アタシの✖︎✖︎話

50代のなんやかや

霊感 100/1000

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泣く、怒る、脅す、を繰り返す男。これを目の前でやられたら恐怖だろう。身が持たない。

だが電話で数時間繰り返されるのも拷問に等しい。あの時の私は神経衰弱になっていた。

妙に勘が冴え渡り、要らぬ波動のようなものを感じていた…ような気がする。一瞬だけ霊感のようなものが身についた…ような気がする。

あの男と最後の電話をしたとき、スマホの向こうで蛇が笑ったのが見えた。見えるはずがない。でも見えた。怖くて震えた。自分はおかしくなるのかと思って、さらに怖くなった。

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生き霊に取り憑かれていると言われ、素直に聞き入れた。
「氣」の先生のセッションを受け、指示通りの生活を続けた。
今のあなたにぴったりのアロマが今ここにある、と言われ素直に受け取った。

この世はなるようにしかならない。私は自分が信じるものだけを受け入れた。それらは全て良心とか善意でできていたのではないかと思う。

束の間の霊感体質から解かれた。

不幸をばらまく 99/1000

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あの男はなぜ、いつも怒っていたのだろう?

何に怒っていたのだろう?

私も子どもたちも、あそこまで怒られることはしていない。気にさわるポイントもわからないままだ。
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単にイライラをぶつけて来ることもあった。朝起きてイライラしている。仕事から帰って来てイライラしている。

マンションの廊下に響く足音でわかる。

玄関に入った時の息遣い、鼻息の荒さでわかる。

何にそんなにイラつくのか。それは私たちに関係あるのか。イライラが本人の外側におびただしく漏れていることに、本人は気づいているのだろうか。

何もわからないままだ。

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わかっていることはただ一つ。怒りもイライラも周囲を不幸にする。

あの顔、あの目つき。毒を帯びた数々の言葉。

私は絶対に忘れない。恐怖で心が凍りつき、これ以上怒られないようにと緊張の中で過ごした日々を。子どもには笑顔を向けようと必死でいたことを。心はバラバラで自分がなくなるようだった。

反撃の時 98/1000

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「貯金ができなかったのはお前のせいだ」と言われ、耳を疑った。スマホをまじまじと見つめた。あの男の名前が表示されていた。

貯金などできるわけがない。カードの支払いに追われていたのだ。

日々の生活に足りない分は私の貯金で補った。夫婦なのだからしょうがない、と本気で思っていた。いつか分かってくれるだろうと信じていたから、そんなふうに思っていられたのだ。

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保険や税金の支払いでまとまったお金が必要になる時がピンチだった。泣く泣く子どもたちのお金を借りた。絶対に返さなくてはいけないお金だ。

だが父親であるあの男には、事の重大性が伝わらない。いや、わかっていたはずだ。彼は辛い現実から目を逸らしていただけだ。

カードを使い続ける男には借金をしている意識はなく、都合の悪いことは全て私のせいにするようになった。かつて母親に向けたやり口なのだろう。しかし私はそんなことには屈しない。反撃の時を待つようになった。

不安と味方 97/1000

さっぱり更新しないこんな過疎ブログをのぞいて下さる方、申し訳ありません。ありがとうございます。

事実を書き残したいと思いつつ、ここを悪口・悪意で埋めたくないと思うと、更新をためらってしまいます。

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生活費を出してもらえず半年が経った。向こうにも言い分はあるだろう。住居に関わる部分は払ってもらっている。

日々を過ごす費用を自分の収入で賄わなければならない。現金が必要だ。

息子はまだ学生だ。

娘にも援助してあげたい。

離れて暮らす母のことが心配だ。

自分の老後の生活を考えるとお先真っ暗だ。

心配しだすとキリがないが、答えのない未来を憂うのは私の主義ではない。

だが不安で不安でたまらない。

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このたび、弁先生のおかげで生活費を出してもらえることになった。ありがたいことだ。だが離婚の意志は変わらない。我慢だらけの過去はどんな方法でも埋めることができない。

私はどこまでも、過去の自分の味方でいよう。

今年の課題 96/1000

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明けましておめでとうございます。

今年も行きつ戻りつ、止まりつしながら、心の平穏を保つためにここに書いていこうと思います。

自分は心の中を整理する作業が好きなんだと思う。うやむやにしておけないし、うやむやの正体を知りたいと思う。他の症例も知りたい。自分とどう違うか、どの程度か、どう対処するか、どう防ぐか。そうやってうやむやの正体を暴き、心の中に置き所を見つける。

これは結構しんどい作業だが、これができればかなり落ち着いて過ごせるようになる。

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自分に起きた問題はそれで良い。

しかしこと子どもに降りかかった問題だと、そうはいかない。悔しい、悲しい、許せない気持ちがまとわりついて、逃れられない。助けてあげられなかった自分にも怒りを感じる。

起きてしまったことはしょうがないー自分はそれで済んでも、子どもにそんな酷いことが言えるか?

子どもが辛い目に遭った事実とどう向き合うか。今年の課題としたい。

責めない 95/1000

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「なんでそんな人と結婚したの?」

母や友人から何度も聞かれ答えに詰まった。責められている気分だ。

時間をかけてやっと答えが出た。

「そんな人だと思わなかった」

バカみたいだがこれに尽きる。そんな人だと知っていたら結婚するわけなかろうと。

責めるのは簡単だ。それで話は終わっても問題は片付かない。相手をますます苦しめるだけ。だから私は渦中にいる人を絶対に責めないと決めている。
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自分自身がまだ渦中なのに、私は誰かの力になりたいと思うようになった。話を聞いてもらうだけで、どれほど心が軽くなるか知っている。

すでに場は用意した。辛い胸の内を吐露する場だ。ある人は勇気づける言葉をかけ、ある人は自分だけじゃないと勇気をもらう。独りよがりと言われても良い。私の自意識過剰で救われる人がいるなら上等だ。

この一年間、駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。ここに書き連ねることで私も救われています。

台風の目 94/1000

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西から東へ越してきたのは、コンピュータの2000年問題がにぎやかだった頃だ。

見知らぬこの地に越してくるには相応の理由と覚悟があった。その上で人生を賭け勝負に出た…と言うのは大袈裟だろうか。フリーランスで働く私には重たい決意だった。

そんな私を応援してくれる人が少なからずいた。私が一歩動くと周囲が十歩動くような気がした。私が円の中心にいてほんの少し向きを変えると、周囲はぐわんと回転するように感じた。

台風の目のようだった。

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一介の主婦が弁先生に依頼するというのは、相応の覚悟がある。周囲にもそう思われているだろう。

私は人生を賭けている。子どもの将来にも関わる問題だ。

私が心からの言葉を発すると、たくさんの言葉が返ってくる。それは励ましや誰かの経験談や、有益情報だったりもする。私はそれらから愛情と力を得る。

相談も受ける。そこに私は心を込めて返答する。

台風の目は愛情を循環させるのだろう。