり

そもそも自分の出来ることの台帳ってどのように作ったらいいのでしょう? 自己紹介のネタとして使ったりすることはありますが、転職時に書くような職務経歴書としてアウトプットしてみてもいいかもしれません。 「あなたは何ができますか?」こんなシンプルな問いを自分に問いかけてみることにも大きな意味がありそうです。

自分の場合は、職務経歴書を常々最新化して、「自分はこんなことができます」を整理しています。 整理していると、この行為自体が自分を客観視することにつながて、結構面白いなぁ、と思えます。

資産は無くならない

資産を減価償却し続けた結果、耐用年数が到来しました。でも、まだ使いたい。

前回の最後に書いた通り、耐用年数が到来しても資産はなくなりません。

残存簿価が1円のままで残り、固定資産台帳にも1円で記載されます。 これは以下のような意味があります。

  • 自分で資産としてはまだ使える、と判断している。
  • 価値として提供ができる。
  • 自分が事業をやるにあたって、自分が提供できるメニューとして載せられるもの。

もう使わないのなら。。。

逆に、「もう使わないなー」と思ったものは除却します。除却したら、固定資産台帳からもいなくなります。 その結果、自分の持っている固定資産からは外れ、自分の提供できるメニューにも載せられなくなります。

「自分のできること」資産は、固定資産税とは関係ないですが、 自分のメニューに居なくなるということは、どんどん忘却の彼方に追いやられてしまいます。

使えるかも!と思ったことは、メニューに載せ続けるのがよいと私は思います。

自分が生める価値って?

「自分ができるようになったこと」がすぐに価値を生めるとは限りません。 時期が合わずに、数年レベルで水面下に潜むことになる場合もあるかと思います。 また、単体としては価値を生めないが、自分の持っているその他の物や、 他人の持っているものと合わせて価値を生めるものだってあるでしょう。

ダメだと判断したものは捨て、いけるかもしれない、というものは持ち続ける。 身に付けたものは短期間で回収しようと思いがちですが、 「xx年で回収する!」と自分で決め、その期間内でじっくりと価値を発揮する。 そんな長期的な視点も身に付けたいですね。(自省も込めて。。。)

今日はここまで。 次回は↓を書く予定!(あくまで予定)

  • 資産価値を維持するには
  • 目減りしたものを引き上げるには?