モラトリアム日記

人生のモラトリアム期間を絶賛謳歌中の大学生。部活とお花屋さんのアルバイトに打ち込む留年確定生。

どこぞの馬の骨かわからんやつがノスタルジックな思い出を綴る日②

寂しいです。

 

正直おとといブログを始めたぽっと出ブロガーの思い出を誰が聞きたいねん、とその需要と供給の成り立ってなさは数学が嫌で経済学部に入らなかったワシでも痛いほどわかります。それでも誰かに反応してもらいたい自分がいます。つくづく人は承認欲であったり、顕示欲に支配されていることをブログ3日目にして学んだ次第であります。

 

 

前置きはここまでとして、ワシのノスタルジックな思い出の続きを綴ろうと思います。

 

 

○前回までのあらすじ

ワシは大学4年生。小学校から高校まで野球に打ち込んで来た。投手一筋で高校ではエースとしての活躍を夢見たが、ベンチ入りすら叶わず最終学年を迎えた。背水の陣となったワシは一発逆転を期しアンダースローへの転向を決意するのであった。

 

 

 

 

どんな世界にもビギナーズラックというものは存在するのだろう。

「いける、いけるぞっ」

思わぬ手応えがあった。アンダースロー特有の伸びる直球に加え、何故か最初から投げられたシンカー。我ながら投手としての素質を感じずにはいられなかった。

迎えた新チーム初登板。なんと4回をパーフェクトに抑えた。続く登板。2回を0に抑えた。みたこともない監督の笑顔。仲間の祝福。ベンチ入りはどうやら近い。いや、エースも近いか?いや県選抜もあるぞ、うまくいけばセンバツ出場‥?   (バカ)

迎えた3試合目。初めてヒットを許してしまった。このヒットが悲劇の入り口だった。初めてのセットポジションでクイックモーションができない‥。当然のこどく盗塁を許し、ランナーを気にするあまり制球がままならない。ついにはバッターの背中を通るようなボールが続き、四死球を連発した。見慣れた監督の呆れ顔。仲間の白けた態度。ワシは万年ベンチ外の応援要員だ。1度も表舞台には立てねぇんだ‥。

落胆にくれるワシは試合後監督に呼び出された。また延々と嫌味っぽい説教か‥と足取り重く向かった監督室。監督の表情は殊の外明るく見える。

「〇〇お疲れさん。」

うん?なんか優しいなぁ‥、?

「今日の投球を見て分かる通り、お前のベンチ入りは厳しい。でもこれまでよく頑張った。」

なぜワシは褒められているんだ‥、?これまで‥?なんか怖いぞ‥?そして間髪入れず、監督の口から一生忘れない衝撃の言葉が飛び出した。

「お前は今日からマネージャーに転向だ。裏方に回ってチームを支えろ。いいか。」

 

パワプロならゲームオーバーの瞬間である。それほど監督の評価は低いものだった。監督のストレス発散として怒られ役の核弾頭だったワシは受け入れるしかない。

そのはずだったが、その日のワシは何故か違っていた。

「マネージャーはしません。投手を続けます。」と、はっきり断ったのだった。

「そうか、出番は2度とないかもしれんぞ。」

監督は最後に冷たく言い放った。

 

当然秋の大会ではベンチ外となった。そしてここからワシの長くて辛い「干され」シーズンが本格開幕するのであった。

 

続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

どこぞの馬の骨かわからんやつがノスタルジックな思い出を綴る日①

思いを言葉に。

 

そう書いていたからそこはかとない気持ちを綴りたくて始めてみました。ブログ。気が向いたらお立ち寄りください。

 

ちなみに僕は体育会の部活とお花屋さんのアルバイトに打ち込む大学4年生。留年確定生。人生のモラトリアム期間を絶賛謳歌中。

 

 

 

挨拶代わりに思い出を書き殴ります。

 

 

 

それは儚い儚い高校野球の思い出です。

 

気長にお付き合いください。

 

もう3年前にもなる2015年7月15日。

ワシの野球人生が終わった。県大会の2回戦で敗退。ワシの出番は8回、9回でリリーフとしての登板のみ。

 

文面だけで見たら笑えてくるほど『平凡』。

小学2年生から打ち込んだ集大成としては寂しすぎる結果。試合が終わった後ひとしきり泣いた。甲子園で泣きすぎて立ち上がれない球児を見て「熱闘甲子園に映りたいだけやろっ」とか思っていた自分が率先して泣いた。

 

ただ、ワシが引くほど泣く一方、同期でベンチを外れてしまったメンバー達は当事者意識を持てないためか、涙することすらできない者もいた。その気持ちは痛いほど分かる。何を隠そうワシもこの同期達と同じ、虚しい引退を迎える予定だったから。

 

せめて1年秋からは主戦として活躍しときたいなぁ。なんて淡い期待とともにスタートした高校野球生活。気づけば1度もベンチ入りすることなく、いやベンチ入りの当落線上とも言えるAチームにすら入ったことがないまま最上級生を迎えた。ポテンシャルは高く、秘密兵器として期待はされ続けていた。ムチのようにしなる腕。恵まれた上背。本格派投手としていつかは県選抜クラスの投手に。自尊にはなるが期待をかけたくなるような投手ではあった。ただ‥決定的な欠点が克服できなかった。

極度の『制球難』である。

猛烈にコントロールが悪かった。悲しくなるほどに。

「このままでは万年ベンチ外のままだ‥どうにかベンチに入らなければ‥」

瀬戸際に立たされたワシは決断した。一念発起アンダースローに転向することを決意。新たな悲劇の引き金を晴れて引いたのであった。

 

ここで話は脱線するが、書いていて過去の自分に怒りが収まらなくなってしまった。このアンダースローに転向した男。相当頭が悪い。制球難が課題とわかっていながら、敢えてよりコントロールが難しいアンダースローへの転向。後がないと切羽詰まりアンダースローという特殊性に目がくらみ愚かな決断。  

 

そんなお前にベンチ入りする資格はない!

 

今すぐサポートメンバーに転向!

 

こんこんと説教をしたい。

 

とまあ、長くなってしまった?(初ブログでボリューム感がわかんない(๑˃̵ᴗ˂̵))のでここで1度筆を置きたいと思う。ここまで続きを期待されないブログもないとは思うが、また更新したいと思う。ここまで読みきってくれた方、自信持ってください。聖人です。

 

それでは、また。