大人の生徒さんと会話の中で、リクエストいただきまして☺️
声楽発表会でピアノ伴奏したときのお話と、演奏動画を載せますね(*^-^*)
2022年、夏の声楽発表会。
私は、14曲のピアノ伴奏のお仕事をさせていただきました。
曲は、オペラ、イタリア・フランス・ドイツ・日本の歌曲。
依頼くださったのは、私がコーラスでお世話になっていた歌の先生、宍倉朋子さん(しっしー、と愛称で呼ばせてもらっています)と、その生徒さんたちが歌われる、声楽発表会でした。
依頼をいただいて
実はお仕事として、こんなにたくさんの曲の伴奏は初めて…と言っても、プロとして責任を持って、そして喜んでいただけるよう、やらなければなりません。
依頼を受けてから本番までの期間に対して、曲数が多く、
いただいた楽譜を見たら、練習に時間がかかる内容だったこと、
また、
自分の教室の発表会と時期が近かったこともあり、練習が大変になるかな…?と頭をよぎったのですが、
しっしー先生の発表会ならと、即答でお引き受けし
できる!と自分を信じて、やると決め、準備から本番までやり切りました😆
伴奏とソロの違い
「伴奏」という立場は、ソロ曲を弾くのと大きな違いがあります。
主役である歌い手さんを最大限に引き立てる。
歌い手さんの歌いたいテンポ感、息づかいを感じ取って、音楽を共につくる。
あるときは寄り添い、あるときはリードして。
プロの声楽家としてたくさんのステージに立って来られた先生のソロ。
そして、
コーラス経験はあるけれどソロで声楽は初めて、という大人の方、音大受験生の高校生など。
初心者の方は、その方がもし、多少間違えてもとばしても😆すかさず私が合わせて、音楽の流れを止めないように。
歌う方の様子を見すぎると、音楽が流れない。ピアノ伴奏が、テンポ感や音楽面でリードしていきます。
プロの方の伴奏は、それに見合う伴奏のクオリティが必要です。
オペラは特に、伴奏のオーケストラの部分をピアノに編曲してあるので、
オーケストラのニュアンスを出すため、音が多く、楽譜も複雑です。
練習もソロ曲並に、時間がかかります。
ピアノ曲と声楽曲の大きな違いは
「歌詞があること」。
歌い手さんは、言葉に感情を乗せて、表現したいようにテンポを揺らして自由に歌われます。
特に外国語の歌詞の曲は、言葉の音節により、音楽の音の運び方が違ったりします。
ブレス(息を吸う)タイミングに音を合わせたり。
そして、
ピアニストは普段まじめに、一音一音正確に弾く、ということに慣れているので、ソロを弾くときと全く違うスイッチを入れて弾く必要があります。
準備したこと、本番まで
私は、声楽曲は知らない曲ばかりだったので、Youtubeで演奏を聴いて歌を聴き慣れるようにしました。
しっしー先生から歌詞の意味や、言葉と音の関係を教えてもらったり、勉強もしました。
練習期間に、私が伴奏し、しっしー先生に歌ってもらいながら、
声楽伴奏の経験を積まれているピアニストの先生のレッスンも、受けました。
本当に勉強になり、とっても楽しかったです!
そして、「合わせ」と言って、それぞれ歌うご本人が来られて、しっしー先生にみてもらいながら、ピアノと合わせる練習。
普段、ピアノソロを弾くときは一人なので、
合わせるのがとても楽しかったです!
そして本番。
みなさんに、とてもよかったと、喜んでいただきました。
そして、私も楽しかった^_^
(写真は、声楽発表会のものではなく、しっしー先生に、去年、おとねっこピアノ教室 発表会のゲスト出演していただいたときのもの)
演奏動画、発表会のトリ、しっしー先生のものを、まずは載せますね。
14曲すべての抜粋した動画は、また後日、ブログ記事にて。
「月に寄せる歌」
「月に寄せる歌」は、オペラ「ルサルカ」の中で歌われる「アリア」です。
水の精ルサルカが、人間の王子に恋をして、月に向かって恋心を歌う、甘く切ない歌です。
オペラ「ルサルカ」は、アンデルセンの「人魚姫」に似たストーリー。
実は、当日のホールのピアノは、うわーんと響く感じで、繊細な音色が出ない感じだったのですが
歌は良く響く会場でした。
しっしー先生の歌、素敵ですよね✨
声楽発表会の話は、続きます^_^
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