2018/1/28 殿堂(解除)発表を考察する
当然と衝撃が入り混じった、去年をも超える過去最大級の殿堂発表であった。2011年の大量殿堂にも肩を並べるレベル。
色んな方が既になされていることは承知の上で、自分なりに今回の発表について考えてみたいと思う。
・裏切りの魔狼月下城
<主な被害デッキ> クローシス剣/ドロマーダンテ/武装ビマナ
初っ端から来た予想外枠。獅子王と共にビマナに革命を起こしたカード。
条件が厳しい上にセルフハンデスであるとはいえ、2マナST付き3ハンデスはやはりやりすぎだったらしい。
ただ、これは他の規制によるビマナの相対的強化を抑えるための規制だとも捉えることができる。ドロマーロージアはロージアそのものを、クローシス剣は単騎ラフルルにガロウズとコテンパンにまで規制されているからである。
個人的にも特にGP5thにおいて大変世話になったカード故、殿堂は悲しい。
・龍素知新
まあそりゃそうかといったところ。当然枠。公式はこういう理不尽なループが嫌い。
墓地呪文踏み倒し3種(サイクリカ知新目的不明)のうち、一番やばそうだったサイクリカが生き残ってしまった結果に……。
隠れて手持ちのロマノフサインが死んだ。
・超次元ガロウズ・ホール
<主な被害デッキ> クローシス剣/ハンデス/その他ダイスベガスを採用したデッキ全般
折角ダイスベガスのプロモにガロウズのイラストが描かれていたのに、結局死んでしまわれた。予想外枠
ダイスとの組み合わせは脅威的だがはっきり言えばそれだけでもあるので、やりすぎな気がしなくはないが、単騎ラフルル殿堂ネク閣殿堂までし始めるとハンデスがかなりの相対的強化となってしまうので致し方なくというところだろうか。まさかたった今CSプロモで配布中のカードを規制するわけにもいかないだろうし。
ガロウズ殿堂論と言えば、初出はアナデッゾが大流行した時であった。結局あのアーキタイプはバスターに食われ死滅したものの、別の方向から暴れだし規制となってしまったのだ。
ハンデスはまた新たな防御手段を探す旅に出ることとなった。超CSではハンデス握って世話になったのでこれまたなんとも寂しい。
・真・龍覇ヘブンズ・ロージア
<主な被害デッキ> ロージアダンテ
おいおいマジかと言った枠。あまりに予想外というか、公式はロージアダンテに親でも殺されたのかと言わんばかりの規制。
原因の1つは間違いなくGP5thで優勝「してしまった」こと。規制をかけざるを得なくなったはいいものの、ミラクルストップをかけようにも結局ラフルルと併用、サーチカードを代わりに投入などされたらさほど意味がないことからどうしようもなく根元を規制したというところだろうか。
しかし、真の理由はやはり殿堂後の環境ではロージアダンテが最強クラスのデッキと
なってしまうのを危惧してのことだろう。裏切りを失った程度で堕ちるデッキではないことは端からわかりきっている。素直に殴りあう環境になれば、このデッキはかなりの脅威になるだろう。対コントロールにも長けている。
幸いサッヴァークという強力なドラゴンがいるので、ドラゴンズサインを用いたミラダンテは形を変えつつまだまだ姿を見ることになりそう。サッヴァークはどれだけ値上がりするんだ
・破界秘伝 ナッシング・ゼロ
<主な被害デッキ> ジョーカーズ
予想外枠。
「いい加減なにか規制しないとだめだけどニヤリーを規制するとデッキパワーの落ち方がえげつなくなるし、公式の方針と合わなくなってしまう。しかしユーザーからのヘイトを買っているデッキでもあるのでどこか規制を加えないといけない」という流れだろうか。結局最近は使われないことも多いこのカードを規制することでお茶を濁したと受け取れる。
デッキ構築の幅は狭まるがアーキタイプ自体はそこまで被害を受けていない。他のデッキの弱体化、消滅に比べればかわいいもので、今からがジョーカーズの本番のようにも感じる。
・音精ラフルル
<主な被害デッキ> バスター全般/赤青ブランド/サザン
妥当。あまりに当然の結果。
おそらく開発した側は「ただのドレミ団の中継ぎ」としか考えていなかったのだろう。そしてそれは我々もだった。バスターで出せることに気付いたその日までは――。
バスターや青か光のクリーチャーさえ入っていればどこへでも出張していくその姿は可愛い見た目と裏腹に最早寄生虫。折角推し進めてたSSTを完全否定するスペックでもあるので、単騎ともどもやむなしである。
・単騎連射マグナム
<主な被害デッキ> 多色バスター/赤青ブランド/ビートジョッキー/バイク
妥当。実際どうなんだろうという声もあったが、別に規制されたと聞いてもそこまで不思議でもない。
赤青/赤単バイクにおいては特に重要なメタクリーチャーだっただけに隠れてダメージは大きいか。フィーチャー席で殺された原因もあれだし個人的な恨みは深い(使わないとは言ってない)。
「単騎ラフルル」をそろえるのは以前よりか難しくなるが、宝箱でラフルルは持ってこれることもあってそこまで大きくは上がっていない。依然として警戒すべき組み合わせなのは間違いない。
・ベイB ジャック
<主な被害デッキ> 白緑メタリカ/サルループ/その他数多のファンデッキ
ついに死んだ。
有無を言わさぬ一発プレ殿。ようやく規制できたと公式もさぞ清々しいだろう。販売日数の壁は大きい。
死ぬのが見え見えすぎて強いけどレートは上がらないというのも珍しい。色々なことを我々に教えてくれたカードである。パイでも投げて祝ってやろう。
・超戦龍覇 モルトNEXT&爆熱剣 バトライ刃
<主な被害デッキ>モルネク
いよいよネクを本格的に殺しに来たなという印象。こういう形にしてきたのは意外でもあるが、妥当と言えば妥当でもある。
裏の開発陣の苦慮が思い浮かばれる。
閣を殿堂させても意味がない。しかしプレ殿にすると他数多のモルト系カードの立場が消え、みんな大好きドラゴンファンデッキの多くが死ぬ。市場価格にも大きな影響を及ぼし販売店からの信用も失いかねない。
かといってネクストを殿堂させるのは「主人公カードを規制する」ということ。そんなことはもうボルバルだけで十分だ。せっかく集めた子供たちもさがっかりするだろう。よろしくない。最近再録したし。
結果この形に落ち着かざるを得なかったのだと思う。「コンビ殿堂」という形式自体が子供にとっては分かりにくく、トラブルのもとになりやすいのは公式側もわかっているはず。だからこそ母なる紋章が死に、バイスホールが死に、紅蓮ゾルゲは復活した。
しかしここで改めてコンビ規制を復活させたのだ。いかに苦渋の決断だったのかがよくわかるだろう。
大量展開の術をなくしたネクストだが、他のデッキの大幅な弱体化に比べると実はまだマシ説も大いにある。ただし、SSTには要注意と言ったところか。
殿堂解除に目を向けよう。
・天雷の導士アヴァラルド公
3枚を見て呪文をすべて手札に加えられる。ドロマー超次元時代の猛者。
解除発表が出たときはドロマーハンデスやロージアダンテ、ビマナ等での使用が考えられたが、翌日の殿堂発表でその辺のデッキが軒並み壊滅級の被害を受け使用方法の考え直しを迫られることに。個人的には白緑サッヴァークとの相性が気になるところだ。
おいおい。
やっていいの?といった感じの解除。度肝を抜かれたプレイヤーは多いだろう。
バスターで出せるクリーチャーとしては最高レベルのスペックを持つ。チュリスバスターロマネスクという動きはおおよその人が考えたであろう。
ビマナにとっても色基盤と強力ブースト、ブロッカーに加えプチョにチェンジ可能というのはとても大きい。同じ役にはトップオブロマネスクが存在するが、マナのつながり方が全く異なるので上位下位というよりかは使い分けが重要か。
武装軸のデッキから魔狼が奪われてしまった以上、もはや獅子王にこだわる必要もないのかもしれない。
所感
全体的な環境デッキ全般に大きくテコ入れを施している。この規制で全く被害を受けなかったというデッキは数少ない。
できるだけ殿堂後のデッキパワーを均等にするために、つまり先を見越した結果の殿堂も見られる。いわゆる予想外枠がだいたいそうで、その辺も見据えて皆殺しにしたというところか。かなり思い切った規制となったが、そのこと自体は悪くないと思う。
しかし、疑問も残る。おそらくこの記事を読んでいる方も多くが思っているだろう。
たとえば、チュリスバスターに関しては何も影響を受けていない。
ロマネスクの殿堂解除もあり、バスター殿堂フラグかと思いきや全くの無規制。周辺パーツの規制でバスターの弱体化を図ったような形だが、ここでバスターのあまりの多様性が裏目に出た。
ただし対策しにくいわけでもない。新環境ではおそらくトップメタに躍り出るデッキだが、しっかり対策すれば問題ないと判断したのだろう。
あえてこのような封殺系カードのない高速ビートについては手付かずにさせることで、より強力なSSTを作る口実にするといった考え方もある。
次回の記事ではこれから環境デッキがどうなるのかについて予想していきたいと思う(気が乗れば)。
GP5th ベスト64 4Cオールデリート
DMGP5th ベスト64になった4Cデリートです!
— うみあ (@umia8241) 2017年10月14日
環境外からの刺客として、カウンターと安定性極振りにした構築です。運に助けられまくったとはいえ強かったです!お疲れ様でした!!! pic.twitter.com/xeNqP5xVYy
https://twitter.com/umia8241/status/919111626476855296
https://twitter.com/umia8241/status/919111626476855296
握るまで
GP5th10日前。
この段階になっても使うデッキを決め兼ねていた中、パーツ取りでボロボロ状態になっていたビマナデッキを試しに再生させてみることにした。オタロード本店開店記念CSでフルボッコにされて以来全く使っていなかったデッキでトラウマだったのだが、この際もう一度使ってみようと思った。
最初はその時と同じ5Cジョリーを組むつもりだった。しかし、どうしてもあの時の記憶がよみがえる。2コスブーストがない不安定感、トップで謎帥を引いた時の弱さ……そこで辿り着いたのは自然と「オールデリート」というデッキだった。
GPという長丁場において、受けの強さと決定力の高さはそれだけで強力な武器となるのは言うまでもない。だからこそループやロックは強く、GPで結果を残し続けてきた。そういう意味では、オールデリートというデッキは「テック団の波壊Go!」やロージアダンテという脅威にさえ目を瞑れば、受けの強さと決定力で非常に合理的な選択だと感じた。
幸い前者については環境において搭載しているデッキがクローシス剣くらいのもので、撃たれたとしてもカウンターしやすいこと、また後者については最近下火であることからGPにおいても母数は少ないと読んでいた。
しかし、とはいえ握ることを決めるまでにはまた時間を要した。回した感想はかなり好感触であったが、特に愛用する5Cコンとどちらを選ぶかは当日まで悩み続けた。それは、受けを取るかパワーを取るかの選択だった。
結果的に受けを取ったわけだが、これは英断だったと今振り返って改めて思う。殴らなくていいデッキはやはり正義なのだ。
構築について
オールデリートを組もうと思ったまではよかったが、どのような構築にするかは皆目見当がつかない状況だった。Twitterで検索し、レシピを片っ端から調べ上げた。そこで特に目についてのは、第23回みついCSで優勝を果たした「めげあつ」(@kose_mege )選手の4Cデリートだった。(元の構築については以下を参照願いたい→
「これだ」と思った。これこそ、自分が追い求めていた「オールデリート」。
「マナをためて、耐えて、撃てば勝てる」デッキに相応しい構築だった。
特に目を引いたのは光魂Goの採用だった。環境最大手の展開力のバケモノ、モルネクに対してすら、全タップさえしてしまえば勝てるというのはデッキコンセプトとしてピッタリだった。
ここに個人的なメタゲーム予想による調整を行い、持ち込んだレシピが一番最初のものである。
このレシピはオリジナルよりも若干対コントロールに寄せてあり、ミラクルスターを3投、悠久も2投しているのが特徴だ。これは多数を占めると予想したクローシス剣と結局一定数いそうなハンデスを見た結果である。
しかし、結果的にそこまで対コントロールに寄せなくてもよかったと感じている。結果的に悠久は一度もその効果を発揮せず、ミラクルスターのマッドネス効果も一切使用されなかったのだ。
皮肉にも最後の、フィーチャーされたロマノフsign選手との対戦の際一番欲しいと思ったのは紛れもなく、対コントロールのために切ったデモンズライトだった。
◇
・アナリス4/魔狼4/獅子王4/シャワー4/デリート4/テック団4
確定枠。減らす理由なし。
デリートを3にする人を偶に見るが、封印落ちのリスクがあること、マナがたまったら即座に撃てるようにしたいことなどから個人的には4確定。ネクを3にするようなもの。
・オリジャ2
基本的には禁断相手の勝ち筋。しかし環境が高速化している現状では万能な全体除去としても有用。墓地ソ相手にこれを二回踏ませて勝った。
魔狼で出てきた永遠等を潰す際にも有用。環境次第では増やしてもいい。
・ホワグリ1
最強防御札。返せ。
・セイントリバース2
2枚目以降のホワグリとして。ホワグリほど万能ではないがマナから2枚も回収できるのは強み。テック団とオリジャを共に回収して次のターン殺したりサイゾウミストを回収したり
フェニックスライフとは環境を見つつ。
・光魂Go!3
全体タップ役。腐ってもワンドローからのシャワーやホワグリ、オリジャを打てるので強い。
このカードとの噛み合わせを考えるならセイントリバースはフェニックスライフやブルーホワイトホールにするのも候補。
・サイゾウミスト2
土壇場で活躍する。ただし基本的にはジャスキル+1打点しか止めれないので過信は禁物。
対コントロールを考えて悠久に枠を譲り2にしたが、やっぱり3の方がよさそう。
・悠久2
魔狼でコントロールするだけして、トップホールヴォルグ対ありだけは勘弁したくて2投。なおヴォルグは一度も投げられなかった模様。
ピン投しても封印盾マナに落ちやすく対策になりがたい上に、ミラクルスターとの相性は悪い。それくらいなら別のところに枠を削った方がよさそう。
・ミラクルスター3
結局ほしい。ブロッカーなのがいい働きをする。
フィニッシャーであるデリートまでもを回収できるのが恐ろしいところ。
ただ、2コス初動がアナリスとなっているため回収効率は下がっていることに注意。また、バイクなどに対してはミラクルスターで回収するだけして間に合わない場合も多い。
思ったよりハンデスが少ないので、単色ではあるがサイクリカがつよく欲しいと感じた。
・次元
クローシス剣を意識しつつ、ホワグリの都合でプリン2に。これでも結構騙せる。
特に、1ターン目にテック団を置いてやるとかなり効果的。
総括
GPというデュエマ随一の大型大会で結果を残せたこと、またフィーチャー席に呼ばれるなど、実り多い大会であった。
特に、超CSから2大会連続で公式大会で結果を残せているのは大きいと思っている。運の調子が特別よかったのが主因とはいえ、かなり満足している。
またツイートやこの記事を読んでデリートを握ろうとしている方々、大変嬉しいのだが、ぜひ「環境を読んで」大会に持ち込んでほしい。これが何を意味するか――わかる人にはわかるはずである。
最後に、素晴らしいデッキ原案を世に送り出し、勝利へ導いてくれためげあつ氏に勝手ながらこの場を借りて感謝申し上げるとともに、この記事の括りとさせていただきたい。
http//twitter.com/umia8241/status/91911162647685529
【番外編】日本橋デュエマ勢とは
動画も出し始めたのに「日本橋デュエマ勢についての説明」を一切してないことに今気づいたので、ここでその辺の説明とあらかたの初期メンバーの紹介をしたいと思う。
対戦動画はこちらのチャンネルから→
Ⅰ.「日本橋デュエマ勢」とは
・もともとカードボックス日本橋店の公認大会を中心に、日本橋によく顔を出していたDMPが次第に交流を取り始め、集まりできた。現在はフルコンプ日本橋店を拠点としている
・三田勢を兼ねる人が多い
・現在20人強が一応LINEグルに入っているらしい
・チームではない。あくまで「集合体」でしかなく、各々が好きなデッキを握る。数人でアイデアを出しながらデッキを練ることはあるが、デッキシェアなどはめったに行わない
・ただ基本グル内の会話は思った以上に低レベルでただの身内のなれ合いなので入っても多分後悔しかしない。別名は「天王寺動物園日本橋別室」
・多くの人が割とよくCS出てる。集団の割にはレベルはそれなりに高い。それなりの頻度で誰かがベスト8のプロモを持ち帰ってくる(数打ちゃ当たる戦法とかいうな)。ただし優勝プロモを(グループ結成後に)持ち帰ってきた人はまだいない。
・最近関東などにも進出した
Ⅱ.メンバー紹介
初期メンバーから紹介予定。適宜追加
長いぞ!気をつけろ!
1.ユウ(@LHAkSD5U02VKKwW)
我らが(元)統領。モリモリゴリラ。
なんだかんだで「橋勢」なるものができた要因。色々感謝しているがゴリラはゴリラ。
よくLINEグループから人を追い出す。権限濫用もいいところである。
人のデッキを借りて大会に出ては優勝する。特にRamdaからデッキを強奪して大会に出ることが多い。あとは著者(うみあ)からもよくデッキを奪う。本人曰く「相性がいい」。
ゴリラのくせにプレイングは丁寧。初めてデッキを握っても即座にある程度回せるセンスがある。普通にすごい(俺じゃ無理)。
色々不運が続きCSベスト8プロモを持ち帰ってきたことがなかったのだが、カードラボオタロード本店開店記念CSでようやくオリジャゲット。おめでたい。ちなみにデッキ名は「モリゴリSP」。
メインデッキ:ロージア、バスターなど
2.すたぁ☆西木野(@Star_Nishikino1)
橋勢CSで優勝したこともあって現統領(らしい)。根っからのラブライバー。三田勢兼。
ルールとかにやけに詳しい。さんだCSのヘッドジャッジを担うだけはある。
モルネクを愛する。そして偶にモルネクに見捨てられる。一時期モルネク殿堂対策に赤黒ドルマゲを使っていた時期もあったが結局ネクに戻るまで定期。
だいたいどの大会でもモルネク握ってる。しかしモルネク握るまではサザンを使っていたというから驚き。いったい何があったのだろうか。
GP4thベスト128入賞という輝かしい成績を誇る。その他龍星杯で準優勝など、戦績は橋の中でもトップレベル。
最近ういろうになった(?)
メインデッキ:モルネク、サザン等
3.ミラー(@LunaworldMirror)
変態紳士。どうしてこうなった。三田勢兼。
殴らないと気が済まない。ミラーにはループがわからぬ。サルを貸してもらった時も結局ループがわからずサンマビートしてた。でしかも勝てるからサンマはクソ
一定期間同じデッキを握り続ける習性がある。前は墓地ソだった。今はジョーカーズ。
次元詐欺してもウソをつけない。「こういう次元が使いたかったです」。
ユウがグルから追い出したメンツをすぐに引き戻す任務がある。ただ最近疲れてきた。追い出し方を知って「これで元凶を殺せる」とか怖いことを言ってた。
ついにCSで優勝してしまった。その後も快進撃を続けている。誰かこの男を止めてくれ。
隠れ変態として一部DMPから定評がある。扉をつつかなければ問題はないのでそっとしておこう。
メインデッキ:ジョーカーズ
4.グリコ(@guriko_dm)
通称「ガネさん」。眼鏡をかけているかららしい。ちなみに最近はコンタクトにしているので「コンさん」とも呼ばれる。「ロリコン」とも。
自称「橋の5色担当」。実際そうだと思う。
著者(うみあ)によって洗脳された結果ニコルを8枚も集めやがった。そこまでしろとは言ってない。
プッパ厨。あと東方厨。強カードはとっととぶん投げるもの。誰がモルネクを5色化させるんだ。
そのくせデッキの構築能力は妙に高くよくCSでも入賞している。素直にすごい。
最近はポケモンにお熱。キャスもやってるのでぜひ見に行こう。
メインデッキ:5C等
5.うみあ(@umia8241)
グリコが「5色担当」ならこっちは「誤植担当」。スクチェナは最早伝説。この文章にもおそらく誤植が紛れ込んでいる。その他ツアープラン担当だったり動画制作担当だったり。
もともと5色を中心に握っていたが最近はその他様々なデッキに手を出している。だいたいサルが悪い。テンプレ構築を嫌う。
声がでかくてうるさい。ごめんね、本人も自覚してるけど叫ぶときは叫んじゃう。
元祖ニコル教派。ニコルヤクザとか言われる。しかし最近はそこもグリコに株を取られている節がある。
実は熊本超CSでベスト128入賞。GPでやりたかったというのは内緒。→その後GP5thでベスト64入賞。フィーチャーまでされた。
最近は「歴史を刻め」の普及に忙しい。ミラーとRamdaは既に犠牲となった。
メインデッキ:5C、バスター、ハンデス等
6.ユンボル(@K3CJHVc2S03pSRO)
オリパヤクザ。フルコンプ仕入れ業者。三田勢兼。
光文明を愛する。メインデッキはだいたい光が入っている。ただしロージアダンテは嫌い。
白単天門に関して右に出る者はいない。トップでだいたいセイントローズを引いて相手を発狂させる。
運を使うところを確実に間違っている。CSでは運が悪く負けるのにそこのオリパであたりをほぼ確実に引き当てるので結果的に儲かっている。
しかもラスト賞のカードが欲しいがために残りのオリパをすべて買ったりする。ヤクザでしかない。
そして当てたカードをフルコンプに売るまでテンプレ。フルコンプの入荷ツイートの犯人はだいたいこの人。
橋の裏ボスらしい。
メインデッキ:白単天門、サザン等
7.ORIHIRA(@0zb3250f20j5v1n )
プッパ厨その2。5色勢だが、考え方はグリコやうみあとは少し異なる。
その他、一般とは少し異なる価値観を有している印象(≠弱い)。そのため変わったデッキを多く有する。イメンダーウィンってなんやねん。
しかしやっていることの実質は結局プッパに近い。割とよくCS入賞をしている。
東方厨。フランちゃん大好き。グリコ、うみあ、ORIHARAで「5C東方厨グループ」を形成する。なおチーム戦の戦績は散々だった模様。
実はWINNERSの動画に出演している。デアリドルマゲドンという一風変わったデッキで参戦したが――結果は動画でご確認ください(
https://www.youtube.com/watch?v=toey7i7KvQg)。ちなみに最後が一番面白いです。
メインデッキ:5C、赤黒ドルマゲ等
8.Ramda(@Ramdaosaosa)
橋のパパ。やさしいモルネクおじさん。
カード資産が他に対してずば抜けている。どんなデッキでもフルレートにしないと気が済まない。ガイギンガプロモなんて当たり前。最近はヴィルのプロモを狙っている。
同様にデッキもめっちゃ持ってる上にそのほとんどがフルレートでなんだか感覚が麻痺する。よくユウからデッキをねだられたりデッキ作ってと頼まれるがなんだかんだですべて快諾するあたりめっちゃいい人。まさにパパである。
めっちゃ食べる。歴史初来店で並(350g)のアブラマシを完飲していた。いったい何者なんだ……。
ツイートの内容がよくバグる。仕事が大変なのだろう、温かい目で見てあげよう。
メインデッキ:モルネク、ハンデス、ビマナ等(多くありすぎてよくわかんない)
9.mizu(@Y52753881)
廃車と魔剤を求めて三千里。2つ前の大量殿堂の際に最も被害を受けた人物の一人。
廃車をこよなく愛する。ブラックサイコとイーヴィルが同時に死んだときの絶望の仕方は半端なかった。見てて流石に可哀想だった。ついでに握ってたジョバンニも死んで三重苦。
その後一時期サルなんかも触ってて「めっちゃつよい」やらなんやら言ってたが結局廃車に戻ってきた。本心にウソを憑けないやつである。
空気が微妙になったら「いえーーーーーいwwwww」つってハイタッチで誤魔化す習性がある。橋以外では通用しない切り札である。
最近はクローシス廃車に執心している模様。なんか色々怪しいカードが入っててこわい。
インターンで長期静岡幽閉の刑に遭ってしまった。静岡支部として活躍が望まれる。
メインデッキ:赤黒(青)廃車
10.エルフェンス(@kikukosamalove)
橋勢全員が認めるループ狂。過激派。ループ界のISIS。お前がループせずして誰がループする。ループしてるのはお前の脳神経ではないのか。
ループ大好き。殴るなんてありえない。火文明とか最悪(だけどジョリーは使う)。
特にサルループのバケモノ。怖い。ループに繋がることがわかると途端ににやけだす。対戦相手はスマホを見始める。
いわゆる「野菜ループ」を早期から用いておりそこからついた名前が(野菜農園の)「社長」。動画で「社長」という単語が聞こえたらそれはまずこの人のことを指す。
CSにはほとんど出ないが、たまたま三田勢主催の第2回さんだCSに新殿堂施行前にサル1枚の野菜ループで参戦したら見事ベスト8入り。バケモンかよ。バケモンだったわ。
笑い声がめっちゃ甲高くて特徴的。社長なだけはある。
メインデッキ:サルループ、チェイングラスパーetc
11.ぼぶ(@qopbop_0)
なんだかんだでガチデッキ志向が強いこの集団では異色のファンデッカー。新カード、一般のプレイヤーだとスルーするようなカードに注目し、そこから当然のようにガチと張り合えるデッキを作るその構築能力は目を見張るものがある。
ギャロウィン大好き。ボーンスライムとギャロウィンで特攻をかけてくる。勘弁してくれ。
ブラックサイコが現役だった時代は割とマジでエグかった。ハンデス大好きだが「ニコルボーラスは嫌い」とのこと。
怠らぬ新弾のカード研究と構築能力から限定構築戦のデッキが非常に強力。多分橋で右に出る者はいないと思われる。今年(2017)の権利戦でも真っ先に優勝を掻っ攫った。
最近「ぼぶ」って書いたら「ほこぶ」と間違えられた。もう本人公式な模様。
メインデッキ:赤黒ギャロウィン、その他色々
12.ぜっとん(@zetton516)
イメン。絶対イメン。死ぬまでイメン。世界一イメンを愛する男。三田勢兼。
イメンが好きすぎる。好きすぎてGPイメンを4枚集めてしまった。世界にあるGPイメンのうち1/16はこいつの手にある。
サンマ殿堂だったり環境の高速化だったりで逆風に晒されているがめげない。サンマは死んでもイメンとぜっとんは死なぬ。
ここ最近多忙でほとんど橋に現れなかったが、研修が終わりついに復活した。いつかイメンで環境を変えてほしいものである。
メインデッキ:イメン
13.しはん(@4han_)
ぶっぱ大好きTwitterオタク(人のこと言えないけど)。体に悪いものが好き。つまりラーメンオタク。
不死鳥ネクストとかいう害悪デッキを橋勢に広めた元凶の一人。GP5thでもグリコからニコル4枚パクって握ってた。オニカマスにもセンノーにも怯えぬその姿勢はすごい。
実はCS優勝経験者。CS刃鬼は東京で高く売れたらしい。
その他、宇宙一のカレーパンとボルドギでクロスファイアの攻撃を受け止めたという伝説持ち。なんちゅう初見殺しだ。
今年の春から関東左遷の刑を喰らった。mizuと共に強く生きてほしい。
メインデッキ:不死鳥NEXT等
14.ふじえもん
若干特殊なループ系デッキが好き。変人。いやこの集団変人しかおらんやん。
ユウと仲が良い、てか同じ学校らしい。プレイングとかでよく揉めてる。
社長(エルフェンス)に自然単ループを教えてもらってニコニコしながら回してた。ビマナ勢は死んでいった(mizuもこの時らへんに一瞬自然単に染まった)
最近は「息子」という暗号で呼ばれる速攻デッキをよく握っているが、そもそもシャドバに夢中らしい。引きこもり街道一直線で若干不安。
メインデッキ:息子(←!?)
15.豆腐(@dreadnaught913)
煮込まれてそうな名前をしてる。木綿なのか絹ごしなのかは不明。
廃車大好き。ブラックサイコを返してほしいといつも嘆いている。頼むからニトロで勘弁してくれよ。
第一回さんだCSで優勝している。しかしCSサポートがなかったためプロモはもらえていないのが悲しいか。とはいえ優勝は優勝である。
GP5thで秘密兵器を挿した廃車を握り6-2するもまさかの132位でオポ落ちという憂き目に遭う。ちなみにミラーとうみあも3rdで似たようなことを経験しているが、それにしても酷い。
本来は広島の方に住んでいるらしい。ただなんだかんだでよく会うので感覚が鈍る。
メインデッキ:赤黒廃車等
適宜追加予定
超CSに参加して見えてくる次環境
熊本まで出向いて超CSに出てきました。
最後まで5Cかハンデスかで迷ったのですが、最終的にまわりに勧められてハンデスを握ることに。結果的にミラーにボコられてベスト128だったのですが、まあそんなことは置いといて。
・超CSの環境分析
digの方で今回のCSの各デッキの全体、及びトップ128の使用率が発表されたが、これが非常に面白い結果となっているので紹介したい。
全体
1位:モルトNEXT(13.1%)
2位:ドギラゴン剣(10.7%)
3位:ハンデス(9.8%)
4位:ミラダンテⅩⅡ(8.6%)
5位:ビートジョッキー(6.1%)
6位:ジョーカーズ(5.7%)
7位:サザンルネッサンス(5.3%)
8位:デッドゾーン(5.3%)
9位:墓地退化(4.5%)
10位:5色コントロール・5色ビッグマナ(4.1%)
その他:(26.7%)
トップ128
環境に対する主観
某氏による環境に対する思いがつづられたブログが反響を呼んでいるが、初の記事となる今回は「どうしてこのような環境となったのか」について、新殿堂からの環境を振り返りつつ少し考えたいと思う。
・環境の振り返り
2017年3月、新たな殿堂レギュレーションが施行された。
これまでの環境を彩ってきた様々な強カードの殿堂。ミルザム、ジョバンニのプレ殿により姿を消した天門ループ、ジョバンニスコール。最強のハンデスクリーチャーブラックサイコを失った赤黒廃車。デッキの核であったマナロックとイーヴィルを失ったバスター。GP2位を勝ち取ったオプティマスも、サルも……ループ系デッキの核の多くが殿堂してしまった。
これは、運営側による「既存デッキの多くを弱体化、消滅させることにより、初心者にも参入させやすくする」という思惑が働いた結果であることは誰の目からしても明らかだった。
しかし、皮肉にもこの殿堂により環境は真逆の方向へ向かうことになるが……。
さて、この殿堂を1月末の時点で聞かされたプレイヤーたちは次の環境は「ビッグマナ」「ロージアダンテ」「サザンルネッサンス」のあたりが多くなると考えた。これらのデッキは殿堂による被害を一切受けておらず、目の上のたん瘤だった存在が消えた形になったからだ。
そして迎えた2月28日の日本一決定戦。新殿堂施行日一発目の公式大会となったそれにおいては、やはり読み通りというべきか、サザンやロージアダンテといったデッキタイプが多くを占めていた。
しかし、決勝戦で鉢合ったのは「白抜きランデスビマナ」と「デアリモルネク王」であり、結果的にモルネク王が優勝した。マナロックの殿堂で弱体化が予想されていたデッキタイプだっただけに、(ミラダンテ読みの構築がうまくマッチした結果だったとはいえ)予想外の結果となった。
その後、しばらくはCS優勝デッキにおいて多くのタイプのデッキが犇めき合うこととなる。
イーヴィルヒートを失い遂に終わったと思われたドギラゴン剣であったが、特にリンネヴィーナスとホネンビーにより即座にリペアされた5C剣がいち早く復活。その後、次元の霊峰を用い4tキルに特化した構築のシータバスターなどが結果を残し注目を浴びた。
一方で怪しい動きを見せつつあったデッキがあった。ひとつは自然単サルループである。
ゴエモンキーが一枚制限になり、よく知らない人間が見ると「相当な弱体化」をしたように思われたサルループであったが、実態は全く違ったものであった。
サルは、一枚でも十分回ったのだ。空いた枠にマナ回収カードを入れることでほぼ同じようなことは十分実現できていた。
しかし、この時点ではまだそこまで暴れまわることにはならなかった。
モルトNEXTも徐々にその凶悪性をあらわにしようとしていた。ファイナルメモリアルパックに収録された「伝説のレジェンド・ドギラゴン」を、既存のメガマナロックの枠に入れ替えた新生ドルマゲドンモルネクが徐々に各所で結果を残し始めたのだ。
この構築において、実質的にSAでないドラゴンはバトクロスとピンのマナロック、ミツルギブーストだけ。
スクランブルチェンジの使い道のほとんどがマナロではなくモルネクになったことも相まってこの構築はバトライ閣との相性が驚異的なものとなり、これまで以上にとんでもない殺戮力を持ったデッキとなってしまった。
そしてそんな中期待の新シリーズ第一弾、「ジョーカーズ参上」が発売される。既存の無色サポートカードとの相性が危惧されたジョーカーズはその予想通り、発売当初から各所のCSで結果を残すこととなりトップメタの一角にすんなり加わった。
ただこの弾に搭載されたカードで既存のデッキに大きく影響を与えるカードはほとんどなかったが、一つだけ例外があった。「桜風妖精ステップル」である。
2マナで1マナ加速できる「クリーチャー」である彼女は、当然のように自然単系デッキに組み込まれていく。特にベイBジャックとの相性は目を見張るものがあり、実質2コスト2マナ加速となるこのカードはサルループの更なる強化、高速化につながった。このカードのおかげで安定して4ターン目にはループを開始できるようになっただけでなく、最速後攻3ターンループすら可能になったのだ。
またその頃には研究が進み、サルのリペアとして「大勇者『鎖風車』」と、ループパーツが一枚で収まる「大砕神グレイトフル・ライフ」を採用した通称「チェンストループ」が結果を残してプレイヤーの間に広がりつつあった。
このデッキはただただサルのリペアなだけにとどまらず、サンマッドが3打点、鎖風車が2打点もちのクリーチャーということで非常に殴る際の攻撃力も高いところが特徴であり、ヤドックを立てながら殴ることによりモルトNEXTに対して実は有利を取りやすいのも恐ろしいところであった。
そしてプレイヤーは、このとてつもないパワーを誇る2つのデッキに集中し始める。特にモルネクはサルループほど難しいプレイングを要求しない(勿論考えないデッキと言っているわけではない)ため、時が経つごとにますます使用者が増えていった。
そんな中で行われたDMGP4thは、やはり参加者の大多数をモルネクが占めた結果となった。
優勝はなんと受け重視のモルネク王であったがこれもいわゆる「モルネクにつよいモルネク」であり、やはりスクチェナ型のモルネクが多いことを如実に表した結果とも言えよう。
ベスト4にモルネクが2、サルが1、ジョーカーズが1という結果はまさにメタゲームの環境をそのまま表しているといっても過言ではない。
そしてGPの結果が証明してしまった強さをもとに、今もモルネクを主体とした超高速環境が続いている。
・どうしてこの環境はいけないのか
以上を読めばある程度分かったと思うが、今の環境は当初運営が予想した(であろう)環境とはかけ離れている。
もちろん、ボルバルザークの時期のようにすべてが染まっているわけではなく他のデッキの優勝報告もよく上がっている。しかし、「この環境が健全であるか」と言われ首を縦に振る人はそう多くないと思う。
非常に大きなデッキタイプとして、「コントロール」が死滅しつつあるのだ。どれだけ構築を練っても、モルネクとサルを共にとれるコントロールがどれほどあるかーー考えるまでもない。
これまでの環境においても「速いデッキ」はもちろん存在した。最近で言えばレッドゾーンなどがそれに当たるだろう。
しかし、それらのデッキが台頭してもコントロールはちゃんと息をしていた。それは攻めが非常に直線的で、十分反撃のチャンスが存在したからだし、新カードがそれをサポートしていたからだ。
けれども、今の二大環境はともにそうではない。
今のモルネクは、3,4ターン目にはスクチェンでコスト軽減した上にSAを付与したモルトNEXTでバトライ閣を出し、ATで延々とアタッカーを増強し続ける。その中で一度モルネクだったり永遠龍がめくれたりすると、それだけでゲームセット級になる。
スクチェンがない時代は4ターン目にモルネクを出しても閣建設だけしてターンエンドだった。だからこそ、許された。返しのターンでそれを処理する猶予があった。
さらに、あの当時はマナロが4投されていた。スクチェンを打った後出てくるのはマナロックだった。
もちろんアレは鬼畜の所業だった。しかし、マナロというカードの性質上案外反撃に出やすかったのも事実だ。しかし今は、それもない。
一方サルは、盾を割らずに4ターン目にはループを開始する。コントロールにとって4ターン目といえばせいぜい、例えば裏切りの魔狼月下城を打つなりするのが限界である。しかし、あのデッキは魔狼だけで止まるデッキではない。やりようがない。
はっきり言ってしまえば、これまでのデッキとは格が違うレベルで「理不尽」なのだ。久しぶりにデュエマを始めようと思った人が、初めてデュエマを始めようとした子供が、公認大会でこのようなデッキと当たれば、下手をすれば立ち直れなくなるほどのショックを受ける。
私は革命編の途中からデュエマを再開した。もちろんあの時大流行していたバイクにたいして衝撃を覚えたし、ショックは受けた。しかし、アレは今ほどのものではなかったはずだ。なにせ、今の環境2デッキを同時にメタるのは非常に難しいのだ。
かくして、本来はDMを始めるべきであるはずの時期なはずが皮肉にも全く異なる結果となってしまっているわけだ。
・運営は何を間違えたのか?
もちろん、率直に言って制限するカードを間違えたというのはあるだろう。特にゴエンモンキーの制限はナンセンスであり、本当ならサンマッドやアラゴトムスビ、ベイBジャックにかけるべきだった。
しかし、そもそもの話として最近のデュエマ運営が突き進めてきた「革命」の弊害がついに目立って現れてきたのではないかと思う。
もちろん、ドラゴンサーガの失敗を糧として行われてきた様々な改善策は評価できるものばかりだ。それに関しては一切否定しない。
しかし、その過程において「魅力を作るため」に行ったインフレがついに今になって「魅力を落とす」方へ傾き始めている。
いつかのクリエイターズレターにおいて「我々は常に『ギリギリ』を目指してカードをデザインしている」と語られた。
カードゲームという業界を続かせるためには、インフレは絶対必要である。ずっと同じような能力のカードばかり作っていても飽きるだけだからだ。
しかし、今のデュエマはそのインフレする勢いを見誤った。やりすぎた。
そしてさらに、そのインフレに対抗するためのカード軍を「新環境への期待」のために安易に制限した。
ここに、すべての原因があるのではないかと思う。
この構図を、自分は過去知っている。ボルバルザークへの唯一の対抗札だった「アクアン」が規制された時のことだ。もちろん今の2デッキはボルバルとは全く質の異なるものだけれど、この全体的な動きとしては似たようなものを感じる。
今の環境に対しては賛否が分かれるところだが、そもそもここまでの状態になっていること自体が間違いなく「危機」だ。
運営側が素早く、適切な処置を下すことを願いたい。