幸せ
頑張れない人間で良かったと思う。
後輩が思いつめて死んでいくのを見てそう思う。
僕は真面目だし、サボることは基本しない。
まず、サボりたくなった時点で辞めるからだ。
だから、大変なことは大抵続かない。
大変なことを続けている人間が死にたいだとか言ってるのを聴くと、何で止められないんだろうと不思議に思う。
別に業である訳でもないような瑣末なことで心をすり減らしてるのを見ると馬鹿だなぁと思う。
そして、少しの自己嫌悪と幸せな日々を感じるのだ。
願い事
好きな人には綺麗でいてほしいと思うのは幻想だろうか。
外見はまぁ適当でも良いけれど、捻れて拠れて、もうどうしようもなく醜くなってしまった心をそれでも見ないふりをして、意固地にならないでほしい。
綺麗でいてほしいのだ。戻りたいと強く願ってほしいのだ。普通が分からなくても普通でありたいと思ってほしいのだ。醜いと言われてもそれでいいと言って欲しくないのだ。
傲慢と言われようと、私はあなたに恋をしている。あなたを変化させようと必死になっている。美しくあれと。
苦しみの中でも、安穏とした空気の中でも、強く凛と輝いてほしいのだ。
そして、その光の一筋をこの僕に当ててくれたなら、ただそれだけで救われるのだから。
僕の好きな人よ、美しくあれ。