あらゆる劇場をアクセシブルに!署名〆切は5月8日正午!

2025年#帝国劇場 の建て替えを機に、
演劇、古典芸能、コンサート等
あらゆる劇場をアクセシブルにするための署名活動。
〆切は5月8日(水)正午12時まで
一人でも多くの方にご支援をお願いしたいのです。
◆オンライン署名活動URL:

www.change.org


https://www.change.org/AccessibleTheatre
「Accessible(アクセシブル)」という言葉は、
行きやすい、利用しやすいという意味です。
ぶっちゃけイマドキ署名活動なんて…と思うのですが
国内におけるほとんどの劇場では、
物理的なバリア、情報のバリア、
コミュニケーションのバリアが多くあります。
私自身も、何度も劇場や運営会社と交渉をし台本を借りたりしたものです。
 
帝国劇場は、渋沢栄一をはじめとする政財界人から
多大な支援を受けて開業し、日本に劇場文化を根付かせ、
エンターテインメントの殿堂とも言われています。
なのに、あらゆる人が楽しめない現実は残念なこと。
この建て替えに際し、
企画の段階から障害者やあらゆる当事者の声を聞き
劇場のアクセシビリティに関する法整備や指針を検討し
観劇サポートを実施するための費用等の支援を増強してほしいのです。
そして、帝国劇場がアクセシブルな劇場となり
それがスタンダードとなっていくことを望んでいます。
「We Need Accessible Theatre!」は
舞台ファン、舞台関係者、手話通訳、文字通訳、
音声ガイド制作者等が集まっているグループです。
昨年から精力的に署名活動をはたらきかけ、
呼びかけ人が少しずつ増え、
なんと連休明けの5月10日には東宝株式会社へ署名簿提出と記者会見が実現します。
署名数は20,000筆を超えましたが、
〆切の5/8(水)正午まで一筆でも増やしたい!
と思います!最後の追い込みです!

ブロードウェイミュージカル「CHICAGO」2列目の良席で!

ブロードウェイミュージカル「CHICAGO」2024

前から2列目の至近距離の席ゲット!
半年前に頑張った私に拍手。

幕が開くと飛び込んでくる舞台上のビッグバンド、
同時に全員での豪華でセクシーなダンスナンバー、即没入。
ダンサーが動くたびに甘くけだるい香りも漂い、
まるでCHICAGOの空気砲。
2列目の良席でこの空気砲にあてられ
最後までというか終わった後も興奮状態でした。鼻血でそう。
来日公演は英語上演なので
舞台脇の日本語字幕で台詞や歌詞が理解できる。
実話に基づいた2人の悪女によるスキャンダラスな
シンデレラストーリーのCHICAGO。
来日公演は毎回見ていますが
今回の目玉は悪徳敏腕弁護士役に、マシュー・モリソンが。
マシューといえば海外ドラマ
glee / グリー』のウィル・シュースター先生役。
このドラマ、NHKで放送されていた時毎週見ていたのでした。
マシュー・モリソン年を重ねてもカッコいい!
監獄の6人の悪女を中心に、
ボブ・フォッシーの振付によるセクシーな衣装にもしびれました。
指揮を執るマエストロは、
ご高齢に見えるのに飛び跳ねたりピアノを弾いたり
演技したりでめちゃくちゃ楽しんでるし。
バンドにダンスに歌に字幕に、目が追い付かない!
終了後はクールダウンwith HERO。
本場を観ている彼女の解説と視点を交えての対話は
今目の前にある社会課題からセクシーの手話まで
ダイバーシティでおそらく宇宙交信レベル。
名曲「オール・ザット・ジャズ」の通り
「なんでもあり!」

『Le Fils 息子』ポータブル字幕機とヒアリングループで鑑賞

『Le Fils 息子』は岡本健一さんと息子の圭人さんの共演。
岡本健一さんと言えば男闘呼組
私がまだ聞こえていた中学生のとき、男闘呼組のコンサートが
群馬で開かれると知り、友人と一緒に鈍行を乗り継いで行ったのでした。
それが私のコンサート初体験。本当は光GENJIのほうが好きだったのですが。

あれから30数年、年相応に渋くてカッコよい岡本さんの舞台を字幕で見られる!
先着10名まで!
すぐに友人誘って
「ポータブル字幕機とヒアリングループ席」で予約をとったのでした。


今回東京芸術劇場での上演だったのですが
「障害をお持ちのお客さまのための鑑賞サポート対象公演」ということで

1.聴覚に障害のあるお客様のためのポータブル字幕機提供サービス(とヒアリングループ)

2.視覚に障害のあるお客様のための舞台説明会

とがあり、どちらも一日限定、10名まででした。


ここで少し説明すると
「ポータブル字幕機」は、専用のスマホに字幕を表示するものです。
客席のひじ掛けにスマホスタンドが装着してあり、自分で位置を調整します。
字幕は、バリアフリー字幕なのでお芝居のセリフのほか、効果音、
音楽の情報(“悲しげなピアノのメロディー“など)を
タイミングよく表示してくれます。

周囲からは画面が暗く見えるよう、遮光フィルムがはってあり
黒い背景に白抜き文字で眩しくなく、文字の大きさも見やすかったです。

ヒアリングループ」とは、音を磁気に変え、
その磁気を補聴器や人工内耳に直接届けることができるので、
雑音などが入らずクリアに聞こえるというものです。

私の場合は補聴器をつけていてもクリアには聞き取れないのですが、
音の輪郭を感じとることができます。


受付には、耳マークや、筆談用具が準備してあり
手話通訳者や手話で対応できるスタッフもおりました。
字幕機の使い方についての、分かりやすい資料もあり
とても丁寧な説明と対応です。

客席が暗くなり、「まもなく開演いたします」という字幕が。ドキドキ。
岡本健一さん見たさで来たので、どのような内容かはあまり知らず。
お芝居が始まり、人生二度目の生で観る岡本健一さん。
まさかまさかのシリアスな内容に、
ミーハー精神丸出しで来たことを至極反省しました。

フランスの作品で、劇中の名前も父親はピエール、息子は二コラ。
両親の離婚後、思春期の絶望と不安に苛まれながら、
生きることを模索する息子二コラを
愛によって救おうとする父親ピエールの物語。

でも、愛だけでは救うことができない苦悩を
言葉を超えて全身全霊で表現する岡本さんの凄みに圧倒されました。
あまりにも悲劇的な終わり方に幕を閉じた後はしばし動けず。

直後のカーテンコールでも岡本さんは苦悩の感情を残した表情のまま、
あのやるせない感情を演じるって、
とてつもないエネルギーを放出することではと
色んな想いが渦巻く終演後でした。


私が鑑賞したのは『Le Fils 息子』ですが
母の視点で描かれた『La Mère 母』も同時上演しており
鏡合わせのようになっているようです。母も観たかった…。

www.geigeki.jp

https://www.geigeki.jp/performance/theater359/

こんな感情を体感できたのも、
字幕という形でリアルタイムで内容が理解できたからこそ。

とても価値ある豊かな時間だったと思う。
こうした文化的な楽しみを、すべての人が共有できるように
あらゆる手段で環境整備をしていく必要があると、改めて感じました。
今回は、上演期間中の1日10席限定でしたが
今後は観たい時にいつでも観られるのを当たり前にしていきたいですね。

共感してくださった方、ぜひこちらもご覧ください。
2025年の帝国劇場建て替えに際し、
観劇経験のある障害当事者の声を聞き
みんなで楽しめる劇場を作ってください、というものです。

《#劇場をアクセシブルに!署名活動にご協力ください》

https://t.co/dI6tDGEB4q

#LeFils息子
#字幕
#ポータブル字幕機提供
#岡本健一
#岡本圭人
#東京芸術劇場
#劇場をアクセシブルに

見えない人聞こえない人と対等に出会える場所、対話の森こども5000人体験プロジェクト

【対話の森こども5000人体験プロジェクト】
障害理解ではなく、障害支援でもなく
「見えない人や聞こえない人と楽しみながら対等に出会える」
そんな場所はきっとここだけ。

『ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森®」』では
子どもたち5000人を招待する企画があります。
これまで2510人の子ども達が体験しました。
4月からは不登校支援や貧困対策など
子どもの支援活動をしている団体が対象となります。

【海外ではダイアログ体験者の約60%が子ども】
海外でのダイアログ体験者の約60%はこどもですが、
日本ではわずかに3%ほど。
心のバリアフリー教育やダイバーシティ(多様性)推進、
SDGs達成が求められる時代に、
対話する力、探求する力が遊びながら感じられるのが、
「対話の森」でのダイアログ体験です。
驚きに満ちた発見を、もっと多くのこどもたちに体験してもらいたい。(HP本文より)

【「データで見る体験後の変化」も見てください】
効果測定アンケートの結果、自己肯定感や自己有用感の向上、
多様性や障害者に対する肯定的な意識の変化など、
さまざまな良い変化が起き、
子どものなかの何かが変わる…そんなことが分かっています。

【みなさんの周りで、必要としている方はいませんか?】
たくさんの子どもたちと出会えることを楽しみにしています。

kodomo5000.dialogue.or.jp

https://kodomo5000.dialogue.or.jp/

 

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ハンセン病療養愛生園で暮らす姿、『かづゑ的』UDCastで、音声ガイド・字幕は日本語と英語に対応

映画『かづゑ的』UDCastで、音声ガイド・字幕は日本語と英語に対応。
瀬戸内海にある国立ハンセン病療養所、長島愛生園で
10歳で入所してから約86年生きてきた宮﨑かづゑさんの姿。
 病気の影響で手の指や足を切断、視力もほとんど残っていないようですが
「ほんとうの感情を、飾っていない生活を撮ってほしい」という覚悟に凄みを感じました。
8年もかけて撮影されたそうです。
縁あってこの作品を鑑賞したのですが、実はその前に
かづゑさんのエッセイ「長い道」(みすず書房)も読んでいたのでした。
この作品は、UDCastに対応しており、
音声ガイドと、字幕は日本語と英語の2種類対応しているそうです。
関東での上映は終わりましたが、地方ではこれからの上映が多くあります。
https://www.beingkazue.com/

www.beingkazue.com


折しも昨年、長島愛生園を訪れることができました。
その時のことはブログに記しています。
<2023-11-01ハンセン病療養所 長島愛生園と、神谷美恵子さんの「生きがいとは」>

ノウフクアワード2023表彰団体決定

「ノウフク・アワード2023」表彰団体が決定しました。
農福連携に取り組んでいる優れた事例が
全国から198団体の応募があり、
私もノウフクアワード審査員として関わりました。

https://noufuku.jp/award/award2023/result/

noufuku.jp

「人を耕す」「地域を耕す」「未来を耕す」
という3つのキーワードを軸にグランプリ、審査員特別賞、優秀賞のほか、
5年未満の「フレッシュ賞」、
革新的な取り組みに光をあてる「チャレンジ賞」も。
現代の社会課題である、認知症の高齢者、刑務所出所者などにも
拡大していることが素晴らしいですし
今後は生きづらさを抱えている女性の取組事例なども出てくるといいな。
2月19日に開催された表彰式とシンポジウムの動画には手話通訳もついています。

https://noufuku.jp/award/award2023/result/

受賞されたみなさんは以下の通りです。
各団体の取組概要はWEBで見ることもできます。

(1) グランプリ(2団体)
株式会社ウィズファーム(長野県松川町
社会福祉法人青葉仁会(奈良県奈良市

(2) 準グランプリ(3団体)
(ア)「人を耕す」部門
広島県立広島特別支援学校(広島県広島市

(イ)「地域を耕す」部門
一般社団法人THE CHALLENGED(福岡県久留米市

(ウ)「未来を耕す」部門
有限会社あわら農楽ファーム(福井県あわら市

(3) 優秀賞(7団体)
有限会社F・F磯崎(宮城県松島町)
NPO法人ユアフィールドつくば(茨城県つくば市
株式会社LSふぁーむ(岐阜県岐阜市
社会福祉法人まつさか福祉会 多機能型事業所八重田ファーム(三重県松阪市
株式会社しんやさい(京都府京都市
株式会社おおもり農園(岡山県岡山市
社会福祉法人博愛会(大分県竹田市)

(4) フレッシュ賞(5団体)
株式会社ファーストマインド 多機能型事業所ぴ~か~ぶ~WORKS(北海道札幌市)
ひらまつファーム(静岡県浜松市
全国農業協同組合連合会岐阜県本部(岐阜県岐阜市
一般社団法人こうち絆ファーム(高知県安芸市
株式会社杉本商店(宮崎県高千穂町

(5)チャレンジ賞(7団体)
社会福祉法人ゆうゆう(北海道当別町
夢育て農園(東京都世田谷区)
特定非営利活動法人たかつき(大阪府高槻市
一般財団法人かがやきホーム(奈良県橿原市
愛媛県立伊予農業高等学校生活科学科食物班(愛媛県伊予市
一般社団法人社会福祉支援協会(福岡県福岡市)
合同会社ソルファコミュニティ(沖縄県北中城村

【みんなで耕そう!ノウフク・プロジェクト】
https://noufuku.jp/

 

#ノウフク
#ノウフクアワード
#ノウフクアワード2023
#農福
#農業と福祉の連携

TEDxkumamoto2019の再会

一年ぶりにTEDxKumamoto 2019でお世話になったキャプテンとランランと再会!

忘れもしない2019年、TEDxKumamoto2019のスピーカーとして登壇の際
ランランがコーチとして伴走者となり
キャプテンには情報保障から会場運営までとてもお世話になりました。
https://www.ted.com/talks/karin_matsuomori_with_sign_language

お二人とも、軽井沢で初開催のTEDxKaruizawa(大雪)を終え
東京経由で熊本に帰るまでの間の短い時間でしたが
しっかりビールも飲んで堪能。
2人との会話は音声認識アプリを使います。
待ち合わせ場所の上野公園に早めに到着すると
ブルーシートを敷いた花見客でごった返していました。
桜まだ咲いていないのにw
みんな赤い顔で上機嫌、王様ゲームらしきことをしている若者や
麻雀やってたりと、皆楽しそうでうっかり混ざってしまいそう。(カリンあるある)
そんな様子を写真に収める外国人も多かったのですが
そんな様子を見ながら真っ赤で大きなリンゴを丸かじりしている
外国人の姿も「花より日本人」って感じでまた面白かったです。

でも私にとって一番面白いのは、キャプテンとランランでしょう。
音声認識アプリを検索したら想定外のモノ(想定内か)が出てくるキャプテン
間もなく一日で二回も誕生日を迎えることになるランラン
変わらず大好きです!

2019-10-18魂を出し切った18分間、TEDxkumamoto2019
https://karinmatsumori.hatenablog.com/entry/2019/10/18/193903

2019-11-01TEDxkumamoto2019情報保障編
https://karinmatsumori.hatenablog.com/entry/2019/11/01/233921