競争心からの解放
「1時間のヨガレッスンの場合、マット上の1時間は残りの23時間を表す」と
勉強してきました
1日の中でレッスンをしている1時間の自分は、他23時間の自分をよく表しています。
例えば、レッスン中に隣のマット上の人を気にする人は、レッスン以外の時間でも
常に他人と自分を比較して生活していたり、レッスン中(特にシャバーサナの時)
次の予定を考える人は、レッスン以外の時間でも先々のことが常に気になるようです。
ヨガは誰かより上手にアーサナ(ポーズ)が行えることを目的とするものでは
ありません。難しそうなアーサナが出来るようになって自慢することを目的と
するものでもありません。
ヨガのレッスンにおいてマット上の世界は自分一人です。そして、自分の内側に
意識を向け体の状態、心の状態を見極め、その向上や安定を目的に練習するものと
思っています。
ですから、お隣の人がどうであるかという外側に意識を向ける必要はありません。
実は。。。それも練習です。
レッスン中、自分の内側に意識を向けることができるようになると、普段の生活でも
他人と比較することも少なくなります。
「あの人と比べると私は太っている」だとか「ご近所さんのほうがいい生活をしている」だとか「あの人より私のほうが仕事ができるのになぜ評価されないのだろうか」
というような気持ちになる機会が減るとストレスの軽減になります。
私たちインストラクターは「ご自身の体に意識を向けて」と誘導します。
ぜひその声を聞いたらご自身の内側に意識を向けてみてください。