Fujica 35-EEのレンズ摘出&デジタル運用
私の愛用しているフィルムカメラ、Fujica 35-EEのレンズを摘出してミラーレス一眼につけよう、とを画策してしまいました。沼の底までお願いします。
カメラについての詳しい説明などはこちらでしています。
このFUJINON 4.5cm F1.9ですが、かなり画質いいんです。実際当時のカメラ雑誌では、ライカのズミクロンと並ぶ画質を叩き出したとの記述があります。これは現代のカメラでこの輝きを甦らせるべきなのでは、ということでまずはカメラを調達。メルカリデビューしました。
やったぜ。状態などは説明文の通りでした。何より安かったです。感謝。
もともとこのカメラは今使っているFujicaが所々修繕必要になってきたので部品取りとして買ってきたものです。レンズは幸い何も不具合を起こしていないので本来なら余るところ。思う存分料理していきます。
ちなみにもう一台買ってます。もう一回遊べるドン!
ということでレンズを取り出しました。
実は10時間くらいかかりました。慣れない作業でマイナスドライバーにも苦しめられました…工程の写真もまともに撮っていないので割愛。
ちなみに実測値ですが今後このようなことをされる方のため(と自分のメモ)のために各種数値を記録。実測値なので誤差はあると思います。
フィルム面からレンズ先端まで:59.5mm
レンズマウント側(真鍮製の筒)の外径:47mm
取り出した時のレンズ全長(レンズ先端から真鍮筒端まで):55mm
購入するアダプターのためにマウント選定のために各マウントの仕様を見ていたらEF-Mマウントのマウント径、47mmでした。つまり
ジャストサイズです。思わず笑ってしまいました。ということでこの段階で試写です。
F1.9(開放)
F4
画質いいなおい。フランジバックの関係で近接撮影しかできませんが画質の良さは実証できました。
ちなみにこのレンズについての補足ですが、元が全群繰り出し式のレンズなのでヘリコイドつきのマウントアダプターを使ってピント調整する方向です。絞りと絞り環については元のものをそのまま使用しています。レンズシャッターは撤去しています。
この状態では鏡筒から光漏れしまくっているので真鍮の板(0,1mm厚)をとりあえず巻き付けておきました。
この状態で再び試写。っていうか撮るの楽しすぎる
F2.8です。現代のレンズに引けを取らないほどの精細な描写です。開放の雰囲気も好きですけどね。
レンズをマウント部に押し付ければ富士でも普通に使えるのでこちらでも試し撮り。ちなみにこのレンズはXマウントに改造します。FUJINONレンズをFUJIFILMで使う、ロマンの塊ですね。
こちらもF2.8です。画質のよさ、ボケ味ともにすごいです。
次にマウントアダプターにつけて無限遠を出せるようにレンズ全長を調整していきます。
とりあえず切ってみました。金属用のノコギリで切ったのですが果てしなく時間かかりました。二度とやりたくないです。
これで無限遠が出せるようになったので軽く遠景も試してみます。
F1.9開放
F4
ここまでで分かっていたように遠景でも画質かなりいいです。開放でもピントに芯がある描写をします。F4まで絞れば文句ないですね。
実はここからが本番です。
今回購入したのはKIPONのヘリコイドアダプターで、本来はライカRマウントをXマウントに変換するためのものですね。これを選定した理由はマウント径がレンズの外径に近かったからです。本当はFDマウントから変換するアダプターがよかったのですが在庫がなかったので……結論から言えばこの選定はミスなんですけどね。せめてFDにしておけばよかった
後学のためにメモしておくと、今回の場合大事なのはマウント径が最低でも50mmは確保されていること、フランジバックのなるべく短いマウントのマウントアダプターを使用することです。マウント径が小さいとレンズを埋め込むために壮絶な削りの作業が必要になってきます。またフランジバックの長いマウントのアダプターを使うとアダプターの全長が長くなるために機能が制限されるうえにこれまた削る作業量が圧倒的に増えます。今回の最適解はEFマウント用かヤシカコンタックスマウント用な気がします。
とりあえずレンズ側の真鍮は邪魔だったので切ってしまいました。
レンズ全長がまだまだ長すぎます。無限遠を出すためにはマウント面から43mm程度にしなければなりません。この時点であと15mmくらいあった気がします。
取り払ってやったわ。まあこの状態からさらに5mmくらい削ることになるのですが。
ということで3日くらいゴニョゴニョして完成!!!!!!!!
(ごめんなさい経過の写真撮り忘れました)
普通に接着剤見えてて萎えなので今度隠す何か買ってきます。段差も結構目立ちますしね。本当は溶接したい
ボディに装着した様子がこちら。かっこいいです。個人的にはかなり好きな感じに仕上がりました。
これに関しては自分の加工技術が足りないのが原因なのですが、ヘリコイドの機構をこの長さに詰め込むのが不可能だったのでピント合わせはヘリコイドがレンズごと回ります。
ということでワクワクしながら外に持ち出して試写です。もう詳しいことは言いませんが、きちんと写ることが確認できたので満足です。FUJINON 4.5cm F1.9、こいつは正真正銘の銘玉でした。
それにしてもここまで長かった…レンズを取り出し始めてから1週間経っています。検索してたどり着いた沼の住人の皆さんはレンズ改造RTAに挑戦してみてはいかがでしょうか。なおこの記事を参考にして被った損害について責任は負いかねますので悪しからず。いつかレンズ単体のレビューでも出そうと思います。
EOS M6購入(とゴニョゴニョ)
※この記事はゴニョゴニョの終了まで随時更新します
7月12日
EOS M6買いました。
ジャンクでなんと税込み770円。ちなみにボディキャップはその場で購入したもので300円也。
露出補正ダイヤルが外れていてその下のダイヤルも割れてしまっています。そのほかの傷を見るに落下させてしまったようです。バッテリー入っていなくて動作確認できてないですがとりあえず購入。
家に帰って軽く修復してみました。ダイヤルの割れは瞬間接着剤でくっつけました。
センサーが汚れていたので無水エタノールで清掃したところ一部取れないものが。ローパスフィルターに傷が入っているのかカビなのか。分かりませんが撮影に影響がないことを祈ります。
7月13日
動作確認のためにバッテリーポチりました。中古で送料込み3000円。たけえよ。
7月15日
やったぜ。
どきどき
勝利!!!!
速攻でレンズ買いに行きました
EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STMです。
最後までEF-M 22mm F2 STMと悩んだのですが、実際触った感じそんなにサイズが変わらなかったのとこのレンズでも意外と開放から使えそうな印象だったので安くてIS入りのこちらにしました。いずれは22mmも欲しいですね。
おまけです
いいね
電源入れて分かったのですが、液晶がキズ多め&内部でムラができていて多少見づらかったです。ダイヤル関係は想定よりも空回りなどはなく露出補正以外普通に使えそうでした。よかった…
あ、ついでにチャージャーポチりました。新同3000円だわたけえよ
7月17日
届きました。Amazonの中古を買うのは初めてでしたが普通に届くし品質もいいですね。かなり綺麗です。
ついでに試写もしてきました。
等倍拡大で画質を見てみました。なかなかいいのではないでしょうか。2万円程度でここまで写れば十分だと思います。設定は右側にあるので参考程度に。
実は破壊された露出補正ダイヤルが-2/3段で壊れたらしく、Mモード以外で使うとかなり暗めな写真になってしまいます…。あのダイヤルを回す方法があれば教えてください。
8月8日
サークルの先輩に最安の22単をキープしていただきました。
レンズが生えることになったのでついでに中古で22単用フード購入しました。15-45用もいずれ買いたいですね。
今回かかったお金
・EOS M6ボディ 770円
・ボディキャップ 300円
・純正バッテリー(中古) 3000円
・アクセサリーシュー 300円
(・レンズ 8800円)
・チャージャー(中古) 3000円
合計16170円(うちボディ関連7370円)
劇団Z・Aさんの公演を撮影した雑記(後編)
前編こちらから。
前編書いてて設定入れるのが意味分からないくらい面倒くさかったのに需要が全くない気がするので機種だけ入れておきます。それも面倒になったら中盤で消えます。
シルエットでもよかったのですが雰囲気を含めて撮りたかったのでとりあえず標準露出で。RAWでの撮影なので露出下げればシルエットにもなると思います、もうRAWデータありませんが。
前半と後半で望遠と標準を分けてみました。どちらがいいか…僕にはわかりません。
真っ暗ですが撮れた感じですね。腕章の模様まで解像してくれているあたりがさすがです。
舞うシーン撮りたさにシャッタースピード落としてみましたが未熟な腕にそんな
技術はありませんでした。残念。
前編で載せ忘れたの今思い出したよ。個人的に一番好きな衣装です。フワッとしたスカートの雰囲気出せてよかったです。
逆に前半では標準域で撮影したので後半は望遠域で。露出などの条件は前半と同じイメージで作り上げています。シルエットっぽく、でも見えるように。
もう時系列分かんねえや()適当に思いついたのからやっていきます。コントラスト上げて疑似スポットライトにしました。
むずかしい
このシーンに関してはいまだに正解が分かってません。露出をどうするか最後のほうまで悩んでいました(現在進行形)
ふわふわスカート発掘しました。この雰囲気、伝えなければという使命感に駆られました。
前半と同じく芸術に昇華させたかったです。
させたかったです。
最後に発掘しました。ふわふわスカートです。熱意です。
以上です。最後のほう燃え尽きました。またいつか更新するかもしれないです。
劇団Z・Aさんの公演を撮影した雑記(前編)
2月29日に公演された「赤を啜り、終焉は虚無と知る」の撮影をさせていただきました。
まず公演についてはこちらを。
劇団「Z・A」さんのウェブページ
公演の特徴としては、何より激しい動き。魅力であり、撮影にあたっては頭を悩ませる存在です。
さて当日ですが、まず午前中に行われたゲネプロでイメージを掴みます。
会場のマリナート小ホール最後列はかなり見下ろす構図で、アイレベルと異なりどうしても臨場感が出にくいのでいかに上から見ている感を消せるかは大事だなと。あと事前に調べた印象通り大きく速い動きが多く、かなり大変そうだな、という印象でした。
ひとまず機材の設営。今回の機材は
(右)望遠担当
EOS-1D MarkⅣ+SIGMA APO 100-300mm F4 EX DG HSM
カーボンマスター913PRO+マスターデラックスブラック雲台
(左)広角~標準担当
X-H1+XF 16-55mm F2.8 R LM WR
カーボンマスター803CF+PBH-425
です。会場まで電車移動だったので重い三脚を持ち出したくなかったのでカーボンを2本。雲台も軽いものを選びました。
EOS-1D MarkⅣに関しては静音シャッターでもかなりシャッター音が響くので本番中はタオルを掛けてなるべく邪魔にならないように。静穏シャッター時は連写ができないので、動きのあるシーンではシャッターのタイミングを予め決めておいて撮影です。
X-H1は実はこれが初めての撮影でした。結論から言えば、バッテリー持ちだけがすべてのネックになっていると感じました。今回は適当に書きますがまた詳しいことを別の記事に。画質はかなりよかったです。
今回撮影のチャンスは2回でした。ただカメラは2台あるので実質的に失敗はできない状況です。
撮影設定は両方、基本的にSS1/250か1/200でF値開放、ISOオートだった気がします。特に動きの多いシーンはSS1/400まで上げたかもしれません。RAW現像で露光補正している写真もあるので一概には言えませんが…
まず昼の部。
シルエットでのシーンなのでほぼ真っ暗です。動画としてならもっと暗くても断片的な情報で何をやっているかが分かるのですが、写真は一瞬だけですべての情報を伝えなければならないので完全なシルエットではなく輪郭が見えるか見えないかのところまで露出を上げます。ISO5桁は1D4では非常用ですがこれは非常時なので妥協。
数少ない縦構図。ゲネプロでやりたかった構図なので三脚座回して撮影。大画面で見るとピント来てない気もするけど目を細めて見てください
このシーン、真っ暗な舞台にスポットライトの明かり一つだけという場面ですが、そのままだと写真にしたときスポットライトの部分だけが浮かんでいても何も分からないので、背景となる人物の表情がギリギリ判別できるくらいまでコントラストを下げ、露出を上げています。
スポットライトを活かせたかなと。この前後は殺陣が続くのでSS上げて。個人的なお気に入りの一枚です。
実はこの写真に限らず、ホワイトバランスは毎回とても悩んでいます。オートで撮影してからRAW現像時に細かく設定しているのですが、この写真のような主題と背景の色温度が大きく違っている場合にどの程度まで背景の色温度に寄せるか、難しいです…。今回は背景が不自然になるギリギリまでシアンに寄せたはずです。
真っ暗です。多分露出補正+2/3段とかしてます。先ほどの色温度問題、この写真は赤を大事に手を入れていません。
剣が振られているところを強調するためシャッタースピードは1/200固定。ピント合わせるか直前まで迷いました。
先ほどと同じ真っ暗なステージにスポットライトだけの状況。この写真に関しては二人の関係が見えるような写真を撮ることが前提条件なのでコントラストを下げてどちらも主題に。
物語としてのクライマックス、最も大事なカットだと思っています。このシーンはピントを外さないことをひたすら頭に置いて、広角寄りでまずフレームに入れてあとでトリミング前提で撮っています。露出に関しても同様に明るくても暗くても現像で振れるような完全なマニュアル値での撮影です。
完全なシルエットはこのカットだけかもしれません。今回は記録的な写真が多いですが、このカットに関しては撮影段階から露出も決まっていて作品的なタッチにしています。
いかがだったでしょうか。僕は大変でした。気づかぬうちに2000字を超え、1時を越えてしまったので後編として夜の部をまた気が向いたらまとめていきたいと思います。
MB-D10とMS-40について
D700などのカメラに使えるバッテリーグリップ「MB-D10」。単3電池などを装填すると秒間8コマでの連写が可能になる便利なアイテムですが、単3電池ホルダーであるMS-D10がついていない中古も多く存在します。そして厄介なことにMS-D10、単体での販売は終了しているので秒間8コマを実現するためにはEN-EL4aという別売りのバッテリーなどを揃える必要があり、下手をすればそれだけでカメラがもう一台買えてしまいます。ではどうすれば安上がりなんでしょうか?
・「MS-40」を購入する
MS-40はF6用の縦グリ「MB-40」の単3電池ホルダーです。しかしこのMS-40とMS-D10、実は互換性があるんです。
ということで購入しました。ビックカメラの訳あり品で1400円ほど。訳ありでなくても1500円ちょっとで購入可能です。
中身です。これらに説明書がついていました。
MS-D10との違いは
・接点が金メッキでない
・電池の固定方式が板バネでなくつる巻きバネ
・乾電池の装填部分に穴がない
などでしょうか。
実際に使ってみます。今回乾電池はeneloopのハイエンドモデルを使用しました。
きちんと8fpsと出ています。
電池残量表示は2段階です。ここもMS-D10と同じですね。
しかししばらく使っていると電池切れの表示が。ホルダーの問題か電池の問題なのか、あるいは縦グリ自体の問題なのか現状よく掴めていません…使い込んだ上で追記したいと思います。
ビックカメラ.com | ニコン Nikon 単3形電池ホルダー MS-40 通販
・大人しく中古でMS-D10がついているグリップを買う
かなり値落ちしているので今やこちらでもほとんど問題無さそうですね。ジャンクなどを探せばMS-D10単体でも見つかりそうです。最初からこれでいいじゃん
では素敵な連写ライフを・・・。
箸休め~三脚談(脚編)
暫く撮影行ってないし行く予定も無いので三脚について書き連ねていこうと。三脚といえば脚と雲台に分けられますが今回は主に脚について触れていきます。
僕が今現在使っているのはGITZOのアルミ、SLIKのカーボン、ファミリー用三脚を改造したミニ三脚です。三脚って用途別で最低でも3本は欲しいですよね…?()
①GITZO G320
・スペック
全高:182cm
最低高:41cm
格納高:71cm
自重:2.95kg
耐荷重:9kg
重いし長いしとにかく取り回しが悪いですが、そんな苦労をしてでも持ち出したいのがGITZOですね。2018年の大晦日に中古で購入。”Made in France”時代なので少なくとも製造から15年は経っていますが、剛性はばっちりです。下の段でHUSKYよりもしならないこともこれを選んだ決め手ですが、一番好きなのはデザインですwアルミではこの世代が一番好みですね。ノアール・デコール最高。
②SLIK PRO 803 CF
・スペック
脚径:27mm
全高:152cm(ノーマルEV時、EVなし122cm)
最低高:39cm(ショートEV時22cm)
格納高:52cm
自重:1.2kg
耐荷重:5kg
SLIK史上初のカーボン三脚です。なんでも売ってる系のリサイクルショップで3000円で売ってたのでついつい購入。最初期は左のような塗装が、その後右のようなクリア塗装が追加されたようです。軽いのが最大の特長で自重1.2kgは今でもかなり軽い部類ですが、むしろ軽すぎるが故にストーンバッグは必須ですね。塗装の影響でパイプの摩擦が少ないのか、現在持っている脚の中では最も伸縮がしやすいです。何よりここからSLIKのカーボン三脚の歴史が始まったと思うとテンション上がります。
③ミニ三脚(改造済)
SLIK 800G-Ⅲを分解して新しくアルミパイプをくっつけて三脚を作りました()
・スペック
脚径:19mm
全高:43cm(EV込み)
最低高:22cm
格納高:28cm
自重:590g
カメラバッグに収納できるサイズの三脚が欲しかったので自作しました。500mlペットボトルより少し大きいくらいのサイズ感です。材料費は確か2500円程度だった気が。耐荷重も3kgくらいはあるんじゃないですか?知りませんが。
・まとめ
カーボンGITZO欲しい。
レンズ紹介 EF 28-70mm F2.8L USM
・基本スペック
詳しくはメーカーHPを。
掲載されていないものでは
フードつき全長:190mm(実測値)
フードつき重量:890g(実測値)
・特徴
このレンズを語るうえで必ずあげられるのが、有鉛クリスタルレンズを使用していることです。現在ではRoHS指令の影響によりEU圏内でも販売できるよう鉛レンズは製造されていないので、コレクションとしても希少なレンズの一つだと思います。ちなみに鉛レンズは屈折率が高いことが主な特徴で、普通のレンズに比べると画質面でわずかながら有利らしいです。
あと、このレンズはズーム機構が特徴的であり、28mm側のほうでレンズが伸び、70mmが最も短くなります。ちなみに伸縮はフードの中で行われるので、フードをつけているとインナーズームのように見えます。
・作例
軽く画質チェックしてみました。上が本レンズ、比較対象はCarl Zeissの50mmF1.4です。
続いて28-70mmにはデジタルレンズオプティマイザをかけました。
このような媒体だと違いが分かりにくいですね…。ただ、等倍で見る程度ではあまり差が分からない気がします。
まずは適当に鉄道を。ボディはEOS-1D MarkⅣ、F5.6です。圧縮されていて十分に画質伝わらないのが残念ですが、運転席に置かれた花束のメッセージまで解像しているのはさすがとしか言い表せないです。
続いて遠景。こちらもEOS-1D MarkⅣでF5.6です。青の色乗り、大好きです。
絞り開放での撮影です。鉄板の牛の目にピントあります。開放から十分使える画質だと思います。
F5.6です。円形絞りではないですね。
逆光耐性?知らない子ですね。
・総評
古いレンズですが、やはりLレンズです。鉛レンズも助けてか、色乗りがとてもいいです。そしてその重量880g、フード付きでの全長190mmと、現行の24-70mmF2.8を超える圧倒的な存在感は時に厄介者ですが、それでも持ち出したくなるような魔性のレンズだと思っていますw
現在の高性能レンズとは一線を画すような一本ですが、何故か持っていたい。これで撮りたい。と思わせてくれます。