お笑いの観客が女の子ばかりである謎

 エンタとかお笑い番組でたまに客席が映るけど、女の子が殆どでビックリします。男のお笑い好きだって結構多いと思うのだけれど、なんででしょう。

仮説
1・男のお笑い好きは殆どいない
2・男のお笑い好きはいるが、ライブには行かない
3・男のお笑い好きはいるが、コアな芸人のライブしか行かない
4・男のお笑い好きはいるが、見るよりやる方が好き
5・男のお笑い好きはいるが、男はどんな種類のライブでも余り行かない
5・その他(お笑い界のイメージ戦略など)

どれでしょう。勘だと2、4辺りがありそうだな。2,4が複合的な原因になってるのかもしれない。男にとって、芸人はテレビで見るだけで十分であると。

 アーティストも、結構ファンの男女比同じくらいでもライブに行くと男女比がハッキリ分かれそうな人はいますよね。具体的に言うと誰かなぁ、ということで、「ファンの男女比は半々でも、ライブの男女比がハッキリ分かれそうなアーティスト」を、「○○ 男女比 ライブ」で思いつく限り検索してみました。(すげー暇つぶし。)ファンの男女比が本当に半々かはめんどくさいので調べてません。

ライブ観客の男女比(Yahoo!検索の検索結果1枚目で探しました。)
椎名林檎 半々
浜崎あゆみ 半々
GLAY 半々〜男3:女7
ラルク 男1:女9
ミスチル 半々
B'z 半々〜男3:女7
大塚愛 半々
倖田來未 男4:女6
ゆず 男1:女9
平井堅 男4:女6
山崎まさよし 男4:女6
ウルフルズ 男4:女6

 ラルクとゆずは女の子が多く、他のアーティストは割と半々。ただ、傾向として男性アーティストの場合、人気が出ると(メジャーになると)徐々に男性比率が高くなっていく傾向にあるようです。ということは、メジャーにも関わらず圧倒的に女の子が多いラルクとゆずは・・・。ラルクはまぁ分かるけど、ゆずはどうしてなんでしょうね。

東横イン違法改造事件とライブドア事件

 東横インのホテル違法改造が取りざたされてますが、経営陣の対応が異常なまでに早い気がします。発覚当日に全店の調査を発表。社長が「条例違反になっても行政指導で終わると思っていた。甘く考えていた」とまでぶっちゃけるとは。企画部長も『「準備途中で駐車場をなくしたいと思った。違法性は認識していた」と自らの発案で具体的に指示したことを認めた』(共同通信)らしい。


 そんな昨今珍しいブッチャケ路線をとった東横インがどんな会社なのか、ちょっと調べてみました。社長の西田さんは東横イン設立時からの社長、つまりは創業者です。日大卒、親父さんがやってたシステム会社を継いで、1986年に生まれ育った東京蒲田に東横イン一号店をオープンしたそうです。日本のコテコテな社長さん。会社の今後の目標は「2022年には トーヨコ=1045 という東横インの電話番号の下4桁と同じ1,045店達成」。すげぇ目標があったもんだ。ほぼ確実に社長アイディアでしょうね。(ちなみに現在の店舗数は100。)


 しかし、東横インはホテル業界では急成長の代表格。西田さん、商才は凄くある方なのでしょう。今回も(ほんと、多分勘だけで)潔く非を認めたほうが良いと判断したのでは。
 一昨年、顧客情報流出があったジャパネットタカタと対応の早さと方法が似ているような印象を受けましたが、不祥事があった時のオーナー企業って経営者のスタンスがハッキリ現れますね。高田社長も西田社長も、商売人としての潔さがあるように思います。

http://www.diamond-friedman.co.jp/csa/000501/interview.html(社長経歴)


 ジャパネットタカタも東横インも、刑事罰に絡む話ではないのでライブドアと比較するのは難しいです。ライブドアの件は僕自身どう書いて良いものやら、という感じ。捜査通り違法で不誠実なことをやっていたのなら断罪されて然るべきだし、同じようなことをどの会社もやってるのだとしたら、出る杭は打たれるとも言えそう。
 株取引や企業財務関係の難しいことは良くわからんのですが、メディアへの映り方はなんとなくサッチーの脱税事件に似てる。「あぁ、やっぱりね。なんとなくズルイことしそうな顔してるよ、あの人は」的な妙な納得感があります。証拠のテープだかメールだかがボンボン出てきちゃったりしてドラマチックに事件が明るみに晒されていくところも似てる。
 偽造ビル事件にワイドショーが飽きてきた頃なので、メディアネタとしても凄くキャッチー。偽造ビルは政治家が関係しているのでは?という話が出た矢先だったのも、タイミング良過ぎます。もしもビルから目をそらす為に、この時期を選んで捜査が行われたのだったとしたら、ホリエモン自民党に消費された時代の徒花ってことになっちゃうなぁ…。

京極夏彦

 京極夏彦という作家の作品に嵌っています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E6%A5%B5%E5%A4%8F%E5%BD%A6
怪談を話の軸にして事件を解決に導く(「仕掛け」とか「憑物落とし」と作中では呼んでいます。)タイプの時代探偵小説を得意としてる作家さん。
 こう書くと何だか胡散臭いファンタジー作家のようだけれど、筋書きは至って現実的で論理的。超自然的な現象のように思わせておいて、最後に種明かしがある、という構成になっています。
 代表的な作品には『巷説百物語』シリーズと『京極堂』シリーズがありますが、この二つのシリーズでは妖怪の事件への絡み方が大きく違います。
巷説百物語』シリーズは江戸時代が舞台なんですが、普通では八方丸く収めることができないような問題を、小股くぐり(今で言うペテン師)の「又市」を中心とした仲間が妖怪の仕業に見せかけて解決していくというストーリです。つまり、妖怪を事件解決のために利用するという筋。
それに対して『京極堂』シリーズは(全部読んだわけではないのだけれど)、戦後が舞台。妖怪の仕業のような難事件を論理的に解決していくというストーリーです。『金田一少年の事件簿』を複雑にしたような感じで、ここでの妖怪は利用するものではなく、解明する対象です。
個人的には前者のシリーズの方が好き。設定が江戸時代だから可能なわけですが、緻密な仕掛けで超常現象を演出し、それを妖怪の仕業と見せかけて難問を解決していくというストーリーが新しい。超常現象に見えるけど実は人間の仕業でした、という金田一系の推理小説や、本当に妖怪はいる、という前提のファンタジー小説のどちらでもなく、不思議な出来事を人々に納得させる方便としての妖怪の役割を前面に押しだした小説は今まで無かったのではないでしょうか。
京極さんの作品に共通する、不思議な出来事の理由付けとして妖怪が生み出された、という考え方はとても現実的で、彼の小説や妖怪に対する真摯な態度が滲み出ているように思います。実際のところ、すごく博学で整理整頓が大好きな、キング・オブ・A型な人のようです。(ホントにA型かは不明。)

それにしても、この人の本は長いんだ、これが。巷ではサイコロ本と呼ばれているらしいけど、まさにその通り。文庫本なのに立方体です。笑
ま、『巷説百物語』シリーズは短編に分かれているので、興味のある方はぜひ。多分、本屋で一話ぐらい立ち読みしても損はないかと思います。

財テク

 気がついたらホントにお金がたまってないです。(ためる気ないからなんだけど。)
「社会人1年目だし、貯金とかしなくていっか〜。」などと思ってたのですが、
流石にもう少しクレバーな金の使い方をした方が、(単に貯金額がとかだけでなく)
得るものも大きかろうと。

 そんなわけで、『ご利用は計画的に!』キャンペーンを自分の中で張ることにしました。
が、あまりに金に無頓着だったため、月々自分が何に幾ら使ってるのかすら
把握してない状況です。
 でも結構クレジットで払ってるし、今はオンラインで支払額と利用明細見れるから、
それで大体の傾向つかめるよね!と思って見てみたら・・・

 なんと今月、クレジットを返済し、家賃、食費などを差し引くと、
給料の3分の2が吹っ飛ぶことが判明。一体何に使ってんだ俺は・・・。

 これは確かにヤバイので、早急に対策を取らねば。
まず、ざっとクレジットの明細を見たところ、
昨年買ったスーツなどがかなりの割合を占める模様。
それは今回払い終わるので、今月のクレジット使用額は給料の約10%までに抑え、
来月のキャッシュフローを圧迫しないようにしたいと思います。

 しかし、残業の有無によって給料の額がかなり増減する現状は
かなり計画が立て難いなぁ・・・。とりあえず最低ラインで計画して、
余剰分は貯蓄に回すかな。

 数日空いてしまいましたが、続きを。

 音質が大して変わらなくても(もしくは区別できるだけの耳を持って無くても)高いイヤホンを買う理由として考えられるのは、「違いの分かる自分」像への欲求です。

 今まで音響といえばリビングで聞く高級プレーヤーやスピーカーのことでしたが、
・ギガ単位のデータを保存できるMP3プレーヤーの普及により、大量の音楽データの持ち運びが可能になったこと、
・極小HDをプレーヤーに内蔵させることにより、CD・MD時代のような記憶媒体の形状による制約がなくなり、プレーヤーのデザインが多様化、高度化したこと、
この2点により、音楽は完全に持ち歩くものになり、当然「持ち歩き方」も多様化してきます。

 「音楽は大量にMP3プレーヤーに入れて持ち運ぶもの」というパーセプション(認識)が社会に形成されると、「違いの分かる自分」像を求める人は、他と差をつけるために高価格の商品を買おうとします。数万円という手が届く範囲で、しかも人目につきやすい高価格のイヤホンはブームになるべくしてなった、と考えられます。

 では、その中でもどんな高価格イヤホンがヒットするのか。
「違いの分かる自分」像を求める人の多くは、そんな自分を人に見せたい、見た人には分かってもらいたいはずです。そのため、一見して他と違う、高そうなデザインの商品に手が伸びるはず。高価格イヤホンにとって、デザインは音質以上に重要な要素かもしれません。
 加えて、「そのイヤホンいいですね〜。」と言われた時に「これは、〜〜〜っていうメーカーの〜〜〜っていう素材を使った商品で、ジャズを聞くには最高のイヤホンなんだよ〜。」などというように薀蓄が語れることも、彼らにとって重要な要素でしょう。
 他と違う高そうなデザインとその裏にある薀蓄、この2点を揃えること、つまり、ミーハー心をいかに満足させる要素を用意できるかが、高価格帯イヤホンにとっての勝負所なのだと思います。

イヤホン売り場で考えた

 MP3プレーヤーのイヤホンを買いにSOFMAPに行ってきました。
今使っているMP3プレーヤーはTORICAというメーカーのもの。
https://www.torica.com/cgi-bin/product/viewor.cgi
全然名前の知られていないメーカーで、容量も500Mしかないのだけれど、USB直差し型、マイク録音、ダイレクトエンコード、FMラジオに対応しているのでかなり使い勝手が良いです。モバイルの音周りとデータの持ち歩きはこれ一台で全てフォローできます。まさに良品。
ただ、付属のイヤホンはやっぱりあくまで付属品なので音質などは期待できず。ランニングを始めたので、走ってる間に聞くために、ある程度ちゃんとしたイヤホンが欲しくなった訳です。

価格帯で切ると、2000〜3000円のローエンド商品と1万以上のハイエンド商品が主で、ミドルレンジに当たるような商品は少ないようです。最近は1万以上のハイエンドなイヤホンがかなり人気があるようで、安売り家電店でもかなりの商品がラインナップされていました。

色々と聞き比べて思ったんですが、ローエンドのイヤホンでも明らかにプレーヤー付属のイヤホンより音質が良いことが分かります。付属品はあくまで付属。やっぱり別売りのきちんとしたイヤホンを買う意味はあるようです。ただ、ローエンドとハイエンドを比較すると、そこまで音質に差が無いように思います。もちろん、細かな音の処理や立体感に差はあるのですが、「ながら聞き」が主体のMP3プレーヤーのイヤホンにとって、果たして気にすべきほどの差なのか、と。結局、ランニング中に振動でイヤホンが外れたりしないように、ネックストラップ型でカナル(耳栓)タイプの3000円のものを購入しました。

実際のところ、ハイエンド商品を買ってる人の中で本当にローエンドとハイエンドの音質の差を聞き分けられる人は一体何人いるのでしょうか。芸能人格付けチェックではないですが、そのようなブラインドテスト(銘柄や性能などを伏せた状態で商品を比較して、その銘柄や性能の高低を当てるテスト)をした場合、恐らくかなりの人がローエンド商品の方が音質が良い、と回答するように思います。さらに、ハイエンドでも1万円台のものから2万、3万ほどするものまでグレードは様々ですが、恐らくそのグレードの差を聞き分けられる人はもっと少ないでしょう。

にも関わらず、ハイエンドの商品の売れ行きは快調。イヤホン以外にも、最近の高価格商品の売上は全般的に伸びていて、新商品の投入も盛んなようです。好景気で財布の紐が緩くなっていることが背景だと思いますが、ハイエンド商品の購入する理由は品質の差以外にもありそうです。

(続きは明日)