かりんの本棚 ときどき猫

読み聞かせの記録や日々の出来事など。

離婚してもいいですか? 翔子の場合。(感想)

先日、「恐い間取り」の感想を書きましたが、この「離婚しても良いですか?翔子の場合」も別の意味で怖いんですよね。

この本は、コミックで、絵柄は、かわいい、ほのぼの系です。だから、するっと読めるんですが、後からどんよりした気持ちになります。この翔子さんという主人公は、ちょっと自分に自信が持てない性格の人で、他人から支配を受けやすい(この支配は程度により、常に日常的に存在すると思います)タイプの人です。何か嫌な事を言われたりされたりしても、我慢して受け流す。

多かれ少なかれ、多くの人がこのモヤモヤした気持ちを感じた事があると思うんですよね。

あんまり、内容を書くとネタバレになるので書きませんが、このラストはハッピーなのか、アンハッピーなのか、微妙・・・。

でも、この鬱屈した気持ちを抱えているのが、自分だけでは無いと感じる事で、救われる事もあるのかな、と思いました。

 

 

 

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