シュピーゲル

水平線上の鏡

2019/06/22

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ヒメヒオウギ半夏生

半夏生をちゃんと白くするのが結構難しかったらしい。土とか水とか条件があるみたい。

 

今日はお薄を葉蓋、

お濃茶を茶碗飾りで。

飾り点前久しぶり。

 

葉蓋は葉っぱを畳むところと拝見の声掛けが釜の蓋の時に変わるだけかな。葉っぱの蓋はもう建水にポイしちゃってるから。

 

茶碗飾りはせん皿で茶巾茶筅茶杓を運んで水指の上に同じようにセット。茶杓は上向けてね。

お茶碗の中に茶入れを入れて水指前に置きます。

飾り点前で共通するところは、茶筅通しの時お茶碗に茶筅を打ってから両手でお茶碗を手前に引く。これは共通。

あとはお茶を出す時に古帛紗忘れずにね。そのくらいかな?たまにやらないとさっぱり忘れちゃってダメだね。

 

ご銘は「蛍狩り」と「茅の輪」

夏越しの祓えがもうすぐですね。

 

2019/04/13

f:id:julyjulydawn:20190413110421j:imageウツギとミヤコワスレ。白と紫、どちらも色がハッキリしてて綺麗。

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お茶を習って20年、今日ようやく気づいたことがあるので忘れないように書いておきます。

 

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月2回、土曜日の午前中がお稽古の時間。朝9時頃から始まって、終わる頃には窓から入り込む陽が簾の影を作って掛け軸やお花にかかるこの景色が好きなんです。

これまでは仕事の都合もよくこの時間帯のお稽古を10年ほど続けてこられた。以前は先生と私の一対一でのお稽古だったけれど今では一緒にお稽古をする人もいて、その人と先生と和やかにお茶室で過ごす時間が、ほんの少しの特別な、ゆっくりと流れる切り取られた時間のように感じていて。

今まで自分の人生の幸せというものをあまり考えてこなかったし、幸福になるような人間でもないなと感じていたけれど、もしかすると、お茶室で過ごすこの時間が自分にとっての幸福で、守らなきゃならない大切な時間なのかもしれないと今日になって思いいたった。

自分の人生がどういうものなのか分からないし、どう生きるべきかも、どう生きたいかの気持ちも何も無くなって久しかったけれど、お茶室で過ごす土曜日の午前中が無くなるかもしれないと考えた時、それを口に出した時、ショックを受けた。

20年も習っているわりにはお点前の手順もいまだに「次はどうだっけ?」なんてこともしょっちゅうで、心得だとかもきっとさっぱりだし、長い時間の中には、お茶を続けることが嫌になった時もあった。上を目指しているわけでもない。

それでもこうして続けてきて、多分、お茶は自分の中の一部になっているんだと思う。「お茶を習うことのなかった私」がどんな私なのかを知る術は無いから本当にそうなのかは分からないけど、多分きっとそうなんだと思う。

 

だからこれからは、今まで漠然と「できることなら続けられたらいいな」と思っていたこの時間を守る、そのための努力をしようと思う。自分の生き方に組み込もう。そう考えた時、人生の道みたいなものの輪郭がおぼろげながら見えたような気がして前向きな気持ちになった。まだちゃんと先に続いているなと。

とはいえ自分の都合だけでどうにかなることでも無いだろう。例えば先生がお年を召されて教室を閉じられるなどもあるだろう。この時間に幕が下りる時は必ず来る。それでも、大切にできるうちは大切にしていきたい。

 

2019/02/16

お久しぶりちゃんです

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万作と貝母百合。

お軸は『和敬清寂』

 

今日は入炉でのお点前ってのをやったよ。炉の位置が点前畳の中にあるのが入炉、いつもの外にあるやつは出炉。入炉の、お客さん側に炉を置く「向切」ってやつでした。端っこに置くやつは「隅炉」って言うんだって。「角炉」かも、字を訊くの忘れた。

 

小間でのお点前になる。体の向きや柄杓の置き方など畳に沿って真っ直ぐになったよ。でも清めてからの茶入れや茶筅は手なりにちょっと角度つけて並べる。お茶碗出す位置や拝見出す位置もちょっと違うから忘れずに。

 

小間でのお点前はお客さんとの距離も近くきゅっとなっててこじんまりした感じが個人的に落ち着く。

 

お茶を点てる時にこないだテレビで見たショコラティエの人がチョコレートを溶かす手つきを参考にしてみたんですけどね、結構いいかも。

 

茶杓は「小庵」

ご銘は「草萌え」

 

2018/12/08

f:id:julyjulydawn:20181208203040j:image年末ですね。お軸は『無事』お花は水仙

 

今日は小さいお客さんが来たから普通にお薄とお濃茶で。なんか去年もこの展開じゃなかったかな?

「鉢木」の話を聞いたよ。はちのき。

笠地蔵的なお話。おもてなしの精神っていうか、思いやりの話だと思った。

自分がお茶で1番大切にしたいことはやっぱり、お客さんに美味しい時間を過ごしていただく事かなぁ〜多分。鉢木のお話、覚えておきます。

 

2018/11/10

f:id:julyjulydawn:20181110184406j:image白いのが初嵐 赤いのが陽光 それともみじ

初嵐って台風来る頃にはもう咲いてるすごく早い椿なんだって。だから初嵐

 

今日は開炉です。お茶のお正月。

ひとまずは普通のお濃茶とお薄をやったよ。また次からはややこしいやつやっていこう。

 

炉のお濃茶は水指の蓋開けるタイミングがずっと後。中仕舞いを解いた後だから片付けの辺りだよね。お薄の時は普通にお茶碗にお茶入ったらでいいよ。

 

今日のお軸は『日々是好日』

ご銘は「敷松葉」

敷松葉おさらい。つくばいとか露地にある苔をね、寒さから守るために松葉を乾燥させたものを苔の上からかけとくんだって。お布団。それをするのがこの開炉の時期らしいよ。

 

お茶の楽しいところは、メインテーマのお軸に始まりお花やお道具、来てくれるお客さんのことも含めて考えたトータルコーディネートみたいなものが楽しいなぁってうっすら思うので、結構楽しいよ