印象深い理不尽な記憶

5才頃。近所の女の子にサザエさんの漫画の面白さを教えてあげたくて、右手に漫画を持って自転車をこいでいたら、車に乗ったその女の子の一家に、サザエさんの本と顔をジロリと見られた。
車は走り去って行って…
私の自転車は兄のお下がりでペンキで緑色に塗られたもの。乗っていてとてもみじめだった。
5才の私はなぜサザエさんが面白いことを知っていたのだろうか。
前後の記憶があいまいで、
姉から手足の爪を深爪にされたり足を踏まれたり、蹴飛ばされたり頭を殴られたり、せっかんを受けていたから?
保育園でもいじめられてたし、ピアノの先生にもいじめられてたから、辛すぎて記憶喪失?
サザエさんの本をくれた大切な人たちとの楽しい記憶が失われている。