前作の『数馬居合伝』は、幕末にタイムスリップしてから、明治時代になり、居合神社で天寿を全うするまでを書きました。やはり心残りだったのは、令和の時代に帰ることができなかったことです。江戸時代のことをもう少し書いてみたいと思い、また北添数馬が令和の時代に戻れるように設定してみました。
新選組結成のきっかけとなったのは、上洛(京都に入ること)する浪士組への参加です。北添数馬が何も浪士組に参加しなくてもよいではないかと思うのですが、令和の時代に戻る設定を逆にたどると、これに参加せねばなりませんでした。道場は後進に譲りましたが、大丈夫だったでしょうか。親友の鶴見源之丞の死も大変ショックなできごとでした。
前作同様、ご感想やご意見をお待ちしております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
★追記
最も人気があったエピソードは、『数馬居合伝』(前作)「(40)門弟たちと梅を観にいきました。」、そして『数馬居合伝2』の「(57)線香花火大会」です。いずれもFacebookで14シェアです。