大安寺温泉 萬松閣(福井県福井市)
福井市郊外にある温泉地です。江戸時代から記録があるようです。
無色透明無味無臭の温泉がかけ流されています。浴場は一面笏谷石が敷き詰められています。しずかににあふれ流れる湯によってつねに洗われていて、とても美しい石の姿をみることができます。
ぬるぬるとまではいきませんが、湯につかっているとすべすべとしてきます。
温泉水は飲用も可能で、ペットボトルで販売もされています。
宿泊すると朝食は温泉水で炊いたご飯が食べられます。もっちりとしてとてもおいしいです。
宿の人たちの対応も気持ちよくいい温泉です。
大安寺温泉 萬松閣 http://bansyoukaku.com/
湊山温泉(兵庫県神戸市兵庫区)
5月で廃業というところを何とか営業を継続している神戸の秘湯(?)です。
加温なしの源泉掛け流しの湯船があり、そこに入ると炭酸の細かな泡が全身にまといつきます。源泉は、少し硫黄臭があり、口に含むと硫黄の香りとともに鉄味を感じます。
加温の湯船は、ぬるい湯船から通常の温度、熱い湯船、電気風呂とあり、ぬるい湯船には源泉を足しほうだいとなっています。
加温されると(時間が経つと)茶色く変色します。
湯の花もまっており、実によい感じです。
城崎温泉(兵庫県豊岡市)
出張のついでに城崎温泉に入りにいきました。城崎温泉は、外湯巡りでよくしられていますが、今回は、時間の都合で鸛の湯・曼荼羅湯・一の湯の三つに入りました。いずれも無色透明、無臭、塩味のある湯です。どの湯も塩素消毒がおこなわれています。
成分分析表は、いくつかの泉源をブレンドした湯による成分分析がおこなわれています。各外湯の湯もブレンドされているのでしょうか。
ただし、温泉寺の飲湯場にわき出している湯は、少し硫黄臭があります。まったく手を加えていない湯は、少し違うのかもしれません。
曼荼羅湯 養老元年(717)温泉寺開祖道智上人による一千日の供養によってわき出たとされる湯です。規模はあまり大きくありません。湯も塩素臭がしていま一つです。
一の湯 規模は大きいです。曼荼羅湯と比べて塩素臭は気になりません。湯船も広々として、二階は休憩所になっています。
鸛の湯 舒明天皇の御代コウノトリが足の傷をいやしたことから発見されたといういわれを持つ湯です。 内湯は、一の湯や曼荼羅湯と同じで、どうということのない湯ですが、庭園風呂(露天風呂)はまったく違います。湯につかっているとすぐに体中に細かな二酸化炭素の泡がびっしりととりつき、泡が立ち上ってきます。ここだけは別の泉源なのでしょうか。あるいは、内湯のように常に波立つくらいに湯が供給されていないからでしょうか。今回入った三つの湯の中では、鸛の湯の庭園風呂だけは別格です。温泉街の一番奥で、後回しになってしまうかもしれませんが、今回入った三つの湯の中では、是非とも入っておきたい湯です。
駅から続く三階建ての木造旅館の連なりは他の地域ではそう見られるものではないと思います。
外湯めぐり 各湯の料金は600円ほどですが、共通の入浴券が1200円であります。
交通 駐車場は、温泉街の一番奥にたくさんあります。
太山寺温泉 なでしこの湯(兵庫県神戸市西区)
神戸市西区の太山寺という著名な寺院の側にあります。太山寺の門前には、「元湯 門前屋」という宿屋があり(営業はしていなさそうですが。。。)かつての栄光をしのばせています。
現在は、こうべ市民福祉振興協会が運営する「保養センター太山寺」「ラジウム温泉太山寺」愛称「なでしこの湯」という施設が営業しています。湯船は、42度ほどの普通の温度のお湯の大きな湯船があり、それと連結した38度前後のぬるい湯船と露天風呂(?)があります。
源泉は加温されていますが、随時源泉が投入され、常にオーバーフローがあります。
また、24度の源泉掛け流しの湯船があり、ほのかな硫黄臭と、ぬめりのあるよいお湯です。
塩素できちんと殺菌しています、という掲示がありますが、ある意味で残念と言えば残念。しかし、塩素臭は気になりません。
施設の入り口。1階は、食堂とおみやげ物・農産物の直売所になっています。地下一階に降りると温泉です。別に宿泊棟があります。
施設の前にある源泉の掛け流し。この源泉は、施設内の掛け流しよりもより強い硫黄臭がします。ここにつかるのが一番ではないかと思います。
入之波温泉 山鳩湯(奈良県吉野郡川上村)
吉野(の入り口)を越えてはるか奈良の奥地にある入之波温泉山鳩湯に入りにいってきました。今回で4度目です。
もはやいうまでもないほどに知られた温泉です。
カルシウムと金気たっぷりの湯はぬるく、いつまでも入っていることができます。
外来の入浴は夕方5時まで。3時に到着して、1時間半ほど入浴、30分ほど休憩室で休憩して帰宅しました。家を出る時は、行くのをやめようかと思うほどに体がだるかったのですが、入浴後は身体のマイナス要因は全て湯で洗い流されたように爽快になりました。
写真は、持ちかえり用の湯のくみ取り口。
篠原温泉(兵庫県神戸市灘区)
神戸市灘区にある銭湯です。本当の銭湯なので、石けん等必要であれば、手ぶらセットをたのみましょう。
源泉掛け流し(30度)のぬる湯の湯船(2人入るといっぱい)と源泉加温の湯船があります。
茶色がかったお湯で、源泉からはかすかに硫黄臭がします。口に含むと鉄分を感じます。
霊山寺 薬師湯(奈良県奈良市)
霊山寺境内にあります。
鼻高仙人がはじめたという薬湯です。
湯に入ると大きな薬草を入れた袋があり、そこから薬用成分がとけだしています。トウキ・センキュウ・オウバク・ソウジュツ・サンシン・チンピ・ジュウヤク・バンショウなどが配合されているようです。
お湯の成分の薬草は販売もされています。