【その40】小泊良さんの器
名古屋にrainrootsというお店がある。
(お店と呼ぶのも少し違うのかもしれませんが、
便宜上、お店と呼びます。)
今ではほとんど日本に存在しない(全国で3店舗のみ)
アナログ露光で写真のプリントを続けているお店だ。
rainrootsでは定期的に展示などが行われており、
小泊良さんの器とはそこで出会った。
写真屋が、器を展示するというのは少し妙に感じるかもしれないけれど
小泊さんは自身の製作の傍ら、ライフワークとしてフィルム写真を撮り続けている方で
フィルムの現像をrainrootsに依頼しているそうだ。
(ちなみに小泊さんは沖縄に住まわれているので郵送でやりとりしているそう)
そんな縁から実現した展示には
小泊さんが撮った写真(器や家族の写真が主でした)
と小泊さんの器が小気味よく展示されていて
とっても微笑ましかった。
小泊さんの器は日常の中で使用して真価を発揮するように思う。
かわいいカラーリングと
すこしのズレ感を感じる造形は
日常のハッピーを作ってくれる。
日本各地で展示されているようだから
機会があったらまた展示を見に行きたいな。