日々の重なり

ロースクール出身者の公務員試験受験、法律ネタなど

東北に行ってきました。

 大変ご無沙汰しております。

 今年に入って1月初めに記事を更新して以来、もう3カ月近くも経つんですね。早くも残り数日で内定期間を終え、公務員として就職することになります。

 

 今回は、僕がブログと離れていた期間に取り組んでいた活動について、東北を訪れたときの話に重点を置いて、まとめたいと思います。

 

 

①関西在住の友人達を訪問

 やっぱり、友達って大事ですね。

 仕事が始まっても、定期的に交流できたらと思います。

 

  

②簿記の学習

 「公務員にとっても会計の知識は重要だ!」と、現役公務員の方の本やブログに書かれていたので、一番メジャーな「日商簿記」を勉強することにしました。そして先日、無事に2級を取得することができました(かなり合格率の高い回でしたが・・)。

 

 簿記の学習では、商品の売買契約や株式の発行といった企業の諸活動を、会計の観点から分析していきます。一方、これら企業の諸活動というのは、法律学の検討対象にもなるわけです。企業活動について、法律学とは一味違った、会計学という視点から分析してみることは、何だか新鮮で楽しかったです。

 

 これからも各分野の勉強を進めて、物事を多角的に検討できるようになりたいと思います。また、法律学と会計学の手法・考え方の比較などについて、記事を書けたらと思います。

 

 

③初めての海外一人旅

 これまでも短期留学等をしたことはあったのですが、一人で海外に行ったことはありませんでした。そこで今回は、約1週間だけですが、オセアニアに一人旅に行ってきました。

 オセアニアの3月は、夏の終わり頃にあたり、昼間は半袖でも十分でした。ただし、日差しが非常に強く、紫外線対策をしていても、じりじりと肌が焼かれるような感覚がしました。

 

 ところで、英語での日常会話というのは、大学の先生・学生とのアカデミックなやり取りよりも、難易度が高いように感じます。

 つまり、ある学問分野に限定された議論であれば、一定程度の知識は共有しているので、(英語であっても)相手が何を言っているのか予測がつきやすい。ところが日常会話に関しては、文脈が理解できなくて、話についていけないことがあるのです。まあ僕の英語力が、中途半端なせいなのですが・・。

 

 将来、留学や海外勤務もしてみたいし、英語も継続的に学習していきます。

 

 

 ④東北へ

 本題ですが、先日、東北の被災地に行ってきました。

 

ⅰ 被災経験者の方のお話し

 今回は、語り部をされている被災経験者の方にお会いして、震災当時の状況・感情の揺れ動き、復興の現状等についてお話を伺うとともに、被災地を案内して頂きました(ボランティア活動にも参加しました)。

 その被災経験者の方は、①東日本大震災の風化を防ぐため、②参加者に防災について考えてもらうため、語り部の活動をされているそうです。

 

 お話の中で最も強く印象に残っているのは、「災害時にどこに避難するのか?ということを、家族の間で決めて共有しておくことが、非常に重要だ」という指摘です。

 僕が今回訪れた地域では、震災時に、家族の行方が分からないため心配になって探しに行った結果、命を落とされた方が大勢いらっしゃったそうです。こうした事態を防ぐためには、災害時の避難場所を予め決めておき、いざ災害が起きたときに、家族の居場所について予測可能性を確保しておく必要があるわけです。

  上記の指摘については、ニュース等を通じて知ってはいたのですが、被災経験者の方に直接アドバイスされると、やはり説得力・重みが違いました。

 

 また、災害時に家族等と連絡がつかなくて不安になったとしても、「きっと自力で安全な場所に避難しているはずだ」と家族等を信頼することも、二次災害防止の上で本当に大事だと、語り部の方はおっしゃっていました。

 

 

 

 

ⅱ これから、僕に何ができるのか

 今回、被災経験者の方々や、その支援活動をされている方々と交流できたことは、被災地の復興に対して、これから自分に何ができるのか?ということを考える上で、とても大切な経験だったと考えています。

 

 仕事の経験を積む中で、復興関連の業務に携わることもあると思います。その際には、被災地全体の状況に鑑みたマクロの視点とともに、今回出会った方々を思い浮かべて、「あの人達の生活・活動を後押しするためには、一体何が必要なのだろう?」ということを考える、個人に着目したミクロの視点も、大事にしていきたいと思います。

 また、仕事を離れた一人の個人としても、募金やボランティア活動等を通じて、少しでも被災地の復興に貢献できれば、と思います。

 

 

 それではまた。

 



英語の問題を解くときに、最も意識しなければならないこと

 こんにちは。久しぶりの連日投稿です。

 

 僕は最近、英語の個別指導(中学生対象)のアルバイトをやっています。今は冬期講習の真っ最中で、この時期に何とか生徒達に力をつけてもらいたいと、自分なりに試行錯誤しているところです。

 

 今回は、個別指導をしていて、英語の問題を解く上で改めて大事だと感じたポイントについて、記事を書きたいと思います。

 

 

①英語の問題を解くときに、最も意識しなければならないこと

 それは、文章構造の正確な把握だと思います。

 

 この文章構造の把握は、並び替え・英作文・長文読解、いずれのタイプの問題においても、最初に取り組むべき作業です。なぜならば、英文の構造さえ見抜けていれば、大枠を外さずに解答することができ、得点につながりやすくなるからです。

 

*日本語においても、文章構造の把握はとても大事ですよね。

 

 

②文章構造の把握とは

 具体的には、以下の二つの作業を指します。

 

ⅰ 第一に、当該英文において、主語・述語・目的語・補語がどれなのかを、正確に見極めることです。

 これら文の要素を一つ一つ確認することが、英語の問題を解くときの最初の一歩になります。

 

ⅱ 第二に、複文において、主節と従属節を区別することです。

 すなわち、英文の中には、「主節」と呼ばれるメイン部分に加えて、主節を修飾する「従属節」というサブ部分によって構成される、複文というタイプの文章があります。

 例えば、

 When I was young, I lived in Osaka.

 という英文であれば、"I lived in Osaka"「私は大阪に住んでいました」という部分が主節です。

 また、"When I was young"「私が若かった時」という部分が従属節で、大阪に住んでいた時期について、主節を補足説明しています。

 

 複文の中には、一文が何行にもわたって続くようなものもあります。

 そうした長めの複文であっても、

 1 主節と従属節を区別する(従属節の部分を括弧で括ってしまう)

 2 まず主節から、文の要素を確認する

 3 従属節が、主節のどの部分を修飾しているのかを、理解する

 という3ステップを踏めば、混乱することなく内容を理解することができます。

 

*複文においては、主節と従属節を識別した上で(上記ⅱのテクニック)、主節・従属節それぞれにおいて、主語・述語等はどの部分なのかを把握します(上記ⅰのテクニック)。

 

 

③テクニックの実践

 今回は、高校入試レベルの長文読解問題の一部を題材にして、上記のテクニックを実践してみます。

 

 The faces we show when we are sad look different from the ones we show when we are happy.

  この英文は、主節と従属節から構成されている、複文です。

 

 では、どの部分が主節で、どの部分が従属節にあたるでしょうか?

 従属節の部分を括弧で括ってみると、以下のようになります。

The faces(we show when we are sad) look different from the ones (we show when we are happy).

 *従属節における先頭の単語のweの直前には、本来であれば目的格のwhich/thatが入りますが、目的格の関係代名詞なので、ここでは省略されています。

 

 次に、主節の文の要素を確認します。

The faces(=S) look(=V) different from the ones(=C).

 *S=主語/V=述語/C=補語

 

 さらに、二つの従属節の構造を把握します。

we show(when we are sad)

we show(when we are happy)

 すなわち、従属節の中に、さらに接続詞whenで導かれる従属節があるわけです。

 

 

  大括弧と小括弧を用いて文章構造をまとめると、以下のようになります。 

The faces [we show (when we are sad) ] look different from the ones  [we show (when we are happy)].

 

 *どういう「顔」かといえば、「私たちが見せる」顔 

  ←"the faces"を、"we show"が修飾している部分

 

 **どういう時に「私たちが見せる」のかといえば、「悲しい時/うれしい時」

  ←"we show"を、"when we are sad/when we are happy"が修飾している部分

 

 ***以上の文章構造の把握を踏まえて、全体を和訳すると、「私たちが悲しい時に見せる顔は、私たちがうれしいときに見せる顔とは、違って見えます」。

 

 より難易度の高い英文になったとしても、文章構造をまず把握するというテクニックは、大変有効だと思います。

 

 

 以上となります。

 それではまた。

凶が出て気分が悪いから、おみくじの結果なんて信じない!という方へ~それでも貴方は「信じている」~

 あけましておめてとうございます!

 ぼちぼちとブログを続けていきたいと考えておりますので、今年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

①「はてなブログおみくじ2014」を引いた結果

 せっかくなので、僕も「はてなブログおみくじ2014」を引いてみました。

 

 

はてなブログおみくじ2014

 

 大吉という良い結果だったので、普段はおみくじや占いの類に懐疑的な僕も、今回ばかりはおみくじを信じたいと思います(笑)。

 もし凶という結果であれば、「いやいや、おみくじの結果に科学的根拠なんてないんだから、絶対信じないよ!あーでもテンション下がるわ・・。」と思っていたことでしょうが。

 

 このように凶を引いた仮想の僕は、科学的根拠がないことを理由に、おみくじの結果を「信じない」と主張しています。

 しかし、科学的根拠を否定したとしても、「テンション下がるわ・・」と感じている時点で、実はおみくじを「信じている」ことになるのです。

 

 以下、「信じる」という言葉の意味について、検討していきます。

 

 

②「信じる」という言葉には、二つの意味がある

 「信じる」という言葉の意味合いは、用いられる場面に応じて、微妙に変わってくるように思われます(以下、木村草太著『憲法の創造力』(NHK出版新書、2013)122~127頁参照)。

 

ⅰ 具体例1

 たとえば、プロサッカークラブのジュビロ磐田は、昨季にJ1からJ2に降格したのですが、幼少期からのジュビロファンである僕は、ジュビロの来季でのJ1復帰を信じています。

 

 この文脈で用いられている「信じる」とは、将来の検証結果ジュビロがJ1に復帰した/しなかった)に対する予測を意味しています。

 ジュビロの来季の行方を見守ることによって、将来に結果を検証することができるので、現時点において当該結果を予測することもまた可能となるわけです。

 

 

ⅱ 具体例2

 では僕が①で述べた、大吉というおみくじの結果を信じる、という場合の「信じる」は、どういったことを意味しているでしょうか?

 

 ここで、僕の今年の運気が良いか/悪いか?ということは、(占い師ならともかく、少なくとも僕には)年末になっても検証が不可能な事柄です。このように運気の良し悪しを実際に検証できない以上、現時点において運気の予測をすることも当然できません。

 

  そうなると、この文脈における「信じる」という言葉は、将来の検証結果に対する予測ではなく、それを前提に行動しているかどうか、を意味することになります。

 すなわち、大吉という結果を受けて、今年の運勢が実際に良いか悪いかはともかく、運勢が良いものとみなして、いろいろと積極的に行動してみよう!と考えることが、おみくじの結果を「信じる」ことの内実なわけです。

 

 

 まとめると、「信じる」という言葉の使い分けは、以下のように整理されます。

A 経験により検証できる事実を「信じる」

  →当該事実について、将来の検証結果に対する予測を示す。

 

B 経験により真偽を検証できない事実を「信じる」

  →当該事実の真偽はさておき、当該事実を所与の前提として、行動する。

 

 

③事例の検討

 では、おみくじで凶を引いて「科学的根拠なんてないんだから、おみくじなんて信じない!でもテンション下がるわ・・」と仮想の僕が思ったという事例について、仮想の僕は、本当におみくじを「信じ」ていないのか、検討してみます。

 

 この場合は、運気の良し悪しに対する検証可能性をそもそも否定しており、運気の予測はしていないので、上記Aの意味では、おみくじを「信じ」ていないことになります。

 しかし、凶を引いて気分を害している以上、おみくじの結果を行動の前提としてしまっているわけで、上記Bの意味では、おみくじを「信じ」ていることになるわけです。

 

 おみくじでいかなる結果が出ようとも、その後の行動・気分に全く影響しないという人であれば、Aの意味でもBの意味でも、おみくじを「信じ」ていないことになります。

 しかし、おみくじで大吉が出れば嬉しく、凶が出れば少しは嫌な気分になってしまう人は、結構多いと思います。そうした人たちは無意識のうちに、もれなくおみくじを「信じ」てしまっているのです。

  おみくじの呪縛から免れることは、そう容易いことではありませんね。。

 

 

 以上となります。

 それではまた。

 

2013年の「出会い」を振り返る

 こんにちは。

 

 今回は2013年最後の記事ということで、この一年の「出会い」というものを、振り返ってみたいと思います。

 

 ①就職活動関係

 まず、僕は今年度の公務員試験を受験したのですが、試験に臨むにあたっては、本当にいろいろな方々との「出会い」に助けられたと思っています。

 大学院の先生、ゼミのOBOGの方々、予備校の先生方、自治体の職員の方々。

 全ての方々との「出会い」が刺激的で、弱気になっていた僕に力を与えてくれました。

 

 そして、来春から働く職場の方々・同期との「出会い」。

 職員の方々は、官庁訪問等を通じて僕に様々なことを教えて下さった上に、「来年から一緒に働こうよ!」と手を差し伸べて下さいました。官庁訪問帰りの電車で嬉し泣きしそうになったことは、今でもよく憶えています。

 働き始めたら大変なことも多いと思いますが、同期の人達と助け合って、乗り越えていきたいです。

 

 ②「傾聴」関係

 「傾聴」について実践的に学ぶ場を提供して頂いた、NPOの方々との「出会い」も貴重なものでした。

 話を聴いてもらうことの嬉しさ・有難さを実感できたことで、自分が悩みを相談されたときには、その人の話をしっかりと受け止められるようになりたい!と思うようになりました。

 2014年も、NPOの活動に定期的に参加していきたいと考えています。

 

 ③趣味関係

 『あまちゃん』との「出会い」も、2013年の大事な思い出です。

 さきほど紅白を見ていたら、『あまちゃん』ファミリーも歌っていましたね。本当に素敵なパフォーマンスだったので、あまロスが再発してしまいました。

 

 年末になってようやく、魔法少女達との「出会い」を果たすこともできました。

「やっと逢えたね」

「待たせてごめん。来年映画館に、また逢いに行くよ」

  絵柄に抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、非常に素晴らしい作品だと思います。

 

④女性関係

 あ、お願いですから、この件については触れないで下さい。叩いても、埃も出ませんので。

 30に近づいたら、真面目な「出会い」に頼ることになるかもしれませんな。。

 

 

⑤読者の皆様へ

 最後になりますが、読者の皆様方との「出会い」に、大変感謝しております。ブログを始めた当初は、スターやコメント等を通じて様々な方々と交流できるとは、思ってもみなかったです。

 自分の書いた文章を他の人に読んでもらえることは、やはり楽しいものですし、とても有難いことですね。

 2014年も、どうぞ宜しくお願いします。

 

 それでは、よいお年を!

 「出会い」に恵まれる一年だと、いいなー。

 

面接試験で回答するときのポイント~内容さえ正しければよい、のか?~

 こんにちは。

 

 今回は、就職活動の面接試験で質問に回答するときに、僕が心掛けていたポイントについて、まとめてみたいと思います。

 

①総論 

 僕は、以前の記事で、こんなことを書きました。

 内々定を頂けるかどうかの基準は、

 職員の方に、「この人と一緒に働きたい」と考えて頂けるか

ということだと思います

 

 面接官の方に「一緒に働きたい」と考えて頂くためには、まず、回答内容が(学生に求められる水準に照らして)適切であることが必要だと思います。

 

 しかし、このことに加えて、相手にとって聴きやすいように/理解しやすいように配慮して、回答しているか、ということも非常に重要だと思います。口頭での回答においては、文書で答える場合にも増して、「分かりやすさ」が決定的な評価要素となるように感じています。

 「話している内容は概ね合っているけど、構成が下手だな・・」「説明が長すぎる」「早口で聴き取りにくい」等という印象をもたれてしまっては、「一緒に働きたい」と考えて頂くことは難しくなるでしょう。

 

  以下、回答の中身の観点(下記②)と、聴きやすさ・理解しやすさの観点(下記③)に分けて、注意すべきポイントを挙げていきます。

 

 

②適切な回答をするための工夫

 ⅰ 面接に先立って、業務に関する一定程度の知識は得ておく

 まあこれは、言うまでもないことですが。。

 面接試験で問われるのは、学生に求められる水準に照らして、必要な知識を有しているか?ということです。たとえば、パンフレット・HP・業務説明会及び報道等から入手できる程度の知識が、最低限求められるでしょう。

 最低限度の知識すらないと、職員の方に「実は、うちの職場にあまり関心がないの かな?」「準備不足だな・・」という印象を与えかねません。

 

 

 ⅱ 面接官の出題意図に、十分配慮する

 面接官が学生に突っ込んだ質問をするときには、何らかの出題意図があります。面接官の出題意図を理解し、十分に配慮して回答をすることは、高評価を得るために重要なポイントだと思います。

 

 たとえば公務員試験の面接において、「君のやりたいことは、民間企業に就職した方がよりよく実現できるのではないですか?」と面接官が質問したとします。

 この質問の出題意図というのは、ある政策目的を達成する上で、民間企業と役所がどのように役割分担をしているかを、十分に理解しているか?というものだと考えられます。

 したがって、回答をする際には、民間企業の果たす役割を十分に理解していることを示した上で、それでもなお公務員として政策に携わりたい理由を、説得的に説明することが求められます。

 たとえば「私は公益的な仕事に関心があるため、民間企業ではなく公務員を志望しました」という、出題意図から外れた抽象的な回答では、聴いていて納得できるものではないですよね。

 

 

③聴きやすさ・理解しやすさへの配慮

 ⅰ 結論から答える

 理由を長々と述べた上で最後に結論を伝えていたのでは、聴いている方は疲れてしまいます。「結論→理由」という分かりやすい構成で回答することは、相手の負担を軽減し、内容に聴き入ってもらう上で効果的です。

 

 難しい質問で結論を迷ったときには、えいやと思い切って結論を出してしまった上で、理由は後から考えるというくらいでもよいかと思います。

 結論はどちらでもよくて、理由をいかに論理的に説明できるかが問われているということも、大いにあるはずなので。

 

 

ⅱ キーワードを適宜用いる

 どんな事柄に関しても、キーワードというものがあります。

 そうしたキーワードを適宜活用して回答することは、同じ内容をだらだらと言葉を連ねて説明するよりも、聴きやすさ・理解しやすさの観点で圧倒的に優ります。

 

 ただし注意すべきなのは、キーワードを乱発し過ぎて、「この人は、自分の言葉で説明できないのではないか?」「業務内容をよく理解していないのではないか?」という疑念をもたれないようにすることです。キーワードも乱用してしまえば、ただのマジックワードですよね。

 したがって、まずはキーワードを用いて回答しつつ、自分の言葉で補足的に説明していく等の工夫が必要となります。

 

 

ⅲ 落ち着いて、ゆっくり話す

 僕は慌てると早口になってしまいがちなので、できるだけゆっくり話すように心がけていました。自分ではスローペースすぎるくらいでも、聴いている方にとっては丁度良い、ということも結構あります。

 

 質問に対して、間髪入れずに回答するのではなく、「そうですね・・。」等の一言クッションを咬ませてから話すことも、聴きやすさの観点から効果的です。

 この回答方法は、「考えなしにではなく、熟慮した上で答えている」という評価につながることもあるそうです。

 

 

ⅳ 相手の反応をみながら、調整する

 回答内容が伝わっているかどうか、面接官の反応を観察することも大事です。相手の反応からみて、自分の回答が長すぎると感じたら、早めにまとめて切り上げるという判断が必要となります。

 

 

 以上となります。

 それではまた。

僕の就活応援ソング

マイベストソング2013〈今年の1曲でiTunes Cardを当てよう! 私のマイベストソング2013♪〉

 

 こんにちは。

 今回は、今年1番思い出に残っている曲について、つらつらと書きたいと思います。

 

 僕の中での今年最大のイベントは、何といっても就職活動(公務員)です。

 僕の就職活動は、4月の1次試験に始まり、7月の官庁訪問に終わりましたが、この期間は得も言われぬ不安に苛まれることがありました。特に内々定がかかった官庁訪問では、プレッシャーに押しつぶされそうになり、面接で笑顔を振り絞る余裕さえも失いかけていました。

 

  そんな時期に僕は、苦しいときこそ笑顔を見せることが大切なんだ!と教えてくれる曲に出会いました。この曲が世に出ていなければ、僕は官庁訪問の途中で挫けてしまっていたことでしょう。

 そうです、その曲というのは、今年の選抜総選挙で見事1位に輝いた、「さっしー」こと指原莉乃さんが初センターを務め、オリコンデイリーシングルチャートで推定売上枚数約109.6万枚を記録した、AKB48の『恋するフォーチュンクッキー』・・・・です。あれ、あの記事と違って、フリじゃなかった。

 


恋するフォーチュンクッキー サイバーエージェントグループ STAFF Ver. / AKB48[公式] - YouTube

* リア充な人は、学生だろうと社会人になろうと、いつまで経ってもリア充なのだと、しみじみ。

 

 

 この曲の歌詞に「ツキを呼ぶには笑顔を見せること♪」という部分があるのですが、官庁訪問の時期にこの歌詞を聴いて、本当にその通りだな、と感銘を受けた覚えがあります。厳しい局面であっても、(多少ぎこちなくても)笑顔を見せることで、面接の雰囲気が少しずつ良くなって活路を見出せることがあり、その逆もまた然りなわけで。

 それから「未来はそんな悪くないよ♪」という歌詞にも、地味に励まされていました。そうだよな、今はまだどうなるか分からないけれど、諦めないで食い下がっていけば、そのうち何とかなるよな・・と。

 

 あと曲調がゆったりとしているので、聴いていて押しつけがましくなくて、不思議と落ち着くんですよね。官庁訪問の山場を迎えてナーバスになっている時期に、精神安定剤としてヘビロテしていた記憶があります。

 

 

 正直言って僕は、AKB48の曲というだけで敬遠する嫌いがあったのですが、『恋するフォーチュンクッキー』のように好きになる曲もあるものですね。

 

 以上となります。来年は、どんな曲を聴くのやら。

 それではまた。

就活の面接のとき、どこを見ていればよいの?

 こんにちは。

 

 今日から、学部3年生・修士1年生の就職活動が解禁になりましたね。

 そこで今回は、就職活動に関連して、面接のときの目線の置きどころというテーマで記事を書きたいと思います。

 

 

 僕が就職活動の中で面接試験を受け始めて、かなり悩んだのは、「面接の最中は、面接官の顔を見てたらよいのかな、でもずっと見ていると気まずいしな・・」ということです。短時間ならともかく、1時間以上の長い面接だったりすると、視線の向け先に結構困るんですよね。

 

 しかし、視線というものは、その人の印象を決める重要な要素の一つです。面接官に少しでも良い印象をもたれたい就活生にとって、視線をどこに向けるべきかは、避けては通れないテーマだと思います。

 以下、3つのパターンを検討していきます。

 

①一定の位置に目線を置かずに、キョロキョロする

 これは、言うまでもなく、駄目なパターンです(笑)。視線を泳がせていると、落ち着きのない挙動不審な人物である、という悪い印象をもたれてしまいます。

 

 難しい質問をされた場合、どうしても視線を逸らしがちになるのですが、面接官が答えづらい質問をあえてするときというのは、回答の内容だけでなく、困難な状況でも落ち着いて対処できるか?も評価の対象としていると思われます。

 まずは冷静になって、できるだけ視線を泳がせずに回答することが、大事だと考えます。

 

 では、一定の位置に目線を置くとした場合、どこに視線を向けるべきでしょうか?

 

  面接官の目を見つめる

 ここで考えられるのは、面接官のです。「相手の目を見て話す」ということは、相手からの信頼を得るために、一般的に良いこととされていますよね。

 

 ただ、「何事もやりすぎは禁物」という教えも、よく言われています。

 僕は就職活動の当初、「相手の目を見て話す」ことを意識し過ぎた結果、面接官の目をできるだけ直視するという手法を実践していました。目と目が一度会うと、どうにも視線を外しづらくて。。

 しかし、この手法はまさに「やりすぎ」でした。というのも、人間、あまりにも見つめられると、気まずくなったり、訝しく感じたりするものだからです。人によっては、睨みつけられているように感じるかもしれません。

 

 日常生活においても、好意をもった人をついつい見つめていたら、気まずそうにすっと目をそらされたという経験、ありませんか?え、ない?まさか僕だけ?

 

 

③基本的には、面接官の目の周辺部に目線を置きつつ、ときには相手の目を見る

 というのが、現時点での僕の考えです(ゼミの先輩の受け売りですが・・)。

 

 相手の目を見つめすぎるな!とは言っても、落ち着きがないという印象をもたれないようにするためには、相手の目の周辺部に、目線を置くことが必要だと思います。目の周辺部とは具体的には、両眼を結ぶラインと、額の下部にかけてのゾーンですこのゾーンに、目に力を入れ過ぎずに、柔らかい視線を向けるということが、基本となります。

 そして、勝負の分かれ目となるような難しい質問が投げかけられたときには、面接官の目をしっかりと見て、回答します。

 

 まあこの手法も、いざ 実践してみようとすると、なかなか難しいのですが。。

 

 

 以上となります。

 それではまた。