銀河英雄伝説名言集~外伝から本伝まで~たまに文字り伝~

SF超大作銀河英雄伝説の名言集を外伝から本伝にかけてまとめてみました!また好きな台詞を文字って自己満足にふけっていますw

叛乱者~KapⅠ~その1

ラインハルト「貴族だろうが平民だろうが同じ命に変わりはないんだろ?」

 

ラインハルトがロルフを助けてからザイデル伍長に言う台詞ですが、これは元々ザイデル伍長がラインハルトに言った台詞でした。

 

この叛乱者では「偏見」がテーマとなっていて、登場人物全員が主要な登場人物に対する偏見を抱き、それが解消されていくというストーリー展開になっています。

 

白銀の谷~KapⅣ~その8~

ヘルダー大佐「貴様のように姉の七光りで出世が約束されたような奴に分かってたまるかぁぁ!!」

 

この台詞には次回の叛乱者のテーマである「偏見」の伏せんでもあり、「朝の夢、夜の歌」でのラストのキルヒアイスの台詞とも関連する台詞であるため、名言としました。

 

不条理な世の中で細やかな地位の向上を図っている人間はここにもいたのです。

ラインハルトとの銃撃戦の最中のヘルダー大佐の台詞がそれを思い起こさせます。

ヘルダー大佐は実は家族思いの普通の父親であり、ラインハルトを殺す目的は安全な本国で家族と過ごしたいだけだということが分かります。

ベーネミュンデ侯爵夫人の意を受けた理由もこの点にあります。

 

あと一歩のところでその目的は達成できそうでしたが、キルヒアイスに阻まれます。

皇帝の寵姫の弟に対する暗殺未遂が大逆罪になる可能性があることを告げられると、ヘルダー大佐は大逆罪が一族まで死刑になることを思い出し、家族を巻き込まないために自害します。

 

この最期は視点を変えればなかなか悲しいシーンですよね。描き方を変えれば(ヘルダー大佐が優しい父親であるシーンや、ラインハルトを殺すことにためらいがあるなどのマイルドな人間性を描くなど)相当な鬱展開になるんですけど、それではリアリティがない。なぜなら皇帝の寵姫の弟という理由で出世が約束されているような輩は平民にとっては無条件で憎い相手だからです。ヘルダー大佐の言動はかなりリアリティがあるんですねぇ。

 

 

 

 

 

ってゆーか銀河英雄伝説でヘルダー大佐についてここまで語った奴俺が初めてじゃね??www

フーゲンベルヒは薄っぺらいキャラだったから、声優が関俊彦さんであること以外は何もなかったですwww

ってゆーかあんなキャラに関俊彦さん使うってさすが銀河声優伝説ですよねwww

 

白銀の谷~KapⅢ~その7~

キルヒアイス「互いに生きてさえいれば、いつか必ずあの笑顔を僕だけに向けてくれる日が来る。そう信じて戦おう今は。」

 

キルヒアイスの野望はただ一つ…アンネローゼ様の笑顔を我が手に

 

宇宙一優しいキルヒアイスの野望が垣間見える心の中の台詞がいいですね!

やはり銀河英雄伝説外伝の魅力は何といってもキルヒアイスが大活躍!もはや主人公なところですよね! 

エンディングのシーンでもキルヒアイスがメインになってるし、外伝の主人公はキルヒアイスなんだと思います♪

 

前にも言ったと思いますが、銀河英雄伝説を全く知らないという人はぜひ外伝から観て欲しいですね!

 

白銀の谷~KapⅢ~その6~

フーゲンベルヒ「貴様の姉のような売女とは身分が違う!」

 

調子に乗ってしゃべりすぎたために身を滅ぼした人の名言

 

もう最初にこのシーンを観たときは

「ああああああああああ!!??それを言ってはまずいよぉぉぉ!!!」ってなっちゃいましたよwww

 

ラインハルトとキルヒアイスに姉上への暴言は絶対に言ってはいけませんよ(^^♪

 

その後のラインハルトの台詞も良かったです。

ラインハルト「私たちを殺そうとしたことはまだいい…立場もあるだろう。だが!卿は言ってはならぬことを言った!他に罪の贖いようがない…」

 

相手の立場を考慮して、自分たちを殺そうとしたことについて理解があるというところに彼の懐の大きさを感じますが、、、次のシーンでは命乞いしていたフーゲンベルヒの頭を打ち抜いて止めを刺すという容赦のなさwww

 

宇宙一優しいキルヒアイスも止めませんwww

 

ただ痛みという痛みを感じさせられて死ななかっただけマシかもしれませんが、、、、

白銀の谷~KapⅡ~その5

ナレーション「ラインハルト・フォン・ミューゼルとジークフリード・キルヒアイスにとっての最初の戦いは武勲や野心を云々する以前に生きるための戦いとして現れたのであった。」

 

これは個人的に名言にしたかっただけですね!

本伝から読んでいるとラインハルトとキルヒアイスがかつてこんな目にあっていたなんて全く想像も出来ませんでしたからね。ちなみに銀河英雄伝説外伝はかなり長いこと艦隊戦のシーンはありません。

 

銀河英雄伝説のナレーションは屋良有作さんが担当されていますが、聴いていると不思議な感じがするのが特徴です。

不思議な感じとは何か?

SF小説のはずなのになぜか過去の歴史の逸話を語っているような雰囲気を感じることです。これがまた銀河英雄伝説の見どころというか聴きどころというか…味が出るんですよね~…

白銀の谷~KapⅡ~その4

ラインハルト「姉上の作ってくれた玉ねぎのパイが食べたいな~熱~いコーヒーにクリームを…」

ラインハルト&キルヒアイス「たっぷり入れて!」

 

これが何故名言なのか?

それは本伝から観始めて、外伝を初めて観たときに感じる「お前らこんなに仲良かったのかよ~!?」という総突っ込みがあるシーンだからですwww

外伝の見どころってラインハルトとキルヒアイスが二人で協力して出世していくっていうサクセスストーリーですよね。

ラインハルトがキルヒアイス無しではとてもあそこまで出世できなかったし、生き残れなかったのが良く分かるのも、いいですよね。

 

銀河英雄伝説をまだ観たことがなく、全くネタを知らないというひとは外伝から観たほうがいいかもしれません。

 

 

白銀の谷~KapⅠ~その3

ラインハルト「幼年学校では軍規を乱す者には上官たる者、毅然たる態度で臨むよう教わりましたが、やはり前線では理論通りにはいきませんか?」

 

女性を暴行していた兵士たちに殴りかかったキルヒアイスが基地内で乱闘に及んだということで処罰されそうになったので、ラインハルトが弁護していたシーンで出た名言!

 

この台詞は非常に訴えかけるところがあると思います。なぜならこの台詞は組織が腐っている状態を分かりやすくかつ皮肉を込めて代弁しているからです。

組織が腐っている状態とは「規律が完全に形骸化している状態」あるいは「規律を守らないくても誰にも咎められないような状態」のことではないでしょうか?

また、「現場は理論通りにはいかない」という創造性の欠片もない言葉に対して、皮肉で返している点でも実に面白い台詞ではないでしょうか?

腐敗した組織では「現場は理論通りにはいかない」という言葉が「規律を守らないのも当然」という誤った解釈をされているのでしょう。