Rim Design Office

一級建築士事務所

ALIVIO菊川  引き渡し後

12戸の賃貸集合住宅、ALIVIO菊川の引き渡しが完了しました。

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引き渡し2週間ほど前から設計者の私が家族のコロナ感染から、
自分自身への感染で、施主検査、引き渡しに立ち会えないという状況の中、
施工会社さん、管理会社さん、クライアントのご協力で

予定通り引き渡しをすることができました。
皆様に本当に申し訳ない思いと感謝の気持ちでいっぱいです。

引き渡し数日後、療養期間がようやく明けたので私も建物を見てきました。
現場事務所が明日、引き渡しという中で現場監督のMさんが立ち会ってくれました。
Mさんと会うのも久しぶりです。
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集合住宅に通常あるような、屋内の風除室やEVホールに比べ、
大変コンパクトなエントランス計画ですが、工事終盤、最後まで検討を尽くして、思いのこもったエントランスになったのではないかと思います。
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どの現場も最後まで変更、調整が出てしまいますが、施工側の協力と現場監督の一緒に建物を作り上げる気持ちなしではできません。設計者に見えない大変なところも多々あると思います。Mさん、工事協力業者のみなさん、ありがとうございました。

協力業者の皆さんは既に他の現場に移り、最後にこの建物の出来上がりの状態を見ながら
それぞれの意見を聞きたかったこともあり、特に照明などはそうでしたが、それが出来なかったのは残念です。

そして最後に、このプロジェクトがビジネスの点でも今後、入居者が決まり、安定的に運営されてほしいという思いを持ちつつ、Mさんとの現場立ち合いは終わりました。

吉祥寺の住宅 地下壁コンクリート打設

今日は吉祥寺の住宅の地下壁・1階床のコンクリート打設でした。

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私が現場を後にしたのは16時過ぎ。朝から始まった打設の完了は17時近くになりました。みんな昼食抜きで打ち続け、たたき続け、ならし続けました。

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多少打設の間隔があいても昼食をとることが今までの現場では通常だったように思いますが、今回は違いました。
親方はこの規模のコンクリート打設なら、昼抜きは覚悟しているとサラッと話していました。親方以外の職人からも中断の声も上がらず、当然のように打設を継続してくれました。

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こんなにたたいた打設は初めてで、脱型が楽しみです。心のこもったコンクリートになっているはずです。

そして私も雨合羽をきて木槌で沢山たたいたので、明日は筋肉痛でパソコンが触れないかもしれません。

H技研の親方と職人さんたち、U産業のみなさん、
心のこもったコンクリート打設をありがとうございました。

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消防中間検査

集合住宅の消防中間検査がありました。
7階建て12戸のワンルームマンションです。

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完了時にも消防検査はありますが、完成時に隠ぺいされる個所や
最後の完了検査で指摘されやすい部分を工事中に確認するのが趣旨です。
レンジフード排気ダクトの防火上の被覆、延焼ラインにかかる外壁の設備開口部のファイヤーダンパー、住戸内パイプスペースの水平区画(防火区画)処理などを見ました

東京都内の集合住宅は条例によりバルコニーに避難ハッチがありますが、
避難ハッチ使用時にバルコニーの物干し金物、物干し竿にぶつからないかなどを
確認しました。
物干し金物、物干し竿について、避難ハッチの干渉可否が
所轄ごとに微妙に異なってくるのは良く聞く話です。


避難ハッチについてはこの段階でする話ではないですが、
設計段階で対応しているので問題はありません。

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消防中間検査も無事完了しました。

 

開放廊下の階段は壁からの持ち出しではなく、スラブからの持ち出しとしたことで
階段の中壁がなくなり、その名の通り、開放的な廊下になりそうです。

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吉祥寺の住宅 耐圧盤コンクリート打設

今日は吉祥寺で進めている地下1階、地上3階木造住宅の耐圧盤(地下1階の床)

コンクリート打設。

快晴。10時30分頃から打設開始予定のミキサー車の到着を待っています。

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地上から見ると地下ボリュームがとても大きく見えるので、通りがかりの人たちも中を覗いていく人が多い印象です。

そして予定通り10時30分から始まったコンクリート打設は昼食を取らずに14時頃完了。

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今回は鉄筋工がコンクリート打設も行いました。
鉄筋工事とコンクリート打設工事はそれぞれ専門の職人がいます。それを今回のように同じ職人が行うと、コンクリートが回りやすいように気を配りながら鉄筋を組んでいくことになるので、スムーズに打設が進むことが推測されます。

また、鉄筋工の方が細かい作業が多く器用なため(偏見だろうか)、隙間のない、密実なコンクリートが打てるように思います。

実際、地上から打設の様子を見ていて、私がバイブレーター(コンクリートを隙間なく送り込み、充填するための振動する棒)を入れてほしいと思うところにはほぼ入れてくれていました。

本日、耐圧盤コンクリートが完了し、次は年末までに地下1階の壁・1階床のコンクリートの予定です。

今回より断然打設の難易度が上がるので、より一層の準備が必要です。

施主検査とレッドカーペット

墨田区集合住宅工事の施主検査当日。
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施工会社の気持ちの表れか、1階エントランスにレッドカーペットが敷かれていました。

施工のT建設さんは毎回このように施主検査を迎えるようです。
レッドカーペットがあると、
検査というよりお披露目という雰囲気が強くなることは良いのか、悪いのか。
担当営業、工事部長、役員が勢ぞろいし、現場監督、現場若手作業員も
びしっとネクタイをしています。
施工側皆さんの迫力というか、意気込みが出ています。

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そして検査の方は、今日までに設計、施工検査とその指摘事項の直しがほぼ完了しているため、施主検査の指摘自体は少なく、つつがなく完了しました。
 
もうすぐ引き渡しです。

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工事終盤のひと時

気持ち良い日差しの土曜の午前中。

植栽廻りタイル張、外構床タイル張、屋外の照明工事、屋内ではポストの設置など、
仕上げ工事の中でも最終段階です。

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奥に腰かけているのはタイル職人。
植栽立上りの高さが腰かけるのにちょうどよい高さのようです。

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