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とりあえず目指せ100記事 雑記ブログです

家族の健康をゲット!住宅の3,000円投資術

こんにちは

建築家のなおです。

昨年の10月からアパートに住み始めて、もう1年と4ヶ月ほどが経ちました。3人暮らしになってから本格的な冬は今年が初めてです。

小さな娘がいるので、部屋の中はなるべく暖かくしたいと思い、最近はLDKか寝室どちらかのエアコンがトータルで24時間以上動いていると思います。

そこで気になるのが「電気代」です。

昨年と比べてどのくらいになったのか?ちょっと比較したいと思います。

■昨年の12月〜2月の電気代はこちらです。

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この時はまだ産休中だった為、アパートには僕1人でした。エアコンも居る時だけ使用する、いわゆる間欠暖房で使用しています。

メインはやはりLDKで、寝室は寝る前に少し温めておく程度です。

冬場の朝は寒くて、起きるのに時間がかかりました。

(15分~30分ほど布団の中でモゾモゾして起きる感じです。笑)

室内の温度はおよそ10℃前後です。少し暖かいと12・13℃、寒いと10℃切ります。さすがにそれでは良くありません。

そこで、今年の冬は、寝室の暖房も寝ている間もつけることにしました。

■今年の電気代がこちらです。

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12月はまだ、寝室の暖房を付けていないので例年通りの金額でした。3人暮らしを始め本格的な冬と言うことで、LDKのエアコンは朝から晩まで連続で使っていました。

12月を比較すると4,487円が5,127円と640円アップしたことになります。毎日使っている割には、昨年と比べても若干上っただけなので、あまり気にはなりませんでした。

1月・2月はどうでしょうか?この時期から寝室の暖房も始めました。

1月分 昨年は5,813円で今年は9,073円。と言うことで3,260円のアップです。

2月分 昨年は5,358円で今年は8,111円。と言うことで2,753円のアップです。

やはり、寝室で使い始めたぶん3,000円前後のコストアップにつながった事がわかりました。

この3,000円を安いとみるか、高いとみるかは人それぞれだと思います。

ちなみに僕は、この3,000円で家族が健康に過ごせるなら喜んで支払います。

朝のモゾモゾタイムも無くなりました。娘が布団から抜け出しても、暖かければ問題はありません。母乳を卒乳してから、風邪らしい風邪はほとんど引いていません。

寒さが障壁となり、悪影響を与えているとしたらこんなにも効果的なことはないと思っています。

朝の忙しい時間が1月で(30分×30日)15時間も余裕が生まれます。

子供が風邪を引いたら、それだけで診療代やお薬代がかかります。子供が風邪を引くと家族内でうつることもあります。奥さんが掛かれば、ご飯の準備や子供の世話家事に育児に費やす時間も増えます。

なんだかんだ考えると、その3,000円で生み出せるものって、かけがえのないものだったりします。

室温が平均10℃から15℃に上げるだけのシンプルなことです。

できれば18℃が理想です。

それを踏まえて、自分の中での最低ラインが15℃だと思っています。最初は暖かいと思ってましたが、慣れてくると寒く感じます。

慣れって怖いですね(笑)

 

皆さんも、身近な「暮らし方」で家族の健康を守るのも1つではないでしょうか!

じゃまたね!

 

 

「みはりん坊」で室内環境を把握する。

こんにちは

建築家のなおです。

娘の成長とともに、部屋が片付いていくのは、不思議ですね(笑)どんどんシンプルに物が減り、上へと上がっていきます。

昨日ついに我が家に、新しい仲間が届きました!

じゃん!

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その名も「みはりん坊W]。所謂 温度計ですね。

こちらは、通常の温度計(温度と湿度)にプラスして「乾燥指数」=絶対湿度が測れます!!絶対湿度が測れる手頃な温度計として売られていますが、注文してから約1ヶ月。ついに我が家に仲間入りしました。

これで、LDKと寝室の2箇所の測定を開始します。

ちなみに今の数値はこちらです。

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LDKの室温が20℃、湿度が50%なので理想的と言えると思います!

注意して見て欲しいのは、20℃・50%だけでなく、絶対湿度が何%かの部分です。

こちらは、7gを切るようなら加湿した方が良いです。

8.5gなので、まあまあですね。欲を言えばもう少し欲しいところです。

絶対湿度とは、1m3あたりにどのくらいの湿度があるかを表しています。

冬場は7gを、夏場は13gを目安に、冬場は加湿、夏場は除湿をするようにします。そうする事で、快適な室内環境を維持する事ができます。

皆さんも是非 温度計を購入し、今の室内環境がどんな状況なのかを1度確認することをお勧めします!

じゃまたね!

 

 

寒くて起こる2つのこと

こんにちは

建築家のなおです。

最近、住宅業界でも盛んに言われるようになってきた、「高気密高断熱」の話。僕も早く暖かいお家に住みたいです。

前にも書いた事あるんですが、大切なので何度でも言おうと思います。 

「家は暖かい方が絶対に良いです。」

例えば、皆さんもよく耳にするのが「ヒートショック」だと思います。
「なんとなく高齢者に多いだろうな?」、「私には関係ないかな。」なんて思っている方もいるかもしれません。しかし、その油断が禁物です!


毎日のように放送される、交通事故のニュースもありますが、実はその5倍もの方がヒートショックにより命を落としているという事実があります。


「少し寒いくらいなら我慢すれば良いや。」
その少しの我慢が引き金になる可能性もあります!

他にも、夜寝るときの部屋の温度はどのくらいですか?とお伺いするとおそらく地域などにもよりますが、寒い地域ですと室温が10℃なんて時もあると思います。

そのときに注意してことは、

「冷たい空気を吸うことで、臓器が冷やされる」と言うことです。

布団の中は、暖かいから大丈夫!なんて思うこともあると思いますが、実際は体の芯から冷えるので、もちろん体には良くありません。

無暖房ですと、吐く息が白い・・・なんてこともありますが、この状態は早急に解決してただいた方が良いです。

昔からよく、冷えは万病の元なんて言いますが、寒くて良いことなんてほとんどありません。無いと言っても良いと思います。

是非暖かくしてお過ごしください。

じゃまたね

家づくりにその玄関必要ですか?

こんにちは

建築家のなおです。

当たり前を見直すと、家づくりはもっと楽しくなると思ってます😁

こうあるべきだ!今までがそうだったから!なんて理由でプランを決めていませんか?

家づくりに決まった形はありません。

「どんなお家に住みたいかな?」と考えたときに出てくるアイディアが、あなたの本当に必要な暮らし方ではないでしょうか!?

例えば・・・「玄関は必要ですか?」

きました玄関。100%と言っても過度んではない、家づくりにおいて最初に出てくる玄関は本当に必要でしょうか?

「はい!必要です。」

それでは今日のところは以上になります・・・

と言い切ってしますと、考える余地が無いので、少し考えてみましょう(笑)

僕が設計する時に、意識していることは他のもので代わりになるものがないかを考えます。

玄関と言うスペースを設けるのではなく、何か他のスペースと合わることで兼ねることができないかと考えます。

玄関の大きさは、おおよそ3畳〜4.5畳程ではないでしょうか?

最近流行の、シューズクロークなんかを設けたりすると少し広がりますね。

その玄関分の大きさをLDKに合わせるとことで、空間を広くする事もできます。

玄関とLDKではなく、LDKに玄関があると言う発想ですね。

もちろん、メリットデメリットが出てくると思います。

ですが、その選択肢がない中で、こちらの方が良いとも言い切れないと思います。

いろいろ考えると家づくりの幅が広がります!皆さんもぜひ考えてみて下さい。

じゃまたね!

ちなみに、私の考えるメリットデメリットです。

[メリット]

①スペースの問題「物理的や視覚的な広さが得られる」

②温熱環境の問題「一室の空間と出来るので温熱環境を同じにできる」・「土間を蓄熱体として利用できる」

③土足問題「下足での出入りが可能となる」

④プライベート問題「誰がきたかすぐにわかる」

[デメリット]

①スペース問題「玄関とLDKと分けるため面積アップ(コストアップ)につながる」

②温熱環境の問題「出入りの際の温熱ロスが発生する」

④土足問題「下足範囲がデカくなる事で掃除範囲が大きくなる」

④プライベート問題「視線が内部まで見渡せる」

その大きさ本当に必要ですか?家づくり編

こんにちは

建築家のなおです。

当たり前を見直すと、家づくりはもっと楽しくなると思ってます😁こうあるべきだ!今までがそうだったから!なんて理由でプランを決めていませんか?

家づくりに決まった形はありません。

家族構成や地域性、生活リズムなど様々な要素が複雑に絡み合う中で、住宅と言う箱が同じで良いのでしょうか?

建売で同じ外観の家が並んでいるのを見ますが、とても勿体無いと感じます。

それぞれの家族がいる中で、それぞれの好みも違います。

きっと皆さんにあった住まいがあるはずです。

例えば、「大きさ」の問題です。大きさ=コストに直結するので、最初のイメージで「〇〇坪は欲しい」と考えた時点で、ほぼ一定の金額が決まってきます。

しかし、この「〇〇坪は欲しい」ってどこから出てきたのでしょうか?

周りがそう言っていたから?

周りがそう言ったから?それくらいの広さが必要なのでしょうか?

その人の家族構成は?生活スタイルは?趣味は?ご夫婦の年齢や性格は?

皆さん違う環境で育ち、それぞれの価値観がある中で、周りが言っているからそれが当たり前なんだとは思わないでください!

あなたに適した広さがきっとあります。

親がそう言っていたから?

親がそう言ったから?昔は住宅の作り方がちょっと違います。

家づくりは、財や権威の象徴とする文化があると思っています。地域のつながりや親戚などの集まる文化も今よりも活発でした。

大きければ大きい方が良い。そんな家づくりです。

今はどうでしょうか?自分に置き換えて下さい。ご家族が泊まりにくる事がありますか?お友達は?

1年に数回しか使わない部屋をわざわざ作る必要がありますか?

昔と今では、いろいろが変化してきているのです。

実家が広かったから?

実家が広かったから?これも上の内容と似ています。

実家ってすごく広くないですか?僕の実家も6LDKっていうよくわからない間取りです(笑)

こんなにあっても使わない部屋ないですか?物置になっている部屋ありますよね?余ってる部屋があるから、片付けずにとりあえず置いておく事が生まれます。

その荷物は何年間放置されてますか?

アパートが狭かったから?

アパートが狭かったから?確かにそれはあるかもしれません。

ですが、僕は今アパート暮らしです。3人家族で、1LDKの約55㎡に住んでいますがそこまで狭いと感じません。もちろん、子供がまだ小さいことなどもありますが暮らしていてもっと広く欲しいと言うわけではありません。

そもそもアパートの作り方が、限られた面積で多くの利益を出すように作られているので、最小限の広さにはなっています。

それなのに、家づくりをしている方に聞くと、30坪前半くらい欲しい。と言う声をよく聞きます。

これは約100㎡〜115㎡の広さとなり、僕の住んでいるアパートの倍の広さになります。

昔どこかで聞いた話ですが、戸建て住宅は坪数表示、アパートなどは㎡表示なのには理由があり、アパートを坪数表示に指定しまうと、狭い印象を与えてしますからアパートでは㎡表示をしていると聞いたことがあります。

広さの感じ方は、人それぞれではありますが、

物理的な広さや感覚的な広さなどは、設計の仕方で工夫できます。

「どのくらいの広さが欲しい」と言う前に

・新しい家では、どんな暮らしがしたいかな?

・こんな風に子育てしたいな

・子供と一緒に料理を作りたいな

・家族で集える場所が欲しいな

そんな具体的なイメージを共有していただくと、ご相談している設計士の方が親身に考えてくれると思います。

広さは作り方で変える事ができます!

それよりも、自分たちのイメージを固め、「こんな暮らしをしたいんです」と言う共通認識で家づくりをしていくことが僕は大事だと考えます。

じゃまたね!

お家作りは「窓」で変わる。

こんにちは

建築家のなおです。

 

家づくりに とても重要なポイントとなる「窓」についてのお話したいと思います。

 

「窓」は住宅の中と外をつなぐ唯一の存在です。

気持ちの良い窓辺を設計する事が 住まい手にとっても、きっとプラスに働くと考えます。

 

住まいの豊かさは外部とのつながりにあると考えます。

 

突然ですが 今のお家の窓からは どんな景色が見えますか?

・青空や雲が見えますか?

・山や木、植物が見えますか?

・建物などが見えていますか?

 

窓からは、いろんな景色を望む事ができます。

車の窓もそうですね。

列車の旅では車窓からの眺めなんかもよく聞きますよね。

 

昔から日本の文化は、そんな外との繋がりにあったんでは無いでしょうか?

 

日本の四季折々の素晴らしい眺めを、家の中から眺める事ができたら、とても素敵だと思いませんか?

 

逆に、一生お隣の壁を望むことなんてことになったら・・・それだけで悲しくなります。

 

近所を散歩していても見かける事がありますが、

昼間にもかかわらず南面のカーテンを締め切っている光景をよく目にします。

 

お隣さんや外の視線を気にして、締め切っていると思うのですが、

僕はもったいないと思います。

極端に言ってしまえば、窓を設けている意味が無いと思うからです。

 

他にも、冬場の日射取得はとても大切です。

カーテンで遮り、中では暖房器具を使い暖房していては、財布にも環境にもよくありません。

 

その辺りは、設計士がもっと考えて

「位置や配置・大きさ等」含めて考える必要があると思っています。

 

それには、その土地でどこが一番気持ちの良い場所かを見つける必要があります。

 

その場所からどんな景色が見えるか、想像する必要があります。

 

お家づくりをする際に窓の開け方に決まりはありません。

どこに開けても構いません。

 

だったら、一番気持ちの良い場所に向けて、眺めの良い場所に向かって設けるのが素直な設計だと思います。

 

あとは、太陽にも素直に設けること!!!

 

そうすることで、太陽光の恩恵を受ける事ができるからです。

 

細かいことを言えば構造や外観・バランスの問題もあります。

ですが何も考えずにまずどこが一番気持ちの良いところなのか?

その土地に素直に向き合う事が大切になります。

 

セオリー通りの設計や、住宅を商品として販売している会社は、

そんなことは考えていません。

今まで通りの考え方で、その窓の開け方を疑うこともしません。

(大手などは、細かくルール決めされているので、変える事ができないパターンもあります。)

 

窓との付き合い方が変わると、暮らし方が大きく変わると思います。

それは、住まいの本質ではないかと思います。

 

素敵な窓辺で、素敵な時間を過ごす。そんな気持ちの良い窓に憧れます。

じゃまたね!

家づくりは最初にお金をかけろ!

こんにちは

建築家のなおです。

最近、住宅の間取りを見ても「これ良い間取りだな〜」などと思わなくなりました。お披露目会の見学に行っても、どれも似た様な間取りで普通と言う思いしか出てきません。もちろん普通が悪いわけではありません。ですが住まいにはもっと違う作り方があると考えます。

素敵な窓が設けられていますが、そこからの景色はどうでしょうか?      隣の建物の外壁が見えていませんか?                    その景色は四季折々の表情が見えますか?                  住宅を建てると言うことは、その土地で生涯暮らしていくことになります。

一般的なセオリーで設計すると、一生涯、お隣の外壁を眺めるお家ができます。 酷くなると、敷地に対して建物と駐車場だけで庭が無い家もあります。都心部ならまだしも、地方でそのお家の作り方は、果たして魅力的なのでしょうか?

それなら、アパートと同じです。

同じ間取りを繰り返すだけ。外部空間なんて関係なく。ただコストを下げ、いかに利益を出すか。そんな家づくりで良いのでしょうか?

そんなことを言っても、「そんな住宅にお金かけれないよ。」と言う方もいると思います。もちろん、土地や住宅・その他諸経費で莫大な金額になります。    それでいても考え欲しい所は、高い買い物なので自ら勉強しないと損をしてしまう可能性があります。営業の話を「うん うん」と聞いているだけでは、素敵なお家は建ちません。

あとはトータルコストのバランスです。考え方次第で、何が本質か見えてくると思います。

コストは大切です。しかし、安いものにはそれなりの理由があり、高いものにもそれなりの理由があります。内容を吟味ししっかり理解することで、納得した家づくりを心掛けてください。考え方としては、

最初安くて、あと高い か 最初高くて、あと安いか だと考えます。

最初安い住宅は、その後高くなります。なぜ安いか?それはいろいろな面でコストカットしているからです。性能も良くありません。そうなると電気代が高くなります。この電気代は住み始めから、一生涯払い続けることになります。購入した家族が若ければ若い程、その後の費用は高くなります。性能が悪いと長持ちしません。その後は最悪建て替えです。

最初高い住宅は、その後安くなります。なぜ高いか?誠実に作っている証拠です。(一部を除く)性能ももちろん良いです。性能が良ければ電気代も安くなります。耐震性や耐久性も良く生涯住み続けられます。もちろん修繕などは必要になります。

その中でも、いつどこにお金を掛けるかを見極めながら決めて欲しいです。

戸建て住宅、注文住宅の良さはそこにあります。家づくりを通していろいろな学びがあります。知ることで始まる世界がそこにはあります。

楽しい建築をもっと。

じゃまたね。