AWS開発を《成功》させる技術 を読んだ
実際のタイトルは「エバンジェリストの知識と経験を1冊にまとめた AWS開発を《成功》させる技術」ですがタイトルにするには少々長くなるので、ちょっと割愛で。
こんにちは。今年はなるべく技術書もそうでない本も読んでいこうと思い、読んだものについてはなるべくブログに書いておこうとキーボードを打ち込んでいます。
今回は、タイトルにもあるように「エバンジェリストの知識と経験を1冊にまとめた AWS開発を《成功》させる技術」を読んだので書き留めていきます。
全体を通して
AWSを運用している人は知っていることが結構コンパクトに言葉や図としてまとまっているので、私自身読んでみて再度認識することができました。
本としてはAWSをよりよく運用するための使い方、運営を示唆してくれる本になっており、大枠を素早く理解するためには良い本だと思いました。また、クラウドがよい、オンプレがよい、などと一辺倒な意見でもなく、オンプレの考え方vsクラウドでの考え方も前提としておいてくれているので、オンプレ中心で仕事をしていて、AWS(クラウド)をちょっと知り始めた方と話を合わせるためにはちょうど良いと感じました。
メモとして残したいところ
システム開発における体制の考え方
この本の全体を通して言えることですが、よく対比、対立することに対して、適切なコメントを入れているので、どう組み合わせて使うかを考えさせられる本でもありました。
ことに、開発体制については、アジャイルとウォーターフォールが対比されていますが、ものによって得意な開発方法、不得意な開発方法についてまとめられていたので、自分でも言葉とする際に参考しようと思います。
クラウド利用方針時の策定
クラウドを使えば使うだけお金がかかりますし、それだけ無駄なリソースも作ってしまうことにもつながる場合があります。そんなときに一定のルールやツールを設けることで過剰な使い過ぎを防ぐヒントが書かれていました。
感想
AWSでのノウハウを書いていた本ではありますが、例えばGoogle Cloudで使うなら、Azureで使うなら、と考えてみるのも面白いなと思いました。今の会社では複数クラウドを使っていますが、どのクラウドを使っているから、に限らずこの本を勧めています。
他のクラウドを理解しつつ、この本を頭の中で翻訳しながら使うことが取り入れることができる部分があると思うので、AWS+他のクラウドを知っている方であれば読んでみると新しい発見があるかもしれません。
まとめ
今、会社で所属しているプロジェクトはAWSで開発を進めているので、開発やサービスよりはもうちょっと考え方に取り掛かったような本を読みたくて手に取りました。
ボリュームもちょうど良く、中に書いてあったハンズオンは飛ばしてしまいましたが、内容を実践するだけでもそこそこに効果が出そうだと思いました。
2023年の振り返り
こんにちは。
一年の最後くらいはしっかりまとめを、ということで、紅白を見ながら記事を書いています。
仕事
気がついたらフューチャーも5年目になっていました。依然として働きたいヒト、仕事はあるのでまだまだいろんなことに手を出していきたい所存です。
プロジェクトワークは、というと大体3つくらいのプロジェクトを跨いで仕事をしていました。
基盤更改や、クラウドリフトなどに関わって、時々Terraformの人として顧客への勉強会もやりました。今のプロジェクトはまだまだいるはずなので、業界の知識も楽しく知りながら仕事をしていこうと思います。楽しいのが第一義。
ブログ
会社の技術ブログ、Qiitaには5本投稿しました。今年はちょっとシュリンク気味だったので、来年はもう少し増やしていきます。
あと、リンクを貼って気づきましたが、Terraformでしか記事書けていないので、この辺のバリエーションも増やします。Terraformを扱って記事を書くことで、ある程度読んでいただけるのは感じたので、脱コンフォートゾーン。
登壇
今年は1つ、Cloudflare Meetup Naganoで登壇してきました。久しぶりの地元登壇、とても楽しかったです。
地元が活性化するきっかけはなんであれ作りたいので、引き続き地元コミュニティで興味を持って入れるところへは実家に帰りながら参加しようと思います。
プライベート
9月終わりから3週間くらい休みをもらえたので、運動習慣をつけようと思ってジムに通い始めました。
週1以上は絶対に行くというのを目標にして筋トレしていますが、二の腕が太くなったり、胸筋がはっきりしてきたのですごく嬉しいので、来年はもっといい体と体力を目指していきます。
じゃあ2024年どうする?
2022, 2023年はアウトプットが少し減ってしまったので、
- 2回は登壇する
- 記事は10本(Terraformネタもそうでないネタも)
は達成するように取り組みつつ、仕事では
- 社内のヒトと外の勉強会に行く
- リーダーも見据えながら継続して勉強する
を心がけようと思います。
また、技術本を読むことが割と苦手なので、それを克服することも含めて10冊は読む・試すをやろうと思います。
さいごに
2023年、仕事は大変だった時期があって、辛かったこともあるのは確かですが、それだけではなくてプライベートでは入籍するなど、人生の一大イベントもありました。
2024年には結婚式などもあるので、よりプライベートとワークの比率を気をつけつつ、まずは楽しく仕事をしていこうと思います。
(もし、ちょっとお祝いしてもいいよって方は欲しいものリストから何かいただけるとすごく嬉しいです)
来年はコミュニティへの出入りも活発にしつつ、楽しんでいこうと思うのでぜひ会った際にはお声がけください!
それでは!
ThinkPadにLinuxを入れたので初期設定の備忘
先日、ソフマップを練り歩いていたら、ThinkPadのX1 Carbon 2017がすごく安く売っていたので、買ってきました。
出先でPCいじるかも、と考えてよく持ち運んでいるのですが、今持っているノートPCがMBP 16インチ(インテル)なので非常に重たく、帰るころには疲れ果てる、何てことが欲ありました。素の常態からX1であれば約半分位の重さになるので個人的にはすごくうれしいですね。
とはいえ、買ったX1はSSDが128GBだったりするので、もう少し余裕をもって使いたいのと、せっかくカスタマイズしがいのあるPCを買ったからということで、SSDの換装からLinuxをインストールしてみた、と言うところまで備忘のために書きます。
(将来的に同じことをやるかは別ですが)
SSDの換装
買ったSSDはこちらです。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09JGDBPJG
本当はもっとサイズ小さくてもいいと思っていましたが、サイズを下げたところでそこまで安くならなかったこともあり、500GBにしました。何だかんだ安心感は生まれるのでよかったです。
SSDが届いたら、換装を早速着手しました。
ざっくり完了までにやったことは以下のような感じでした。
- BIOSを開いて、バッテリー電源をオフにする
- 裏側を開けて、SSDを入れ替える
- 裏蓋を閉めて、電源アダプターを刺して通電確認を行う
ここまでできていることを確認してOSのインストールに進みました。
OSのインストール
OSはFedoraにしました。特段理由はないですが、しいて言うなら若干の天邪鬼です。
USBにイメージを焼いてThinkPadで起動するときに、USBから起動するようにBIOSに入ってFedoraを起こしました。
設定については特段言うこともないので、言われるがままに進みました。
インストール後の設定
ようやく、備忘として書きたいところまでやってきました。
ターミナルで行ったこと
パッケージ系おまとめ
sudo su - dnf update dnf install neovim \ golang sudo dnf config-manager --add-repo https://rpm.releases.hashicorp.com/fedora/hashicorp.repo sudo dnf install terraform sudo dnf install terraform-ls sudo dnf intall ibus-mozc
CapsとCtrlの入れ替え
gsettings set org.gnome.desktop.input-sources xkb-options "['ctrl:swapcaps']"
sudo rpm --import https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc sudo sh -c 'echo -e "[code]\nname=Visual Studio Code\nbaseurl=https://packages.microsoft.com/yumrepos/vscode\nenabled=1\ngpgcheck=1\ngpgkey=https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc" > /etc/yum.repos.d/vscode.repo' sudo dnf install code
fontの設定
curl -O https://github.com/ryanoasis/nerd-fonts/releases/download/v2.3.3/DejaVuSansMono.zip mkdir ~/.local/share/fonts mv ~/ダウンロード/DejaVuSansMono.zip unzip DejaVuSansMono.zip sudo fc-cache -fv rm DejaVuSansMono.zip
実際にフォントの設定をおこなう。
zshの設定
入れたものだけ、列挙
# oh-my-zshのインストール sh -c "$(curl -fsSL https://raw.github.com/ohmyzsh/ohmyzsh/master/tools/install.sh)"
最初は af-magic
をテーマにしました。
最後に
まだまだ途中なので、どんどん書き足します。
2021を振り返る
今年もなんだかんだ、滑り込みで記事を書きます。
2021年、ある種激動ではあったので、振り返りがいのある年なのかもとは思いますが、来年以降のイベントを控えるとまだまだ「途中経過」なのかもと思っています。さて、振り返り。
振り返り
仕事
大変な場面が多い1年だった。なにがとか言うわけでなくて全体的に大変だった。ここは公私いろいろあるけど、仕事編。
- Terraformerとしての習熟
- ここについては圧倒的な成長を遂げた
- 社内で1番イケているTerraformを書いた自信がある
- ランクが上がったので、来年はもっと視野、視座を変えた仕事にチャレンジしたい
- アプリエンジニアにしばらくジョブチェンジしますよ、インフラはほぼおやすみです
- 社内の活動も縮めるものもあったり、新たに広げるものもあり、とても楽しみなものもできた
プライベート
- 4月くらいにヤクザみたいな営業に家に押入られた
- 警察も初動がかなり遅くて、引越し前提で動き始めた
- 時間を置いた後、1回だけ来たけど、その後間も無く引っ越し
ということで新天地で生きています
- 住んでみたい、だけで選んだけど、満足度が高いので、次も近所がいいくらい
- 次引っ越すときは何かしらのライフイベントが伴わない限り引っ越さない気もする
カンファレンススタッフや勉強会
- 終盤仕事に忙殺されて何もできなかったけど、とにもかくにも他の方々に救われたカンファレンス
- 勉強会も企画出しが精一杯でそれ以外できなかった
と、簡単に書き出してみるとネガティブに書いてしまった面もありますが、Terraformについては間違いなく綺麗に書けるようになった自信はあるので、来年は何かしらの形でアウトプットできればいいなぁと思います。
来年は
じゃあ来年はどうするのか、というところを考えていますが、当座思っていることを。
- 非公開なこと
- 知っている人は知っているかもだけど、とはいえ、やるのみ
- 仕事
- アプリ領域を知った上で話せる人になる
- ちょっとした話じゃ多分ダメだけど、深みを持たせていきたい
- とにかく人に救われた年なので、来年は自分がその立場になれたらいいなぁ
- アプリ領域を知った上で話せる人になる
- 旅
- 昨今難しくなる時もあるけど、こればっかりははっきりしているところ
- 「死」が横にあることを体験したい
- スカイダイビング or バンジージャンプ
- 恐山
- これ以外はとにかく旅に出る、可能になれば海外も検討
- 「死」が横にあることを体験したい
- 昨今難しくなる時もあるけど、こればっかりははっきりしているところ
- カメラ
- 文章書くよりも、写真1枚撮る方が自己を表現できるので、更に表現力をつける
- 写真用のブログも開設する
- 今まで以上に写真に悩んでいるし、写真が楽しいので、どんどん楽しくする
- 本当にプライベート
- パートナーを持つこと
- 自分が本当にどう過ごしたいのかを考えて、過ごす意味もある
- パートナーを持つこと
年ももう明けちゃうので、さっくりとした振り返りですが、来年はブログをはじめとしたアウトプットも復調させていきたい。
関わる皆様、来年もよろしくお願いいたします。
締めは、12月頭に旅行した九州旅行より長崎のハウステンボスです。皆様良いお年を。
2020年の振り返りと2021年のこれから
こんにちは。2020年も終わり2021年が始まりました。
本来的にはその年のうちに投稿するのがあるべきなのだと思うのですが、ドラフトにしたままで投稿忘れていたので、せめて早いうちに書き終えたいという感じで投稿します。
今年もより良い年にするために2020年何をやってきたかを明文化しておきます。
内容はこちら。
案件周り
基本的にインフラに触っているというのはフューチャーに入ってから変わらず、ただ4Qに入ってからはGCPとAWS両刀使いになるなど、ある意味の進歩を遂げました。最初のやりたい、やりたくないは置いておいて。
業務周りのこと、もちろんオープンに出来ないことがほとんどなので、今年仕事しての気づきを書きます。
気づき
社内にGCP案件がまだ少ないこともあって、10月からAWS案件へのアサインが決まり、AWSでの要件定義や構築などを進めています。入った当初は全然気乗りしなくて、モチベーションの維持をどうするか悩んでいたのですが、今となっては楽しいと思えるようになっています。なぜこう思えたかが大事だと思うので分解してみると
- 自分の得意領域に引き込めた
- なんだかんだ知らないことを知れるのが楽しい
となるかなぁと思います。どこへ行っても楽しめるというのはいいことだと思いました。とはいえ、限界もあると思うのでやりたいことの主張は欠かさず続けます。
社内活動
社内活動でここで触れられるのは、GCPの啓蒙をやったことかなぁと思います。実際に効果としては見えていないので、継続して種まきを他の方と協力していく必要があります。好きなものは広めたいタイプの人です。
以下の資料は技術ブログでもありがたいことにバズった記事。
その他は採用に協力してみたり、新人と喋ってみたり、顔を売る活動みたいなのはかなりできていたと思います。
この中で特に技術ブログは今年の中で大きなウェイトを占めていたと思うので、そこは切り出します。
技術ブログ
今年の下期からちょっとずつ技術ブログの運営に入っており、何回か連載やアドベントカレンダーの運営をやっていました。参加していただいた方や編集長のサポートもあって完走できました。
個人的には9月に開催したCNCF連載が一番印象に残っています。私自身も参加して、今までで一番内容的に満足のいく記事にできたこともあり、投稿された記事が全てGoogle検索の3位以内に入るなど、世の中的にも非常に意味のある連載になったのではと思っています。今年もさらにブラッシュアップした連載を開催したいですね。
後に記載する登壇の辺と絡みますが、寄稿者のプレゼンスが上がることが一番だと思っているので、ここは粘り強くKeepしていきたいところです。自分自身がアウトプットで救われたことがあったので。
社外の活動
基本コニュニティ運営、時々個人の登壇という感じで2019年よりはさらに外部への露出が増えたなぁという印象でした。
コミュニティ運営
大きく
- CloudNative Days Tokyo 2020
- GCPUG Shonan
の2つに関わっていました。GCPUGについては、GCPが好きだから、という1点で参加している感じですが、それでも企画したり、時々自分でも喋ったりと、インプットもアウトプットも素敵な量になっています。感謝ばっかり。
CNDT2020についてはオンラインカンファレンスとしては参加者も多かったり、チャレンジングなことをみんなでできたなぁと思います。学園祭作る感覚に個人的には似ていました。空気感から含めて、私としては楽しんでいました。オフラインだったらもっとよかったのかも、とはもちろん思いますが、それはオフライン開催できるようになってからのお楽しみで。
CNDTのコミュニティにいてよかったなと思うことは、各種ベントの第一線で活躍しているメンバーが多かったので、下半期4つ登壇できた、しようと思ったのはここにいたから。楽しさも覚えたので、2021年は自分でも喋りながら、楽しさを伝える立場に回れたらな、と思案しています。
登壇
登壇するようになったきっかけは前述した通りです。元々モチベーション自体も、会社以外の軸を持って生きていきたい、というのがあったので、それらが重なって出ていた感じです。そんな2020年(特に下半期)登壇したのは
- HashiTalks: Japan
- July Tech Festa2020
- GCPUG 女子会
- GCPUG Shonan
です。それぞれに思い出はあったりするのですが、総じて楽しかったです。ポジティブな状態で終われたのでもっとそとで喋る機会を増やしていきたいですね。
個人的にはGDG Devfestとか出たいので、知識は着々と貯めたり、GCP案件に戻りたい気持ちを抱えて精進します。
働き方、その他
特段語ることないかなとも思ったのですが、働き方という面では大きく変わったので、箇条書き程度で。
- 場所の制約をうけなくなった
- 3-6月は実家で働いていたけど、不便なく、ゆったりと仕事ができた
- なんだかんだ大学に行って以来一番長く帰っていた
- 将来長野に戻る選択肢が生まれて、ビジョンとしてはっきりした
- でもまだ戻らないというのも気持ちとしてはある
- 基本家で働く
- 通勤時間のストレスがなんだかんだ大きいものだと悟った
- 1回だけ車で通勤した時の心のゆとり
- 出社するならせいぜい週1、出ても2
- 3-6月は実家で働いていたけど、不便なく、ゆったりと仕事ができた
- コミュニケーション
- リモートだと慣れていないこともありなんだかんだ不足する
- 飲み会なり、朝会ついでの雑談でできるだけ補うようにしていた
- なんなら朝会は業務の会話をしたくないくらい
- 一人暮らしだと画面越し以外で話す機会がない
- 近所の飲み屋に救われた、本当に。
- おかげでコミュニケーション能力がさらについた
- オフで会社の人に会う機会も出た
- 登山行ったり、買い物に出たりドライブに行ったり。
- 家の中
- リモートに合わせて、デスクの道具は増えたりアップデートした
- テレビもなんだかんだ新しくした
- 家を快適にするようにした(W.I.P.)
- 家でお酒を楽しむ仕組みを作ったりした
- 日本酒にハマる
- ちょっお金出した日本酒はとても美味しい
- 止まらない
- 趣味
- カメラ
- 鈍化したけど、たまに撮りに行って作品になりそうなものはある
- 同じレンズ使いすぎて、ぱっと見撮れる、撮れないがわかってきた
- スキー
- 積雪としては当たり年
- だけど、行った先でクラスターにしたくない、させたくない
- お預けしたいけど、どこかではいきたいので、その時は東京での生活をいつも以上に抑え気味に
- カメラ
ところで2021年
ここまで2020年のまとめですが、さて私は2021年に何をやりたいのか。
- 本を出す
- 出す人数については問わない
- 技術書店なのかオライリーなのか、特段媒体も気にしない
- 形に残すことをまずは目標
- そのために文章力を付けたい、本当に。
- テクニカルエバンジェリストという立ち位置
- 社内外に限らず、立ち回りがこれに近いので、とりあえず今の状況に名前を付けました。
- 2021年はこの名前のもと、それっぽい活動をさらに加速させていきます。
- アーティスト的な位置
- 元々エンジニアを志したベース
- デジタルアートとかサイネージといった、「人を感動させることをしたい」
- 今年は徐々にアプローチをしていきたい
- その文脈でのカメラも継続して人を唸らせる写真を撮りたい
まとめ
飲み仲間から社内外で関わった人のおかげで楽しく過ごせているので2021もさらに楽しくできるように努力を欠かさず、周りも楽しめるような環境づくりなどしてみたいと思います。
おわり。
分割キーボードCorne Cherryを作った
こんにちは。
ついに11月も半ばに突入し、なんとなくまたあの慌ただしい季節かなと思うと、待ち遠しいのともう嫌よっていう複雑な気持ちがあります。
最近は自宅でずっと仕事していましたが、案件の都合上対面の方が効率いいよねっていうフェーズでもあり、ちょこちょこ出社するようになりました。実際、インフラエンジニアとしてはホワイトボードを大々的に使って議論できるというのはとてもやりやすく、そこはちゃんと効率上がったことを感じてます。ただ、連続して出社する耐性はなくなったことも同時に感じたところです。
さて、私のデスク環境の話が今回の内容です。自宅では普段Ergodoxという分割キーボードを使っていて、比較的身体の大きい私にとっては重宝しているところです。ただ、出社したときにも使おうと思って持ち運んでみたところ、重いしデカいしで現実的ではないなと思いました。このままでは自分の肩まで分割してしまう(?)。荷物を軽量化したい、ということで自作キーボードの世界に足を踏み入れました。
何を作ったか
今回私が選んだのは、Corne Cherryというキーボードです。買うにあたっていくつか基準を設けていて、
- 分割であること
- キーボードがErgodoxに近いこと
- 小型であること
といった選定基準でした。Ergodoxからちょっと死にやすいキーをなくしたErgodashやIrisなども候補にありましたが、あくまで今回は小型であることを最優先しました。
## 遊舎工房にいく
自作キーボードのメッカである秋葉原の遊舎工房に行きました。その場でもそこそこ悩んだのですが、そこは思いがブレないように、Corne Cherryを買いました。ただ、それ以上に悩んだのがキースイッチとキャップです。スイッチは静音軸が良かったので、その範囲で選びましたが、とはいえ種類が多い。憎いぞ。
結局、大きく冒険はしないで、今使っているErgodoxについているGateronのクリア軸、静音版を買いました。
作る
ここは色んな人が作っているので割愛します。ダイオードの向きに気をつけたり、汚くならないように気をつけながらハンダもがんばりました。個人的には大学でNゲージの電車のジオラマとか実は作っていたので、その時の勘が生きました。こちらが完成したキーボードです。
使ってみての感想
買うにあたっていくつか考慮して選んだわけですが、レイヤ以外ではすんなり利用できております。
レイヤについて
レイヤについては割と悩みました。Corne Cherryは3列なので、数字を打つときは必然的にレイヤを切り替えないといけません。Ergodoxでもレイヤ分けすることは出来ましたがそこそこキー数が多いおかげで利用することはなかったですが、今回は必須です。その他、矢印キーもどう配置するか悩みましたが、個人的にはVimのキーバインドにしました。以下が私がビルドしたキーマップになります。複数レイヤを扱う自信はなかったので、2レイヤで組みました。
本当に自分が使いやすい状態を求めたので、きっと他の人には使えなさそうだなと思っています笑。
(ちなみに、しばらく=+のキーをビルドし忘れて、ノートPCのキーを借りていました。)
小さい
これはカバンに入れても、デスクをみても実感しているところです、明らかにキーボードに占める割合が減ったのです。参考に、Corne CherryとErgodoxの右手を比較しましたが、この差は大きい。
まとめ
短いながら、キーボード作ってちょっと利用してみた感想でした。キー数の少なさは割と心配でしたが、意外となれるんだなというのが実際のところでした。家に環境がないとハンダとか買わないといけないですが、それでも久しぶりの工作は楽しかったので、興味ある人はまず1つ作ってみましょう。
ちなみに、この記事を書いているキーボードはMacbookのキーボードでした。
フューチャーに入って1年が経ちました
こんにちは。
今回はタイトルの通り、フューチャーに入って1年が経ったので入ってからやっていたことや、そもそもフューチャーに入るきっかけになったこともちょこちょこ書いていきます。
書いてみると、それなりに感慨深いものがあるなぁ、と。
フューチャーとの出会い
転職しようと思ったとき、フューチャーという会社を知りませんでした(CMとかはあとあと見たら知っていましたが)。そもそも社会人歴も浅く、まだ右も左も全く知らない状態で、エージェントやサイトに登録をして転職活動を始めました。そして、出会いはやってきました。とある勉強会に行った日のことです。抽選でようやく当てて、会場に入ってとりあえず前の方に座り始まるのを待っていたところ、その時に隣に座っている人がフューチャーの人でした(今は私のリーダー)。たまたま登壇者だったこともあり、会が終わった後はひっきりなしに人が質問しにくる状態でした。私自身も入り口と席を何度か往復してようやく声をかけることに踏み切ったところ、色々話を聞き、現在のご縁をいただいた感じです。逆にいうと、迷った挙句話しかけずに終わっていたら、今の私はないですね、恐ろしい。
フューチャーに入った理由
私がフューチャーに入った理由は大きく2つあって、1つ目はインフラエンジニアをやりたかったから、2つ目はコンサルタントという立場を経たいというのがあります。
インフラエンジニアをやりたかったから
なんでインフラエンジニアかというと、前職で比較的インフラに触る機会が多く、アプリよりも興味があったからというのが大きかったです。個人的に広い分野を器用に渡れる訳でもなく、1つ深めたい分野がインフラだったのです。しかし、ロールとして前職にはなく、あくまで専業でやりたいという思いから転職しようというモチベーションになりました。インフラエンジニアになるというのは、人によっては「今後いなくなる職」として否定的になりますが、個人的には境目は無くなっても、職としてはなくならないと思っていました。今でも思っているし、これは本当だと思っています。
ただ、インフラエンジニアだけを次の職場に求めていたらおそらくフューチャーには入らなかったと思います。それが次につながります。
コンサルタントという立場になりたい
これは、キャリア的な話で中長期的に見た時、コードだけ書いて食えるというのは正直厳しい(自分のスキルセットも含めて)と思っていたこともあります。なので、顧客とのやりとり、そもそも何がしたいのか、とか案件をこなすだけでなく、創出することもやってみたくてこの立場になろうと思いました。ここは後付け半分ありましたが、単価と責任の大きなところを味わってみたかったのもあるかもしれません。
入ってからやったこと
資格の取得
入社時の評価の軸としても入っていたこともあり、資格取得に対しては積極的でした。前職の時はAWS のSolution Architect Associateを取得しましたが、現在はGCP中心なのでProfessional Cloud Architectを取得しました。あとはTerraformをずっと入社してから使っていたため、価値向上と力試しでTerraform Associateを取得しました。それぞれギリギリだったと思いますが、それでも取得できたことはなんだかんだ嬉しいし、技術を学ぶだけではなく、広める立場に立ちたいなと改めて思うようになりました。
勉強会の開催
GCPを社内により広めたいという思いがあり、社内で勉強会を開催しました。個人的には勉強会自体開いたことも経験としてはよかったですが、それ以上にブログに起こして出したら、Google社内でもかなりよい評価をいただけたとのことでめちゃめちゃうれしかったです。視座、視点がかなり変わったり、より正確な情報も出したい気持ちも生まれました。
外部イベントへの登壇
7月に2つ
- HashiTalks Japan
- July Tech Festa
に登壇しました。現在カンファレンスの運営としてCloudNative Days Tokyo2020に関わらせてもらっていますが、その人たちの影響もそこそこ大きかったと思います。まさか自分が登壇するなんてある意味では想像して無かったのですが、やってよかったなと思いました。今はちょっとエネルギー切れですが、今年もう1つくらいはLTでもいいから出たいなと思っています。
入ってよかったと思うこと
アウトプットへの意識が爆上がりした
結局のところ、楽しくなったのもあるのですが、辞める際に少しでも価値を上げようとしてアウトプットをしたこともありました。フューチャーに入ってからは技術ブログの編集長が近くにいたり、本の執筆者がいたりとアウトプットを積極的に行っている人が多い状況でした。前職の終わりにアウトプット楽しいと思い始めた矢先にその環境だったので、技術ブログに寄稿することもかなり増えました(6月はなんだかんだ3本出した)。
技術を深く知ろうとするようになった
これは風土とかあるのかもですが、自分の使っている技術をしっかり知ろう、裏側までしっかり知ろうと思うようになりました。多分、案件の先輩のおかげもあり、ここに対する意識はかなり深くなりました。いざOJTやることになった時も使い方から発展的に動きの説明もしっかり出来たことがよかったなと思います。深く知っておくと、いざという時にも役立ちますし、人と話す時の会話がより深くなって今まで以上にテッキーな会話が楽しくなりました。
仕事を楽しく思えた
父からずっと「やりたいことをずっとやっていたらいつか本当にやりたいことに出会えるから」と言われて私は育ってきました。前職でエンジニアの肩書きを得ましたが、いざその世界に飛び込んでみたらめちゃめちゃ広かったなというのが正直な感想でした。そんな中でこれまでにも書きましたが、インフラエンジニアをやろうと思い、事実今はやりたいことが出来ているので非常に楽しく仕事しています。また、エンジニアの範囲としていろいろやりたいことも出てきたので、当分エンジニアはやめられそうにないなとも思っています。
今後何したいか
海外でも登壇したい
昨今のこんな状況なので簡単には出られませんが、海外のカンファレンスでも喋ってみたいな、というのもあります。まずは英語。
本を書きたい
ブログでももちろんアウトプットを重ねていきますが、まとまったものを書きたいなと思っているので、近いうちに本を出したいなと思います。
ここまでつらつら書いてきたわけですが、総じてフューチャーに入ってとてもよかったなと思っています。満足はしていますが、現状維持ではなくて、今後も社内外に関わらず、活動の幅を広げていきたいなと思います。周囲の方々、ご指導よろしくお願いします。