生きているだけで十分仕合わせだ

今まででハッとしたこと。驚いたこと。生きていくうえで確かなこと。私の息子(昭和60年生まれ)に是非伝えたいことを書いていきます.猫に小判か、みずみずしい類体験か。どうぞ後者でありますように。

年賀状 平成12年から令和6年まで

私は平成12年から年賀状に簡単な文章を書き添えています。

その年、その年、私が心がけるテーマを中心に書いています。

紛失したり、喪中であったりして年賀状が手許にないものもありますが、

大方は揃っています。

それで、この機会に手許にある年賀状を当ブログに掲載してみました。

 

平成12年 晴れてよし 曇りてもよし 富士の山

晴れてよし、曇りてもよし、富士の山。

宇宙から撮影した青い地球を見て。

宇宙は静寂で邪心なし。

心が何ものにも捉われない、虚心平気な心。

宇宙は生命が躍動。

勇気ある心、明るい心、朗らかな心。

宇宙の力を胸一杯吸い込んでいきたいとおもいます。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

 

平成13年 蒸気機関車 自動車 飛行機 テレビ 衛星放送 インターネット

蒸気機関車、自動車、飛行機、テレビ、衛星放送、インターネット。

文明は時間を短縮し空間を広げてきた。

しかしこれらを支配してきたのは儲け優先主義。

便利が安全に、低俗が教養に優先。

現代の心の病は若年層という弱者に重くのしかかる。

どんな場合でもいのちあることを喜び、

幸せを感じて活きていくことを第一主義的人生としたい。

皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

 

平成15年 地の声 天の声

地の声。天の声。

地の声は鳥の鳴声や風によって木がすれあう音。

天の声は草叢に寝そべって青空に浮かぶ雲を眺めているとき、

ふっと無心になったときに聞こえる声なき声。

地の声、天の声は心の本当のやすらぎの場所。

天の声を聞くと人の命のなかの本然の力が湧き出る。

心機転換。地の声、天の声に耳を傾けていきたい。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成16年 自然は大らかで波長は長い

自然は大らかで波長は長い。

高校時代、落ち込んだときに、ある友人の声を聞いただけで心が和み、

救われたことが何度かあった。

彼は、日本海の島から、わが市に海と山の香りを運んで来てくれたのだ。

私達の生活リズムはテンポが早すぎる。ストレスはそこから来る。

せめて心だけはゆとりをもたせたい。

手始めに、この一年は、ゆっくりと話すことから心掛けていこうと思う。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成19年 有意義で幸福な人生

私達は有意義で幸福な人生を過したいとおもう。

しかし何か事があるのが人生。

平穏無事な日々が続くとおもっていると荒波がやってくる。

幸せな人生を送るための答えは一様ではない。

真実は以外とシンプルな言葉で集約されるかもしれない。

私は、この一年間朝の目覚めに夜の寝際に、生きていることに感謝し、

声を出して「有り難うございます」と言うことにする。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成20年 インド北東のブータンの国

某テレビ局でインド北東のブータンの国を取材していた。

取材された人は誰しもが一様に自分は仕合わせだという。

そのなかで初老の人曰く「生きていることで十分に仕合わせである。

ほかに何を望もうというのか」。ハッとさせられた。

人生を語る哲学のなかでこれ以上の言葉に出会ったことがない。

私達の取り巻く環境のなかでは困難を極める生き方であるが、

私は初老の言葉を折に触れ思い出していこうとおもう。

積極的に生きるため。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成21年 サッカーのオシム前代表監督

サッカーのオシム前代表監督が今年から日本を離れる。

ジェフ千葉の監督時代、祖母井GMが、韓国人の大型FWがハットトリック

達成したのでボーナスを出したいと相談したところ、

即座に反対したという。

彼に点を取らせるように動いた選手を見落としていないか、というのである。

心に響く。

平気で点を取らせる動きができる人は一流の人物であろう。

今年、私は少なくとも一度はこの動きをしよう。

楽しく明るく生きるため。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成22年 仕事のうえで論理上行き詰まったら

仕事のうえで論理上行き詰まることがある。何度考えても解決しない。

そのようなとき私は散歩に出かける。そうすると決まって問題が解決する。

不思議なことである。

リラックスするためか、心身が自然のリズムの中に置かれもっとも

良い状態にあるためなのか。

これは自分の見つけたコツであり宝物とおもっている。

このコツが活用できるのは仕事に限らないはずだ。

本年からは事あるごとに散歩に出かけようとおもう。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成23年 未だ木鶏たり得ず

未だ木鶏たり得ず。

双葉山が六十九連勝の止まった夜、無心を貫く難しさを嘆いて発した言葉という。

白鵬連勝ストップの新聞記事のなかに載っていた。

私は無我の心境をこの十数年気にかけてきたが、全くもって身につかないでいる。

座禅も一方法であろう。

また、誰しもが日頃、ヒョイヒョイと無心の心境に入っていることを

経験しているともいう。

私の本年のテーマは無心の心境である。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成24年 居酒屋上州屋

私の事務所近くに上州屋という居酒屋がある。

何時も満席の繁盛店である。

家族四人で切り盛りされ、季節の魚や野菜が出され、

新鮮な料理が私を驚かせ喜ばせる。

高くて旨いものなら誰れにでも出来る。

自分は安くて美味しいものを心がけている。

口数の少ないマスターがぼそっと言ったことがある。

この店は何時行っても居心地が良い。

東日本大震災放射線量の影響は今も続いており、

被災者への支援を忘れないようにしたい。

そして自分の持場にベストを尽くすことを忘れないようにしたい。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成25年 格別な仕合わせ

困難を克服して何かを実現したとき、大変美味しい食事をしたとき、

素晴らしい音楽を聞いたとき、私達は仕合わせな気持になります。

パッと花が咲いたような人に出会ったとき、

私は格別に仕合わせな気持になったことがあります。

これってお金とは無縁ですが、もし金額に換算できるとしたら

いくらになるだろうかと考えたことがあります。

出会った人、出会った人が仕合わせな気持ちになるだろうなあ、

と想像したことがあります。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成26年 言葉は言霊

言葉は言霊といわれる。それだけ力があるということであろう。

日本人はユーモアのある言葉を投げかけるのが不得手で、

私も例外ではない。

ユーモアのある言葉は笑いを誘うが、なお上品でありたい。

そのような言葉は、周囲を鮮やかに彩り、心地良い雰囲気を醸し出す。

そればかりではない。ゆとりを与え、生きる力さえ生む。

さてどうするか。私はユーモアセンスを研きます。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成27年 鍛錬

鍛錬。心の鍛錬は。身体鍛錬は。

毎日のこととして行っているかというとそうではない。

どれもこれも少しかじる程度。長続きがしない。

やればやるで続けなければという思いがストレスになってしまう。

なので適当にやってきたが鍛錬の大切なことは解っている。

齢の所為か最近、腰の調子がおもわしくなかったことがあり、

身体について鍛錬らしい鍛錬をしていないことを思い知らされたことがあった。

毎朝と毎就寝前、心と身体の鍛錬をしようと思う。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈りします。

 

平成28年 笑い

笑い。笑いは人間特有なもので、人間以外の動物にはないものといってよいだろう。

ライオンが笑ったり、桜が笑ったりすることを想像すると気持ちが悪い。

それにひきかえ、人間の笑いに接すると無条件に気持ちが良い。

楽しい気分になる。

笑いは心ばかりでなく身体にも良いといわれている。

笑いは、人間が人間らしくなる本質的なもので、

人間に根源的な力をもたらすのかもしれない。

笑いを自由自在に操ることはできないであろうか。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成29年 人生は蒔いた種どおり

人生は蒔いた種どおり。

私の現在おかれた状況はすべて自分が蒔いた種どおりになっています。

人間関係においても、仕事においても、健康においてさえもです。

私は何かにぶち当たると、この言葉を引き出して、

それまでの行動を分析し、反省します。

そうすると、すべての結果を自分に受け入れることができます。

そうして、気持を新たにし、人生航路を歩み続けます。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成30年 健康

健康は心・食事・運動

このうち運動不足は明白で気になっていました。

私は、作夏から毎朝、雨の日以外は最寄駅まで二十四分歩いて、

事務所に通っています。

どうせ三日坊主と思っていましたが、今のところは続いています。

どういうわけか、朝歩くのは苦になりません。

体調が以前に比べて良くなったというわけではありませんが、

これからも、毎朝、歩こうと思います。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

令和2年 冬の空

冬の空。青空は、青にうっすらと白色を重ねて、少し薄い。

雲も薄く、軽やか。

夏のコバルトブルーの青空と分厚い入道雲とは随分違う。

冬の空は澄みきっている。

心定まる。唐突に問題を投げかけられ、面喰らう、

しかし観念して覚悟が決まると、

しばらくして問題が解決されることが幾度かある。

覚悟が決まり心が定まると不思議な力が出る。

心定まるは冬の空と同じ顔を持つ。常に心定まるでありたい。

ご健康とご多幸をお祈りします。

 

令和3年 富士山

今日、富士山を自宅マンションから見た。

私のいる松戸でも、くっきりとその雄姿を見せている。

今、コロナが凄まじい勢いで世界を被っていることが嘘のようだ。

コロナは、人間にとってもっとも大切な人と人との接触にノーを突きつけ、

人間に戦いを挑んできている。

私達は、一人一人が飛沫対策をしっかり行っていくしかあるまい。

自然の恵みに深甚なる感謝をして、

まず人のために、そして自分のために、感染対策をしっかり行っていく、

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

令和4年 ブータンの初老の人曰く

ブータンの初老の人曰く、「生きているだけで十分に仕合わせである。

ほかに何を望もうというのか」。

人生を語るうえでこれ以上ない言葉であり、

言葉そのものの響きが私に安心をもたらし、力を与えてくれる。

今、コロナは変異を繰り返し、世界中でオミクロン株となって私達を襲っている。

しかし、いつ、どのような姿で終息するのかもどかしいが、

コロナは必ずや終息する。

そして人類は生存していくと信じている。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

令和5年 時間はときめき

時間はときめきである。

子供の頃はあれほど一年が長かったのに、大人になると、

一年が経つのが早い。あっという間である。

これは誰しもが実感していることではないか。

某テレビ局の特集で、子供と大人のこの違いは、

ときめきが大いに関係しているということであった。

ときめきがあれば時間はゆっくりと進む。

夢中になって、ときめいて、時間をゆっくりと動かしたい。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

令和6年 恩師I教授の講義と大谷翔平選手

私の恩師であるI教授の講義は素晴しかった。

講義内容は学会の最先端を行くもので、

毎年その内容は更新されるということであった。

十二月九日、大谷翔平選手がドジャースと10年間7億ドルの

大型契約のニュースが飛込んできた。

彼は、打つ投げる走るに規格外の能力をもつが、

私が感心するのは、何といっても、彼がつねに進歩向上に努めている、

それも半端ないということである。

学ぼう、この若い青年から。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

ザルと水 土光敏夫の毎朝の読経と座右の銘「日に新たに、日々新たなり」

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1.人生は、感動と忘却、そしてまた感動と忘却の繰り返し

誰しも、今まで生きてきたなかで、一度といわず二度、三度、心の底から感動し、それを自分の身につけたいと思ったことがあるのではないでしょうか。

例えば、A君は、「感謝する」ことが人生でどれほど大切かということを真底教えられたことがあったとします。

A君は感謝することの大切さを真底理解し、心に刻みます。よし、この言葉を忘れないで、これからの人生を生きていくぞ、と決意します。

当分の間は、A君は、その思いを続けることでしょう。しかし、時間が経つとどうでしょうか。あれほど感動したというのに、感謝の大切さを知った当時の高ぶった感情は色褪せてきます。そうすると感謝する心は忘れられていきます。

元の木阿弥です。振り出しに戻ります。

あの新鮮な気持ちはどこにいったのか。これからは感謝、感謝だと強く自分に言いきかせてきたのにです。

感動し、忘れる。そしてまた感動し、忘れる。

人はこれを繰り返して人生を過ごしていきます。これは誰にも当てはまることではないでしょうか。せっかく感動したのに、もったいないことですが、殆んどの人が身についていないと思います。

 

2.「ザルと水」の話。ザルに水を入れても水は少しもたまりません。

上の消息は「ザルと水」で考えるとよく理解できます。ザルを人間、水を感謝とします。

せっかくの感謝という水も、ザルの上からかければ一時のほんの少しだけザルにひっかかりますが、すぐにザルの網目の隙間を通ってザルの外にこぼれ落ちてしまいます。ザルに一時は水がひっかかりますが、いつまでもとどまりません。水はザルからこぼれ落ち、ザルは空っぽになってしまいます。

ザルという人間は、感謝という水を、長い間、自分の中にとどめることができません。

ザルは空っぽのままですと、しばらくするとまた水が欲しくなります。そこで、また水をザルのうえからかけます。そうすると水はザルに一時はとどまりますが、それもつかの間でまた網目の隙間からこぼれ落ちてしまいます。ザルに水は少しもたまりません。

 

3.ザルに水を入れるのではなく、水に浸しておく

しかし、ザルの上から水をかけるのではなく、ザルを水の中に浸しておけばどうでしょうか。この場合は、ザルはつねに水にふれています。感謝という水がつねに存在し、感謝の気持ちを忘れることはありません。

そうです。感謝の気持ちを忘れないでいるためには、ザルを水に浸しておけばよいのです。

 

4.ザルを水に浸しておくにはどうしたらよいか。

それではザルをつねに水に浸しておくためにはどうしたらよいのでしょうか。

それには、四六時中、感謝、感謝と、自分に言いきかせればよいということになります。つねに自分の身にまとわりつかせればよいということになります。そうすればザルをつねに水に浸すということになります。

このように考えると、毎日、毎日、感謝、感謝と唱えれば、感謝という水につねに浸っていることになりはしまいか、と思うのです。

朝に昼に夜に感謝を唱え続ければザルは水の中に浸ったままにおかれるでしょう。少なくとも毎朝欠かさずに、感謝を唱えれば、ザルの中の水は切れないでいることになりはしまいか、そう思うのです。

 

5.土光敏夫 座右の銘「日に新たに、日々新たなり」と毎朝の読経

以上のことを考えると、私は、土光敏夫を思い起こします。

土光敏夫は、石川島播磨重工業の経営危機に臨み、徹底した経営合理化を行って会社再建を果し、さらにやはり経営難に陥った東芝の再建に辣腕を振るって成功をおさめます。そして経団連の会長に就任し、2期6年にわたって財界総理として第一次石油ショック後の日本経済の安定化に尽力します。また臨時行政改革推進審議会の会長を務め、「臨調の土光」の名を世に轟かせます。

経営の辣腕振りを称して、「ミスター合理化」、「荒法師」と言われていますが、生活はすこぶる質素で、「メザシの土光さん」は有名です。石川島、東芝経団連の重役となっても、社用車を使わず、JR鶴見駅まで歩き、電車に乗って会社へ通っています。

ソニー創業者井深大は「今の日本で最も尊敬できる人物は誰かと聞かれれば、無条件に土光さんと答える」と述べています。

土光の座右の銘は「日に新たに、日々新たなり」です。

「今日なら今日という日は、天地開闢以来はじめて訪れた日である。それも貧乏人にも王様にも、みな平等にやってくる。そんな大事な一日だから、もっとも有意義に過ごさなければならない。そのためには、今日の行いは昨日より新しくなり、明日の行いは今日よりもさらに新しくなるように修行に心がけるべきである」という意味。

中国・商時代の湯王が言い出した言葉で、湯王は、これを顔を洗う盤に彫り付け、毎朝、自戒したという。

土光敏夫私の履歴書」「経営の行動指針」

土光は、毎朝、4時半に起き読経を唱えて7時に出社しています。

毎朝4時半の読経は、ザルを水に浸す役割があったのではないでしょうか。

毎朝の読経で「日に新たに、日々新たなり」を片時も忘れることがなかったのではないでしょうか。

ウォーキングは継続していますか。私は4年続いていますが不思議?その理由は?

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1.毎日、事務所通い

私は、現在、70才半ばですが、職業は自営業で、毎日、自宅から事務所まで電車通勤しています。

自宅から最寄駅までは歩いて行きます。所要時間は約24分です。そして電車に乗り3つ目の駅で降ります。そして降車駅から約5分ほど歩くと事務所に着きます。

土日は休みで、平日は雨の日を除いて、最寄駅までは歩いて行っています。帰りはバスを使っています。

 

2.24分のウォーキングが4年続くのが不思議

どうせ三日坊主と思って始めたウォーキングですが、かれこれ4年も続いています。

不思議といえば不思議です。一体全体、どうなっているんだ、と思います。

自分でも、こんなに続く理由が解らないのです。

不思議と4年も続いているのには何か理由があるかもしれません、それが解れば、ウォーキング以外のことで継続したいことがあれば、役立てられるかもしれません。

一考の価値がありそうです。

 

3.継続する理由・ウォーキングが通勤の一コマになっている。

24分歩くとなると、2キロ程度の距離ですが、それは結構な距離です。考えてもウンザリします。

しかし、通勤の中に組み込まれているとなると、事情は多少違ってくるのではないかと思います。通勤は毎日のことです。通勤はどうしてもするのですから、通勤すること自体別に決断する必要はありません。ただし通勤の一コマとしてバスではなくウォーキングを決断する必要はあります。

これに対し、例えば、いざ、自宅の周囲を毎日ウォーキングをしようとすると、これは、通勤の一コマと違います。毎日の必要な行動に組み込まれていないので、毎日の生活パターンと異なる行動を決断しなければなりません。これが意外と重い。そしてさらにウォーキングするという決断をしますから、ハードルが二つあることになります。通勤の中のウォーキングとの差異は、案外大きいのかもしれません。

もし、通勤するうえで、最寄駅まで歩く時間が24分ではなく5分だとすると、誰しもが容易にウォーキングを継続します。徒歩5分は楽勝です。10分でも容易でしょう。それなら15分は、20分は、25分は、30分は、となると、私の場合は、24分でも意外と容易だという範疇に入っているのかもしれません。片道ということもありますし。

どういうわけかわかりませんが、朝歩くのが苦になりません。

そういえば、私に朝の通勤時間にウォーキングしていることを教えてくれた友人は、いまもウォーキングを続けているということです。(参照:当ブログ「カテゴリー・健康」健康と通勤 ウォーキングと三日坊主 正しい歩き方と正しい歩数 2017.12.12

理屈はどうあれ、通勤の中にウォーキングを組み込むと、ウォーキングは継続するのかもしれません。

 

4.継続する理由・適度な運動は適切な食事とともに健康に欠かせないという強い信念

健康は心・食事・運動。

このうち、私にとって運動不足は明白でしたので、長い間気になっていました。食事は決して十分ではありませんが、多少、気を配っていました。しかし運動は全く何もしていませんでした。

健康に運動は欠かせません。

そしてその解決方法には歩くことが一番良いと考えていました。人間にとって歩くことは無理のない、もっとも自然な行為だと思うからです。

健康には運動が欠かせないという思いが強ければ強いほど、ウォーキングを継続させる原動力になっていることは間違いないと思っています。

 

5.継続への挑戦

私は、今からでも継続したいことが沢山あります。そのうち、一つでも二つでも実践できれば良いと思っています。そういう思いで、私自身がかれこれ4年続けているウォーキングについて、何故続けられているかを考えてみました。

それは、第一に強い信念、第二に生活の中の一コマに組み込むということでした。

ところで、ウォーキング以外で私が継続しているものとしては、「健康のための食」があります。1.遠藤青汁を毎日飲む、2.少食に徹する、3.牛肉、豚肉は原則として食べない、の三つです。

「健康のための食」は以上の三つのほか、果物野菜を多く食べるなど多くのことがありますが、私が継続して実践できているのは以上の三つであり、これらはいずれも25年以上続けています。(参照:当ブログ「カテゴリー・健康」健康と食事その5 青汁、肉少食、小食、よく噛む-私の実践法 2017.11.24) 

この三つについて、いずれも私にとって健康に良いという強い信念があります。そして、私はいずれも日々の食生活の中に組み込んでいます。

私は、食や運動を健康に即するよう充実させるとともに、健康にとって欠かせない心の鍛錬も是非にでも実践したいと考えております。しかし今まで何度か挑戦しましたが継続にはほど遠いというところです。

しかし、このブログ記事を掲載する機会に、ウォーキングと遠藤青汁等とともに、私にピッタリの心の鍛錬を見つけ、強い信念をもち、日常の生活に組み込むことで、継続させようと思います。

嫌いな上司を蹴飛ばしたいサラリーマンへ、嫌いのままでは部署替えだぞ。

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 1.嫌いな人でも好きになる。それは出来ない。出来る。

私達のなかで、嫌いな人でも自分が努力して好きになることを実践する人は恐らく皆無に近いでしょう。

理由は明白です。理屈ではありません。嫌いなものは嫌いだからです。克己心よりも情が勝るのです。

しかし、困難なことですが、嫌いな人を好きになったら世界がどんどん広がっていきそうです。人間関係が見違えるほど広がる、そう思うのです。

ところで、人はどんな人でもです、あんな悪いやつと思う人でさえも、不思議と思えるくらい、私達が学ぶべき長所をどこかに持ち合わせており、教えられるものを何かしら持っているといえます。

すべての人が、師匠という顔を持っているといってよいでしょう。この点は私達は見落としがちになりますが、そう思って人と接触すると、なるほどと解ってもらえるはずです。

私達は、私達の嫌いな人でも、どこかに長所を持ち、それは私達が学びたいところであり、その長所をしっかり見れば、嫌いな人も好きになってくる道が開けてくる、違うでしょうか。

 

2.ゴマスリ上司にも学ぶべきものがあった。

私が30代で、当時サラリーマンをしていた時のことですが、Sという上司がいました。私はSと馬が合いませんでした。これは同僚のAから聞いたことですが、ある日、SとAと2人の上司であるTと3人がJR某駅の階段を昇ろうとしたときのことです。

突然Sが勢いよく走って階段を昇っていったそうです。Aは何事かと思っていると、Sは階段を昇ったところでJR某駅から東京駅までの切符をもって2人を待ち、顔に滴る汗を拭きながら、上司のTに切符を渡したそうです。

後日、SがAに言ったこと、「出世するのには上司のご機嫌とりが必要不可欠、それをしないサラリーマンは馬鹿だよ。」私は上司へのゴマスリを厭わないSが嫌いでした。

しかし、私はSと長く付き合っていくうちに、彼の長所をいくつか見るようになりました。その一つに、彼は自分を慕う部下の面倒見がとてもよかったことがあります。

私は、案の定、Sによって部署替えをさせられましたが、今、思えば、Sの長所を見抜いて、Sを好きにならないまでも、苦手意識はもたないことができたのではないか、と思っています。

人間は誰しもが師匠という顔を持っています。

彼から学ぼうとするほうが、彼を嫌って敬遠するより、よほど高等な生き方に違いない、と思うのです。 

緊急事態宣言の解除は「遠泳で溺れるのは浅瀬」を連想せよ!

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緊急事態宣言の解除 

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、令和3年1月8日~2月7日の1ヶ月間、緊急事態措置が実施されています。

そして、今、緊急事態宣言解除について、いくつかの議論がなされています。

分科会尾身会長は個人的意見として解除について3つの条件を出されています。(2021.1.22)。

  1. 感染状況がステージ3まで下がること
  2. ステージ3になったからすぐに解除というのではなく、感染状況と医療のひっ迫状況の改善が継続している動きがあること
  3. 解除後もステージ2まで下げられるという見通しがある程度つくこと 

 

また、尾身会長は国会答弁で次のように発言されています。(2021.1.27(水))

緊急事態宣言を出したことの効果がおそらく今週の末、あるいは来週の初めにわかると思う。緊急事態宣言解除の方法、時期等にわたしは重要な影響を及ぼすと思っている。

 

政府発表予定(2021.2.2(火))

政府は、本日2月2日夕方に、栃木県を除く10都府県で、緊急事態宣言解除を3月7日まで延長する決定を発表する。なお、感染状況などが改善した場合は、期限の前でも解除する方針。

新規感染者数は減少傾向が続いているが、医療提供体制のひっ迫は改善の兆しがみられないとして、解除を延長。

 

日本経済研究センターの解除の影響予測(2021.2.2(火) 日本経済新聞記事)

政府が目安とする「ステージ3」で解除すると、目先の経済の落ち込みは小さいが夏に再宣言に追い込まれて経済が失速しかねない。「ステージ2」の水準まで感染者を抑えてから解除する、感染者が少なくなっていることから、夏に宣言の再発令に至るほどの感染拡大は招かない、夏から秋にかけて経済の回復軌道を維持できる。

 

緊急事態宣言の解除と「遠泳で溺れるのは浅瀬」について

緊急事態宣言を出すことも難しいのですが、緊急事態宣言の解除についてその方法、時期等を判断するのはさらに難しいことだと思っています。その判断が誤れば感染は再燃しかねないからです。

私は、緊急事態宣言の解除の方法や時期等を判断するとき、「遠泳で溺れるのは浅瀬」ということを念頭に入れるべきだと考えます。

「-遠泳のことである。子供たちがやるときは大てい多勢集団で列を作って泳ぐ。向う岸までかなりの距離を泳ぐわけである。海の中で波にゆられ、時には水を飲んで泳ぐ。だんだん疲れてくる。向う岸へ近づく頃はくたくたである。砂浜の人影が見え、波打ち際が見えると、やれやれと思う。ところがそれから先が大切なのだ。もう多分足が立つだろうと思って安心して立とうとするとえらいことになる。足は立たない。すぶりと沈む。水をのむ。あばれる。また水をのむ、溺れるということになる。こういう時の鉄則がある。ヒザが底の砂につくまでゆるまずに泳げということである。」 (参照:当ブログ「慎重を期する」は 遠泳で溺れるのは浅瀬を連想する(2016.9.22)

 ヒザが底の砂につくまでゆるまずに泳げという鉄則が当てはまるのはいずれの段階なのであろうか。ステージ3かステージ3でもステージ2まで下げられるという見通しがある程度つく段階か、それともステージ2か。

GoToトラベルキャンペーン(2020年7月22日~2021年2月1日)は時期を早まったのではないでしょうか。

感染がおさまってきた。感染対策をしっかりしておけば問題ない。  GoToトラベルで全国の観光産業の元気を取り戻そう、経済重視を進めていこう、というのであったのでしょう。

しかし、ヒザが底の砂につくことを確認しないでGoToトラベルをスタートしてしまったのです。早まったのです。

遠泳が溺れないための鉄則、「ヒザが底の砂につくまでゆるまずに泳げ」を肝に銘じて、緊急事態宣言の解除を行うことがきわめて大切なことだと考えます。

そしてもし解除が早まったら、即座に緊急事態宣言の時点に引き返す。ヒザが底の砂につくまでを実践することにやぶさかであってはならないと思うのです。

 

4ステージと6指標 

4ステージ

  • ステージ1  感染者の散発的発生
  • ステージ2  感染者の漸増
  • ステージ3  感染者の急増
  • ステージ4  爆発的な感染拡大 

 

6指標 47都道府県のコロナ感染6指標でみる感染状況(日本経済新聞 2021.2.2更新) 

【 2020.1.28時点 】

 

1週間の新規感染者数

感染者数の前週比

コロナ患者用病床の使用率

療養者数

陽性率

経路不明者の割合

ステージ3

15人以上

1倍以上

20%以上

15人以上

10%以上

50%以上

ステージ4

25人以上

50%以上

25人以上

東京都

53人

0.69倍

72%

116人

8.4%

56%

神奈川県

39人

0.61倍

48%

44人

13.5%

55%

埼玉県

29人

0.69倍

65%

63人

5.7%

49%

千葉県

41人

0.81倍

59%

85人

10.8%

73%

内閣官房の資料に基づき作成。病床使用者数は感染ピーク時に確保を想定する病床数に対する使用率。療養者数と新規感染者数は人口10万人あたり。

 

ステージ3では1週間あたりの感染者数が10万人あたり25人を下回ることが目安となり、東京では1日あたり500人を下回る水準となる。